JPS6315362Y2 - - Google Patents

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JPS6315362Y2
JPS6315362Y2 JP1982159652U JP15965282U JPS6315362Y2 JP S6315362 Y2 JPS6315362 Y2 JP S6315362Y2 JP 1982159652 U JP1982159652 U JP 1982159652U JP 15965282 U JP15965282 U JP 15965282U JP S6315362 Y2 JPS6315362 Y2 JP S6315362Y2
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JP
Japan
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tapered
lining
lining plate
gantry
plate
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JP1982159652U
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JPS5965006U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主として山止め工事現場などにおい
て、使用される構造構築用のテーパ付覆工板に関
し、特に構台乗入れ部やスロープ部とフラツト部
の境に用いられるテーパ付覆工板に係るものであ
る。
〔従来の技術〕
周知のように山止め工事において、材料の搬
入、搬出用クレーン車、または根切りに際して掘
削した土砂を搬出するためのトラツク等が工事現
場に乗り入れ、可能なように作業構台は一般に次
のようにして構築される。すなわち、山止め工事
と同時に、第1図に示すように複数の構台抗1を
地中に打込み、その上端部にH型鋼等からなる覆
工桁2を横架し、その上に覆工板3を敷き並べて
構台とするもので、この構台の道路側には車輌の
乗入れをし易くするための、やや傾斜した乗入れ
スロープAを形成させると共に、該スロープの道
路側に面した端部には、段差Bを理めるためのス
リ付けコンクリート4を盛りつけている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記従来形の覆工板を用いたスロー
プは、第1図からも明らかなように段差Bの距離
(高さ)が大きければ大きいほど、前記スリ付け
コンクリート4の長さLは長くなり、それだけ道
路側を占拠する面積が増えてしまう。
近年、都市あるいはその周辺部においては、敷
地面積一杯に構造物が建てられることが多く、こ
の場合、構台の一部である車輌乗入れ用のスリ付
け部4が道路に大きく迫り出していると、それ自
体不都合で交通を妨げるばかりか、コンクリート
の盛りつけに余分の手間と資材を要する等、決し
て好ましいものではなかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記のような難点を解消させようと意
図したもので、前述のように従来型の覆工板を敷
設したときに生ずる段差に着目し、その高さを小
さくすることが出来れば、必然的にスリ付けコン
クリート部分も小さく、かつ小面積にできること
を見出して、本考案を完成させたものである。
すなわち、本考案のテーパ付覆工板は水平方向
に密に並べた複数個のH型鋼の各フランジ部分を
溶接して覆工板本体となし、該本体の左右両側部
における下部フランジ並びに隣接するウエブを前
方を深く、後方を浅くして順次切落してテーパ状
の凹陥部を形成させ、該凹陥部の上面を受座とし
たものである。
本考案のテーパ付覆工板は単に道路側における
車輌の乗入れ部ばかりでなく、これを第1図に示
すスロープ部Aと平坦部Cとの境にも用いること
ができ、この場合にも従来法に較べ、車輌の乗り
移りを円滑ならしめ、しかも構台そのものの組付
けを簡便にすることができる点で、寄与度が高
い。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例について具体
的に説明する。
第2〜5図は一実施例を示すもので、複数本の
H型鋼10を水平方向に密に並べて溶接固着し
て、本体11を形成させる。本体11の片面を底
板12とし、反対面を底板13とすると、天板1
2と底板13との間には次のような補強リブを取
付ける。すなわち、この種の構台にはクレーン車
等の重荷重車輌が乗入れるので、それに応じた強
度とする必要がある。そのため、一例として覆工
板本体の接合部左右端面に横方向の補強リブ14
を取付けると共に、縦方向にも中央部と左右両側
にそれぞれ符号15で示す補強リブと、端面閉塞
板兼補強板16を配設する。そして、覆工板本体
11の左右両側部における下部フランジ10a並
びに隣接するウエブ10bを前方を深く、後方を
浅くして順次切落し、テーパ状の凹陥部17を形
成させ、この凹陥部の上面を受座18とする。な
お、本体11の正背面および端面板21を溶接し
て開口面を塞ぐと同時に補強にも役立たせる。ま
た受座18の下面にはゴムまたは合成樹脂板等か
ら成る滑り止め用の摩擦パツド22を貼付けると
共に、天板側には、本体11を吊下げるための透
孔23を穿設しておく。
上記実施例に示す覆工板は各種の使い方がある
が、その一例を第6〜7図に基づいて説明する。
同図に示すものは構台における道路側の側端部に
敷設した事例であつて、構台を構成する縦桁2の
間に本体11の左右両端面に設けた受座18,1
8を架け渡す。すなわち、受座の下面に形成され
た凹陥部17,17を縦桁2,2に嵌め込んで固
定した後、それに連ねて通常の覆工板3を常法に
従つて敷設して構台面を形成させる。なお、本体
11の上面に設けられた透孔23は、覆工板をク
レーン等で吊上げる際にそのフツクを引掛けるた
めの孔で、覆工板の搬入、搬出時に使用する。同
図に明示したように前記実施例の覆工板は、縦桁
2に架け渡す両側部においてテーパ状の凹陥部が
形成されているので、架け渡した後の覆工板の上
面、すなわち天面12の面は縦桁に対して斜めの
スロープ面となり、したがつて、地面との間の段
差B′は、従来型の覆工板を敷設したときの段差
Bに較べて小さくなる。その結果、覆工板の外側
端面に盛りつける必要のあるスリ付けコンクリー
ト4aの嵩も、在来法(符号4参照)の場合より
も遥かに小さくなり、符号L′で示すとおり、在来
の長さの1/2で足りるほど狭小なコンクリートで
よいことになる。
また本考案の覆工板11を第8〜9図に示す如
く構台におけるスロープ部Aとフラツト部Cとの
境に使用したときは、車輌の乗り移りが円滑に行
えると共に、ホイールベースの低い車輌の乗り入
れが可能となる等の効果を発揮する。すなわち、
第10図は従来型の覆工板3を用いて、前記乗り
移り部を形成させた場合であるが、前記と同様な
理由から、比較的大きな段差Dが生じ、そのため
この部分にアスフアルトなどで断面三角形状のス
リ合せ部5を設けざるを得なかつた。これに反
し、本考案の覆工板11を使用するときは、スロ
ープ部の縦桁2は斜めに架設されているので、覆
工板の上面は水平に近くなつて、フラツト部Cへ
の移行が円滑となり、段差が生じない。更に、ま
た第9図のように縦桁2,2を架設するに当つて
両者が大引桁6上において互いに突き合せとなる
よう配設した上で、その上面に本考案の覆工板1
1,11を先端部(高さの低い方の端面部)が衝
突し合うように敷設したときは、スロープ部Aと
フラツト部Cとの乗り移り面の高さを符号Eで示
す分だけ低くすることができる。その結果、ホイ
ールベースの低い車輌(クレーン車等に多い)が
乗り入れた場合でも、乗り移りが可能となる。従
来法の構台にあつては、前記E部分が突出してい
たため、前記のような車輌はホイールベースが当
つてしまい、その面での制約を免れなかつたが、
本考案によればかかる不都合を解消しうる効果が
ある。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように、本考案のテーパ付
覆工板を用いて作業用構台を構築した場合には、
道路側端部における段差を大幅に引下げることが
できるので、スリ付けコンクリートの嵩を小さく
することが可能となるばかりか、覆工板本体にお
けるH型鋼の接合部が車輌の乗入れ方向と直交す
るので、車輌のスリツプを防止し、車輌乗り入れ
を円滑ならしめる効果がある。また本考案の覆工
板を構台におけるスロープ面とフラツト面の境に
用いたときには、その部分の段差がなくなり、し
たがつてアスフアルト等のスリ合せ部材を別途に
設ける必要がなく、しかもスロープ部とフラツト
部の稜線の高さを低くすることができる等、この
種の構台における有用性を高めることができる点
で新規な工業的効果を発揮する。
さらに、本考案のテーパ付覆工板はH型鋼を素
材とし、受座の下面に形成された凹陥部を縦桁に
嵌め込んで固定するので、強度が高くぐらつき、
横ズレがなく安全な構台を構築することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来型の覆工板を用いた構台の断面
図、第2図は本考案の第1の実施例を示すテーパ
付覆工板の平面図で、一部を切欠いて示した。第
3図は同上斜視図、第4図は第2図の−線に
おける縦断面図、第5図は同上拡大側面図、第6
図はその使用状態を示す斜視図、第7図は構台の
道路側の側端部に敷設使用した場合を示す説明
図、第8〜9図は構台のスロープ部分とフラツト
部分の境に敷設使用したときの説明図、第10図
は従来型の覆工板を構台のスロープ部とフラツト
部の境に敷設使用したときの状態を示す断面図で
ある。 10……H型鋼、10a……フランジ、10b
……ウエブ、11……テーパ付覆工板、12……
天板、13……底板、14,15……補強リブ、
16……端面閉塞板兼補強板、17……凹陥部、
18……受座、19……前板、20……背板、2
1……端面板、22……摩擦パツド、23……透
孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 水平方向に密に並べた複数個のH型鋼の各フ
    ランジ部分を溶接して覆工板本体となし、該本
    体の左右両側部における下部フランジ並びに隣
    接するウエブを、前方を深く、後方を浅くして
    順次切落してテーパ状の凹陥部を形成させ、該
    凹陥部の上面を受座としたことを特徴とするテ
    ーパ付覆工板。 2 覆工板本体の接合部左右端面には横方向の補
    強リブが取付けられている実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のテーパ付覆工板。 3 受座の下面には摩擦パツドが取付けられてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のテーパ
    付覆工板。
JP15965282U 1982-10-23 1982-10-23 テ−パ付覆工板 Granted JPS5965006U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15965282U JPS5965006U (ja) 1982-10-23 1982-10-23 テ−パ付覆工板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15965282U JPS5965006U (ja) 1982-10-23 1982-10-23 テ−パ付覆工板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5965006U JPS5965006U (ja) 1984-04-28
JPS6315362Y2 true JPS6315362Y2 (ja) 1988-04-28

Family

ID=30351370

Family Applications (1)

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JP15965282U Granted JPS5965006U (ja) 1982-10-23 1982-10-23 テ−パ付覆工板

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CN106758852A (zh) * 2017-02-21 2017-05-31 浙江浙耀建设集团有限公司 横跨基坑围护对撑梁的栈桥施工工艺

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JPS5965006U (ja) 1984-04-28

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