JPS63143123A - バラ物荷役装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、船舶から陸上へバラ物を荷揚するバラ物荷役
装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来のバラ物荷役装置は第５図に示す如く、船舶１が接
岸される岸壁２に岸壁の略全長に亘ってレール３及び水
平コンベア４が敷設され、該レール３上をアンローダ５
が走行し得る様配設され、アンローダ５で荷揚げしたバ
ラ物は水平コンベア４へ移載される様になっている。該
水平コンベア４の終端近傍にはビンローダ６が設置され
、水平コンベア４で運搬されたバラ物は通常のベルトコ
ンベアを傾斜せしめたビン送りコンベア７を介してビン
ローダ６に搬入される様になっている。

［発明が解決しようとする問題点］ 然し、上記した従来のものでは、水平コンベア４が岸壁
２の略全長に亘って設けられた為、岸壁を他の用途に利
用できない。又、機長が長いので高価である。更に、ビ
ン送りコンベア、ビンローダの設置スペースも必要であ
り、バラ物荷役装置を設備するには多大なスペースを必
要とする、等の問題がある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、バラ物貯蔵ビンを備え必要に応じてバラ物を
切出し得るバラ物貯蔵分配部と水平に延びるコンベア及
び該コンベアからのバラ物を持上げバラ物貯蔵ビン上部
より投入せしめるリフティングコンベアを備えたバラ物
搬入部から成るバラ物中継装置を岸壁に沿って走行可能
に配設し、船舶よりバラ物を荷揚げし、該バラ物を前記
水平コンベアに移載し得るアンローダをバラ物中継装置
に対して相対移動且岸壁に沿って移動可能に設けたこと
を特徴とするものである。

［作　　　用］ バラ物はアンローダで船舶より荷揚げされて、バラ物搬
入部に移載され、更にバラ物貯蔵分配部へ貯蔵される。

この荷揚げ作業で、アンローダのバラ物中継装置に対す
る相対移動で荷揚げ作業ができる場合は、アンローダの
みの移動で、更に広範囲の作業を行う場合はアンローダ
、バラ物中継装置を共に移動させて荷揚げ作業を行う。

［実　施　例コ 以下図面を参照しつつ本発明の詳細な説明する。

岸壁２に沿って広幅のレール１０及び該広幅レール１０
の内側に狭幅のレール１１を敷設する。該広幅レールＩ
Ｏと狭幅レール１１に掛渡って、バラ物中継装置１２を
走行可能に軌乗せしめると共に広幅レール１０にはアン
ローダ１３を走行可能に軌乗させる。

前記バラ物中継装置１２はバラ物搬入部５９とバラ物貯
蔵分配部６０から成る。

更にバラ物貯蔵分配部６０は以下の構成である。

門型の走行フレーム１４を４組の車輪ユニット１５を介
して広幅レール１０に軌乗せしめ、車輪ユニット１５の
１の車輪１６を走行モータ１７によって駆動し得る様に
する。又、走行フレーム１４には位置固定の為のレール
クランプ３２を設ける。前記走行フレーム１４の上部に
ビン支持フレーム１８を立設し、該走行フレーム１４及
びビン支持フレーム１８により上方よりバラ物振分装置
１９．３組の上部ビン２０．２１，２２、該上部ビン２
０，２１．２２にシュート２３．２４．２５によって接
続される下部ビン２６゜２７．２８を支承せしめる。下
部ビン２Ｌ２７．２８それぞれには伸縮可能なシュート
２９．３０．３１を垂設する。尚、上部ビン２０，２１
．２２の排出口、下部ビン２Ｂ、２７．２８の排出口に
は図示していないがゲート弁が設けである。

前記バラ物振分装置１９は、中央の上部ビン２１に連通
ずる枝シュート３３と、両側の上部ビン２０゜２２に連
通する投下口３４．３５を有する振分はシュート３６を
具備し、両シュート３３．３８とバラ物受口３７との連
通状態はバタフライゲート３８によって切換える様にし
、振分はシュート３６の内部に両投下口３４．３５に掛
渡る振分はコンベア３９を設ける。

次に、バラ物搬入部５９を説明する。

前記走行フレーム１４よりレールと平行に水平方向にコ
ンベアフレーム４０を延出せしめ、コンベアフレーム４
０先端に脚４１を設け、脚４１の下端には狭幅レール１
１を転勤する車輪４２を設けている。該コンベアフレー
ム４０にその全長に亘って水平コンベア４３を設け、又
コンベアフレーム４０の基部には前記ビン支持フレーム
１８に沿って直立するリフティングコンベア４４を設け
る。該リフティングコンベア４４の下部、上部にはそれ
ぞれ水平部４５．４８が設けられ、下水平部４５は前記
水平コンベア４３の基部とオーバーラツプし、上水平部
４６は前記バラ物受口３７に接続されている。

更に、リフティングコンベア４４は主コンベア４７とカ
バーコンベア４８とから成り、主コンベア４７はコンベ
アベルトの両縁にアコーディオン状の縁帯を有し、又両
側縁帯間にコンベアベルトの長手方向に所定のピッチで
仕切が設けられており、両側縁帯と仕切で画成される升
の中にバラ物を保持する様になっている。カバーコンベ
ア４８は主コンベアの直立部でバラ物が落下しない補止
コンベアの直立部を覆うものである。

前記アンローダ１３は水平コンベア４３を跨ぎ広幅レー
ルｌＯに走行自在に軌乗している。

該アンローダ１３を略述すると、走行台車４９が前記し
た車輪ユニットと同様の構成の車輪ユニット５０を介し
て広幅レール１０に軌乗し、走行台車４９の上面には旋
回フレーム５１を旋回輪５２を介して旋回可能に設ける
。旋回フレーム５１にはブームコンベア５３とバランス
ブーム５４が平行リンク構成で取付けてあり、ブームコ
ンベア５３とバランスブーム５４の先端には掬上げ装置
５５を設ける。該掬上げ装置５５は無端状の掬上げベル
トによりバラ物を連続的に掬上げる様になっており、掬
上げられたバラ物はブームコンベア５３を経て、旋回中
心にある投下シュート５６に搬送される様になっている
。該投下シュート５６は前記水平コンベア４３の直上に
位置しており、ブームコンベア５３からのバラ物が正し
く水平コンベア４３に投下される様案内している。

尚、図中５７はアンローダ１３を固定するレールクラン
プ、５８はバラ物運搬船である。

次に、上記バラ物荷役装置の作動を第４図を併用しつつ
説明する。

先ず、バラ物運搬船５８の船倉Ａ、Ｈのバラ物を荷揚げ
する場合、アンローダ１３、バラ物中継装置１２を共に
図中左方へ移動させレールクランプ３２．５７によって
アンローダ１３、バラ物中継装置１２を固定する。

ブームコンベア５３を起伏させて掬上げ装置５５を船倉
Ａに入れ、掬上げ装置５５によってバラ物を掬上げる。

掬上げられたバラ物はブームコンベア５３、投下シュー
ト５６を経て水平コンベア４３上に移載される。更にバ
ラ物は、水平コンベア４３、リフティングコンベア４４
によってバラ物受口３７に投入される。

バラ物を上部ビンの中央２１に装入する場合はバタフラ
イゲート３８によって技シュート３３を開口する。而し
て、バラ物は技シュート３３を通って中央のビン２１に
装入する。次に、バラ物を上部ビンの左右２０．２２の
いずれかに装入する場合は、バタフライゲート３８によ
って振分はシュート３６を開口せしめる。更に左方のビ
ン２０へ装入する場合は、振分はコンベア３９のコンベ
アベルトを反時計方向に周回させておく。又右方のビン
２２へ装入する場合は振分はコンベア３９のコンベアベ
ルトを時計方向に周回させる。

以上の如く上部ビン２０，２Ｉ、２２に貯留されたバラ
物は必要に応じて下部ビン２Ｂ、２７．２８に切出され
、下部ビン２６．２７．２８のバラ物はゲートの開閉に
よりシュート２９，３０．３１を経てダンプカー等の陸
上運搬手段に載積される。

船倉Ａの荷揚げが完了し船倉Ｂの荷揚げを行う場合、船
倉Ａより掬上げ装置５５を引上げると共にレールクラン
プ３２を解除してアンローダ５を船倉Ｂの位置迄移動さ
せ再び固定する。而して、船倉Ｂのバラ物の荷揚げは前
記した同様に行われる。

更に、船倉り或は船倉Ｇの荷揚げ、例えば船倉Ｇの荷揚
げを行う場合は、バラ物中継装置１２、アンローダ１３
の両方のレールクランプ３２を解除し、走行モータ１７
を駆動し、両者を左方へ移動せしめる。バラ物中継装置
１２、アンローダ１３を固定した後、前記したと同様の
手順で船倉Ｇの荷揚げを行う。

即ち、バラ物中継装置１２に対してアンローダ１３を相
対移動させ、或はバラ物中継装置１２、アンローダ１３
を移動させれば岸壁２の全長に亘る作業範囲を確保でき
る。

尚、コンベアフレーム４０の支持は脚４１を介して支持
しており、脚４１の車輪４２は狭幅レール１１に係合さ
せているが、狭幅レール１１を省略して脚４１幅を広く
し車輪４２を広幅レール１０に係合させてもよい。更に
、脚４１を省略し、アンローダ１３の走行台車４９に支
持ローラを設け、該支持ローラにコンベアフレーム４０
を支持させる様にしてもよい。

［発明の効果］ 以上述べた如く本発明によれば、水平コンベアを岸壁全
長に亘って設ける必要がなく、設備費の低減が可能とな
ると共にバラ物中継装置は所望の位置へ移動できるので
、必要に応じ岸壁を他の用途に利用することができ岸壁
の有効利用が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る実施例の立面図、第２図はバラ物
中継装置の側面図、第３図はアンローダの側面図、第４
図は作動説明図、第５図は従来例の説明図である。 １２はバラ物中継装置、１３はアンローダ、４３は水平
コンベア、４４はリフティングコンベア、５９はバラ物
搬入部、６０はバラ物貯蔵分配部を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）バラ物貯蔵ビンを備え必要に応じてバラ物を切出し
   得るバラ物貯蔵分配部と水平に延びるコンベア及び該コ
   ンベアからのバラ物を持上げバラ物貯蔵ビン上部より投
   入せしめるリフティングコンベアを備えたバラ物搬入部
   から成るバラ物中継装置を岸壁に沿って走行可能に配設
   し、船舶よりバラ物を荷揚げし、該バラ物を前記水平コ
   ンベアに移載し得るアンローダをバラ物中継装置に対し
   て相対移動且岸壁に沿って移動可能に設けたことを特徴
   とするバラ物荷役装置。