JPS63118170A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、電子写真方式を採用した複写機等の現像装置
に関する。

「従来の技術」 いわゆるゼログラフィ方式と呼ばれる電子写真方式を採
用した複写機においては、第４図に示すように、感光体
１の外周面をクリーニング装置２がクリーニングし、帯
電器３で一様に帯電した後、露光装置４で露光して、感
光体１上に静電潜像を形成する。この静電潜像を現像器
５で現像し、転写器６により複写用紙７に転写して図示
しない定着装置で定着処理してコピーを得る。

この現像器５は一成分現像方式を採用しており、導電性
磁気トナーを収容したトナーホッパー１１中に、トナー
を攪拌するアジテータ１２と、トナーを外周面に一様に
付着させてこれを担持するスリーブ１３（現像剤担持体
）とが設けられている。

アジテータ１２により攪拌されたトナーがこのスリーブ
１３に向けて送られると、スリーブ１３の外周面に磁気
によってトナーが付着する。このトナーは、スリーブ１
３の外周面に軽く接するように押し付けられたブレード
１４によって、その厚さが調整されてから、感光体１の
静電潜像に対向する側に送り込まれる。

「発明が解決しようとする問題点」 さて、このような現像装置の使用中、第５図に示すよう
に、スリーブ１３の外周に突然、一部分トナーが付着し
ない線状部分１６が発生し、現像不良によるコピーの失
敗が生じることがある。

この原因を調査したところ第６図に示すように、ブレー
ド１４とスリーブ１３との微小間隙にトナーの塊やトナ
ー中に混入したシール材その他の塵埃１７が詰まり、そ
の部分のトナー１８がスＩＪ　−ブ外周からかき落とさ
れてしまうことがわかった。

このような塵埃等をトナー中から完全に除去することは
、非常に難しく、また、いったんこれらによる詰まりが
生じると、現像器の分解修理等が必要になり、回復に非
常な手数を必要とする難点があった。

本発明は以上の点に着目してなされたもので、上記のよ
うな詰まりによるトラブルを防止し、またトラブルが発
生しても速やかに回復する現像装置を提供することを目
的とするものである。

「問題点を解決するための手段」 本発明の現像装置は、現像剤を外周面に一様に付着させ
てこれを担持する現像剤担持体を、外表面に静電潜像が
形成された静電潜像保持部材に対向させて配置し上記静
電潜像を現像するものにおいて、上記現像剤担持体はほ
ぼ円筒状とされ、その外周上に、その回転軸に平行に向
けて配置され上記現像剤の現像剤担持体外周面への付着
厚さを調整するブレードが設けられており、上記現像剤
担持体は、上記現像処理中には、所定速度で正転し、現
像処理がされていないとき所定時間逆転するよう駆動制
御されることを特徴とするものである。

「作用」 以上のように、本発明の現像装置は、感光体く静電潜像
保持部材〉の現像中は、スリーブ（現像剤担持体）を正
常に正転させ、その現像処理の終了後、適当なタイミン
グで一時的にそのスリーブを逆転させる。これによって
、スリーブとブレードと間に詰まった塵埃等が除去され
、また、少量の塵埃であって、完全に詰まって現′像に
支障が生じる以前のものがそのつど除去される。

「実施例」 第１図は本発明の現像装置の実施例を示す断面図である
。

この現像装置には、トナーホッパー１１中でトナー（現
像剤）を攪拌するアジテータ１２と、トナーを外周面に
一様に付着させてこれを担持するスリーブ１３と、スリ
ーブ１３の回転軸に平行に向けて配置されてスリーブ外
周面へのトナーの付着厚さを調整するブレード１４とが
設けられている。

アジテーク１２は、矢印２１方向に回転して、トナーを
攪拌しながらスリーブ１３方向へ送る既知の構成の装置
である。ブレード１４はシリコンゴム等からなり、トナ
ーホッパー１１の内壁に設けられた凸起２２に支持され
、スリーブ１３の外周面に軽く接触するよう配置されて
いる。その形状は第５図に示したとおりのものである。

スＩＪ−ブ１３は、駆動制御部２５により通常矢印２３
方向に回転するよう制御されている。この駆動制御部２
５はモータおよびその制御回路から構成され、感光体１
の回転と同期してこのスリーブ１３を回転させる一方、
現像処理の直後あるいは直前で、次のようにスリーブを
回転させる。

第２図と第３図は、そのスリーブの回転速度を縦軸に、
時間を横軸に示したグラフである。

第２図において、スリーブ１３は、現像処理中一定速度
で正転するが、現像終了直後、Ｔ時間逆転する。このと
き、逆転によってスリーブ１３は、第６図に長さＷで示
した距離だけ後もどりするように、逆転速度と時間を選
定しておく。この長さＷは、ブレード１４とスリーブ１
３とが接する個所から、ブレード１４の下端までの距離
である。

現像直後にスリーブ１３をこれだけの１あるい；まそれ
以上逆転させてやると、このブレード１４とスリーブ１
３との間に、詰まったかあるいは詰まりそうになった塵
埃１７（第６図）が、図の下方に落下する。これによっ
て、詰まりの防止あるいは除去が自動的に行われる。

第３図は、この駆動制御部２５の別の動作例を示し、こ
れは、現像処理の直前にスリーブを１時間逆転させると
いうもので、その他の動作および効果は第２図の場合と
同様である。

「変形例」 本発明は以上の実施例に限定されない。

現像剤を同様の原理によって現像剤担持体外周に付着さ
せ、静電潜像の現像を行うあらゆる装置について、本発
明を適用することができる。また、現像剤担持体の逆転
のタイミングは、現像処理が行われていないときであれ
ばいつでもよく、現像処理の終了のつど１回ずつでも、
また数回の現像処理後１回でもよく、あるいは複数回繰
り返してもよい。

また、この現像装置は複写機に限らずレーザプリンタ等
を用いた記録装置に採用してもさしつかえない。

「発明の効果」 以上説明した本発明の現像装置によれば、現像剤担持体
の外周面に現像剤を常に一様に付着させることができ、
万一トラブルが生じてもこれを自動的に除去することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の現像装置の実施例を示す装置の断面図
、第２図と第３図（まその現像剤担持体の駆動制御の説
明図、第４図は本発明の実施に適する複写装置の概略構
成図、第５図はその現像剤担持体とブレードとの関係を
示す斜視図、第６図は詰まりの生じた部分の部分拡大縦
断面図である。 １・・・・・・静電潜像保持部材、 １３・・・・・・現像剤担持体、 １４・・・・・・ブレード、 ２５・・・・・・駆動制御部。 出　　願　　人 富士ゼロックス株式会社 代　　理　　人 弁理士　　山　　内　　梅　　雄 第４図 第５園　　　　　第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 現像剤を外周面に一様に付着させてこれを担持する現像
   剤担持体を、外表面に静電潜像が形成された静電潜像保
   持部材に対向させて配置し前記静電潜像を現像するもの
   において、前記現像剤担持体はほぼ円筒状とされ、その
   外周上に、その回転軸に平行に向けて配置され前記現像
   剤の現像剤担持体外周面への付着厚さを調整するブレー
   ドが設けられており、前記現像剤担持体は、前記現像処
   理中には、所定速度で正転し、現像処理がされていない
   とき所定時間逆転するよう駆動制御されることを特徴と
   する現像装置。