JPS63167390A - 複写機用熱定着ロ−ル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、複写機に用いる熱定着ロールに関するもの
で、更に述べると電子複写機用熱定着ロールに関するも
のである。

従来の技術 電子複写機には、着色トナーと樹脂を主成分とする乾式
現像剤を支持体上に加熱定着させるために、熱定着ロー
ルが設けられている。

従来の熱定着ロールは、第２図、第３図に示すように金
属管１の表面に絶縁層２を形成し、その表面に帯状の発
熱抵抗体層３と溝４とを交互にねじ状に形成し、該抵抗
体層３の端部に、はぼ同一レベルにあるスリップリング
５を、又、その余の部分に附着防止層６を形成すると共
に該スリップリング５に集電子７を当接せしめて抵抗体
層３に給電している。

なお、８．９は、ベアリング、矢印Ａ３は、電流の流れ
方向を示す。

発明が解決しようとする問題点 従来例の熱定着ローラでは、スリップリング５の表面と
附着防止層６上の表面とは、同一レベル上に位置するの
で、附着防止層６上の紙Ｐがずれて矢印Ａ６方向に移動
すると、スリップリング５と集電子７との間に侵入する
ことがある。　このように紙が侵入すると、スリップリ
ング５と集電子７との間に火花放電が生じ、紙に着火す
るので火事になる恐れがある。

又、スリップリング５は、溶射により形成されるので、
その表面が凹凸状であり、真円度が悪い。

そのため、スリップリング５は、集電子７と完全に面接
触しないので、給電に悪影響を生じる。　更に、附着防
止層６の形成後にスリップリング５を形成すると、溶射
時に該防止層６が高温に加熱され損傷してしまう。

そこで、附着防止層６の形成前にスリップリング５を形
成するが、このようにすると、附着防止層６形成時にス
リップリング５が加熱され酸化する。

この酸化は、その表面だけにとどまらず、溶射により生
じた孔まで浸透し、その内部をも酸化せしめる。

そのため、抵抗が増大し給電に支障をきたすことになる
。

この発明は、上記事情に謹みスリップリングと集電子と
の間に紙が入らないようにすることを目的とする。

他の目的は、スリップリングの真円度を良くするととも
に、酸化しないようにすることである。

問題点を解決するための手段 この発明は、円筒状の絶縁性支持体の表面に、発熱抵抗
体層を形成し、該抵抗体層の端部にスリップリングを、
又、その余の部分に附着防止層を形成した複写機用熱定
着ロールにおいてスリップリングが、附着防止層より肉
厚の端部を備え、かつ、静嵌合されていることを特徴と
する複写機用熱定着ロールである。

作用 予め、附着防止層側より肉厚の端部を備えたスリップリ
ングを真円に機械加工した後、このスリップリングを発
熱抵抗体層に静嵌合して、附着防止層に前記端部を接続
させる。

附着防止層上の紙がずれてスリップリング側に移動する
と、その紙は、スリップリングの端部に進行方向を規制
されるので、決して集電子とスリップリングとの間に入
ることがない。

実施例 この発明の一実施例を第１図により説明すると、ベアリ
ング１８により支持された金属管１１の表面に絶縁層１
２を形成し、その表面に帯状の発熱抵抗層１３と溝１４
とを交互にねじ状に形成する。

この発熱抵抗体層１３の表面に、フッソ樹脂又は、シリ
コン樹脂をコーテングして附着防止層１６を形成する。

スリップリング１５は、機械加工により真円に形成され
、その外周面の中央部には、集電子１７と当接する凹部
１５ａが形成されている。

又、スリップリング１５の両端部１５ｂ、１５ｃの厚さ
Ｔは、附着防止層１６の厚さより厚く形成され、端部１
５ｂの端面１５ｄは、附着防止層１６より突出している
。

次にこの実施例の作動につき説明する。

集電子１７からスリップリング１５に給電すると、発熱
抵抗体層１３が加熱され、熱定着ロール−Ｈ上の紙Ｓに
熱定着が行われる。

この時、紙Ｓがずれながら回転すると、紙Ｓは、矢印Ａ
２０で示すようにスリップリング１５側に移動しその端
部Ｓ１がスリップリング１５の端面１５ｄに衝突する。

そして、該端面１５ｄにより、その進行方向を規制され
ながら矢印Ａ２１方向に上昇する。

この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、例
えば、円筒状の絶縁性支持体の表面に帯状の発熱抵抗体
層と溝とを交互にねじ状に形成する代わりに、該表面を
発熱抵抗体層で覆っても良い。

この発明は、以上のようにスリップリングが附着防止層
側より肉厚の端部を備えているので附着防止層上の紙が
ずれてスリップリング側に移動すると、該紙は、前記端
部によりその進行方向を規制される。

従って、スリップリングと集電子との間に紙が入ること
がないので、火災の発生を防止できる。　又、スリップ
リングが静嵌合されるので予め、スリップリングを機械
加工により真円に形成しておけば、真円度の良いスリッ
プリングを得ることができる。

更に、附着防止層を形成後スリップリングを静嵌合する
と附着防止層形成時における加熱を受けないので、酸化
することがない。

従って、抵抗値が増大したりすることが無いので安定し
た給電を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の実施例を示す縦断面図第２図は、
従来例を示す平面図、第３図は、第２図のｌ−１１Ｉ線
拡大断面図である。 １２　・・・・・・　絶縁層 １３　・・・・・・　発熱抵抗体層 １５　・・・・・・　スリップリング １５ｂ・・・・・・　端部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）円筒状の絶縁性支持体の表面に、発熱抵抗体層を
   形成し、該抵抗体層の端部にスリップリングを、又、そ
   の余の部分に附着防止層を形成した複写機用熱定着ロー
   ルにおいて、スリップリングが、附着防止層より肉厚の
   端部を備えかつ、静嵌合されていることを特徴とする複
   写機用熱定着ロール
2. （２）発熱抵抗体層は、帯状であることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の複写機用熱定着ロール
3. （３）スリップリングは、その外周面の中央部に凹部が
   形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の複写機用熱定着ロール