JPS63126905A - 上衣 - Google Patents

上衣

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JPS63126905A
JPS63126905A JP61268700A JP26870086A JPS63126905A JP S63126905 A JPS63126905 A JP S63126905A JP 61268700 A JP61268700 A JP 61268700A JP 26870086 A JP26870086 A JP 26870086A JP S63126905 A JPS63126905 A JP S63126905A
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JP
Japan
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interlining
piece
collar
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elastic
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JP61268700A
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満 伊藤
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D1/00Garments
    • A41D1/02Jackets

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)
  • Outer Garments And Coats (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、見頃と見返しとの境界の一部を折り返して衿
を形成する上衣に関し、特に衿の型崩れがなくしかも衿
が逆さに返ることがない上衣に関するものである。
[従来の技術] 一般に、見頃と見返しとを折り返して衿を形成する上衣
においては、柔軟性を持つ生地をベースとしているので
、その生地だけで衿を形よく形成することが難しい。こ
のため、衿となる箇所にバイアス芯地を取付け、このバ
イアス芯地によって型崩れのない衿を形成するようにし
た上衣が提供されている。
従来からこの衿の形を保つためのバイアス芯地は見返し
の全域に取付けられていた。これは、見頃にバイアス芯
地を取り付けると、見頃が固くなって柔軟性が出なくな
るためであり、しかも見返しにバイアス芯地を取付ける
ことによって見頃の形を整えるようにするためである。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、バイアス芯地を見返しの全域に取り付けると、
見返しと見頃とを合わせた箇所を折り返して衿とした際
には、バイアス芯地を取付けた見返し側が衿の表側に来
て、生地だけの見頃側か衿の裏側になる。この結果、生
地より剛性のあるバイアス芯地に衿を元の状態に折返す
方向の力が働くため、上衣を着ている時に衿が逆さに返
ってしまうという不具合が生じた。
更に、衿の表面側にバイアス芯地を取付けた部分が位置
するので、衿の外観にふくらみが出す、見栄えが悪いと
いう欠点もあった。
[発明の[1的] 本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、衿の
表面側になる見返し箇所を生地だけで構成し、衿の裏面
側になる見頃箇所にバイアス芯地を取付けて衿の形を保
ちしかも衿にふくらみを乍えて見栄えを良くすると共に
、見返し側のバイアス芯地の縁と見頃側のバイアス芯地
の縁とを特殊な向きで縫製することによって、衿の逆さ
返りが生じな、いようにする−1−衣を提供するもので
ある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、見頃と見返しとの
境界の一部を折り曲げて衿を形成する一I−衣において
、前記見頃のうち衿の裏面となる領域に芯地を取利け、
前記見返しのうち衿の表面となる領域に芯地を取イ・1
げずに前記見頃の裏面になる領域にのみ芯地を取イ・1
げ、前記見頃に取付けた芯地と前記見返しに取付けた芯
地とのそれぞれの衿としての折り曲げ位置イ1近にそれ
らの芯地の縁よりやや内側にステッチを付け、それらの
ステッチ位置より縁までの間の芯地同士をその見返I7
側のものを折り返して縫い合わせたものである。
[作用] 見返しにおいては、衿の表面側になる箇所にはバイアス
芯地を付けず、衿の表面側にならない箇所にバイアス芯
地を伺ける。一方、前見頃においては、衿の裏面側にな
る箇所にバイアス芯地を付け、そのれ以外の箇所にはバ
イアス芯地を付けない。そしてI−衣の衿の完成時に、
衿の表側の面は生地のみが配置され、衿の裏側の面には
バイアス芯地を付したものが位置するようにし、衿の形
を保つ。
また、前見頃のバイアス芯地の折り曲げ箇所イ・1近に
ステッチを入れ、見返しのバイアス芯地の折り曲げ箇所
付近にステッチを入れ、前見頃とそのバイアス芯地とを
固定し、見返しとそのバイアス芯地とを固定する。
更に、各バイアス芯地においてステッチ位置より縁まで
の間同士を縫い合わせる。その際、見返しに増刊げるバ
イアス芯地においてステッチ位置より縁までの間を折り
返した状m)にして縫い合わせる。見返しに取付けるバ
イアス芯地のステッチから縁までの間を折り返して、見
頃側のバイアス芯地と縫い合わせることによって、その
折り返しが衿の返りを防ぐものである。
[第1実施例] 次に、本発明に係わる−1−衣の一実施例について説明
する。第1図は本発明に係わる−1−衣の各生地片を分
解した状態の分解図を示し、第2図は第1図に示した各
生地片を縫製用に折り曲げた状態の斜視図を示し、第3
図は第2図のA−A線拡大断面図を示し、第4図は第2
図の状態から各生地片を縫製して開いた状態の正面図を
示し、第5図は第4図の状態から前見頃を折曲げて上衣
とした状プルを示す正面図を示す。
上衣は枠片40と、上衣の背中部を構成する後見頃片1
1と、一対の対称形状の前見頃片43との4点の生地か
ら成る。この生地はニットやフワク等どのようなもので
あってもよい。枠片40は同一形状の第−枠片41と第
二枠片42とから構成され、それら第−枠片41と第二
枠片42とは長手方向同士で縫い合わされる。前見頃片
43は前見頃22と見返し23とから構成され、それら
前見頃22と見返し23とは縦の長手方向同士で縫い合
わされる。なお、これら第−枠片41と第二枠片42と
を一体に形成し、前見頃22と見返し23とを一体に形
成するようにしてもよい。
本発明における従来のものとの異なる点は、バイアス芯
地の取付は位置である。先ず枠片40においては、l−
衿の表側面となる第−枠片41にはバイアス芯地は増刊
けず、上衿の裏側面となる第二枠片42にバイアス芯地
14(斜線箇所)を取付ける。このバイアス芯地14は
、第2図のように降り曲げた状態において内側に位置す
るように第二枠片42に取付けられる。
次に、前見頃22においては、見返し23と接続する側
面付近の上部にバイアス芯地44(斜線箇所・・・・・
・第1図での上面側)が取付けられる。一方、見返し2
3においては、前見頃22と接続する側面付近の上部領
域46を除いた箇所にバイアス芯地45(斜線箇所・・
・・・・第1図での上面側)が取付けられる。これらバ
イアス芯地44とバイアス芯地45は、第2図の状態に
おいてそれぞれが内側に位置するように、前見頃22と
見返し23とに取付けられる。これら前見頃22と見返
し23とによって形成される下枠33(第5図に示され
る)は、前見頃22のバイアス芯地44と見返し23の
上部領域46内とで構成されるように、それらの大きさ
や位置が設定される。このバイアス芯地44は前見頃2
2から外れないように、その前見頃22の中央側の縁よ
りやや奥まった位置にL字形のステッチ44′が付けら
れる。
また、バイアス芯地45も見返し23から外れないよう
に、その見返し23の中央側の縁よりやや奥まった位置
ににL字形のステッチ45′が付けられる。
ここで、第3図に示すように、前記ステッチ44′とス
テッチ45′とによって、前見頃22のバイアス芯地4
4にはステツチ44′位置から縁までに自由片である第
−芯地片47が形成され、見返し23のバイアス芯地4
5にはステッチ45′位置から縁までに自由片である第
二芯地片48が形成される。これら第−芯地片47と第
二芯地片48とは、第−芯地片47はバイアス芯地44
の基部からそのまま伸ばされた状態で、第二芯地片48
はステッチ45′位置を境に折り返した状態でそれぞれ
が縫い合わされる。即ち、前見頃22のステツチ44′
位置付近と見返し23のステツチ45′位置付近では、
前見頃22と見返し23とが直接縫い合わされるのでは
なく、それらに取付けられるバイアス芯地44・45の
自由端である第−芯地片47と第二芯地片48とが縫い
合わされる。
この第二芯地片48を折り曲げた状態での縫い合わせが
、衿が形成された時に見返し23が戻らない役目をして
いる。また、これら第−芯地片47と第二芯地片48と
を縫い合わせることは、前見頃22と見返し23とが離
れないようにすると共に、見頃22と見返し23との間
に直接ステッチ45を入れると前見頃22と見返し23
とに自由度が無くなるが、このようにすることによって
、前見頃22と見返し23を互いに柔軟に保つようにで
きる。
このように、第−芯地片47と第二芯地片48とを縫い
合わせた後、各生地の縫い代同士を縫い合わて第4図の
状態にし、この第4図の状態から枠片40と前見頃片4
3とを折曲げて、第5図のように上衿32と下枠33と
を形成する。この上衿32及び下枠33の表面側は生地
で構成され、上衿32の裏面側はバイアス芯地14を増
刊けだものとなり、下枠33の裏面側はバイアス芯地4
4を取付けたものとなる。
また、第4図の状態におけるボタンを付ける位置である
合わせ縁付近は、どの位置においてもバイアス芯地44
またはバイアス芯地45が存在するので、合わせ縁での
形を保つことができる。
[第2実施例] 次に、本発明をタキシードに応用した上衣について実施
例に基づいて説明する。第6図は本発明に係わる上衣の
各生地片を分解した状態の分解図を示し、第7図は第6
図のB−B線断面における前見頃と見返しとをそれらの
一方の外縁を取付けた状態の拡大断面図を示し、第8図
は第6図の状態から各生地片の外縁を縫製して開いた状
態の正面図を示し、第9図は第8図から前見頃を折曲げ
て上衣とした状態の正面図を示す。この実施例において
、前記第1実施例と同一符合は同一部分を示す。
上衣は、後見頃片11と、一対の対称形状の見頃片50
と、一対の対称形状の見返し片51の5点の生地から成
る。見頃片50は、前記実施例に示した第−見頃片22
の上部と第二枠片42の半分とを一体にしたものと近い
形状とし、しかも長子側面を湾曲形状にしである。この
見頃片50は、前記後見頃片llと、他方の見頃片50
と、前記見返し片51と縫い合わされる。
第6図で示す見頃片50においては、第9図のタキシー
ド衿58となる箇所全域にバイアス芯地59(斜線箇所
・・・・・・第6図での上面側)を取付ける。このバイ
アス芯地59は、見頃片50のうち後見頃片11と縫い
合わせる箇所と反対側に、前記見返し片51の幅とほぼ
同じ幅とされ、首から裾に至る途中までに取付けである
一方、見返し片51は見頃片50のうち、後見頃片11
に近い縦方向箇所を除いたものを反対にした形状とした
ものである。この見返し片51においては、第9図の衿
58となる箇所には芯地を貼らない。そして、裾部付近
と、見頃片50と縫い合わさない外縁の上部に向けて伸
びる位置にバイアス芯地64(斜線箇所・・・・・・第
6図での上面側)を取付ける。これらバイアス芯地59
・64は、見頃片50と見返し片51とを縫い合わせた
時(第8図の状態)に内側になるように取付けられる。
このバイアス芯地59は見頃片50から外れないように
、その見頃片50の中央側の縁にL字形のステッチ59
′が付けられる。また、バイアス芯地64も見返し片5
1から外れないように、その見返し片51の中央側の縁
にL字形のステッチ64′が付けられる。
ここで、第7図に示すように、前記ステッチ59′とス
テッチ64′とによって、見頃片50のバイアス芯地5
8にはステツチ59′位置から縁までに自由片である第
−芯地片65が形成され、見返し片51のバイアス芯地
64にはステッチ64′位置から縁までに自由片である
第二芯地片66が形成される。これら第−芯地片65と
第二芯地片66とは、第−芯地片65はバイアス芯地5
9の基部からそのまま伸ばされた状態で、第二芯地片6
6はステッチ64′位置を境に折り返した状態でそれぞ
れが縫い合わされる。即ち、見頃片50のステツチ59
′位置付近と見返し片51のステツチ64′位置付近で
は、見頃片50と見返し片51とが直接縫い合わされる
のではなく、それらに取付けられるバイアス芯地59・
64の自由端である第−芯地片65と第二芯地片66と
が縫い合わされる。
この第二芯地片66を折り曲げた状態での縫い合わせが
、衿が形成された時に見返し片51が戻らない役目をし
ている。また、これら第−芯地片65と第二芯地片66
とを縫い合わせることは、見頃片50と見返し片51と
が離れないようにすると共に、見頃22と見返し片51
との間に直接ステッチ64を入れると見頃片50と見返
し片51とに自由度が無くなるが、このようにすること
によって、見頃片50と見返し片51を互いに柔軟に保
つようにできる。
このように、第6図の状態から、第−芯地片65と第二
芯地片66とを縫い合わせると共に、各生地の縫い代同
士を縫い合わて第8図の状態にし、この第8図の状態か
ら衿となる箇所を折り曲げて第9図に示すタキシード衿
58とする。
このタキシード衿58の外側は見返し片51のバイアス
芯地を貼らない箇所のみとなる。タキシード衿58の内
側は見頃片50のバイアス芯地59を貼ったものとなる
。従って、タキシード衿58の形をバイアス芯地59に
よって崩れないようにできると共に、タキシード衿58
の外側にバイアス芯地を貼らないのでタキシード衿58
のふくらみも保つことができる。
[発明の効果] 以上のように本発明に係わる上衣は、衿となる表面側に
バイアス芯地を取付けないものとし、その裏面側に型崩
れを防止するためのバイアス芯地を取付け、それらのバ
イアス芯地の自由先端同士を見返し側を折り曲げて縫い
合わせたものである。このバイアス芯地の自由先端同士
の折り曲げ縫い合わせによって、衿の折曲げ部において
外側から内側に曲げる力が働く。この力によって衿が戻
りに〈〈なり、従来発生していた衿が逆に返るという不
具合を解消することができる。
また、衿の型崩れが防止でき、しかも衿となる表面側が
生地だけとなり、衿にふくらみを持たせて見栄えを良く
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図までは本発明による上衣の一実施例を
示すもので、 第1図は本発明に係わる上衣の各生地片を分解した状態
を示す分解図、第2図は第1図に示した各生地片を縫製
用に折り曲げた状態を示す斜視図、第3図は第2図のA
−A線拡大断面図、第4図は第2図の状態から各生地片
を縫製して開いた状態を示す正面図、第5図は第4図の
状態から前見頃を折曲げて上衣とした状態を示す正面図
、第6図から第9図までは本発明の他の実施例を示すも
ので、第6図は本発明に係わる上衣の各生地片を分解し
た状態を示す分解図、第7図は第6図のB−B線断面に
おける前見頃と見返しとをそれらの一方の外縁を取付け
た状態を示す拡大断面図、第8図は第6図の状態から各
生地片の外縁を縫製して開いた状態を示す正面図、第9
図は第8図から前見頃を折曲げて上衣とした状態を示す
正面図である。 22・・・・・・前見頃、  23・・・・・・見返し
、第 1[ 33・・・・・・下枠、    43・・・・・・前見
頃片、44・・・・・・バイアス芯地、44′・・・・
・・ステッチ、45・・・・・・バイアス芯地、45′
・・・・・・ステッチ、47・・・・・・第−芯地片、
  48・・・・・・第二芯地片、50・・・・・・見
頃片、   51・・・・・・見返し片、58・・・・
・・衿、 59・・・・・・バイアス芯地、59′・・・・・・ス
テッチ、64・・・・・・バイアス芯地、64′・・・
・・・ステッチ、65・・・・・・第−芯地片、 66
・・・・・・第二芯地片。 第3図 第5図 第8図 手続補正書印発) 昭和62年5月11日 特許庁長官  黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第268700号 2、発明の名称 上    衣 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 住所  東京都江戸川区中央1丁目23番12号氏名 
 、伊  藤  満 4、代理人   〒107電話03−582−0944
住所 東京都港区赤坂1丁目1番17号明細書を別紙の
ように全文訂正する。 明系田書 (全文訂正) 1、発明の名称 上衣 2、特許請求の範囲 見頃と見返しとの境界の一部を折り曲げて衿を形成する
上衣において、前記見頃のうち衿の裏面となる領域に艷
隨且支jを取付け、前記見返しのうち衿の表面となる領
域には芯地を取付けずに前記見頃の裏面になる領域にの
み艷縦炸韮遣を取付け、前記見頃に取付けた芯地と前記
見返しに取付けた伸縮性芯地とのそれぞれの衿としての
折り曲げ位置付近にそれらの側監立支1の縁よりやや内
側にステッチを付け、それらのステッチ位置よりまでの
間の伸縮性芯地同士をその見返し側のもを折り返して縫
い合わせたことを特徴とする上発明の詳細な説明 一産業上の利用分野] 本発明は、見頃と見返しとの境界の一部を折り返して衿
を形成する上衣に関し、特に衿の型崩れがなくしかも衿
が逆さに返ることがない上衣に関するものである。 [従来の技術] 一般に、見頃と見返しとを折り返して衿を形成する上衣
においては、柔軟性を持つ生地をベースとしているので
、その生地だけで衿を形よく形成することが難しい。こ
のため、衿となる箇所にバイアス芯地を取付け、このバ
イアス芯地によって型崩れのない衿を形成するようにし
た上衣が提供されている。 従来からこの衿の形を保つためのバイアス芯地は見返し
の全域に取付けられていた。これは、見頃にバイアス芯
地を取り付けると、見頃が固くなって柔軟性が出なくな
るためであり、しかも見返しにバイアス芯地を取付ける
ことによって見頃の形を整えるようにするためである。 [発明が解決しようとする問題点1 ゛  しかじ、バイアス芯地を見返しの全域に取り付け
ると、見返しと見頃とを合わせた箇所を折り返して衿と
した際には、バイアス芯地を取付けた見返し側が衿の表
側に来て、生地だけの見頃側が衿の裏側になる。この結
果、生地より剛性のあるバイアス芯地に衿を元の状態に
折返す方向の力が働くため、」−衣を着ている時に衿が
逆さに返ってしまうという不具合が生じた。 更に、衿の表面側にバイアス芯地を増刊けた部分が位置
するので、衿の外観にふくらみが出す、見栄えが悪いと
いう欠点もあった。 [発明の目的] 本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、衿の
表面側になる見返し箇所を生地だけで構成し、衿の裏面
側になる見頃箇所に伸縮性芯地を取付けて衿の形を保ち
しかも衿にふくらみを与えて見栄えを良くすると共に、
見返し側の伸縮性芯地の縁と見頃側の伸縮性芯地の縁と
を特殊な向きで縫製することによって、衿の逆さ返りが
生じないようにする」二人を提供するものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、見頃と見返しとの
境界の一部を折り曲げて衿を形成する上衣において、前
記見頃のうち衿の裏面となる領域に伸縮性芯地を取付け
、前記見返しのうち衿の表面となる領域には芯地を取付
けずに前記見頃の裏面になる領域にのみ伸縮性芯地を取
付け、前記見頃に取付けた伸縮性芯地と前記見返しに取
付けた伸縮性芯地とのそれぞれの衿としての折り曲げ位
置付近にそれらの伸縮性芯地の縁よりやや内側にステッ
チを付け、それらのステッチ位置より縁までの間の伸縮
性芯地同士をその見返し側のものを折り返して縫い合わ
せたものである。 [作用] 見返しにおいては、衿の表面側になる箇所には伸縮性芯
地を付けず、衿の表面側にならない箇所に伸縮性芯地を
付ける。一方、前見頃においては、衿の裏面側になる箇
所に伸縮性芯地を付け、そのれ以外の箇所には伸縮性芯
地を付けない。そして上衣の衿の完成時に、衿の表側の
面は生地のみが配置され、衿の裏側の面には伸縮性芯地
な付したものが位置するようにし、衿の形を保つ。 また、前見頃の伸縮性芯地の折り曲げ箇所付近にステッ
チを入れ、見返しの伸縮性芯地の折り曲げ箇所付近にス
テッチを入れ、前見頃とその伸縮性芯地とを固定し、見
返しとその伸縮性芯地とを固定する。 更に、各伸縮性芯地においてステッチ位置より縁までの
間同士を縫い合わせる。その際、見返しに取付ける伸縮
性芯地においてステッチ位置より縁までの間を折り返し
た状態にして縫い合わせる。見返しに取付ける伸縮性芯
地のステッチから縁までの間を折り返して、見頃側の伸
縮性芯地と縫い合わせることによって、その折り返しが
衿の返りを防ぐものである。 [第1実施例] 次に、本発明に係わる上衣の一実施例について説明する
。第1図は本発明に係わる上衣の各生地片を分解した状
態の分解図を示し、第2図は第1図に示した各生地片を
縫製用に折り曲げた状態の斜視図を示し、第3図は第2
図のA−A線拡大断面図を示し、第4図は第2図の状態
から各生地片を縫製して開いた状態の正面図を示し、第
5図は第4図の状態から前見頃を折曲げて上衣とした状
態を示す正面図を示す。 上衣は枠片40と、」二人の背中部を構成する後見頃片
11と、一対の対称形状の前見頃片43との4点の生地
から成る。この生地はニットやフック等どのようなもの
であってもよい。枠片40は同一形状の第−枠片41と
第二枠片42とから構成され、それら第−枠片41と第
二枠片42とは長手方向同士で縫い合わされる。前見頃
片43は前見頃22と見返し23とから構成され、それ
ら前見頃22と見返し23とは縦の長手方向同士で縫い
合わされる。なお、これら第−枠片41と第二枠片42
とを一体に形成し、前見頃22と見返し23とを一体に
形成するようにしてもよい。 本発明における従来のものとの異なる点は、形を保つた
めの伸縮性芯地の取付は位置を、従来の芯地の取付は位
置とは異った位置としたことにある。本発明における伸
縮性芯地としては、上衣の伸縮性を保たせるものである
だけでなく、上衣の型崩れを防止できるものを採用する
。この伸縮性芯地は、バイアス芯地だけではなく、ニー
71・(生地に比べて比較的網目が小さいもの)やフェ
ルト(不織布)等の、生地が伸びてもその生地を元に復
元する働きを有するものを用いる。先ず枠片40におい
ては、」二衿の裏側面となる第二枠片42に伸縮性芯地
14(斜線箇所)を取付けるが、上衿の表側面となる第
−枠片41には伸縮性芯地は取付けない。この伸縮性芯
J1!!14は、第2図のように折り曲げた状態におい
て内側に位置するように第二枠片42に取付けられる。 次に、前見頃22においては、見返し23と接続する側
面付近の上部に伸縮性芯Jl!!44 (斜線箇所・・
・・・・第1図での上面側)が取付けられる。一方、見
返し23においては、前見頃22と接続する側面付近の
上部領域46を除いた箇所に伸縮性芯地45(斜線箇所
・・・・・・第1図での上面側)が取付けられる。これ
ら伸縮性芯地44と伸縮性芯地45は、第2図の状態に
おいてそれぞれが内側に位置するように、前見頃22と
見返し23とに取付けられる。これら前見頃22と見返
し23とによって形成される下枠33(第5図に示され
る)は、前見頃22の伸縮性芯地44と見返し23の上
部領域46内とで構成されるように、それらの大きさや
位置が設定される。この伸縮性芯地44は前見頃22か
ら外れないように、その前見頃22の中央側の縁よりや
や奥まった位置にL字形のステッチ44′が付けられる
。また、伸縮性芯地45も見返し23から外れないよう
に、その見返し23の中央側の縁よりやや奥まった位置
にL字形のステッチ45′が付けられる。 ここで、第3図に示すように、前記ステッチ44′とス
テッチ45′とによって、前見頃22の伸縮性芯地44
にはステツチ44′位置から縁までに自由片である第−
芯地片47が形成され、見返し23の伸縮性芯地45に
はステッチ45′位置から縁までに自由片である第二芯
地片48が形成される。これら第−芯地片47と第二芯
地片48とは、第−芯地片47は伸縮性芯地44の基部
からそのまま伸ばされた状態で、第二芯地片48はステ
ッチ45′位置を境に折り返した状態でそれぞれが縫い
合わされる。即ち、前見頃22のステツチ44′位置付
近と見返し23のステツチ45′位置付近では、前見頃
22と見返し23とが直接縫い合わされるのではなく、
それらに取付けられる伸縮性芯地44・45の自由端で
ある第−芯地片47と第二芯地片48とが縫い合わされ
る。前記ステッチ44′及びステッチ45′は、芯地片
側からすくい縫いで行なうのが望ましい。すくい縫いで
ステッチを付けると、」二人の表面に出るステッチがほ
とんど目立たない。 この第二芯地片48を折り110プた状態での縫い合わ
せが、衿が形成された時に見返し23が戻らない役目を
している。また、これら第−芯地片47と第二芯地片4
8とを縫い合わせることは、前見頃22と見返し23と
が離れないようにすると共に、見頃22と見返し23と
の間に直接ステッチ45を入れると前見頃22と見返し
23とに自由度が無くなるが、このようにすることによ
って、前見頃22と見返し23を互いに柔軟に保つよう
にできる。 このように、第−芯地片47と第二芯地片48とを縫い
合わせた後、各生地の縫い代同士を縫い合わて第4図の
状態にし、この第4図の状態から枠片40と前見頃片4
3とを折曲げて、第5図のように上衿32と上衿33と
を形成する。この上衿32及び上衿33の表面側は生地
で構成され、上衿32の裏面側は伸縮性芯jl!!14
を取付けたものとなり、上衿33の裏面側は伸縮性芯地
44を取付けたものとなる。 また、第4図の状態におけるボタンを付ける位置である
合わせ縁付近は、どの位置においても伸縮性芯地44ま
たは伸縮性芯地45が存在するので、合わせ縁での形を
保つことができる。 [第2実施例] 次に、本発明をタキシードに応用した上衣について実施
例に基づいて説明する。第6図は本発明に係わる上衣の
各生地片を分解した状態の分解図を示し、第7図は第6
図のB−B線断面における前見頃と見返しとをそれらの
一方の外縁を取付けた状態の拡大断面図を示し、第8図
は第6図の状態から各生地片の外縁を縫製して開いた状
態の正面図を示し、第9図は第8図から前見頃を折曲げ
て上衣とした状態の正面図を示す。この実施例において
、前記第1実施例と同一符合は同一部分を示す。 上衣は、後見頃片11と、一対の対称形状の見頃片50
と、一対の対称形状の見返し片51の5点の生地から成
る。見頃片50は、前記実施例に示した第−見頃片22
の上部と第二枠片42の半分とを一体にしたものと近い
形状とし、しかも長手側面を湾曲形状にしである。この
見頃片50は、前記後見頃片11と、他方の見頃片50
と、前記見返し片51と縫い合わされる。 第6図で示す見頃片50においては、第9図のタキシー
ド衿58となる箇所全域に伸縮性芯地59(斜線箇所・
・・・・・第6図での上面側)を取付ける。この伸縮性
芯地59は、見頃片50のうち後見頃片11と縫い合わ
せる箇所と反対側に、前記見返し片51の幅とほぼ同じ
幅とされ、首から裾に至る途中までに取付けである。 l〇 一方、見返し片51は見頃片50のうち、後見頃片11
に近い縦方向箇所を除いたものを反対にした形状とした
ものである。この見返し片51においては、第9図の衿
58となる箇所には芯地を貼らない。そして、裾部付近
と、見頃片50と縫い合わさない外縁の上部に向けて伸
びる位置に伸縮性芯地64(斜線箇所・・・・・・第6
図での上面側)を取付ける。これら伸縮性芯地59・6
4は、見頃片50と見返し片51とを縫い合わせた時(
第8図の状態)に内側になるように取付けられる。 この伸縮性芯地59は見頃片50から外れないように、
その見頃片50の中央側の縁にL字形のステッチ59′
が付けられる。また、伸縮性芯地64も見返し片51か
ら外れないように、その見返し片51の中央側の縁にL
字形のステッチ64′が付けられる。 ここで、第7図に示すように、前記ステッチ59′とス
テッチ64′とによって、見頃片50の伸縮性芯地58
にはステツチ59′位置から縁までに自由片である第−
芯地片65が形成され、見返し片51の伸縮性芯地64
にはステッチ64′位置から縁までに自由片である第二
芯地片66が形成される。これら第−芯地片65と第二
芯地片66とは、第−芯地片65は伸縮性芯地59の基
部からそのまま伸ばされた状態で、第二芯地片66はス
テッチ64′位置を境に折り返した状態でそれぞれが縫
い合わされる。即ち、見頃片50のステツチ59′位置
付近と見返し片51のステツチ64′位置付近では、見
頃片5oと見返し片51とが直接縫い合わされるのでは
なく、それらに取付けられる伸縮性芯地59・64の自
由端である第−芯地片65と第二芯地片66とが縫い合
わされる。 この第二芯地片66を折り曲げた状態での縫い合わせが
、衿が形成された時に見返し片51が戻らない役目をし
ている。また、これら第−芯地片65と第二芯地片66
とを縫い合わせることは、見頃片50と見返し片51と
が離れないようにすると共に、見頃22と見返し片51
との間に直接ステッチ64を入れると見頃片50と見返
し片51とに自由度が無くなるが、このようにすること
によって、見頃片50と見返し片51を互いに柔軟に保
つようにできる。 このように、第6図の状態から、第−芯地片65と第二
芯地片66とを縫い合わせると共に、各生地の縫い代同
士を縫い合わて第8図の状態にし、この第8図の状態か
ら衿となる箇所を折り曲げて第9図に示すタキシード衿
58とする。このタキシード衿58の外側は見返し片5
1の伸縮性芯地を貼らない箇所のみとなる。タキシード
衿58の内側は見頃片50の伸縮性芯地59を貼ったも
のとなる。従って、タキシード衿58の形を伸縮性芯地
59によって崩れないようにできると共に、タキシード
衿58の外側に伸縮性芯地を貼らないのでタキシード衿
58のふくらみも保つことができる。 [発明の効果] 以上のように本発明に係わる上衣は、衿となる表面側に
伸縮性芯地を取付けないものとし、その裏面側に型崩れ
を防止するための伸縮性芯地を取利け、それらの伸縮性
芯地の自由先端同士を見返し側を折り曲げて縫い合わせ
たものである。この伸縮性芯地の自由先端同士の折り曲
げ縫い合わせによって、衿の折曲げ部において外側から
内側に曲げる力が働く。この力によって衿が戻りにくく
なり、従来発生していた衿が逆に返るという不具合を解
消することができる。 また、衿の型崩れが防止でき、しかも衿となる表面側が
生地だけとなり、衿にふくらみを持たせて見栄えを良く
することができる。 4、図面の簡単な説明 第1図から第5図までは本発明による上衣の一実施例を
示すもので、第1図は本発明に係わる」−衣の各生地片
を分解した状態を示す分解図、第2図は第1図に示した
各生地片を縫製用に折り曲げた状態を示す斜視図、第3
図は第2図のA−A線拡大断面図、第4図は第2図の状
態から各生地片を縫製して開いた状態を示す正面図、第
5図は第4図の状態から前見頃を折曲げて上衣とした状
態を示す正面図、第6図から第9図までは本発明の他の
実施例を示すもので、第6図は本発明に係わる上衣の各
生地片を分解した状態を示す分解図、第7図は第6図の
B−B線断面における前見頃と見返しとをそれらの一方
の外縁を取付けた状態を示す拡大断面図、第8図は第6
図の状態から各生地片の外縁を縫製して開いた状態を示
す正面図、第9図は第8図から前見頃を折曲げて上衣と
した状態を示す正面図である。 22・・・・・・前見頃、   23・旧・・見返し、
33・・・・・・上衿、    43・・・・・・前見
頃片、44・・・・・・伸縮性芯地、44′・・・・・
・ステッチ、45・・・・・・伸縮性芯地、45′・・
・・・・ステッチ、47・・・・・・第−芯地片、48
・・・・・・第二芯地片。 50・・・・・・見頃片、   51・・・・・・見返
し片、58・・・・・・衿、 59・・・・・・伸縮性芯地、59′・・・・・・ステ
ッチ、64・・・・・・伸縮性芯地、64′・旧・・ス
テッチ、65・・・・・・第−芯地片、66・・・・・
・第二芯地片。 手続補正書 昭和62年9月29日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 1、本件の表示 昭和61年特許願第268700号 2、発明の名称 」二人 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 住所  東京都江戸川区中央1丁目23番12号氏名 
     伊  藤   満 4、代理人    電話 03−582−0944住所
   東京都港区赤坂1丁目1番17号6、補正により
増加する発明の数   な し7、補正の対象   明
細書(全文訂正)及び図面8、補正の内容 (1)別紙添付の全文訂正明細書の通り(2)別紙添付
の第6図(訂正図)に朱書きの文字Bを加入します。 明細書 (全文訂正) 19発明の名称 」二人 2、特許請求の範囲   − (1)見頃と見返しとの境界の一部を折り曲げて衿を形
成する上衣において、前記見頃のうち折り曲げて衿の裏
側となる領域に第一伸縮性芯地部材を取付け、前記見返
しのうち折り曲げて衿の表側となる領域には芯地を取付
けず、前記見返しのうち折り曲げて衿の裏側となる望誠
に第二伸縮性芯地部材を取付け、前記見頃に取付けた第
一伸縮性芯地部材の衿としての折り曲げ位置付近にその
第一伸縮性芯地部材を前記見頃に縫い付けるステッチを
付け、前記見返しに取付けた第二伸縮性芯地部材の衿と
しての折り曲げ位置付近にその第二伸縮性芯地部材を前
記見返しに縫い付けるステッチを付け、それら第一伸縮
性芯地部材の自由端と第二伸縮性芯jll!!部材の自
由端とをステッチまたは接着によって連結したことを特
徴とする上衣。 (2)第一伸縮性芯地部材の自由端と第二伸縮性芯地の
部材の自由端とを連結する際に、見返し側の第二伸縮性
芯地の自由端を折り返した状態として見頃側の第一伸縮
性芯地に連結させることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の上衣。 (3)前記第−伸縮性芯地部材及び前記第二伸縮性芯地
部材が接着芯地であることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の一上衣。 (4)前記第一伸縮性芯地部材が伸縮性芯地とその伸縮
性芯地とは別体の第一連結布地とから構成され、前記第
二伸縮性芯地部材が伸縮性芯地とその伸縮性芯地とは別
体の第一連結布地とから構成され、ステッチで第一連結
布地を見頃に縫い付け、ステッチで第二連結布地を見返
しに縫いイ1け、それら第一連結布地と第二連結布地と
をステッチまたは接着によって連結したことを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の」二人。 (5)前記第−伸縮性芯地及び前記第二伸縮性芯地が接
着芯地であることを特徴とする特許請求の範囲第4項記
載の上衣。 (6)前記第一連結布地及び前記第二連結布地が接着布
地であることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の
上衣。 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野1 本発明は、見頃と見返しとの境界の一部を折り返して衿
を形成する上衣に関し、特に衿の型崩れがなくしかも衿
が逆さに返ることがない上衣に関するものである。 [従来の技術] 一般に、見頃と見返しとの縫い目の境界を折り返して衿
を形成する上衣においては、柔軟性を持つ生地をベース
としているので、その生地だけで衿を形よく形成するこ
とが難しい。このため、衿となる箇所にバイアス芯地を
取付け、このバイアス芯地によって型崩れのない衿を形
成するようにした上衣が提供されている。 従来からこの衿の形を保つためのバイアス芯地は見返し
の全域に取付けられていた。これは、見頃にバイアス芯
地を取り付けると、見頃が固くなって柔軟性が出なくな
るためであり、しかも見返しにバイアス芯地を取付ける
ことによって見頃の形を整えるようにするためである。 [発明が解決しようとする問題点] しかし、バイアス芯地を見返しの全域に取り付けると、
見返しと見頃とを合わせた箇所を折り返して衿とした際
には、バイアス芯地を取付けた見返し側が衿の表側に来
て、生地だけの見頃側が衿の裏側になる。この結果、生
地より剛性のあるバイアス芯地が衿を元の状態に折返す
働きをし、上衣を着ている時に衿が逆さに返ってしまう
という不具合が生じた。 更に、衿の表面側にバイアス芯地を取付けた部分が位置
するので、衿の外観にふくらみが出す、見栄えが固くな
るという欠点もあった。 [発明の目的] 本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、衿の
表面側になる見返し箇所を生地だけで構成し、衿の裏面
側になる見頃箇所に伸縮性芯地を取付けて衿の形を保ち
しかも衿にふくらみを与えて生地の持つ柔かさを保つこ
上衣を提供するとを目的とする。 本発明の他の目的は、見返し側の伸縮性芯地の縁と見頃
側の伸縮性芯地の縁とを連結することによって、衿の逆
さ返りが生じないようにする上衣を提供するものである
。 本発明の更に他の目的は、見返し側に第一伸縮性芯地と
は別体の連結用布地を取付け、見頃側に第二伸縮性芯地
とは別体の連結用布地を取付け、それらの連結用布地同
士を連結することによって、作業性を向上させるように
した上衣を提供するものである。 U問題点を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、見頃と見返しとの
境界の一部を折り曲げて衿を形成する上衣において、前
記見頃のうち折り曲げて衿の裏側となる領域に第一伸縮
性芯地部材を取付け、前記見返しのうち折り曲げて衿の
表側となる領域には芯地を取付けず、前記見返しのうち
折り曲げて衿の裏側となる領域に第二伸縮性芯地部材を
取付け、前記見頃に取付けた第一伸縮性芯地部材の衿と
しての折り曲げ位置付近にその第一伸縮性芯地部材を前
記見頃に縫い付けるステッチを付け、前記見返しに取付
けた第二伸縮性芯地部材の衿としての折り曲げ位置付近
にその第二伸縮性芯地部材を前記見返しに縫い刊けるス
テッチを付け、それら第一伸縮性芯地部材の自由端と第
二伸縮性芯地部材の自由端とをステッチまたは接着によ
って連結したものである。 [作用] 見返しにおいては、衿の表面側になる箇所には伸縮性芯
地な付けず、衿の表面側にならない箇所に伸縮性芯地を
付ける。一方、前見頃においては、衿の裏面側になる箇
所に伸縮性芯地な付け、そのれ以外の箇所には伸縮性芯
地を付けない。これによって、上衣の衿の完成時に、衿
の表側の面は生地のみが配置され、生地の柔かさを出せ
るようにする。一方、衿の裏側の面には伸縮性芯地を付
したものが位置して衿の形を保つ。 また、ステッチで前見頃に伸縮性芯地と固定し、ステッ
チで見返しに伸縮性芯地を固定し、各伸縮性芯地の自由
端同士をステー7チや接着によって連結する。これによ
って、前見頃と見返しが連結されて、衿の形が安定する
。 その際、見返しに取付ける伸縮性芯地においてステッチ
位置より縁までの間を折り返した状態にして縫い合わせ
る。見返しに取付ける伸縮性芯地のステッチから縁まで
の間を折り返して、見頃側の伸縮性芯地と縫い合わせる
ことによって、その折り返しが衿の返りをより一層防ぐ
ことができる。 [第1実施例] 次に、本発明に係わる上衣の一実施例について説明する
。第1図は本発明に係わる上衣の各生地片を分解した状
態の分解図を示し、第2図は第1図に示した各生地片を
縫製用に折り曲げた状態の斜視図を示し、第3図は第2
図のA−A線拡大断面図を示し、第4図は第2図の状態
から各生地片を縫製して開いた状態の正面図を示し、第
5図は第4図の状態から前見頃を折曲げて上衣とした状
態を示す正面図を示す。 上衣は、枠片40と、上衣の背中部を構成する後見頃片
11と、一対の対称形状の前見頃片43との4点の生地
から成る。この生地はニットやフワク等どのようなもの
であってもよい。枠片40は同一形状の第−枠片41と
第二枠片42とから構成され、それら第−枠片41と第
二枠片42とは長手方向同士で縫い合わされる。前見頃
片43は前見頃22と見返し23とから構成され、それ
ら前見頃22と見返し23とは縦の長手方向同士で縫い
合わされる。なお、これら第−枠片41と第二枠片42
とは分割しないで一体に形成するようにしてもよく、前
見頃22と見返し23とは分割しないで一体に形成する
ようにしてもよい。 本発明における従来のものとの異なる点は、形を保つ′
ための伸縮性芯地の取付は位置を、従来の芯地の取付は
位置とは異った位置としたことにある。本発明における
伸縮性芯地としては、上衣の伸縮性を保たせるものであ
るだけでなく、上衣の型崩れを防止できるものを採用す
る。この伸縮性芯地は、バイアス芯地だけではなく、ニ
ット(生地に比べて比較的網目が小さいもの)やフェル
ト(不織布)等の、生地が伸びてもその生地を元に復元
する働きを有するものを用いる。先ず枠片40において
は、上衿32(第5図に示される)の裏側面となる第二
枠片42に伸縮性芯地14(斜線箇所)を取付けるが、
上衿の表側面となる第−枠片41には伸縮性芯地は取付
けない。この伸縮性芯地14は、第2図のように折り曲
げた状態において内側に位置するように第二枠片42に
取付けられる。 次に、前見頃22においては、見返し23と接続する側
面付近の上部に第一伸縮性芯地44(斜線箇所・・・・
・・第1図での上面側)が取付けられる。 一方、見返し23においては、前見頃22と接続する側
面付近の上部領域46を除いた箇所に第二伸縮性芯地4
5(斜線箇所・・・・・・第1図での上面側)が取付け
られる。これら第一伸縮性芯地44と第二伸縮性芯地4
5は、第2図の状態においてそれぞれが内側に位置する
ように、前見頃22と見返し23とに取付けられる。こ
れら前見頃22と見返し23とによって形成される下杵
33(第5図に示される)の大きさは、前見頃22の第
一伸縮性芯地44、即ち見返し23の上部領域46の大
きさが該当する。第1図に示すように、この第一伸縮性
芯地44は前見頃22から外れないように、その前見頃
22の中側に位置する縁よりやや内側にL字形のステッ
チ44′が付けられる。 また、第二伸縮性芯地45も見返し23から外れないよ
うに、その見返し23の中側に位置する縁よりやや内側
にL字形のステッチ45′が付けられる。 ここで、第3図に示すように、前記ステッチ44′とス
テッチ45′とによって、前見頃22の第一伸縮性芯地
44にはステツチ44′位置から縁までに自由片である
第−芯地片47が形成され、見返し23の第二伸縮性芯
地45にはステッチ45′位置から縁までに自由片であ
る第二芯地片48が形成される。これら第−芯地片47
と第二芯地片48とは、第−芯地片47は第一伸縮性芯
地44の基部からそのまま伸ばされた状態で、第二芯地
片48はステッチ45′位置を境に折り返した状態でそ
れぞれが縫い合わされる。即ち、前見頃22のステツチ
44′位置付近と見返し23のステツチ45′位置付近
では、前見頃22と見返し23とが直接縫い合わされる
のではなく、それらに取付けられる第一伸縮性芯地44
や第二伸縮性芯地45の自由端である第−芯地片47と
第二芯地片48とが縫い合わされる。前記ステッチ44
′及びステッチ45′は、芯地片側からすくい縫いで行
なうのが望ましい。すくい縫いでステッチを付けると、
上衣の表面に出るステッチがほとんど目立たない。 この第二芯地片48を折り曲げた状態で縫い合わせると
、この第二芯地片48に第二伸縮性芯地45と同一平面
になろうとする力が働き、衿が形成された時に見返し2
3が戻らない役目をしている。 また、これら第−芯地片47と第二芯地片48O とを縫い合わせることは、前見頃22と見返し23とが
離れないように連結するためである。もし、見頃22と
見返し23との間に直接ステッチ45を入れると、前見
頃22と見返し23とに自由度が無くなるが、第−芯地
片47と第二芯地片48とを縫い合わせることによって
、前見頃22と見返し23を互いに柔軟に保ちながら連
結することができる。 なお、第一伸縮性芯地44や第二伸縮性芯地45を接着
芯地とし、前見頃22と見返し23とに接着によって取
付けてもよい。また、第−芯地片47と第二芯地片48
とを、互いに対向する面について接着できる接着芯地と
し、それら第−芯地片47と第二芯地片48とを接着に
よって連結してもよい。 このように、第−芯地片47と第二芯地片48とを縫い
合わせた後、各生地の縫い代同士を縫い合わると第4図
の状態となり、この第4図の状態から枠片40と前見頃
片43とを地縫いして折曲げて、第5図のように上衿3
2と下杵33とを形 ”成する。この上衿32及び下枠
33の表面側は生地で構成され、上衿32の裏面側は伸
縮性芯地14を取付けたものとなり、下枠33の裏面側
は第一伸縮性芯地44を取付けたものとなる。 また、第4図の状態におけるボタンを付ける位置である
合わせ縁付近では、どの位置においても第一伸縮性芯地
44または第二伸縮性芯地45が存在するので、合わせ
縁での形を保つことができる。 [第2実施例] 次に、本発明をタキシードに応用した上衣について実施
例に基づいて説明する。第6図は本発明に係わる上衣の
各生地片を分解した状態の分解図を示し、第7図は第6
図のB−B線断面における前見頃と見返しとをそれらの
一方の外縁を取付けた状態の拡大断面図を示し、第8図
は第6図の状態から各生地片の外縁を縫製して開いた状
態の正面図を示し、第9図は第8図から前見頃を折曲げ
て上衣とした状態の正面図を示す。この実施例において
、前記第1実施例と同一符合は同一部分を上衣は、後見
頃片11と、一対の対称形状の見頃片50と、一対の対
称形状の見返し片51の5点の生地から成る。見頃片5
0は、前記実施例に示した第−見頃片22の上部と第二
枠片42の半分とを一体にしたものと近い形状とし、し
かも長手側面を湾曲形状にしである。この見頃片50は
、前記後見頃片11と、他方の見頃片50と、前記見返
し片51と縫い合わされる。 第6図で示す見頃片50においては、第9図のタキシー
ド衿58となる箇所全域に第一伸縮性芯地59(斜線箇
所・・・・・・第6図での上面側)を取付ける。この第
一伸縮性芯地59は、見頃片50のうち後見頃片it、
=縫い合わせる箇所と反対側に、前記見返し片51の幅
とほぼ同じ幅とされ、首から裾に至る途中までに取付け
である。 一方、見返し片51は見頃片50のうち、後見頃片11
に近い縦方向箇所を除いたものを反対にした形状とした
ものである。この見返し片51においては、第9図の衿
58となる箇所には芯地を貼らない。そして、裾部付近
と、見頃片50.!:縫い合わさない外縁の上部に向け
て伸びる位置に第二伸縮性芯地64(斜線箇所・・・・
・・第6図での上面側)を取付ける。これら第一伸縮性
芯地59及び第二伸縮性芯地64は、見頃片50と見返
し片51とを縫い合わせた時(第8図の状態)に内側に
なるように取付けられる。この第一伸縮性芯地59は見
頃片50亦ら外れないように、その見頃片50の中側に
位置する縁よりやや内側にL字形のステッチ59′が付
けられる。また、第二伸縮性芯地64も見返し片51か
ら外れないように、その見返し片51の中側に位置する
縁よりやや内側にL字形のステッチ64′が付けられる
。 ここで、第7図に示すように、前記ステッチ59′とス
テッチ64′とによって、見頃片50の伸縮性芯地58
にはステツチ59′位置から縁までに自由片である第−
芯地片65が形成され、見返し片51の第二伸縮性芯地
64にはステッチ64′位置から縁までに自由片である
第二芯地片66が形成される。これら第−芯地片65と
第二芯地片66とは、第−芯地片65は第一伸縮性芯地
59の基部からそのまま伸ばされた状態で、第二芯地片
66はステッチ64′位置を境に折り返した状態でそれ
ぞれが縫い合わされる。即ち、見頃片50のステツチ5
9′位置付近と見返し片51のステツチ64′位置付近
では、見頃片50と見返し片51とが直接縫い合わされ
るのではなく、それらに取付けられる第一伸縮性芯地5
9の自由端と第二伸縮性芯地64の自由端である第−芯
地片65と第二芯地片66とが縫い合わされる。 この第二芯地片66を折り曲げた状態で縫い合わせると
、この第二芯地片66が第二伸縮性芯地64と同一平面
になろうとする力が働き、衿が形成された時に見返し片
51が戻らない役目をしている。また、これら第−芯地
片65と第二芯地片66とを縫い合わせることは、見頃
片50と見返し片51とが離れないようにすると共に、
見頃片50と見返し片51との間に直接ステッチ64を
入れると見頃片50と見返し片51とに自由度が無くな
るが、このようにすることによって、見頃片50と見返
し片51を互いに柔軟に保つようにできる。 なお、第一伸縮性芯地59や第二伸縮性芯地64を接着
芯地とし、見頃片5oと見返し片51とに接着によって
取付けてもよい。また、第−芯地片65と第二芯地片6
6とを互いに対向する面について接着できる接着芯地と
し、それら第−芯地片47と第二芯地片48とを接着に
よって連結してもよい。 このように、第6図の状態から、第−芯地片65と第二
芯地片66とを縫い合わせると共に、各生地の縫い代同
士を縫い合わて第8図の状態にし、この第8図の状態か
ら衿となる箇所を地縫いして折り曲げて第9図に示すタ
キシード衿58とする。このタキシード衿58の外側は
見返し片51の伸縮性芯地を貼らない箇所のみとなる。 タキシード衿58の内側は見頃片5oの第一伸縮性芯地
59を貼ったものとなる。従って、タキシード衿58の
形を第一伸縮性芯地59によって崩れないようにできる
と共に、タキシード衿58の外側に伸縮性芯地を貼らな
いのでタキシード衿58のふくらみも保つことができる
。 [第3実施例] 次に本発明の他の実施例を第10図について説明する。 第10図は第3図または第7図に相当する図である。第
3図においては、第一伸縮性芯地44の自由端である第
−芯地片47と第二伸縮性芯地45の第二芯地片48と
を縫い合わせていた。しかし、第一伸縮性芯地44と第
二伸縮性芯地45とが接着芯地である場合には、第一伸
縮性芯地44が前見頃22に接着されると共に、第二伸
縮性芯地45が見返し23に接着されているので、その
第一伸縮性芯地44の自由端を前見頃22からめくって
第−芯地片47とすると共に、第二伸縮性芯地45の自
由端を見返し23からめくって第二芯地片48としなけ
ればならない。この作業に手間がかかっていた。 ここで、第10図に示すように当実施例においては、前
見頃22に第一伸縮性芯地44を接着し、その第一伸縮
性芯地44にステッチ44′を入れる時に、その第−伸
縮性芯#!44とは別体の第一の連結布tljH49a
をそのステッチ44′で縫い合わせる。また、見返し2
3に第二伸縮性芯地45を接着し、その第二伸縮性芯#
!45にステッチ45′を入れる時に、その第二伸縮性
芯地45とは別体の第二の連結布地49bをそのステッ
チ45′で縫い合わせる。これらステッチ44′とステ
ッチ45′を入れておかないと、第一伸縮性芯地44や
第−伸縮性芯jlj!45が、前見頃22や見返し23
から剥離するおそれがある。その後、これら第一の連結
布地49aの自由端と第二の連結布地49bの自由端と
をステッチ49′で縫い合わせる。゛ この実施例においては、第一伸縮性芯地44と第二伸縮
性芯地45とは別体の、第一の連結布地49aの自由端
と第二の連結布地49bとを用いて、前見頃22と見返
し23とを連結する。これによって、第一伸縮性芯地4
4と第二伸縮性芯地45の自由端の接着をめくるよりも
作業性が向上する。 なお、第一の連結布地49aと第二の連結布地49bと
を接着布地として、それらを互いに接着するようにして
もよい。また、第一伸縮性芯地44と第二伸縮性芯地4
5とは接着芯地に限られるものではない。 [発明の効果] 以上のように本発明に係わる上衣は、衿となる表面側に
伸縮性芯地を取付けないものとし、その裏面側に型崩れ
を防止するための伸縮性芯地を取付け、それらの伸縮性
芯地の自由先端同士を見返し側を折り曲げて縫い合わせ
たものである。以上の構成によって、衿の型崩れを防止
することができる。また、衿となる表面側が生地だけと
なり、衿にふくらみ即ち柔らかみを持たせて見栄えを良
くすることができる。 この伸縮性芯地の自由先端同士の折り曲げ縫い合わせに
よって、衿の折曲げ部において外側から内側に曲げる力
が働く。この力によって衿が戻りにくくなり、従来発生
していた衿が逆に返るという不具合を解消することがで
きる。 更に、見返し側と見頃側のそれぞれに、伸縮性芯地とは
別体の連結用布地を取付け、それらの連結用布地同士を
連結するようにして、取付は作業性を向上させることが
できる。 4、図面の簡単な説明 第1図から第5図までは本発明による」−衣の一実施例
を示すもので、第1図は本発明に係わる上衣の各生地片
を分解した状態を示す分解図、第2図は第1図に示した
各生地片を縫製用に折り曲げた状態を示す斜視図、第3
図は第2図のA−A線拡大断面図、第4図は第2図の状
態から各生地片を縫製して開いた状態を示す正面図、第
5図は第4図の状態から前見頃を折曲げて上衣とした状
態を示す正面図、第6図から第9図までは本発明の他の
実施例を示すもので、第6図は本発明に係わる上衣の各
生地片を分解した状態を示す分解図、第7図は第6図の
B−B線断面における前見頃と見返しとをそれらの一方
の外縁を取付けた状態を示す拡大断面図、第8図は第6
図の状態から各生地片の外縁を縫製して聞いた状態を示
す正面図、第9図は第8図から前見頃を折曲げて上衣と
した状態を示す正面図、第1O図は本発明の他の実施例
を示す第3図相当図である。 22・・・・・・前見頃、   23・・・・・・見返
し、33・・・・・・下杵、   43・・・・・・前
見頃片、44・・・・・・第一伸縮性芯地、 45・・・・・・第二伸縮性芯地、 44′・・・・・・ステッチ、45′・・・・・・ステ
ッチ、47・・・・・・第−芯地片、48・・・・・・
第二芯地片、49a・・・・・・第一連結布地、 49b・・・・・・第二連結布地、 49′・・・・・・ステッチ、50・・・・・・見頃片
、51・・・・・・見返し片、 58・・・・・・衿、
59・・・・・・伸縮性芯地、59′・・・・・・ステ
ッチ、64・・・・・・伸縮性芯地、64′・・・・・
・ステッチ、65・・・・・・第−芯地片、66・・・
・・・第二芯地片。 i:E) 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 見頃と見返しとの境界の一部を折り曲げて衿を形成する
    上衣において、前記見頃のうち衿の裏面となる領域に芯
    地を取付け、前記見返しのうち衿の表面となる領域に芯
    地を取付けずに前記見頃の裏面になる領域にのみ芯地を
    取付け、前記見頃に取付けた芯地と前記見返しに取付け
    た芯地とのそれぞれの衿としての折り曲げ位置付近にそ
    れらの芯地の縁よりやや内側にステッチを付け、それら
    のステッチ位置より縁までの間の芯地同士をその見返し
    側のものを折り返して縫い合わせたことを特徴とする上
    衣。
JP61268700A 1986-11-13 1986-11-13 上衣 Pending JPS63126905A (ja)

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US4796305A (en) 1989-01-10

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