JPS63144111A - 化学量論組成ムライト超微粉末の製造方法 - Google Patents

化学量論組成ムライト超微粉末の製造方法

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JPS63144111A
JPS63144111A JP28772186A JP28772186A JPS63144111A JP S63144111 A JPS63144111 A JP S63144111A JP 28772186 A JP28772186 A JP 28772186A JP 28772186 A JP28772186 A JP 28772186A JP S63144111 A JPS63144111 A JP S63144111A
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JP
Japan
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mullite
sol
silica
boehmite
ultrafine powder
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JP28772186A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Somiya
宗宮 重行
Tokuji Akiba
秋葉 徳二
Jii Emu Yuu Isumaeru Emu
エム・ジー・エム・ユー・イスマエル
Zenjiro Nakai
中井 善治郎
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Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Chichibu Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は理論密度の99%以上に焼結する高純度で化学
量論組成ムライト超微粉末の製造方法に関するものであ
る。
〔従来技術とその問題点〕
ムライトは3  Ajl!z(h  ・25iOz (
A l z(h/SiO□モル比=1.5)で示される
ケイ酸アルミニウムセラミックスの主要結晶相である。
最初のムライト平衡状態図は1924年ポーエン(Bo
wen) とブリーフ(Greig)によって提案され
た。(”The systemAj!zO,−5iO2
” 、 Journal of American C
eramicSociety 7 (1924) 23
8 )彼等により、ムライトは1810°Cで分解溶融
し、3 Af□0.・2SiO□(71,8wt% A
 f、ol 、 28.2−t%5iOz)の化学組成
をもつ化合物である、と報告された。それ以来、A2□
0.−5iO,系状態図に関して、とくにムライトの溶
融が完全(congruen t)型か分解(inco
ngruent)型かで多くの反論が出されている。
ムライトの完全溶融と分解溶融の両方について説明した
のは、アクセイ(AKsay)とパスタ(Past□が
最初で、安定な平衡条件では1828±10°Cで分解
溶融し、その安定固溶範囲は1753°C以下では70
.5〜74.0wt%Aizos 、1813°Cでは
71.6〜74.Owt%A2□03であることを示し
た。
(”5table and metastable e
quilibria in thesystem 5i
02−A120.’ 、 Journal of Am
ericanCeramic  5ociety、  
5 8  (1975)501   )彼等は、SiO
□が規則正しく配列したムライト(SiO□−orde
red Mullite)は約1880″Cで完全溶融
し、その固溶範囲は約77wt%A i!、、0.まで
拡大すること、およびSin、が不規則に配列したムラ
イト(SiOz−disordered Mullit
e)は約1900°Cで完全溶融しその固溶範囲が約8
3−tχまで拡大することを見い出した。
アルミナ含有量の高いムライト(74wtχへ120゜
以上)は、液相が存在する場合にのみ生成すること、お
よび円柱状の形態を呈することがリスバッド(Risb
ud)とバスタ(Pask)によって観察されている。
(Journal of American Cera
mic 5ociety 。
゛液相の存在しない状態で生成されるムライトの微細構
造は等軸状である。合成ムライト粉末中に遊離シリカが
存在すると、焼結中に液相が生成し、高温での機械的性
質に影響する。
ムライトはこれまで化学工業磁器や耐火物等に利用され
てきたが、近年エレクトロニクス産業ではアルミナをし
のぐセラミック基板材料として、また高温での機械的特
性や化学安定性、クリープ抵抗性、熱衝撃抵抗性に優れ
ることから窒化けい素や炭化けい素と共に高温構造用セ
ラミックスとして有望視されている。
従来、ムライトはカオリン(Af□03  ・SiO□
・H2O)とアルミナの混合物あるいはアルミナとシリ
カの混合物を粉砕、焼成して製造されてきた。この場合
、アルミナとシリカの各成分の均一混合や微粉砕が難し
い。
また前記混合物のムライト化条件は、成分の均質度ある
いは粒子のサイズによって異なるが、1400°Cの焼
成でも検出可能な程度のムライト量しか生成されず、完
全なムライト化には1700°C以上の温度で長時間処
理する必要がある。
この方法で合成したムライトは一般に粒子が粗いため焼
結しにくい。また組成も化学量論比から若干ずれること
が多く、クリストバライトのような第二相が、粒界層や
三重点に液相を形成するため高温での強度、クリープが
劣化するといった問題点もある。
近年、微細構造が制御され、しかも物理的性質の優れた
ムライトセラミックスを、高純度で微細な粉末から製造
しようとする活発な研究が行なわれている。例えばアル
ミニウム・n−ブトキシドとテトラエトキシシラノール
等、高価なアルミニウムやシリコンのアルコキシド化合
物から高純度ムライト微粉末を合成する方法が開発され
ている。
しかし、この方法には、 (1)少量の製品を得るのに、高価な有機原料を比較的
多量に使用する。
(2)共沈物のA l /Si比率を正確に制御するこ
とが難しい。
(3)各工程に長時間を要する。
等の問題点があって、経済性に優れた工業的製法とは言
えない。
〔発明の目的〕
本発明は、上記の問題点を解決すると同時に、焼結性、
焼結体特性に優れた高純度で化学量論組成のムライト超
微粉末の製造方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らはゾル−ゲル法により、ベーマイトゾルとア
モルファスシリカの酸性(p)12〜3)分散液をA1
zOi/5iOzモル比が1.5になるように混合する
ことによって化学量論組成ムライトの合成に成功したも
のである。
第1図に示すように、酸性状態のアモルファスシリカ分
散液はpH2〜3で安定である。この範囲を外してpH
が増減してもシリカのゲル化は短時間のうちに起こる。
ベーマイトゾルも同じpH範囲で安定であり、これら2
成分の分子レベルでの均一混合が可能である。アモルフ
ァスシリカ分散液のpHが増加しても減少しても、早期
にゲル化がおこり、不均一なアルミナとシリカの混合物
しか得られない。不均一な混合物から生成したムライト
は、焼結時に液相を生成し、柱状の微細構造を呈する。
液相が存在しないと、焼結ムライトの微細構造は等軸状
を呈する。pHをベコントロールしたベーマイトゾルと
アモルファスシリカゾルから生成したムライトゾルをp
H3以下でゲル化し、その後乾燥。
粉砕、仮焼することによって化学量論組成ムライト超微
粉末が得られる。
本発明では、反応性の高いベーマイト <r−A100
H)ゾルを用いるのが特徴で、通常のジブサイド(A 
l zOz−3HzO)から成るアルミナゾルでは、ジ
ブサイドが安定な構造をとるため、シリカ成分との反応
性が低く、極めて高温度に長時間保持しても未反応のシ
リカやアルミナが残存して、高純度のムライトを製造す
ることができない。
ベーマイトゾルは、ベーマイト分散液を加熱しながら硝
酸、塩酸等の無機酸や酢酸等の有機酸を適量加え、解膠
(peptization)することによって得られる
。またスピネル型欠陥構造をとるガンマ−アルミナ(r
  A p< 20いを前記の酸で解膠することによっ
ても、反応性の高いベーマイトゾルを得ることができる
アモルファスシリカについてはとくに限定しないが、反
応活性の高いコロイダルシリカやシリカ超微粒子が好ま
しい。コロイダルシリカは比表面積の大きな多孔質のシ
リカ粒子から構成されている。シリカ超微粒子には、湿
式法で製造されるホワイトカーボン(white ca
rbon)や乾式で製造されるヒ5ニームシリカ(fu
med 5ilica)がある。
ベーマイトゾルとアモルファスシリカ分散液(pH2〜
3)をA 12 zo3/5iOzモル比がムライト化
学量論組成の1.5になるように混合し、この混合液を
pH2ないし3に維持・しながら反応させ、更に生成し
たムライトゾルをpH2まで加熱濃縮する。
pH2ないし3の範囲は前述のとおりベーマイトゾルお
よびシリカゾルの安定領域であり、アルミナとシリカの
2成分を分子オーダーで均一に混合し、ムライトゾルを
生成するには不可欠な条件である。
混合ゾルのpH値を2〜3に限定した理由は、この範囲
において生成するゲル組成が化学量論的に均質となると
共に、ゲル容積が極小となって取扱い易くなるためでも
ある。pti値が3を越えると、化学組成の均質度が落
ち化学量論比からはずれるため、ムライト粉末中に過剰
のシリカが残存し、焼結時に液相を生成する結果となる
このように生成したムライト組成のゲルを100゛C以
上の温度で乾燥してから、そのあとコンタミネーション
に留意しながらボールミルやアトリンジョンミル等の粉
砕装置で微粉化する。
得られたムライトゲル粉末を大気雰囲気中で1300°
Cないし1450°Cで仮焼するか、あるいは高温高圧
下で水熱処理することによって結晶化し、その後必要に
応じて微粉砕することによって、微細で焼結性に優れた
化学量論組成ムライト超微粉末が生成する。
本発明により得られたムライト粉末は極めて高い純度を
有し、ムライト単一組からなっている。
X線回折法より求めた結晶子径は、25ないし35nm
と微細であるから焼結性にも優れ、1600°C以下の
温度でも理論密度の99%以上の高密度焼結体が容易に
得られる。
なお、本発明で開示した方法を、ムライト以外のケイ酸
アルミニウム例えばシリマナイト(A l zOa−5
jOz)やゲルマニウム酸アルミニウム等にも適用が可
能であり、本発明は高価な有機質原料を用いない経済的
にも優れた製法である。
〔実施例] 以下、実施例について述べる。
コロイダルシリカ(日本シリカニ業社製、 N1psi
lE220A、SiO□−92,4ivt%、Aff□
03−o、5會t%。
Ig、 1oss 6.Owt%)を蒸留水に入れp)
16で分散した。
第1図に示したように、pH6ではコロイダルシリカは
短時間でゲル化する。これを防ぐため分散液を無機酸の
硝酸(IINO,)でpHを2ないし3にしたところシ
リカ分散液は安定化した。
これに市販のガンマアルミナ(昭和軽金属社製、U A
−5605、A 1 z03−97.4wt%+ Ig
、1oss 1.7wt%)を80゛C以上の温度で水
和させ、硝酸で解膠(かいこう)させて8周製したベー
マトソ゛ルを、A2□0. /SiO□のモル比が1.
5となるように加えた。
生成したムライトゾルのpHは3以下で、これをpH2
でゲル化するまで濃縮した。こうして得られたゲルを乾
燥、粉砕後1400°Cで1時間仮焼した。
以上の方法で合成したムライト粉末のX線回折図を第2
I7Iにおいて(A)で示したが、比較のためp)16
のコロイダルシリカ分散液を用いて同様に合成したもの
のX線回折図を第2図において(B)で示した。
pH6のコロイダルシリカ分散液を用いたムライトの場
合、即ち、(B)の場合2θが16ないし25度でブロ
ードなピークが観察された。これは遊離シリカに起因す
るものである。
一方、pH2ないし3のコロイダルシリカ分散液を用い
たムライトの場合、即ち(A)の場合、ブロードなピー
クは観察されず、アルミナとシリカが均一に混合され、
ムライト単一組のみで構成されていることが推察される
。いずれのピークもムライトのもので、結晶子径は30
nIl(ナノメータ)であった。
第2図に示した、合成ムライト粉末を1650°C11
時間焼成して得られた焼結体(対理論密度比99%以上
)の微細構造を第3図に示した。
この電子顕微鏡写真を見ると等軸状の結晶から構成され
ており、柱状あるいは針状の結晶は観察されなかった。
また、1650’Cで3時間焼成後急冷した焼結体の粒
界および三重点を観察したが、ガラス相はなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図はコロイダル(アモルファス)シリカゾルのpH
(!と安定性(ゲル化時間)の関係を示し、第2図は合
成ムライト粉末のX線回折図(A:p82〜3のシリカ
ゾル使用、B:pH6のシリカゾル使用)を示し、第3
図は実施例で述べた合成ムライト粉末(第2図−A)を
1650’Cで1時間焼成して得られた焼結体(サーマ
ルエツチング面)の電子顕微鏡(SME)写真を示すも
のである。 特許出願人 秩父セメント株式会社 同  代理人 服  部  修  − 第    1    図 pH 第    2L/l 第6図 手続補正書(方式) 昭和62年3月19日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ベーマイトゾルとpH_2ないし3のアモルファスシリ
    カの酸性分散液をAl_2O_3/SiO_2モル比が
    1.5になるように混合し、この混合液のpHを2ない
    し3に維持しながら反応させ、更に生成したムライトゾ
    ルをpH2まで加熱濃縮することによってゲル化するこ
    とを特徴とする化学量論組成ムライト超微粉末の製造方
    法。
JP28772186A 1986-12-04 1986-12-04 化学量論組成ムライト超微粉末の製造方法 Pending JPS63144111A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992019570A1 (en) * 1991-04-26 1992-11-12 Vista Chemical Company Process for preparing mixed oxides
JP2010228456A (ja) * 2010-05-25 2010-10-14 Dainippon Printing Co Ltd 熱転写受像シート

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