JPS63130578A - 有機セレン化合物 - Google Patents

有機セレン化合物

Info

Publication number
JPS63130578A
JPS63130578A JP27760586A JP27760586A JPS63130578A JP S63130578 A JPS63130578 A JP S63130578A JP 27760586 A JP27760586 A JP 27760586A JP 27760586 A JP27760586 A JP 27760586A JP S63130578 A JPS63130578 A JP S63130578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
substituted
hydroxy
formula
ethyl acetate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27760586A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosuke Yamauchi
孝介 山内
Kaneaki Hattori
服部 兼明
Shiyouichi Mizutaki
水滝 彰一
Kentaro Tamaoki
玉置 健太郎
Sakae Uemura
植村 榮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd filed Critical Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
Priority to JP27760586A priority Critical patent/JPS63130578A/ja
Publication of JPS63130578A publication Critical patent/JPS63130578A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 童栗上皇且朋分団 本発明は消炎鎮痛作用を有する医薬品(例えばイブプロ
フェン)又はその中間体として有用なα−芳香族基置換
プロピオン酸又はそのエステルの新規中間体に関する。
従来■及玉 式 %式% (各式中、Ar’は非置換もしくは置換のアリール基を
示し、R1およびR2はアルキルを示すかまたは一体と
なって環状アセタールを形成してもよく、Xはハロゲン
原子、ヒドロキシ、アルキルスルホニルオキシ、アリー
ルスルホニルオキシ。
フェニルセレノおよびフェニルテルロを示す)で表され
る化合物を転位反応に付すことによりα−芳香族基置換
プロピオン酸誘導体を得る方法が知られている(特開昭
59−163345.同56−135423 、同59
−62545.同60−218332.同57−675
35.同6O−97927)。
■が1ンしよ゛と る、、Ia占 これらの方法での転位生成物は通常エステルとして得ら
れる。α−芳香族基置換プロピオン酸が目的物である場
合には、さらにエステルからの加水分解の工程が必要と
なる。
暇 八r   CHC)ICH3(1) (式中、Arは非置換もしくは置換子り−ル〔置換基は
非置換又は置換低級アルキル(置換基はフェニル、ハロ
ゲン原子、ヒドロキシル、アミノ又はニトロである)、
低級アルコキシ、フェノキシ。
ハロゲン原子、低級アルキルチオ、低級アルカノイル、
ヘンゾイル、ヘンゾイルオキシ、低級アルカノイルオキ
シ、ヒドロキシ、アミ7ノ、ニトロ。
シアノ、うlクロペンチル、シクロヘギう/ル、メチレ
ンジオキシ又はエチレンジオキシである]、又は非置換
もしくは置換複素環基である)で表される有機セレン化
合物〔以下、化合物(I)という。
他の弐番号の化合物についても同様〕に関する。
化合物(1)はα−芳芳香族基置換コロピオン酸誘導体
製造有用な中間体となる。
弐(1)中Arの定義においてアリールはフェニル、ナ
フチル等を包含する。置換子り−ルの置換基の定義中、
低級アルキルは炭素数1〜6の直鎖状もしくは分枝状ア
ルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、n−ブ
チル、イソブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル等を包
含し、置換低級アルキルの置換基の定義中、ハロゲン原
子は塩素。
フッ素、臭素等を包含し、又置換基数は通常1である。
置換アリールの置換基の定義中、低級アルコキシは炭素
数I〜6の直鎖状もしくは分枝状アルコキシ、例えばメ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、n−ブトキシ等を包含
し、ハロゲン原子は塩素、フッ素、臭素等を包含し、低
級アルキルチオは炭素数1〜6の直鎖状もしくは分枝状
アルキルチオ、例えばメチルチオ、エチルチオ、イソプ
ロピル千オ、n−ブチルチオ等を包含し、低級アルカノ
イルは、炭素数1〜6の直鎖状もしくは分枝状アルカノ
イル、例えばホルミル、アセチル、n−プロピオニル、
n−ブチリル等を包含し、低級アルカノイルオキシは炭
素数1〜6の直鎖状もしくは分枝状フルカッイルオキシ
、例えばホルミルオキシ、アセチルオキシ、n−プロピ
オニルオキシ等を包含する。置換子り−ルの置換基の数
は1〜5が可能であるが、1又は2が適当である。
非置換もしくは置換複素環基は CH。
既知化合物から化合物(1)を合成する工程及び化合物
(1)からα−芳香族基置喚プロビオン酸誘導体を製造
する工程を併せて反応式で示せば以下のとおりとなる。
(III) (I) (各式中、Arは前記と同義であり、Rは水素原子又は
低級アルキルを示す) 化合物(I)から化合物(rV)を合成する工程におい
てテトラヒドロフランなどの反応に関与しない溶媒を用
いた場合、化合物(VI)はカルボン酸として得られる
次に各製造工程について詳述する。
化合物(n)は一般に公知化合物であり、塩化アルミニ
ウム等のルイス酸存在下、芳香族化合物と塩化プロピオ
ニル等のアシル化剤とをフリーデルクラフッ・アシル化
反応゛に付すことにより得られる〔例えば、Hartu
ng et al、、J、Am、Chem、Soc、+
蔓、4149(1931) )。
化合物Cn[)は化合物(II)とベンゼンセレネニル
クロリドとを不活性溶媒中反応させることにより得るこ
とができる。ベンゼンセレネニルクロリドは化合物(I
I)に対し1〜3当量、好ましくは1〜1.5当量用い
る。不活性溶媒としては酢酸エチルなどのエステル類、
テトラヒドロフランなどのエーテル類、塩化メチレン、
クロロホルムなどのハロゲン化アルカンが好適に用いら
れる。反応温度は0〜50℃の範囲で選ぶことができ、
室温付近が好ましい。反応時間は温度によって異なるが
、室温付近では通常10〜20時間である。
反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィー等で精製す
ることにより、高品質の化合物(1)が得られる。
化合物(I)は化合物(III)と水素化リチウムアル
ミニウム、水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤とを反
応させることにより・得られる。還元剤は化合物(II
)に対し、通常1〜2当量用いる。
還元剤として水素化リチウムアルミニウムを用いる場合
、溶媒としてエーテル、テトラヒドロフラン等が好まし
く、また還元剤として水素化ホウ素ナトリウムを用いる
場合には溶媒はメタノール。
エタノールおよびそれらと水との混合液などが好ましい
。反応温度は一10〜0°Cが好ましく、この場合、反
応時間は通常0.5〜2時間である。反応終了後、過剰
の還元剤を分解した後、クロロホルムなどにより抽出し
て、化合物(I)を得る。
必要に応じ、シリカゲルクロマトグラフィー等で精製し
、高品質の化合物(1)を得る。
このようにして得られた化合物(1)は過酢酸。
過安息香酸2m−クロロ過安息香酸等の過酸、過酸化水
素、t−ブチルヒドロパーオキシド等と反応させること
により、Ar基の転移と、引き続いて起る酸化反応によ
り、化合物(IV)を与える。この反応において、過酸
等は化合物(りに対し、3〜5当量用いるのが好ましい
。溶媒として反応に関与しない有機溶媒、例えばエチル
エーテル。
テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等のエーテル類
、塩化メチレン、1.2−ジクロロエタン、クロロホル
ム等のハロゲン化低級アルカン、酢酸エチル等のエステ
ル類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素を用いる
場合には化合物(IV)はフリーのカルボン酸として得
られ、溶媒としてメタノール、エタノール等の低級アル
カノール(炭素数1〜6)を用いる場合には化合物(I
V)はエステルとして得られる。反応温度は一20〜4
0℃の範囲で選ぶことができ、通常室温付近で行われる
。この場合、反応時間は通常10〜24時間である。
反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィー等で精製す
ることにより、高品質の化合物(IV)が得られる。
尖施炭 実施例1 l−1)  2−フェニルセレノ−4′−メチルプロピ
オフェノン ベンゼンセレネニルクロリド3.83gを酢酸エチル4
0mlに溶解し、この溶液に4′−メチルプロピオフェ
ノン2.96 gを酢酸エチル40m1に溶解した溶液
を加え、室温で20時間攪拌した。
反応液を20%食塩水30nlで2回洗浄し得られた酢
酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧で
溶媒を留去して6.49gの黄色油状物を残渣として得
た。これをカラムクロマトグラフィー〔シリカゲル(2
00m&’) 、酢酸エチル:n−ヘキサン=1 : 
20 (v/v)、  1j2)にて精製して4.45
 gの2−フェニルセレノ−4′−メチルプロピオフェ
ノンを黄色油状物として得た(収率73,5%)6 生成物の理化学的性質は下記の通りである。
NMR(CDCI! 3) :δ1.64 (3H,d
、  J=7Hz) 。
2.41  (3H,s)、4.67  (LH,q、
J=711z)、7.15〜7.96  (9H,m)
元素分析(%)  C+JL60Seとして計算値: 
C,63,37; H,5,32測定値:C,63,7
0;H,5,481−2)  1−ヒドロキシ−1−(
4’−メチルフェニル)−2−フェニルセレノプロパン
水素化リチウムアルミニウム0.10 gをジエチルエ
ーテル3mfに懸濁し、これに2−フェニルセレノ−4
′−メチルプロピオフェノン0.49 gをジエチルエ
ーテル3mAに溶解した溶液を一10゛Cで加えた。−
10〜0℃で2時間攪拌し、ついで4規定の水酸化ナト
リウム水溶液0.5mlを加えさらに3時間攪拌した。
析出物を濾過して除いた゛濾液を20%食塩水5mQで
2回洗浄し、分液して得られたエーテル層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去して0.3
9 gの黄色油状物を残渣として得た。これをカラムク
ロマトグラフィー〔シリカゲル(40mβ)、酢酸エチ
ル:n−ヘキサン−1:20  (ν/v)、250m
61にて精製し0.29 gの1−ヒドロキシ−1=(
4′−メチルフェニル)−2−フェニルセレノプロパン
を淡黄色油状物として得た(収率59.4%)。生成物
の理化学的性質は以下の通りである。
NMR(CDC1、) :δ1.20  (3H,d、
J=711z)。
2.32  (3H,s) 、  3.14  (IH
,broad、s) 。
3.40  (IH,m)、4.35  (IH,d、
J=7)1z) 、  7.00〜7.68  (9H
,m)I R(neat)  : 3420cm−’元
素分析(%)  C+bll+aO3eとして計算値:
C,62,95;H,5,94測定値: C,63,2
6; H,6,02実施例2 2−1)  2−フェニルセレノ−4′−ブロモプロピ
オフェノン ベンゼンセレネニルクロリド3.83 gを酢酸エチル
40mlに溶解し、この溶液に4′−ブロモプロピオフ
ェノン4.26gを酢Mエチル40m1に溶解した溶液
を加え、室温で20時間攪拌した。
反応後20%食塩水30mlで2回洗浄し分液して得ら
れた酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧で溶媒を留去して7.89 gの黄色油状物を残渣
として得た。これをカラムクロマトグラフィー〔シリカ
ゲル(200m1)、酢酸エチル:jl−ヘキサン−1
: 20 (v/v)、  1 (1’Jにて精製して
5.05 gの2−フェニルセレノ−4′−ブロモプロ
ピオフェノンを黄色油状物として得た(収率68.6%
)。生成物の理化学的性質は以下の通りである。
NMR(CDCl 3) :δ1.64 (3H,d、
  J=7Hz) 。
4.59 (LH,q、  J=7Hz) 、 7.1
2〜7.80(9H,m) 元素分析(%)  C+sH+3BrO3eとして計算
値: C,48,94; H,3,56測定値: C,
49,16; H,3,962−2)  1−ヒドロキ
シ−1−(4’−ブロモフェニル)−2−フェニルセレ
ノプロパン水素化リチウムアルミニウム0.15 gを
ジエチルエーテル4mA’にl!A濁し、これに2−フ
ェニルセレノ−4′−ブロモプロピオフェノン0.86
 gをジエチルエーテル3mlに溶解した溶液を一10
℃で加えた。−10−0”Cで2時間撹拌し、ついで4
規定の水酸化ナトリウム水溶液0.8mAを加えさらに
3時間攪拌した。析出物を濾過して除いた濾液を20%
食塩水5mjl!で2回洗浄し、分液して得られたエー
テル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶
媒を留去して0.76 gの黄色油状物を残渣として得
た。これをカラムクロマトグラフィー〔シリカゲル(4
0m1)、酢酸エチル:n−ヘキサン=1:20(ν/
ν)、300m1〕にて精製して0.41gの1−ヒド
ロキシ−1−(4’−7’ロモフエニル)−2−フェニ
ルセレノプロパンを淡黄色油状物として得た (収率4
7.3%)。生成物の理化学的性質は以下の通りである
NMR(CDC13) :  δ1.21  (3H,
d、  J=7H2)。
3.26  (LH,d、  J=2Hz)、  3.
37  (IH。
dq、  J=8Hz、  7Hz)、  4.33 
 (LH,dd。
J = 8H2,2i(z)  、  7.08〜7.
60  (9H,m)I  R(neat)  :  
3 4 1 0cm−’元素分析(%)  C+s)l
+5BrO5eとして計算値:C,48,67、H,4
,08測定値:C,49,02iH,4,40実施例3 3−1)  2−フェニルセレノ−4′−フェニルプロ
ピオフェノン ベンゼンセレネニルクロリド2.35 gを酢酸エチル
20mlに溶解し、この溶液に4′−フェニルプロピオ
フェノン2.10 gを酢酸エチル20II11に溶解
した溶液を加え、室温で20時間攪拌した。
反応後減圧下で溶媒を留去後残渣にn−ヘキサンを50
m1加え室温で1時間攪拌した。固体を濾過してn−ヘ
キサン10mfで洗浄し、乾燥することにより純粋の2
−フェニルセレノ−4′−フェニルプロピオフェノン3
.18 gを淡黄白色結晶として得た(収率87.0%
)、。
生成物の理化学的性質は以下の通りである。
融点 124.2℃ NMR(CDCe 3) :δ1.72 (3H,d、
J=7flz)。
4.75 (L H,q、  J= 7Hz) 、  
7.20〜8.08(14H,m) 元素分析(%)  CzlHra O5eとして計算値
:C,69,04;H,4,97測定値:C,69,2
6;H,5,033−2)  1−ヒドロキシ−1−(
4−ビフェニリル)−2−フェニルセレノプロパン 水素化リチウムアルミニウム0.32 gをテトラヒド
ロフラン10m1に懸濁し、これに2−フェニルセレノ
−4′−フェニルプロピオフェノン1、83 gをテト
ラヒドロフラン10rallに2容解した溶液を一10
℃で加えた。−1O〜O℃で2時間攪拌し、ついで4規
定の水酸化ナトリウム水溶液1.6mNを加えさらに3
時間攪拌した。析出物を濾過して除き、減圧下で溶媒を
留去した。残渣に酢酸エチル20mlを加え、20%食
塩水10+17で2回洗浄し、分液して得られた有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留
去して1.63 gの黄色油状物を得た。これをカラム
クロマトグラフィー〔シリカゲル(80m1)。
酢酸エチル:n−ヘキサン= 1 : 20 (v/v
)。
480ml〕にて精製して1.20 gの1−ヒドロキ
シ−1−(4−ビフェニリル)−2−フェニルセレノプ
ロパンを粘調な淡黄色油状物として得た(収率65.3
%)。生成物の理化学的性質は以下の通りである。
NMR(CDCl 3) :δ1.28 (3H,d、
J=7Hz)3.28 (LH,d、J=2Hz)、3
.46 (LH。
dq、J=8Hz、7Hz)、4.33 (IH,dd
J =8Hz、  2)1z) 、 7.08〜?、6
0 (9H,m)[R(neat)  : 3420 
am−’元素分析(%)  Cz+HzoO3eとして
計算値:C,68,67;H,5,49測定値:C,6
8,47;H,5,52実施例4 4−1)4’−イソブチルフェニル−2−フェニルセレ
ノプロピオフェノン ベンゼンセレネニルクロリド2.35 gを酢酸エチル
20mlに溶解し、これに4′−イソブチルプロピオフ
ェノン1.90gを酢酸エチル20m1tに溶解した溶
液を加えた。室温で20時間攪拌後20%食塩水20m
lで2回洗浄した。得られた酢酸エチル層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して黄赤色の
油状物3.69gを残渣として得た。これをカラムクロ
マトグラフィー〔シリカゲル(200m#)、酢酸エチ
ル;n−ヘキサン= 1 : 30 (v/v)、  
900m1)にて精製して2.44 gの4′−イソブ
チルフェニル−2−フェニルセレノプロピオフェノンを
粘調な黄色油状物として得たく収率70.6%)。生成
物の理化学的性質は以下の通りである。
NMR(CDClい:δ0.89 (6H,d、 、J
=6Hz) 。
1.88 (IH,m)、1.61  (3H,d、J
=782) 、  2.50  (2H,d、  J=
6Hz> 、  4.66(IH,Q、   J=7H
z)  、   6.9 〜8.0   (9夏)。
m) 元素分析(%)CI911220Seとして計算値:C
,66,08;H,6,42測定値:C,66,50;
H,6,584−2)  1−ヒドロキシ−1−(4’
−イソブチルフェニル)−2−フェニルセレノプロパン
水素化リチウムアルミニウム0.32 gをジエチルエ
ーテル9+nl’にQ’(Qし、これに4′−イソブチ
ルフェニル−2−フェニルセレノプロピオフェノン1.
73gをジエチルエーテル10m1に溶解した溶液を一
10゛Cで加えた。−10°CからQ ’Cで2時間攪
拌し、ついで4規定の水酸化ナトリウム水溶液1.6m
#を加えさらに3時間攪拌した。
析出物を濾過して除き、濾液を20%食塩水5m/’で
2回洗浄した。得られたエーテル層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して黄色油状物1.
68 gを残渣として得た。これをカラムクロマトグラ
フィー〔シリカゲル<50mn)。
酢酸エチル;n−ヘキサン=1:20(ν/ν)。
300mff3で精製して0.72 gの1−ヒドロキ
シ−1−(4’−イソブチルフェニル)−2−フェニル
セレノプロパンを淡黄色油状物として得た(収率4]、
5%)。生成物の理化学的性質は以下の通りである。
NMR(COCp3) :δ0.89  (6H,d、
  J=611z) 。
1.21  (3H,d、  、J−7tlz) 、 
 1.84  (III。
m) 、  2.46  (2H,d、  J =61
iz) 、  3.16(IH,br s)、3.40
  <iH,dq、J−811z、  711z) 、
  4.37  (IN、  d、  、、、T=8H
z) 。
7.00〜7.64  (9H,m) I R(near)  : 3420 cm−’元素分
析(%)  C1qHz40Seとして計算値:C,6
5,70;L!、’i、96測定値:C,66,02;
H,7,15実施例5 5−1)  2−フェニルセレノプロピオフェノン4′
−メチルプロピオフェノン2. 9 6 gの代りに、
プロピオフェノン2. 6 8 gを用い実h%例1−
1)と同様の反応および浅処理を行った。目的物である
2−フェニルセレノプロピオフェノン4. 7 4 g
を黄色油状物として得た(収率82%)。
生成物の理化学的性質は以下の通りである。
NMR(CD(: e 1) :δ1.5 3 (3H
,  d.  J=711z) 。
4、5 0 (I H,  q,  J = 7Hz)
 、  6.9 0〜7.35(8H, m) 、  
7.5 0〜7.8 0 (2H, m)元素分析(%
)  CISHI4 0Se トシ”’C計算値:C.
62.29 ;H,4.88測定値:C.  62.3
9 ;H,  4.975−2)  I−ヒに(Jキン
−1−フェニル−2−フェニルセレノプロパン 水素化リチウムアルミニウム0.32gをジエチルエー
テル10mlに懸濁し、これに2−フェニルセレノプロ
ピオフェノン1. 4 5 gをジエチルエーテル1 
0m7!に溶解した溶液を一10℃で加えた。同温度で
2時間攪拌した後、実施例4−2)と同様の後処理を行
い、1. 0 5 gの1−ヒドロキシ−1−フェニル
−2−フェニルセレノプロパンを淡黄色油状物として得
た(収率72%)。生成物の理化学的性質は以下の通り
である。
NMR(CDC Il.3) :δ1.2 0 (3H
,  d,  J=711z) 。
3、2 2 (I H,  d,  J=2Hz) 、
  3.4 0 (I H。
d q,  J =8tlz.  711z) 、  
4.3 9  (1N,  d d。
J=8Hz)  、  7.1 5 〜7.3 5  
(8H.  m)  。
7、5 2〜7.6 4 (2 H, rn)J R 
 (neat)  :  3 4 4 0cm−’元素
分析(%)  CISI1160Seとして計算値:C
,61.86;旧 5.54測定値:C,61.94;
ト鳳 5.68参考例1 ■ーヒドロキシー1−(4’−イソブチルフェニル)−
2−フェニルセレノプロパン!.39gをメタノール2
 0mAに溶解し、m−クロロ過安息香酸3. 4 5
 gを加え、室温で2時間攪t′トした。ついで10%
チオ硫酸ナトリウム水m i’i’i 3 0 m /
を加え、よく攪拌した後、酢酸エチル5 0mlで2回
抽出した。
有機層を減圧上濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラ
フィー〔n−ヘキサン−lエテル(10:1)〜(5:
1)で展開〕により4?f製し、2−(、1’−イソブ
チルフェニル)プロピオン酸290mg(収率35%)
を得た。
参考例2 ■−ヒドロキシー1−(4’−イソブチルフェニル)−
2−フェニルセレノプロパン1.39gをメタノール2
0mρに溶解し、m−クロロ過安息香酸3.45 gを
加え、室温で24時間攪拌した。
以下参考例1と同様の後処理を行い、2−(4’−イソ
ブチルフェニル)プロピオン酸メチル790rPg(収
率90%)、および2−(4’−イソブチルフェニル)
プロピオン酸83■(1tllO%)を得た。
参考例3 1−ヒドロキン−1−フェニル−2−フェニルセレノプ
ロパン0.261gをメタノール9mlに溶解し、m−
クロロ過安息香酸0.97 gを室温で加え攪拌した。
室温で2 、を時間攪拌した後、10%チオ硫酸ナトリ
ウム水溶液100ml!中に反応液を注ぎ、ジエチルエ
ーテル100mlで抽出した。有機層をIN・水酸化ナ
トリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。この溶液をガスクロマトグラフィーによって分析
したところ、2−フェニルプロピオン酸メチル131m
g(生成率89%)を含有していることが61! 認で
きた。また、上記水酸化ナトリウム洗浄液を塩酸により
酸性化し、ジエチルエーテルで抽出し、さらに常法に従
いジアゾメタンによりメチルエステル化を行ったところ
、2−フェニルプロピオン酸メチル16.4■(生成率
11%)の生成をガスクロマトグラフィーにより確認し
た。
ガスクロマトグラフィー条件 カラム OV  101 0.24mmX30mカラム
温度 120−260℃(5℃/m1n)内部標準  
ビフェニル 発明の効果 既知化合物を出発原料として新規化合物である化合物(
1)を得、これを新規な転位反応に付すことにより、全
体的に温和な条件かつ高収率で有用な化合物(IV)を
得ることができる。従来技術での転位反応では化合物(
IV)がエステル体としてしか得られなかったが、本発
明ではカルボン酸として得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Arは非置換もしくは置換アリール〔置換基は
    非置換又は置換低級アルキル(置換基はフェニル、ハロ
    ゲン原子、ヒドロキシル、アミノ又はニトロである)、
    低級アルコキシ、フェノキシ、ハロゲン原子、低級アル
    キルチオ、低級アルカノイル、ベンゾイル、ベンゾイル
    オキシ、低級アルカノイルオキシ、ヒドロキシ、アミノ
    、ニトロ、シアノ、シクロペンチル、シクロヘキシル、
    メチレンジオキシ又はエチレンジオキシである〕、又は
    非置換もしくは置換複素環基である)で表される有機セ
    レン化合物。
JP27760586A 1986-11-20 1986-11-20 有機セレン化合物 Pending JPS63130578A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27760586A JPS63130578A (ja) 1986-11-20 1986-11-20 有機セレン化合物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27760586A JPS63130578A (ja) 1986-11-20 1986-11-20 有機セレン化合物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63130578A true JPS63130578A (ja) 1988-06-02

Family

ID=17585754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27760586A Pending JPS63130578A (ja) 1986-11-20 1986-11-20 有機セレン化合物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63130578A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104529849A (zh) * 2014-12-11 2015-04-22 湖南大学 无机碱金属碱或盐催化合成(z)式硒硫烯烃化合物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104529849A (zh) * 2014-12-11 2015-04-22 湖南大学 无机碱金属碱或盐催化合成(z)式硒硫烯烃化合物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3233403B2 (ja) 光学活性な中間体および該製造法
Shimizu et al. Synthesis and absolute configuration of optically active selenoxides. X-Ray molecular structure of (–) se-4-menthyloxycarbonylphenyl 2, 4, 6-tri-isopropylphenyl selenoxide
EP0214426B1 (en) Intermediates in the synthesis of carboxylic acids
KR0144684B1 (ko) 디카르복실산의 모노에스테르 및 그의 제조방법
JPH09328498A (ja) 24,25−ジヒドロキシコレステロールの製造法およびその合成中間体
WO2014094511A1 (zh) 一种制备曲前列尼尔的中间体、其制备方法以及通过其制备曲前列尼尔的方法
JPS63130578A (ja) 有機セレン化合物
JP3298929B2 (ja) カルボン酸エステル又はカルボン酸チオエステルの新規製造方法
JPH0341049A (ja) 置換3―ホルミル―3―ブテン―1―酸の製造法
JPS6097926A (ja) 新規な4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類およびその製造方法
JPS62207236A (ja) フエノキシアルカン酸誘導体
JP3565587B2 (ja) 15−ヒドロキシミルベマイシン誘導体の新規合成法
JPH0623176B2 (ja) 非対称ジチオアセタール及びジチオケタールの製造方法
JP2662607B2 (ja) ビシクロ[8.3.0]トリデカ―9,13―ジエン―2,7―ジイン誘導体
JP2579547B2 (ja) アルコキシカルボニル化合物の製法
KR100935016B1 (ko) 1-(2-하이드록시페닐)부타-2-엔-1-온 또는 크로만-4-온 유도체의 제조방법
JP2003113189A (ja) シクロペンタベンゾフラン誘導体の製造方法及びその製造原料となる新規化合物
JP3758707B2 (ja) (−)−トランス−クマウシンの製法および新規中間体
JPS62242643A (ja) イソカルバサイクリン類の製造法
JPS6011896B2 (ja) キノン誘導体の製造方法
JPS632251B2 (ja)
JPH04279564A (ja) スルホニル化合物およびビタミンaまたはそのエステルを製造する方法における中間体としての前記化合物使用
JPH0586020A (ja) α,β−ジヒドロキシ−γ,δ−不飽和カルボン酸チオールエステル誘導体およびその製造方法
FR2654105A1 (fr) Nouveaux dienoxysilanes, leur procede d'obtention, et nouveaux aldehydes alpha-ethyleniques alpha-halogenes auxquels ils donnent acces.
JPS6365676B2 (ja)