JPS6315042A - 空冷式冷凍装置の高圧制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、空冷式冷凍装置に使用する高圧圧力または
凝縮温度の制御装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は従来のこの種制御装置の系統図で、図において
、１は空冷式冷凍装置を示し、２は機枠、３は圧縮機、
４は空冷式凝縮器、５は受液器である。６は圧縮機３へ
冷媒を供給する吸入管、７は圧縮機３と凝縮器４とを接
続した吐出管、８は凝縮器４と受液器５を接続した液管
、９は送風機を示し、これらがキャビネット１０内に収
納されている。１１は凝縮器４と受液器５の液管８に接
続した凝縮圧力調整弁、１２は吐出管７と受液器５間に
接続したバイパス管７ａに設けた差圧弁である。また、
１３は絞り装置、１４は蒸発器で、上記空冷式冷凍装置
１と共に冷凍サイクルが構成される。

上記のように構成した空冷式冷凍装置は、圧縮機３から
吐出された冷媒ガスは吐出管７より凝縮器４へ入り、こ
こで液冷媒となって受液器５へ液冷媒が貯えられる。ま
た、液管８に凝縮圧力調整弁１１とバイパス管７ａに差
圧弁１２が各々設けられているので、凝縮器４の高圧圧
力が所定の圧力以下になると凝縮圧力調整弁１１は流量
が低下し、凝縮器４へ液冷媒を貯めて高圧圧力を維持し
ようとするものである。また差圧弁１２は凝縮圧力調整
弁１１の流量低下に伴って受液器５への冷媒供給が不足
して受液器５での圧力が低下するのを防ぐために所定の
差圧力で差圧弁１２は開いて吐出ガスの一部を受液器５
へ供給し、該受液器の圧力を維持するものである。なお
、凝縮圧力調整弁１１は米国スポーラン社製ＯＲＪ型パ
ルプ、差圧弁１２は同じく米国スポーラン社製ＯＲＤ型
などにより凝縮圧力制御装置として販売されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の凝縮圧力調整弁１１は凝縮圧力を所定の値に一旦
設定すると、この設定値以下にならないように制御する
が、設定値を変更したい場合にはその都度、凝縮圧力調
整弁１１の調整機構（図示せず）を調整するか、異なっ
た設定値の複数の凝縮圧力調整弁を電磁弁などで回路の
切換を行なうことが必要であった。このため、冷凍装置
の運転状態に応じて高圧制御の設定値を変えることは困
難であり、たとえ実施しても不経済であった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、冷凍装置の運転条件に応じて凝縮圧力の変更
に際して凝縮圧力調整弁を調整し直す必要のない空冷式
冷凍装置の高圧制御装置を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る高圧制御装置は、凝縮圧力調整弁として
比例制御式電磁弁を凝縮器と受液器との液管の途中に設
け、凝縮圧力の設定をコントローラにより比例制御式電
磁弁を任意に設定するものである。

〔作　用〕

この発明にお、ける高圧制御装置は、冷凍装置の圧縮機
からの吐出ガスを用いたホットガスデフロスト運転、給
湯器への加熱運転、暖房用熱交換器を加熱する暖房運転
などにおいて設定圧力を高くするために除霜信号が入る
とコントローラの設定圧力を変更し、設定圧力と運転圧
力の差により比例制御式電磁弁の開度を変えることがで
きる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はこの発明による空冷式冷凍装置の系統図を示し、符
号１〜１０および１２〜１４は第３図に示した従来の装
置と同一である。１５は凝縮器４と受液器５とを接続し
ている液管８の途中に設けた比例制御式電磁弁で、１６
はこの電磁弁１５を制御するコントローラである。１７
は高圧圧力を検知してコントローラ１６へ信号を入力す
る圧力検知器、１８は除霜信号や暖房信号などによりコ
ントローラ１６の設定圧力を変更するための運転条件信
号入力部である。

上記のように構成した空冷式冷凍装置は、運転条件が変
化してデフロスト運転を開始した場合、あるいは給湯器
への加熱を開始した場合などには高圧圧力の設定を高く
するために運転条件信号入力部１８に除霜タイマ（図示
せず）からの除霜信号が入ると、コントローラ１６の設
定圧力を変更し圧力検知器１７により設定圧力と運転圧
力の差により比例制御式電磁弁１５の開度を変更させる
ことができる。

第２図は圧力設定変更の例を示すタイムチャートで、横
軸に時間、縦軸に圧力を示し、通常運転中の設定圧力か
ら除霜運転中の設定圧力に変更し、除霜終了後は再び通
常の設定圧力に戻る例である。

なお、実施例では高圧圧力の検知を圧力検知器１７によ
り行なったが、その他、サーミスタなどの安価な検知器
により圧力の代りに凝縮温度検知器で行なっても上記同
様の作用が得られる。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明によれば、凝縮器と受液器
との液管に比例制御式電磁弁を設けたので、冷凍装置の
運転状態に応じて任意の設定圧力に変更できると共に、
除霜運転の時間短縮や給湯器の加熱時間の短縮が行なえ
、また通常の冷凍運転では設定圧力を下げた経済運転が
可能となる。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明の一実施例による空冷式冷凍装置の系
統図、第２図は設定圧力の変化状態を示すタイムチャー
ト、第３図は従来の空冷式冷凍装置の系統図である。 ３・・・圧縮機、４・・・空冷式凝縮器、５・・・受液
器、７・・・吐出管、７ａ・・・バイパス管、８・・・
液管、１２・・・差圧弁、１５・・・比例制御式電磁弁
、１６・・・フントローラ、１７・・・圧力検知器、１
８・・・運転条件信号入力部。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 圧縮機、空冷式凝縮器、受液器およびこれらを吐出冷媒
   管、液冷媒管により接続した空冷式冷凍装置において、
   上記凝縮器と受液器との液冷媒管途中に凝縮温度または
   圧力により作動する比例制御式電磁弁を設け、この電磁
   弁により調整する高圧圧力を冷凍装置の運転条件に応じ
   て設定圧力を可変することを特徴とする空冷式冷凍装置
   の高圧制御装置。