JPS63129161A - 燃料磁化処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は船舶、自動車、電力、その他の産業において用
いられるエンジン、ボイラー等に使用される燃料油（ケ
ロシン、ガソリン、軽油２重油等）を永久磁石によって
形成された磁界中に流通させて、磁気的に処理する燃料
磁化処理装置に関するものである。

（従来技術） 磁界中に燃料油を通過させ、これをエンジン。

ボイラー等の燃料至に供給すると、燃焼効率の向上のみ
ならず排気ガス中の煤塵が少なくなりかつ有害な窒素酸
化物が低減することは広く知られている。

そして、このための磁化処理装置としては種々のものが
提案されており、例えば特開昭６０−１３５６５７号に
示ずように鉄板製のタンク内に軸芯に沿って鉄パイプを
架設し、この鉄パイプに２枚重ねて一組とした永久磁石
を多数組嵌挿して取付け、パイプの一端からタンク内に
オイルを導入し、このオイルを永久磁石の回り流通させ
た後、パイプの他端側におけるタンクの端部からオイル
を排出するようにしたものが公知となっている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記のような従来の燃料磁化処理装置で
は、永久磁石はタンクの軸芯に沿って多数組直列的に設
けられているだけであるから、オイルはその入口から出
口に至る間に必ずしも多数組の磁石間を流通することな
く、抵抗の比較的小さいタンクの内周面と磁石の外周面
との間の空間を通って排出口へ流れ、充分な磁化処理効
果を秦することができなかった。

本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、
その目的は燃料油が多数の磁界中に確実に誘導され、こ
れにより磁化処理効率を高めることのできる燃料磁化処
理装置を提供するにある。

（問題点を解決するための手段） 上記の目的を達成するため、本発明に係る燃料磁化処理
装置によれば、横長ケーシングの左右の端板間に軸芯に
平行とした４本の支軸を等間隔で架設し、各支軸にＮ極
とＳ極とを磁力により密着させた多数の磁石対の中央透
孔を嵌挿させて該多数の磁石対を略等しい間隔で、取付
け、該ケーシングの肩部の左右位置に該支軸間を胴部半
径方向に延長するとともに該軸芯近傍で終端をなす燃料
供給パイプ並びに燃料排出パイプを取付け、該ケーシン
グの該両パイプ間の中央部に該ケーシングの内壁から若
干離れた仕切板を設けてなるのである。

（作　用） 燃料供給パイプよりケーシング内に供給されたオイルは
、ケーシングの中央部から仕切板の外周とケーシングの
胴部内周との間の狭い空隙部に至る間に左右に分離した
円板状磁石対の間を少なくとも１回は流通することを余
儀なくされ、更に上記狭い空隙部を通ったオイルは燃料
排出パイプに至る間に左右に分離した円板状磁石対の間
を少なくとも、もう１回流通することを余儀なくされ、
これにより燃料は磁気的に処理されて排出され、燃焼装
置に送られるのである。

（実施例） 以下に本発明の好適な実施例について添附図面を参照に
して説明する。

図において１は横長な箱形のケーシングを示し、その左
右には外方に膨出した端板２−２が溶接により一体的に
固着され、更にこれらの端板２−２の内側７ランジに左
右の支承板２ａ、２ｂが固着されている。これら左右の
支承板２ａ、２ｂ間には、軸芯を中央に挾んで軸芯に平
行な４本の支軸３が正方形状に架設されている。各支軸
３にはＮ極とＳ極とを磁力により密着させた円板状磁石
対４ａ、４ｂが、その中央透孔を支軸３に嵌挿すること
により８組取付けられている。そして、同一支軸３上に
おいて隣り合って配設された磁石対の対向する側の磁極
は相互に反対極となっている。

円板状磁石対４ａ、４ｂの直径はケーシング１の相対向
する辺間の１／３〜１／４程度とし、上下左右に隣接す
る他の支軸上の円板状磁石対相互間及び円板状磁石対と
ケーシング１の内面との間には燃料油が自由に流通し得
る空隙部が形成されている。

第１図において右側上方の２つの磁石対の間に、ケーシ
ング１の胴部上方から供給パイプ５が挿入され、その供
給パイプ５は半径方向に延長してケーシング１のほぼ軸
芯上において終端をなしている。この供給パイプ５と対
称的に、第１図における左側上方の２つの磁石対の間に
、ケーシング１の胴部上方から排出パイプロが挿入され
、供給パイプ５と同様にケーシング１のほぼ軸芯上にお
いて終端をなしている。

本発明の実施例では更に、ケーシング１の中央部に仕切
板７が設けられ、ケーシング１を右室１ａと左室１ｂと
に仕切っている。この仕切板７は、第３図に示すように
、支軸３−３を挿通させる部分８−８以外は透孔が穿設
されておらず、その寸法もケーシング１の内寸より僅か
に小さい程度で、ケーシング１の内壁と仕切板７の外周
との間に狭い空隙部９が形成される。

尚、ケーシング１の中央上部に設【プられたのは、空気
逃し弁１０である。

本発明に係る燃料磁化処理装置は、上記のように構成さ
れているため、供給パイプ５を通してケーシング１の右
室１ａ内に圧送された燃料は、ケーシング１の中央部か
らケーシング１と仕切板７との間の狭い空隙部９に至る
間に少なくとも１回は相互に隣接する磁石対４ａ、４ｂ
間を通ることを余儀なくされる。また更に、左室１ｂに
入った燃料油はその周縁から左側中央部の排出パイプロ
に至る間に、必ず隣接する磁石対間を流通することにな
り、磁気的に処理され、排出パイプロを通って排出され
た燃料油は燃焼装置に送られる。

以下本発明の上記実施例に係る装置の装着前と装着後の
燃費（ｋ＋ａ／／２）について行なった実験結果を示す
。

表Ａ 表Ｂ （効　果） 以上のように本発明の燃料磁化処理装置では、燃料油は
強制的に隣接する磁石対の間を流通せられるため、極め
て磁化処理効率が高く、省エネ効果に優れた装置とする
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る装置の一部破断側面図、第２図は
第１図におけるＩＩ−ＩＦ線断面図、第３図は本発明の
装置において使用する仕切板を示す正面図である。 １・・・・・・・・・ケーシング　　３・・・・・・・
・・支　軸４ａ、４ｂ・・・・・・磁石対　５・・・・
・・・・・供給パイプロ・・・・・・・・・排出パイプ
７・・・・・・・・・仕切板特許出願人　　　　　　　
　　東洋興産有限会社代　理　人　　　　　　　　　弁
理士　−色健輔同　　　　　　　　　　　弁理士　松本
雅利第１図 口「 Ｌ■ 第２図 １゜ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 横長ケーシングの左右の端板間に軸芯に平行とした４本
   の支軸を等間隔で架設し、各支軸にＮ極とＳ極とを磁力
   により密着させた多数の磁石対の中央透孔を嵌挿させて
   該多数の磁石対を略等しい間隔で取付け、該ケーシング
   の胴部の左右位置に該支軸間を胴部半径方向に延長する
   とともに該軸芯近傍で終端をなす燃料供給パイプ並びに
   燃料排出パイプを取付け、該ケーシングの該両パイプ間
   の中央部に該ケーシングの内壁から若干離れた仕切板を
   設けてなることを特徴とする燃料磁化処理装置。