JPS63136443A - 電子管装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は撮像管、ブラウン管等の封じ切り電子管装置に
関する。

〔従来の技術〕

従来の装置は、テレビジョン学会誌ＶｏＱ、３６゜１１
に＋　１０　（１９８２）第８９５頁から第９００頁で
論じられているように熱陰極を用いて電子線を引出して
いる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来装置（第２図に示す撮像管）は電子源として面状の
、酸化物熱陰極を用いており、物点径が大きい事、電流
密度が低い事等によりビーム集束に限界がある。また、
熱陰極であるためヒータ電源が必要であり、かつ、電源
投入から電子放出まで。

数秒の時間差が生じてしまう。

本発明の目的はビーム径を小さくすることができる電子
管装置を提供するにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点は電子源としてエミッタに液体金属を搭載し
た液体金属電子源を用いる事により解決できる。

〔作用〕

エミッタチップ先端の溶融金属は自己の表面張力と、引
出し電極に印加した電圧により誘起された静電応力とが
つり合った条件でチップ先端にコーン状の微小突起を形
成し、その微小突起から電界放出により電子が放出する
。

この電子源は次の特徴を持つ。

ａ）物点径が小さく輝度が高い。

ｂ）電子放出部は液体で構成されているため、イオン衝
撃等でこわれてしまわず自己再生能力があり１０″″”
Ｔｏｒｒ程度の真空度で安定に動作する。

Ｃ）電子の放出方向に、タングステン電界放出（ＦＥ）
チップにある様な特異な方向性（結晶面に依存）が無く
セツティングが容易である。

この電子源は、ａ）により微細ビーム形成が可能となり
、ｂ）、ｃ）により封じ切りの量産品に適応できる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図を用いて説明する。

第１図は本発明を撮像管に適用したもので、エミッタチ
ップ１として電解研磨で針状としたタングステンを用い
溶融金属９として融点二３℃のＧａ−Ｉｎ−８ｎ合金を
用いた。引出し電極２により電子ビームを引き出し、絞
り３しこより開口角を制限している。電子ビーム８は集
束コイル５．偏向コイル６により集束・偏向されターゲ
ット４上に微小スポットを形成している。本実施例によ
れば、微小スポット径により高解像度の画像信号が得ら
れる他、低融点合金の使用によりヒーター電源が省略で
きる効果がある。また、本実施例では磁界形のレンズと
偏向器を用いたが静電型のものを用いても同様の効果が
得られる。

第２図は本発明をディスプレー管に適用したものでビー
ム集束には静電レンズｌｌａ、ｂを用い偏向にはコイル
６を用いている。ビームの変調はブランキング電極１０
と絞り１２により行なっている６本実施例では微小ビー
ム径により解像度の向上が図れる他、電子源を高電圧に
、ターゲット４を接地電位とする事により１画面表面の
チャージアップが無い。また、冷陰極であるため電源投
入後すぐに画像表示が可能である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、電子ビームのビーム径を小さくできる
ので、画像の高分解能化が図れ、また。

低融点液体金属を用いたものの場合には、冷陰極である
ため、ヒーター電源が不要で、かつ、電源投入後即座に
動作可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は撮像管による実施例の構成図、第２図はディス
プレー管による実施例の構成図である。 １・・・エミッター、２・・・引出し電極、４・・・タ
ーゲラ不　（ｌ ぐ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、溶融金属を搭載したエミッタ、そのエミッタに対向
   して設けられた引出し電極、高電界により引出された電
   子ビームを集束・偏向及び変調する光学系、集束したビ
   ームが照射するターゲット面、それらを真空に封じ切る
   真空容器から成る電子管装置。 ２、エミッタに常温で溶融状態にある純金属もしくは合
   金を搭載した事を特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の電子管装置。