JPS6316630B2 - - Google Patents

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JPS6316630B2
JPS6316630B2 JP23975785A JP23975785A JPS6316630B2 JP S6316630 B2 JPS6316630 B2 JP S6316630B2 JP 23975785 A JP23975785 A JP 23975785A JP 23975785 A JP23975785 A JP 23975785A JP S6316630 B2 JPS6316630 B2 JP S6316630B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
differential
case
gear
drive case
shaft
Prior art date
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Expired
Application number
JP23975785A
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English (en)
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JPS62101945A (ja
Inventor
Kojiro Yamaoka
Hidesuke Nemoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK filed Critical KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK
Priority to JP23975785A priority Critical patent/JPS62101945A/ja
Priority to US06/923,118 priority patent/US4781259A/en
Publication of JPS62101945A publication Critical patent/JPS62101945A/ja
Publication of JPS6316630B2 publication Critical patent/JPS6316630B2/ja
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  • Retarders (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は走行車輌において、左右の駆動車軸に
差動回転を与える為のデフギア装置を配置した、
駆動ケースの構成に関するものである。
(ロ) 従来技術 本発明者は特願昭60−104819号に係るミツシヨ
ンを先を出願したが、その駆動ケースは次の様に
構成されていた。
即ち、入力ケース部を延出したデフギアケース
を下向きに開口し、デフギア装置をその開口部よ
り挿入し、該デフギア装置の両端を、デフギアケ
ース左右に装着した車軸ケースで支持し、デフピ
ニオン軸を垂直に軸承する軸受けケースをデフギ
アケース下面に貼設し、最後にケース蓋でデフギ
アケースの底部を密閉していたのである。
この構成によると、ダイキヤスト製デフギアケ
ースのデフギア装置収容部分の金型の抜き方向
は、車軸方向及びデフピニオン軸方向の2方向
で、互いに垂直な方向であるため、精密な鋳型が
とれず、デフギアケースの車軸ケース取付面及び
軸受けケースの取付面には面取り加工を必要とす
る。等の不具合いが有つたのである。
しかも、前述したようにデフギアケースに取付
ける部品が多く、多数のボルト孔の加工を多方向
より加工する必要があり、組付工数も多くなると
いう不具合いがあつたのである。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、駆動ケースをアルミダイカス
ト製にて構成する際に、デフギア装置収容部分の
精密金型の抜き方向を1方向で済むようにして面
取りの加工を不要とし、そのまま鋳物の面で組立
を行なうようにすることで、走行車輌において、
コストに大きな比重を締めていた駆動ケース部分
の、コストを低下させようとするものである。
又、本発明は、駆動ケースを前後に割り型とし
たことを利用して、該部分にデフギア装置やその
他の部品を挟持して組立て可能として組付工数を
削減したものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本発明の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
内部にデフギア装置を配置し、該デフギア装置
のデフリングギア15と噛合するデフピニオン軸
4を、下方のギア3から垂直に入力すべく配置し
た駆動ケースにおいて、デフサイドギア軸を兼ね
る車軸1L,1Rを通過する上下の分割線により
該駆動ケースを前後に分割して、前記デフギア装
置及びデフピニオン軸4を両ケースに挟持させる
と共に、一方のケースに、前記ギア3の駆動用伝
動部材を配置するための空洞部分を有する延出部
2aを形成したものである。
(ホ) 実施例と作用 本発明の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成と、併せて発明
の作用を説明すると。
第1図は本発明の駆動ケースを分割線Pで分割
した状態の後面図、第2図は駆動ケース全体の上
面図、第3図は同じく側面断面図、第4A図・第
4B図はカウンターギア20とカウンターギア軸
の組立状態を示す側面断面図、第5図は本発明の
駆動ケース全体を分解した状態の側面一部断面
図、第6図は他の実施例の分解状態の後面断面図
である。
第2図・第3図にて理解出来る如く、本実施例
の駆動ケースは車軸ケース部を一体形成してあ
り、その車軸1L,1Rの中心を通過する上下の
分割線Pにより前後に分割して、前部駆動ケース
2と後部駆動ケース5に構成し、前部駆動ケース
2より前方へ、その内部を空洞部分に鋳抜いた延
出部2a部分を突出して、先端上面にHST式変
速装置16を載置しているのである。該HST式
変速装置16はポンプ軸とモーター軸が同一軸心
上にあるものでもよいし、またポンプ軸とモータ
ー軸を併設したタイプのものでもよいのである。
第3図においてはポンプ軸22とモーター軸17
が左右に併設されたタイプのHST式変速装置1
6を前部駆動ケース2の延出部2a上に配置した
構成を示している。ポンプ軸22へはVプーリー
21が固設されており、走行車輌のエンジンより
Vベルトにて動力が伝えられているのである。
そしてHST式変速装置16にて前進・後進に
無段変速後の回転が、モーター軸17から前部駆
動ケース2内に伝えられるのである。
前部駆動ケース2の延出部2aの空洞部分内前
部に挿入されたモーター軸17の先端にギア18
が固設されており、該ギア18とカウンターギア
20とが噛合しているのである。カウンターギア
20は前部駆動ケース2の延出部2aの中部付近
に、カウンター軸19により支持されているので
ある。カウンターギア20の他側部分がデフピニ
オン軸4に固設されたギア3に噛合して、モータ
ー軸17の回転を減速の上、デフピニオン軸4に
伝達しているのである。デフピニオン軸4は垂直
に配置されており、上端にピニオンギア4aが刻
設されており、該ピニオンギア4aがデフギア装
置のデフリングギア15に噛合している。
第1図の実施例においては、該デフピニオン軸
4のギア3上方に走行ブレーキ装置の摩擦ピン9
が配置されている。
カウンターギア20を軸支するカウンター軸1
9は次の様にして延出部2aの空洞内に設置され
る。
即ち、延出部2aの上の軸挿入孔38に、深溝
33と浅溝34を設け、カウンター軸19の上端
に突設した係止摘み19aを該深溝33と浅溝3
4のどちらかに嵌装して、カウンター軸19の一
を固定する。
まず、Oリング溝19bにOリング30を嵌装
して、カウンター軸19を上側の軸挿入孔38か
ら挿入し、ギア20の軸受30を通過させた状態
で、係止摘み19aを深溝33に嵌装すると、カ
ウンター軸19の先端は、軸受壁2cの下端から
突出し、Oリング溝19cが露出する。(第4B
図) 次に、Oリング溝19cにOリング31を嵌装
した後、係止摘み19aにて引き上げて行けばO
リング31はOリングガイド面35にガイドされ
て、切れることなく下側の軸挿入孔39内に嵌入
して行く。36は軸受ブツシユである。
そして、Oリング31が軸挿入孔39に嵌装後
に、係止摘み19aを90゜回動させて浅溝34に
嵌入して、カウンター軸19の落下を阻止すべく
係止し、更に、カウンター軸19の抜け止めを、
延出部2a上に載置固定したHST式変速装置1
6の端部を、カウンター軸19の上にまで載置す
ることにより行つている。(第4A図) 走行ブレーキ装置は該摩擦ピン9と回動アーム
10とブレーキアーム軸8とブレーキアーム13
等により構成されている。そして摩擦ピン9も前
部駆動ケース2と後部駆動ケース5の合わせ面に
各半分を支持して、両者の組立ての際にともに組
立て可能としている。
そしてブレーキアーム軸8に固設したブレーキ
アーム13をデフギア装置の外部に突出して、該
ブレーキアーム13を回動することにより、回動
アーム10が回動し、制動解除バネに抗して摩擦
ピン9を押し下げ、ギア3上面にて制動を行うべ
く構成しているのである。
また第1図の実施例においては、デフギア装置
のデフケースを左右の同一形状のケース6,7に
より構成している。デフケース6と7とは全く同
一部品に構成しておくことが、コストの低下とな
るのである。そしてデフピニオン24を支持する
ピニオン軸14を、左右のデフケース6,7の組
立時にデフリングギア15の内側に嵌装すること
により固定しているのである。
デフリングギア15は、従来は一体型に構成さ
れたデフケースの、突設フランジ部分にボルトに
より固定していたのであるが、本実施例では左右
同一型に構成して分割したデフケース6,7の間
の中央部に挟持して、左右のデフケース6,7を
貫通する長ボルト25により締結しているのであ
る。
ピニオン軸14上のデフピニオン24は左右の
デフサイドギア12,11と噛合して、差動回転
を左右の車軸1L,1Rに伝えるのである。該車
軸1L,1Rが左右のデフサイドギア軸を兼務し
ているのである。
第5図においては、本発明の駆動ケースを構成
する主たる部品毎に、分解した状態を示してお
り、前部駆動ケース2と後部駆動ケース5の分割
線Pの合わせ面に車軸1L,1Rとデフギア装置
とデフピニオン軸4と、更にブレーキ装置を具備
する場合には摩擦ピン9を挟持して支持するので
ある。
第6図の実施例においては、駆動ケースを車軸
1L,1Rの中心を通過する上下の分割線Pで2
分割して、前部駆動ケース2と後部駆動ケース5
とするにあたり、前述のブレーキ装置を無くし、
またデフケースを左右等形状とせず、従来型のデ
フケース26を用いた例を示している。
また、第7図の実施例によれば、第1図の構造
のものが前部・後部駆動ケース2,5に半分割の
車軸ケースを一体形成していたのに対し、車軸ケ
ース50,51をパイプ製とし、その内端に、駆
動ケースの分割線Pと合致するように一対の舌片
50a,51aを形成して、前部・後部駆動ケー
ス2,5組立時にボルトにて該舌片50a,51
aが共締めされるようにしている。
第7A図は前記パイプ製車軸ケース50の斜視
図である。
次に第8図の実施例によれば、該各車軸ケース
52,53の舌片52a,53aよりも更に内端
にデフギア装置の左右軸受部52b,53bを一
体形成したものを示す。
第8A図はその斜視図である。第9図は、第7
図、第8図の実施例を上方より見た図である。
第10図は本発明の駆動ケースを前輪駆動型と
して装備した走行作業車である。
(ヘ) 発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、従来の駆動ケースの構造は、下面か
ら、デフギア装置を挿入して左右の車軸ケース、
軸受けケースにて組立てなければ成らず、そのダ
イカスト製の駆動ケースには面取り加工が必要で
あつたのである。これに対して、本発明において
は、デフギア装置を収容する駆動ケースを前後方
向に分割したことにより、駆動ケースの下面に挿
入穴が必要なくなり、両ケースの金型の抜き方向
は1方向だけであるので、デフギア装置及びデフ
ピン軸の各支持部分は面取り加工を必要とせずに
精巧に作り出すことができる。
第2に、デフギア装置及びデフピニオン軸の支
持は、前後の駆動ケース組立時に、同時に両ケー
スに挟持させたので、従来の車軸ケース、軸受け
ケースは不要となり、組立工数が削減されるので
ある。
第3に、前後に分割した一方のケースに形成し
た延出部2aの空洞部分は該ケースの金型の抜き
で同時にでき、従来の密閉用ケース蓋を廃止でき
たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の駆動ケースを分割線Pで分割
した状態の後面図、第2図は駆動ケース全体の平
面図、第3図は同じく側面断面図、第4A図・第
4B図はカウンターギア20とカウンターギア軸
の組立過程を示す側面一部断面図、第5図は駆動
ケースを分解した状態の側面図、第6図は他の実
施例を示す分割状態の後面図、第7図は車軸ケー
スをパイプ製の別体部品として前部駆動ケースと
後部駆動ケースの締め付け時に共締め固定した実
施例の後面分解断面図、第7A図は第7図の車軸
ケースの斜視図、第8図は車軸ケースの他の実施
例を示す後面分解断面図、第8A図は第8図の車
軸ケースの斜視図、第9図は、第7図・第8図の
実施例の場合の駆動ケース全体の上面図、第10
図は本発明の駆動ケースを前輪駆動型として装備
した走行作業車の全体側面図である。 1……車軸、2……前部駆動ケース、2a……
延出部、4……デフピニオン軸、5……後部駆動
ケース、6,7……デフケース、16……HST
式変速装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内部にデフギア装置を配置し、該デフギア装
    置のデフリングギア15と噛合するデフピニオン
    軸4を、下方のギア3から垂直に入力すべく配置
    した駆動ケースにおいて、デフサイドギア軸を兼
    ねる車軸1L,1Rを通過する上下の分割線によ
    り該駆動ケースを前後に分割して、前記デフギア
    装置及びデフピニオン軸4を両ケースに挟持させ
    ると共に、一方のケースに、前記ギア3の駆動用
    伝動部材を配置するための空洞部分を有する延出
    部2aを形成したことを特徴とするデフギア装置
    を配置した駆動ケース構造。
JP23975785A 1985-10-25 1985-10-25 デフギア装置を配置した駆動ケ−ス構造 Granted JPS62101945A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23975785A JPS62101945A (ja) 1985-10-25 1985-10-25 デフギア装置を配置した駆動ケ−ス構造
US06/923,118 US4781259A (en) 1985-10-25 1986-10-24 Axle driving apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23975785A JPS62101945A (ja) 1985-10-25 1985-10-25 デフギア装置を配置した駆動ケ−ス構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62101945A JPS62101945A (ja) 1987-05-12
JPS6316630B2 true JPS6316630B2 (ja) 1988-04-09

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ID=17049468

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23975785A Granted JPS62101945A (ja) 1985-10-25 1985-10-25 デフギア装置を配置した駆動ケ−ス構造

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4932209A (en) * 1988-02-03 1990-06-12 Kanzaki Kokyukoki Mf. Co. Ltd. Axle driving apparatus
US6938718B1 (en) 1988-02-03 2005-09-06 Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. Axle driving apparatus
JP4851404B2 (ja) * 2006-11-10 2012-01-11 Gknドライブラインジャパン株式会社 動力伝達装置
JP4832284B2 (ja) * 2006-12-28 2011-12-07 Gknドライブラインジャパン株式会社 動力伝達装置

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JPS62101945A (ja) 1987-05-12

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