JPS63159543A - タイヤ用すだれ織物 - Google Patents

タイヤ用すだれ織物

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JPS63159543A
JPS63159543A JP61298870A JP29887086A JPS63159543A JP S63159543 A JPS63159543 A JP S63159543A JP 61298870 A JP61298870 A JP 61298870A JP 29887086 A JP29887086 A JP 29887086A JP S63159543 A JPS63159543 A JP S63159543A
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JP
Japan
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tire
cord
elongation
blind
cords
Prior art date
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Pending
Application number
JP61298870A
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English (en)
Inventor
修二 高橋
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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  • Tires In General (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、タイヤのカーカス層に用いた場合にタイヤサ
イドウオール部の不均一性を解消し得るタイヤ用すだれ
織物に関する。
〔従来技術〕
自動車の普及、高速道路の充実とともに空気式タイヤの
ラジアル化は急速に伸展し、現在、乗用車タイヤのうち
約80%が、また、トランク、バス用タイヤのうち約5
0%がラジアル化されている。この理由は、タイヤ周方
向に対し10′〜30°に配列された二層以上のコード
層からなるベルト補強層とタイヤ周方向に対しほぼ90
°に配列された一層以上のカーカス層からなる補強層を
有するラジアルタイヤが、従来のバイアスタイヤに比較
し優れた性能、即ち耐摩耗性、耐高速性、操縦安定性を
有するからである。この近年のラジアル化の伸展に伴い
ラジアルタイヤに対する性能要求も高度化し、特に上記
運動性能のさらなる向上の他、振動、乗り心地といった
居住性の向上、また、タイヤ外観の均一性の向上も大き
な要求となっている。このような要求に対し、アラミド
繊維をカーカス層に用いることで運動性能の向上を試み
る考案がなされている。アラミド繊維は、そのほとんど
が芳香族環とアラミド結合からなり、軽量でかつ高強度
、高モジェラス故に、従来よりカーカスに用いられてい
るナイロン繊維、ポリエステル繊維等の有機繊維に比較
し、タイヤの操縦安定性や高速性の向上が得られる。し
かしながら、本発明者の検討によるとアラミド繊維をラ
ジアルタイヤのカーカス層として用いた場合、アラミド
繊維の高モジェラス性に起因するタイヤ製造上の不都合
が生じ、その結果、タイヤ外観、特にタイヤサイドウオ
ール部の凹凸現象として不均一性の問題が発生する。即
ち、ラジアルタイヤにおいて、カーカス層はタイヤコー
ドすだれ織物をゴムでトッピングした後、コード方向に
対しほぼ直角に裁断された後、裁断されたすだれ織物の
両端部(以下、両耳部という)を数N〜1ay+程度重
ね貼り合わせ、その後にタイヤ成型ドラム上にてドラム
に巻きつけ、カーカス層となる。
従って、タイヤ中のカーカス層には、すだれ織物の両耳
部が重ね貼り合わせられた部分が点在することになる。
この重ね貼り合わせ部(以下、スプライス部という)の
一定荷重時の伸びは、重ねられていない部分の同一荷重
の時の伸びに対し大きく低下するため、タイヤを加硫後
空気を充填した場合、特にタイヤサイドウオール部で伸
度の低いスプライスがへこみ、他の部分のサイドウオー
ル部がふくらむという凹凸現象を生じ、タイヤの均一性
が低下する。このような問題に対し、従来の繊維素材、
即ちポリエステル、ナイロン等をカーカスに用いる場合
、すだれ耳部のコードに熱弛緩処理した伸度の大きいコ
ードを挿入する方法や、すだれ本体部コードより撚り数
を多くし、同様伸度を大きくしたコードを挿入する方法
等が考案されている。しかしながら、アラミド繊維は前
記した如くそのほとんどが芳香族からなる分子構造故に
、熱収縮性はO(ゼロ)であり、上記のような熱弛緩処
理によって高伸度化をはかることが実質的に不可能であ
り、また、分子が剛直で極めて高いモジュラスを有する
ことから、使用可能な範囲で撚り数を上げても伸度の改
善はわずかであり、さらに、大幅に撚り数を上げた場合
、伸度は増大するもののモジュラスが著しく低下するだ
けでなく、すだれ織物にこのような高い撚りのコードを
耳部に挿入した場合、コードがキンクし、すだれ織物の
平坦性を著しく悪化し、作業性を著しく阻害するだけで
なく結果的に平坦性の悪化によりタイヤの均一性も悪化
するという問題がある。
〔発明の目的〕
本発明は、アラミド繊維をラジアルタイヤのカーカス層
に用いた場合の前記不具合を解決し、タイヤのカーカス
層に用いた場合に特にタイヤサイドウオール部の均一性
に優れたラジアルタイヤとなり得るタイヤ用すだれ織物
を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
このため、本発明は、アラミド繊維タイヤコードすだれ
織物の両耳部に、アラミド繊維と66ナイロン繊維又は
ポリエステル繊維とを撚り合わせたコードを挿入してな
り、前記撚り合わせたコードが前記すだれ織物のコード
のl kg時の伸びに対し1.2〜2.0倍の伸度を有
することを特徴とするタイヤ用すだれ織物を要旨とする
ものである。
以下、本発明の構成につき詳しく説明する。
本発明で用いるアラミド繊維タイヤコードすだれ織物と
は、分子構造のほとんどが芳香族環とそれを結合するア
ミド結合からなる引張強度15g/d以上、引張弾性率
300g/d以上のアラミド繊維(例えば、デュポン社
製ケプラー、奇人社製テクノーラ、エンカ社製トワロン
)に20〜50回/10cmの撚りを加えてコードとな
し、タテ糸打ち込み本数20〜70本/ 5 amの密
度ですだれ状に織った織物である。
アラミド繊維とナイロン66繊維またはポリエステル繊
維とを撚り合わせたコードとは、すだれ本体のアラミド
繊維コードの%以下のデニールの少なくとも1本のアラ
ミド繊維束と同様のナイロン66繊維束またはポリエス
テル繊維束にそれぞれ下撚りを加えた後、さらにアラミ
ド繊維下撚りコードとナイロン66繊維下撚りコードま
たはポリエステル繊維下撚りコードを合わせて上撚りコ
ードとしたものである。ここで撚り数は、上記伸度範囲
となるよう適宜設定される。
ここで、ナイロン66繊維またはポリエステル繊維を用
いる理由は、その融点が高いこと、また、通常用いられ
るアラミド繊維の接着処理方法で充分な接着が得られる
ことによる。本発明では、すだれ織物の両耳部にこのコ
ードを2〜10本挿入する。
このコードは、すだれ織物のコードの1 kg時の伸び
に対し1.2〜2.0倍の伸度を有する。1.2倍未満
の場合、スプライス部での凹現象は解消されず、一方、
2.0倍超では伸度が大きすぎるため逆にスプライス部
で凸現象が発生する。従って、1.2〜2.0倍の範囲
の伸びに抑えることが必要である。
以下、実施例を示す。
〈実施例1〉 アラミド繊維としてデュポン社ケブラー1000dを用
い、66ナイロン繊維として840dを、ポリエステル
繊維として1000dを用いた。ケブラー1000dに
所定の下撚りを加えたものを2本準備し、さらに66ナ
イロン繊維840dに所定の下撚りを加えたもの、10
00dポリエステル繊維に所定の下撚りを加えたものを
各々1本準備し、ケブラー1000d下撚りコード2本
と66ナイロン840d下撚りコードを合わせ上撚りを
加え、1本のコードを得た。また、同様にポリエステル
1000d下撚りコード1本とケプラー1000d下撚
りコード2本を合わせ上撚りを加えコード1本を得た。
同様にして撚り数を変えて、種々の伸度を有するコード
を作成した。対比としてケプラー1500dを用い下撚
り数、上撚り数が各々60 X 60.35×35のコ
ードを作成した。これらコードに下記表1に示すエポキ
シ樹脂液を1重量%付着させ、熱処理を施した後、さら
に下記表2に示すレゾルシン・ホルマリンゴムラテック
ス混合液を6重量%付着させ、熱処理を施した。熱処理
時の温度とコードに加えたテンションはいずれも同じで
、下記表3に示す通りである。このようにして得られた
コードaM−gの物性を表3に示す。
表   1 水         85.0 li量部10χNaO
H水溶液      1.0重量部2−ピロリドン  
    10.0重量部5χジオクチルスルホ    
2.0重量部コハク酸ソーダ水溶液 計         100.0重量部(注)シェル社
製、エポキシ樹脂。
グリセロールジグリシジルエーテル。
l−−1 水         50.9重量部 レゾルシン        2.2重量部37χホルマ
リン      3.2重量部lOχNaOH水溶液 
     0.6重量部40χ ビニピリジン・スチレ
ン・         41.7  ff11部ブタジ
ェン共重合ゴムラテックス 計         100.0重量部〈実施例2〉 すだれ本体コードとして、表3のgの未処理コードを用
い、また、すだれ両耳部に表3の3〜gの未処理コード
を各々4本ずつ挿入したすだれ織物A−Gを作成した。
尚、すだれ織物のタテ糸打ち込み本数は、50本/ 5
 ctaである。すだれ織物のヨコ糸は伸度の大きいオ
ルボブラスト社製のオルボブラスト糸を用い、4.0本
151の打ち込みとした。このすだれを実施例1と同様
の熱処理を施した後、ラジアルタイヤのカーカス材とし
て用いた。タイヤサイズは、195/7011R14で
あり、カーカス層は1層とした。得られたタイヤを5V
2JJx14、空気圧1.9 kg/ mにてセットし
、タイヤサイドウオール部の凹凸現象について評価した
。結果を下記表4に示す。
但し、凹凸の評価は次の方法に従った。タイヤサイドウ
オール部に10鳳−φの金属製ローラーを回転させて、
タイヤを1周し、フレ方式で差動トランスを使用して凹
凸度合を評価する。サイドウオール部25m間隔毎に凹
凸差を検出し、タイヤ全周で最も凹凸差が大きい値をそ
のサイドウオール部凹凸値とする。尚、表4の値は10
0本のタイヤの平均値を基準タイヤを100として指数
化したもので、数値の小さい方が、均一性に優れている
ことを示す。以上、表4に示すように、本体コードに対
し1 kg時の伸度が1.2〜2.0倍の範囲にあるコ
ードb、c、eをすだれ耳部に用いたすだれ織物B、C
,Eを用いたタイヤのサイドウオール部の凹凸が他に比
較し、明らかに優れていることがわかる。尚、表4に示
すFのコードは、表3に示す通り、所望の伸度にあるに
もかかわらずタイヤのサイド凹凸現象が低減されてない
。Fすだれを用いたタイヤのスプライス部を解体した結
果、耳部のコード密度が他の部分より密になっており、
それが改善されていない原因である。これは、すだれ織
物を熱処理したときに、耳部コードが本体コードより大
幅に高い撚りのため、耳部コードが前記したようにキン
クを起こし、すだれの平坦性を悪化させたためである。
また、伸度が大きすぎるaコードを用いた場合、スプラ
イス部が凸現象となり、基準に対しむしろ悪化している
。伸度が低いdコードを用いた場合は、はとんど改良さ
れていない。
人−↓ タイヤ評価結果 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、タイヤサイドウオ
ール部の不均一性を十分に解消することが可能となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アラミド繊維タイヤコードすだれ織物の両耳部に、アラ
    ミド繊維と66ナイロン繊維又はポリエステル繊維とを
    撚り合わせたコードを挿入してなり、前記撚り合わせた
    コードが前記すだれ織物のコードの1kg時の伸びに対
    し1.2〜2.0倍の伸度を有することを特徴とするタ
    イヤ用すだれ織物。
JP61298870A 1986-12-17 1986-12-17 タイヤ用すだれ織物 Pending JPS63159543A (ja)

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