JPS63112463A - 炭素繊維/炭素複合材の製造方法 - Google Patents

炭素繊維/炭素複合材の製造方法

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JPS63112463A
JPS63112463A JP61260153A JP26015386A JPS63112463A JP S63112463 A JPS63112463 A JP S63112463A JP 61260153 A JP61260153 A JP 61260153A JP 26015386 A JP26015386 A JP 26015386A JP S63112463 A JPS63112463 A JP S63112463A
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酢谷 潔
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、航空機や自動車用のディスクブレーキ材等
の耐摩耗性材料、軸受等の摺動材料、ロケットノズルの
ようなアブレーション材料、或いはホットプレス用モー
ルドなどに使用して優れた性能を発揮する炭素繊維/炭
素複合材の製造方法に関するものである。
〈従来技術とその問題点〉 軽量で貰強度を示し、しかも耐摩耗性や潤滑性に優れた
炭素繊維/炭素複合材(以下rC/C複合材」と略称す
る)は、今や宇宙航空機部材や自動車部材、更には医療
用材料等として欠かせない存在となっているが、その製
造には炭素繊維と熱硬化性樹脂との複合材(CF RP
)を炭化する手段が一般的に採用されている。
しかし、熱硬化性樹脂を炭化するとその炭化収率は約5
0%程度にしかならず、そのため“ただ単に炭素繊維と
熱硬化性樹脂との複合材を炭化する”だけでは炭化後の
マトリックスが気孔やクラックの多いC/C複合材とな
って所望強度が確保できないので、上記方法に従ってC
/C複合材を製造する場合には「ピッチ含浸−再炭化」
を繰り返す等の緻密化処理が必要とされていた。このよ
うなことから、上記従来のC/C複合材の製造方法には
製造工程が極めて複雑であるが故に生産能率が悪く、従
って製品価格も非常に高価なものとなってしまうとの問
題点が指摘されており、工業的に決して好ましい手段と
は言えなかった。
一方、このような情勢の中から、最近、C/C複合材の
製造に関して「ピッチとコークス粉をマトリックス材と
し、これに炭素繊維を混入したものを500℃程度のセ
ミ炭化温度で加圧・加熱成形する」と言う手段を取り入
れた新しい方法の可能性を検討した結果も報告されてい
る(「鉄と鋼」NO,5,VOL、72. MAR,1
986,第306頁)。そして、ピッチ成分の加圧・加
熱成形後の炭化収率は90%程度と高いことから、上記
方法によって気孔やクラックの少ないマトリックスを得
られることが予想され、別設の緻密化処理を行わなくて
も比較的良好な強度のC/C複合材が製造されるものと
期待された。
ところが、この新しい報告になる方法によって得られる
C/C複合材も現状で達成できる強度は高々800 k
g/cm2でしかなく、市販されている高性能C/C複
合材の1000〜2000kg/cm”には未だ及ばな
いのが実情であった。
く問題点を解決するための手段〉 本発明者等は、上述のような観点から、曲げ、引張り、
圧縮及び剪断等の強度や、耐摩耗性を始めとするその他
の物性に優れた高密度C/C複合材を工業的規模で安定
生産し得る方法を提供すべく、特に、炭化収率の低い熱
硬化製樹脂を使用しないことから工夫によっては十分に
満足できる高密度・高強度C/C複合材を得る余地が残
されているのではないかとの期待が頭をもたげがちな前
記「“鉄と鋼”に報告されたC/C複合材の製造方法」
に着目し、まず、この方法で製造されるC/C複合材が
期待される程に高い強度を示さない原因の解明を目指し
て研究を行った結果、以下(al〜(f)に示す如き知
見を得るに至ったのである。即ち、 (a)  ピッチと、コークス粉等の骨材と、炭素繊維
とを混合した成形素材を加圧下で加熱して行くとピッチ
は溶融状態となるが、このとき成形体は成形圧のために
炭素繊維とコークス粉が接触するまで圧密されるので、
余剰のピッチは系外に流出してピンチの過不足が無い状
態となる。ところが、上記成形素材の加圧・加熱成形を
完了するには更なる高温に加熱する必要がある。
しかし、一般にこのような高温域に加熱するとビ・ソチ
は分解してガスを発生するが、この発生ガスのガス圧に
より量的均衡を保っていたピッチは更に系外に押し出さ
れ、この流出したピッチの体積分だけ成形体中に気孔が
発生して、C/C複合材製品の強度低下の原因となるこ
と。
(b)  そして、この分解ガスの発生量はピッチの揮
発分が高いほど多くなるから、揮発分の高いピッチを使
用した場合はど成形体は多孔質となり、それに応じて得
られるC/C複合材の強度が低下すること。
(C)シかるに、前記「“鉄と鋼”に報告されたC/C
複合材の製造方法」では、同一報告者の技術論文たる「
゛バルクメソフェーズをバインダーとする炭素材料の試
作°(“炭素” 1985. No、 123.第15
0〜159 頁>」に「揮発分が30%以上のピッチが
良好である」旨記載されていることからも明らかな如く
、高い含有量で揮発分を含むピンチの使用が前提とされ
ているため、これが所期の強度を備えたC/C複合材を
得る上で大きな障害となっているものと考えられること
(d)シからば、低揮発分のピッチを使用すればC/C
強度は改善される筈である。それにもかかわらず、前記
逐次刊行物「炭素」に掲載された技術論文には「ピッチ
中の揮発分含有量が低いと強度は逆に低下する」との結
果が示されているが、ここで使用されているピッチは8
0%以上の割合でキノリンネ溶分を含むものであり、こ
の組成のピッチは溶融性(軟化性)が悪いため炭素繊維
やコークス粉との接着性が良くな(、そのため十分な製
品強度が達成出来なかったものと推測されること。
(e)  このようなことから、炭素繊維と、コークス
粉等の骨材と、ピッチとからなる組成物を成形素材とし
てC/C複合材を製造するに当って、低い揮発分含有割
合でしかも溶融性の良好なピッチを使用すれば、複雑な
工程を必要とすることなく十分に満足できる強度を備え
た緻密なC/C複合材の安定製造が可能になると結論さ
れること。
(f)  上述のような低い揮発分で溶融性に優れたピ
ンチは、タール又はピッチを減圧下で、或いは水又はガ
ス(Nzガス等)を吹き込みながら熱処理する等の手段
により容易に得られること。
この発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、 炭素繊維、微粉状炭素質骨材、並びに揮発分が28%以
下でかつ軟化点が400℃以下のバインダーピッチから
なる成形素材を加圧・加熱成形し、次いで炭化ないし黒
鉛化することにより、面倒な処理・操作を要することな
く、高密度で、強度や耐摩耗性等の物性に優れた炭素繊
維強化炭素材を安定して量産し得るようにした点、 に特徴を有するものである。
なお、使用される炭素繊維は高性能グレード又は汎用グ
レードの何れでも良く、構造材等の用途には高性能グレ
ード品を、そして耐摩耗性材料や摺動材料等の用途には
汎用グレード品をと言ったような使い分けをするのが適
当である。また、炭素繊維の形態としては、織物、プリ
プレグ状の一方向繊維、短繊維状のチョップ等測れを採
用しても良い。
炭素質骨材は、成形材の炭化時にマトリックスの収縮を
抑制してマトリックスの亀裂発生を低減する役割を担っ
たものであり、C/C複合材の製造に従来から使用され
ている炭素粉、カーボンブランク、黒鉛等の何れをも採
用することができる。
また、その粒径は格別に限定されるものではないが、粒
径が20μを越えると複合体の炭化処理後に骨材とピッ
チのマトリックス中にクラックが発生し易くなることか
ら、好ましくはユーマイザー等で微粉砕した20μ以下
の粒径のもの(例えば5〜15μの粒径のものが主体を
なすもの)を使用するのが良い。そして、その配合量は
、全マトリックスに対して少なくとも20重量%以上と
するのが好ましい。
ところで、この発明で使用するバインダーピ・ノチとし
ては、前記の如く揮発分が28%以下(好ましくは10
〜28%)でしかも軟化点が400℃以下のものを選ば
なければならない。なぜなら、揮発分が28%を上回る
と、前述したように加圧・加熱成形中に発生する分解ガ
ス量が多くなってマトリックスの多孔質化を招き、製品
の強度特性等に所望の性能が得られなくなるからであり
、−方、軟化点が400℃を越えるものでは加圧・加熱
成形時に十分な流動性を示さないので炭素繊維や炭素質
骨材に対する接着力が悪く、やはり十分に優れた性能の
C/C複合材を得ることができないからである。
ここで、バインダーピッチの揮発分量はJIS8812
に準じて測定した値であり、この値は炭化時に揮発する
成分量を示したものである。また、軟化点は高化式フロ
ーテスターで測定するものであり、その測定方法は次の
通りである。即ち、微粉状ピッチを断面積が1cLll
で下部1flφのノズルを有するシリンダーに詰め、上
部からプランジャーにより10 kg/cm”の圧力で
加圧しつつ6℃/hrで昇温し、プランジャーの変位を
測定する方法である。そして、ここで言う軟化点とは「
ピッチが軟化変形することによりプランジャーが動き始
めた後、その動きが停止する温度」と定義できる。なお
、軟化点の物理的意味は「軟化変形したピッチが初期に
存在した空隙を充填し終る温度」と言うことができる。
このように、揮発分が30%以下でも良好な溶融性を示
すピッチは、例えばタール又はピッチを100Torr
以下の減圧下で380〜550℃程度の温度に加熱し適
当時間保持する熱処理によって容易に得ることができる
。つまり、タール又はピッチを熱処理するに際して雰囲
気を減圧すると、低分子量成分が円滑に除去されて原料
組成の均質化が増し、ピッチの揮発分が同じ値となるよ
うに熱処理した場合には大気圧下で熱処理するよりも遥
かに良好な溶融性を示すようになる。そして、この際の
減圧度合は100Torr以下とすることが必要で、こ
れ以上の圧力ではピッチの溶融性改善の効果が小さいの
で適当でない。また、熱処理温度が380℃未満ではピ
ッチの熱分解反応による揮発分低下が遅くて好ましくな
く、一方、550℃を越える熱処理温度では熱分解反応
速度が過大となって制御が困難となるので、上記手段に
よってバインダーピッチを調整する場合には熱処理温度
は380〜550℃に設定するのが良い。
また、上記の如く単に減圧下で熱処理する方法の他に、
大気圧下或いは減圧下において水蒸気やガス(N2ガス
等)を吹き込みつつ熱処理する方法を採用しても、低揮
発分で良好な溶融性を示すピッチを得ることができる。
さて、この発明の方法で使用する成形素材の混合・分散
調整は以下のようにして実施すれば良い。
即ち、炭素繊維として織物や一方向繊維の形態のものを
使用する場合には、炭素質骨材粉とバインダーピッチを
分散させた溶液中に炭素繊維を浸漬する手段が好ましい
。この場合、分散液には、これら固体粉及び炭素繊維の
何れとも濡れ性の良い、例えばアセトン、エタノール、
メタノール、〔水十界面活性材〕の溶液、或いはこれら
と樹脂の混合液等が使用出来る。このような手段を採用
することにより、固体成分が炭素繊維に良くなじんで均
一な厚みで付着し、高炭素繊維含有率の成形体を製造す
ることが可能となる。そして、上述のようにしてマトリ
ックス材を付着させた炭素繊維は、積層の後、加圧・加
熱成形される。
また、炭素繊維としてチョップ状の短繊維を使用する場
合には、繊維とマトリックス粉を配合した後■型プレン
ダー等の混合機で乾式混合すると言う一般的な混合法を
採用す乞ことにより、十分良好な結果が得られる。
上記のように積層又は混合された成形素材は、次いで、
そのまま或いは予備成形の後加圧・加熱成形されるが、
出来れば加圧・加熱成形手段には以下に示す二段工程か
ら成る方法を採用するのが望ましい。即ち、まず無加圧
又は低加圧(20kg/cm”程度以下)下で昇温速度
:1〜bにてピッチが軟化流動する温度以上まで昇温し
、この温度域に達したならば加圧力を40 kg/cm
”程度以上とし、更に昇温速度:1〜20℃’c/mi
nにてピンチが熱分解反応を活発に起こす温度域である
450〜600℃程度にまで昇温し、ピッチが十分固化
するまで加圧・保持する方法である。
そして、このようにして得られた加圧・加熱成形体は、
次に、不活性ガス雰囲気中で昇温速度:1〜b される。
上述したようなこの発明の方法によると、格別な緻密化
処理を行わなくても1.5〜1.7g/cm3と言う高
い見掛は密度を有し、従来のC/C複合材に比して一段
と高い強度(汎用グレードの炭素繊維を使用した場合は
1000kg/c…2程度、また高性能グレードの炭素
繊維を使用した場合で2000kg/cm”程度)を有
するC/C複合材を安定して製造することが可能である
が、以下、実施例によりこの発明を具体的に説明する。
〈実施例〉 実施例 1 内容禎が52のガラス製セパラブルフラスコに4kgの
コールタールを仕込み、第1表に示す条件で熱処理して
揮発分ランクの異なるバインダーピッチを調整した。
一方、石油コークスを1000℃の温度に加熱して炭化
した後、ユーマイザーで微粉砕して平均粒径:11μの
コークス粉を調整した。
次いで、上述の揮発分の異なるバインダーピッチの各々
について、100メツシユ以下に粉砕したそれの70部
とコークス粉30部とを170部のエタノール中に分散
し、この分散液中に、アセトンで洗浄後乾燥して9.5
cmX9.5cmに裁断したPAN系炭素繊維織物(高
強度糸、フィラメント数:1000本、平織)を浸漬し
て上記コークス粉とバインダーピッチとを付着させた。
次に、このようにしてマトリックス材を付着させ、その
後乾燥した上記織物を30枚積層し、これを内寸が10
cm角の金型に装入して昇温速度:第  1  表 (注1)*印は、本発明の条件から外れていることを示
す。
(注4)得られたC/C複合材中の炭素繊維含有率は5
0〜60%であった。
第  2  表 (注1)*印は、本発明の条件から外れていることを示
す。
5℃/rainにて520℃まで昇温した。そして、こ
の温度で30分保持した後冷却し、上記寸法の成形体を
得た。
続いて、これらの成形体を粉コークス中に詰めN2雰囲
気下で昇温速度=15℃/minにて1000℃まで昇
温しで炭化し、C/C複合材とした。
このようにして得られたC/C複合材の見掛は密度と曲
げ強度の測定結果を第1表に併せて示す。
第1表に示される結果からも明らかな如く、本発明の条
件通りに製造されたC/C複合材は高密度を有しており
、曲げ強度で1500 kg/am”以上の高強度を備
えていることが分かる。
実施例 2 実例例1におけると同様のバインダーピッチとコークス
粉とを準備し、繊維長: 0.7mmの汎用グレード炭
素繊維(糸強度: 70kg/cm2.糸径:18μ)
と配合比(重量比) バインダーピッチ:コークス粉:炭素繊維−25部:2
5部:50部 の割合で配合して十分混合した後、この混合物の100
gを実施例Iにおけると同様の金型に装入して実施例1
と同じ成形条件で成形し、ついで実施例1と同じ炭化条
件で炭化処理した。
このようにして得られたC/C複合材の見掛は密度と曲
げ強度との測定結果を第2表に示す。
第2表に示される結果からも明らかなように、本発明の
条件通りに製造されたC/C複合材は高密度を有してお
り、汎用グレードのチョップ状炭素繊維を用いたとして
も高い強度を示すことが分かる。
実施例 3 内容積が51のガラス製セパラブルフラスコに2kgの
コールタールを仕込み、450℃の熱処理温度でかつ第
3表に示す各圧力下で、得られるピッチ中の揮発分が〔
20±0.5〕%となるまで熱処理してバインダーピッ
チを調整した。
このようにして得られたバインダーピッチと、実施例1
におけると同様のコークス粉及び炭素繊維とを用い、や
はり実施例1と同様条件でC/C複合材を製造した。
このようにして製造されたC/C複合材の見掛は密度と
曲げ強度との測定結果を第3表に併せて示すが、これら
の結果からも、本発明の条件通りに製造されたC/C複
合材は高密度を有していて高い強度を示すことが分かる
実施例 4 内容積が51のガラス製セパラブルフラスコに4kgの
ストレートアスファルトを仕込み、昇温速度:5℃/w
inで440℃まで昇温した後、該アスファルト液中に
内径=311φのステンレス鋼チューブを通して500
℃に予熱した水蒸気を毎分5gずつ吹き込みながら2時
間熱処理したところ、揮発分が22%、軟化点が330
℃のピンチが得られ、処理時の収率は24%であった。
次に、上記ピッチを60メソシユ以下に微粉砕して得た
バインダーピッチ25部と、実施例1におけると同様の
コークス粉35部と、実施例2におけると同じ繊維長:
0.7mmの汎用グレード炭素繊維(糸強度: 70k
g/cm2.糸径:18μ)40部とを混合した後、実
施例2の場合と同様条件で加熱・加圧成形し、炭化処理
した。
このようにして製造されたC/C複合材の見掛は密度と
曲げ強度とを測定したところ、見掛は密度が1.53g
/cm2で曲げ強度が1020kg/cm2であること
が確認された。
く効果の総括〉 以上に説明した如く、この発明によれば、高密度を有し
、強度その他の緒特性に一段と優れた炭素繊維強化炭素
材を工業的規模で安定して生産することが可能となり、
炭素繊維強化炭素材の適用分野の更なる拡大が期待でき
るなど、産業上極めて有用な効果がもたらされるのであ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素繊維、微粉状炭素質骨材、並びに揮発分が2
    8%以下でかつ軟化点が400℃以下のバインダーピッ
    チからなる成形素材を加圧・加熱成形し、次いで炭化な
    いし黒鉛化することを特徴とする、炭素繊維強化炭素材
    の製造方法。
  2. (2)使用するバインダーピッチが、タール或いはピッ
    チを100Torr以下の減圧下で熱処理して得られた
    ものである、特許請求の範囲第1項に記載の炭素繊維強
    化炭素材の製造方法。
  3. (3)使用するバインダーピッチが、タール或いはピッ
    チを大気圧下或いは減圧下で水又はガスを吹き込みなが
    ら熱処理して得られたものである、特許請求の範囲第1
    項に記載の炭素繊維強化炭素材の製造方法。
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