JPS6312272A

JPS6312272A - たばこパイプ

Info

Publication number: JPS6312272A
Application number: JP17809786A
Authority: JP
Inventors: 宮川　忠雄
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-03-18
Filing date: 1986-07-29
Publication date: 1988-01-19
Anticipated expiration: 2009-06-01
Also published as: JPH0640810B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、紙巻きたばこに点火した状態で可燃物に接
触しても、火災発生のおそれのない、新規のたばこパイ
プに関する。

従来技術今日においては、喫煙の風習は広く普及しており、殊に
、紙巻きたばこに対する嗜好は根強いものがある。

而して、紙巻きたばこを喫煙するときは、先端部に点火
するとともに、基端部のフィルタ部分を口にくわえて、
紙巻きたばこの未燃焼部分を通して煙を吸い込み、その
香りや味を楽しむものであって、このとき、紙巻きたば
この先端部の燃焼部分は、何ら、カバーされておらず、
いわゆる裸火の状態であるのが普通である。

而して、このように、いわゆる裸火の状態で喫煙すると
きは、喫煙者の不注意によって、万一、点火中の紙巻き
たばこを、たたみ・じゅうたん・衣服・布団等の可燃物
に接触させ、または、それらの可燃物と接触した状態で
置き忘れたりすると、紙巻きたばこの火種によってこれ
らの可燃物の延焼を来し、思わぬ火災の原因となること
は、よく知られている所である。

かかる事情に着目して、いわゆる自然消火形のたばこパ
イプが提案されている（第４図）。

このものは、吸口１に差し込んで保持した紙巻きたばこ
Ｃに点火した後、紙巻きたばこＣ＠覆うように、先端部
３と中間部４とからなる二重円管構造のキャップを吸口
１に取り付けるもので必って、先端部３と中間部４とに
は、それぞれ、燃焼空気取入用の孔３ａ、３ａ・・・と
孔４ａ１４ａ・・・とが穿設されており、先端部３と中
間部４との相対回転角度を変更することによって、この
孔３ａ、３ａ・・・、４ａ、４ａ・・・のそれぞれを、
互いに連通せしめたり閉塞せしめたりすることができる
ものである。

発明が解決しようとする問題点しかしながら、このものは、中間部４に対して先端部３
を捻り、積極的に、孔３ａ、３ａ・・・、４ａ、４ａ・
・・の連通を断つときに、始めて、紙巻きたばこＣの自
然消火が期待できるものであって、喫煙の途中では、孔
３ａ、３ａ・・・、４ａ、４ａ・・・を連通せしめて使
用するものであるから、喫煙者は、先端部３の捻り操作
自体を失念しがちであり、したがって、喫煙者の不注意
による火災発生の防止に対しては、殆んど、その効果が
得られないものであった。

そこでこの発明の目的は、点火中の紙巻きたばこの周囲
をキャップで覆い、しかも、紙巻きたばことキャップの
内面との間に空隙を設けることによって、キャップの表
面温度を充分低く保つことができるから、何らの操作を
要することなく、有効に、喫煙者の不注意による火災の
発生を防止することができる、新規のたばこパイプを提
供することにある。

問題点を解決するための手段かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、吸口と
、該吸口に差し込んで保持している紙巻きたばこを覆っ
て、前記吸口に着脱自在のキャップとからなり、この、
不燃性材料からなるキャップの周側部には、空気流通用
の小孔群を設けるとともに、紙巻きたばこは、前記キャ
ップの内部において、キャップの内面との間に空隙を介
して保持できるようにしたことをその要旨とする。

作用而して、前記構成によるときは、点火中の紙巻きたばこ
は、常に、キャップによって覆われており、しかも、紙
巻きたばことキャップの内面との間には空隙が存在する
から、キャップの外面の温度上昇はわずかに留まり、し
たがって、キャップに不用意に接触する可燃物を発火せ
しめるおそれを有効に排除することができるものである
。

実施例以下、図面を以って実施例を説明する。

たばこパイプは、吸口１０と、この吸口１０に着脱自在
のキャップ２０とからなる（第１図）。

吸口１０は、基端側を、口にくわえ易いように先細に形
成するとともに、先端側には、紙巻きたばこＣを差し込
んで保持するための差込孔１１を設け、この差込孔１１
の底部から、基端側まで達する煙道１１ａを設けておる
（第２図）。

差込孔１１の周囲は、キャップ２０を装着するための円
筒部１２とするとともに、その周面の一部には、キャッ
プ２０を固定するためのＬ形溝１２８を刻設しである（
第１図）。

キャップ２０は、不燃性材料、たとえばステンレス鋼・
アルミニウム等の金属材料を以って成形した円筒形であ
り、その内径は、紙巻きたばこＣの外径より若干大きく
選定するととも（、吸口１０の円筒部１２に嵌め込んで
装着できるようにしである。また、その基端部の内面に
は、吸口１０のＬ形溝１２ａと係合するための小突起２
１が突設しである。

キャップ２０の周側には、多数の小孔２２．２２・・・
からなる小孔群が、穿設しである。小孔２２．２２・・
・は、キャップ２０の周側の３方向にほぼ等配された３
群を形成するように穿設した直径１〜２繭程度の多数の
小孔であって、キャップ２０の先端部から、吸口１０の
円筒部１２と重ならない範囲にか【プて、体裁よく配列
しであるものとする。

キャップ２０の先端部には、点火口２３が設【プてあり
、この点火口２３は、細メツシュの金網２３ａによって
覆われている。キャップ２０の全長は、使用状態におい
て、未点火の紙巻きたばこＣの先端が、わずかの間隙を
以って、点火口２３に相対向する如く、定めであるもの
とする（第２図）。

いま、吸口１０の差込孔１１に、紙巻きたばこＣの根元
側を差し込んで保持した後、この紙巻きたばこＣを覆う
ように、キャップ２０を吸口１０の円筒部１２に嵌め込
んで装着する。このとき、キャップ２０の内径は、紙巻
きたばこＣの外径より若干大きく選定しであるから、キ
ャップ２０に収納された状態の紙巻きたばこＣとキャッ
プ２０の内面との間には、空隙ｄが存在しているととも
に、未点火の紙巻きたばこＣの先端は、わずかの間隙を
以って点火口２３に対向するから、吸口１０を吸いなが
ら、点火口２３に、マツチ・ライタ等の点火源を近付け
るときは、点火口２３の金網２３ａを介して、点火源の
炎が吸引され、紙巻きたばこＣの先端に点火することが
できる。

この状態で、吸口１０を吸えば、紙巻きたばこＣの燃焼
による煙が吸引できるから、よく、喫煙を楽しむことが
できる。なお、このときの紙巻きたばこＣの燃焼用空気
は、点火口２３、および、多数の小孔２２．２２・・・
の双方を介して、キャップ２０の内部に吸引されるもの
である。

紙巻きたばこＣに点火した状態で喫煙を中断するときは
、主として、キャップ２０に設けた小孔２２．２２・・
・から自然に流通する空気によって、紙巻きたばこＣの
燃焼が継続し、紙巻きたばこＣの、たばこ葉が充填され
ている範囲からなる可燃部分がすべて燃えつきるまでは
、紙巻きたばこＣの火種が自然消火することはない。而
して、このときのキャップ２０の外面の温度は、紙巻き
たばこＣとキャップ２０の内面との間に空隙ｄが介在す
るので、キャップ２０がたたみ・じゅうたん・布団・衣
類等に接触したときにも、それらを焦がすような高温に
なることはない。ここで、喫煙してない状態における紙
巻きたばこＣの燃焼温度は、約３００℃程度に留まるも
のでおるから、空隙ｄは、約２＃程度以上あれば充分な
ものである。

なお、キャップ２０の内部において、紙巻きたばこＣが
燃焼すると、キャップ２０中には、灰が落ちることにな
るが、キャップ２０に設けた小孔２２．２２・・・は小
さく、しかも、点火口２３を覆う金網２３ａは細メツシ
ュであるので、キャップ２０に格別の衝撃を与えない限
り、この灰がこぼれることは殆んどない。

他の実施例キャップ２０の先端部には、段部２４に嵌着するキャッ
プカバー２５を使用することができる（第３図）。ここ
では、キャップカバー２５には、中心部に大径の透孔２
５ａを、また、その周囲に、複数の小径の透孔２５ｂ、
２５ｂ・・・を穿設し、これらの透孔２５ａ、２５ｂ、
２５ｂ・・・を以って、前実施例における点火口２３と
同等の点火口を形成せしめている。キャップ力バー２５
が別部材で必るので、紙巻きたばこＣへの点火の際にも
汚損され難く、また意匠的に優れた部材を使用すること
が容易である。

また、キャップ２０の周側部に設ける小孔群は、直径約
２柵の小孔２６．２６・・・を、約３１ｎＭ間隔に４列
に設けることによって（同図）、たばこパイプを水平に
保持するときは、点火中の紙巻きたばこＣか約２９程度
で自然消火し、数１０度以上の斜めに保持するときは、
自然消火しないものが得られる。喫煙中においては、手
で斜めに保持することは、通常の習慣にも反しないから
、喫煙の途中で紙巻きたばこＣが自然消火してしまい、
焦燥感を覚えるおそれがない反面、可燃物に接して不用
意に放置されるときは水平状態にあることが多いから、
かかる形態によれば、一層、火災予防の効果を顕著に実
現することができる。なお、紙巻きたばこＣの燃焼継続
は、主として、小孔群からの空気の自然流通によるもの
であるから、以上の特異な効果の実現には、点火口の形
態の差異は殆んど影響を及ぼさない。

発明の詳細な説明したように、この発明によれば、喫煙のために点
火中の紙巻きたばこを、小孔群を設けたキャップによっ
て覆い、このキャップの内部において、紙巻きたばこと
キャップの内面との間に空隙が介在するようにすること
によって、紙巻きたばこが燃焼を継続しても、キャップ
の外面の温度は、キャップと接触する可燃物を焦がした
り、発火せしめたりするような高温になることがないか
ら、喫煙者の不注意による火災の発生を有効に防止でき
るのみならず、火災の発生を防止するために、喫煙途中
または喫煙の最後において、何らの格別の操作を必要と
しないから、不注意な喫煙者が必要な操作を失念すると
いうおそれがなく、したがって、よく、火災予防の実効
を上げることができるという優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図は実施例を示し、第１図は分解斜視説明
図、第２図は使用状態を示す縦断面説明図である。第３図は、他の実施例を示す要部分解斜視図である。第４図は、従来例を示す縦断面説明図である。Ｃ・・・紙巻きたばこｄ・・・空隙１０・・・吸口２０・・・キャップ２２・・・小孔２３・・・点火口２３ａ・・・金網２５・・・キャップカバー２５ａ、２５　ｂ　・・・透孔

Claims

【特許請求の範囲】１）紙巻きたばこを差し込んで保持するための吸口と、
該吸口に保持した紙巻きたばこを覆つて、前記吸口に着
脱自在の円筒形キャップとからなり、該キャップは、空
気流通用の小孔群を周側部に設け、紙巻きたばこは、前
記キャップの内部において、該キャップの内面との間に
空隙を介して保持し得るようにしたことを特徴とするた
ばこパイプ。２）前記キャップは、先端部に点火口を有することを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載のたばこパイプ。３）前記点火口は、細メッシュの金網を介して閉塞され
ていることを特徴とする特許請求の範囲第２項記載のた
ばこパイプ。４）前記点火口は、前記キャップの先端に嵌着したキャ
ップカバーに穿設した複数の透孔によつて形成されてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第２項記載のたばこ
パイプ。