JPS63111868A - 医療用液体容器 - Google Patents

医療用液体容器

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JPS63111868A
JPS63111868A JP61257036A JP25703686A JPS63111868A JP S63111868 A JPS63111868 A JP S63111868A JP 61257036 A JP61257036 A JP 61257036A JP 25703686 A JP25703686 A JP 25703686A JP S63111868 A JPS63111868 A JP S63111868A
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JP
Japan
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wall
medical
medical needle
medical liquid
mouth
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Pending
Application number
JP61257036A
Other languages
English (en)
Inventor
徹郎 西村
横山 勝二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は医療用針による刺通可能な栓体を備えた筒状
液体出入口部を一側縁部に突設し、この口部を介して上
記医療用針により医療用液体を導入又は導出するように
した医療用液体容器に関する。
(従来の技術) 従来、エチレンビニルアセテート共重合体(以下EVA
と略称する)等の軟質プラスチックシートからなる袋状
容器本体の一側縁に筒状液体出入口部を突設し、この口
部に医療用針を刺通させ、容器本体に対し、輸液等の医
療用液体を導入又は導出するようにし医療用液体容器が
知られている。
従来、この筒状液体出入口部は熱可塑性プラスチック製
筒状本体と、この筒状本体の先端に設けられたゴム状栓
体と、この栓体を筒状本体の先端に固定させるための比
較的柔軟な熱可塑性プラスチック製キャップとからなっ
ており、筒状本体の材質としてはキャップとの密着性を
良好に保つためキャップと同質の比較的柔軟な熱可塑性
プラスチック、たとえばEVA65%/高密度ポリエチ
レン(以下HDPEと略称する)35%のブレンドポリ
マーが用いられている。
(発明が解決しようとする問題点) このような医療用液体容器に対し、医療用針を液体出入
口部のゴム状栓体に刺通して医療用液体を導入又は導出
させる場合、医療用針を、その刺通方向がこの筒状液体
出入口部の軸に対し、平行になるようにしてゴム状栓体
部を刺通するのであるが、しばしば誤って、医療用針が
斜めに大きくずれてゴム状栓体に突き刺され、医療用針
がそのまま筒状本体の内壁に突き刺さり、さらに外壁面
を貫通するおそれがあった。
このように医療用針が筒状本体の壁面を貫通するような
ことが生じた場合は、その医療用液体容器が使用不能と
なるおそれがあるだけでなく、指等の人体を傷付けるお
それがある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するため研究した結果、医療
用針を医療用液体容器の筒状液体出入口部を刺通させる
場合において、その刺通方向を誤って筒状液体出入口部
の内壁面に突き刺さるような方向に向けたとしても、医
療用針がこの口部壁部を貫通することを回避し得る方策
を見い出すことに成功したものである。
具体的には、本発明は可撓性を有するプラスチック製容
器本体と、医療用針による刺通可能な栓体を一端に備え
、他端において該容器本体に固着された筒状の液体出入
口部を備えてなり、該医療用針を該栓体に刺通せしめて
医療用液体を導入、又は排出するようにした医療用液体
容器において、該口部の内壁から外壁への該医療用針に
る刺通抵抗が刺通角34″において5灼以上(但し針の
太さ18Gaに対して)であることを特徴とする医療用
液体容器を提供することにより上記問題点の解決を図っ
たものである。
なお、上記口部はその壁部が少なくとも2層からなり、
そのうちの−層の刺通抵抗を他層より大きくして、医療
用針の座屈荷重以上となるようにしてもよい。もちろん
、口部本体の壁部が一層からなるものであって、その医
療用針による刺通抵抗が医療用針の座屈荷重以上として
もよい。
なお、この種の医療用液体容器に対し、液体を導入又は
導出するために用いられる医療用針は160a (ゲー
ジ)、18Ga又は21Gaのものであり、したがって
上述の口部の壁部刺通抵抗は34″刺通角(壁面とのな
す角度)(刺通速度50M/分)の場合、18Gaの医
療用針で5〜以上、好ましくは6 K9以上、21Ga
の医療用針で2 Kg以上、好ましくは2.5に’j以
上であれば医療用針のカメラが折れ曲がり(すなわち座
屈)を起こす。
なお、医療用針の34°でのカメラの曲り発生強度は平
均的に18Gaで4.5Kg、21Gaで1.8Kg程
度である。
このように、液体出入口の刺通抵抗を医療用針(カメラ
)の座屈荷重以上に大きくする方策としては硬質のプラ
スチック材料を選択すること、あるいはその肉厚を調整
することによりおこなうことができる。なお、ここで医
療用針の座屈荷重とは該医療用針のカメラが外部応力よ
り屈服し、曲がりを発生させるその外部応力を云う。
以下、本発明を図示の実施例を参照して説明する。
(実施例) 第1図は医療用液体容器の1例としての液体バックを示
すものであって、エチレン−酢酸ビニル共電合体等の軟
質プラスチックからなる容器本体1と、この容器本体1
の一側縁の封管部に基端が融着され先端が外方に向けて
突出した液体出入口部2とからなっている。
液体出入口部2は第2図に示すように、円筒状の口部本
体2aと、この口部本体2aの先端にその開口部を閉塞
するようにして爪管されたゴム状栓体2bと、円筒状を
なしその基部が上記口部本体2aの上部周面に液密に接
着され、先端がゴム状栓体2bの周縁部と係合し、これ
によりゴム状栓体2bを口部本体2aの開口部に液密に
固定するキャップ2cと、口部本体2aの内壁面のほぼ
全面を被覆するようにして口部本体2a内に嵌合された
円筒状内部壁部2dとからなっている。
口部本体2aは比較的軟質のプラスチック、たとえばエ
チレン−酢酸ビニル共重合体65%と高密度ポリエチレ
ン35%とのブレンドポリマーからなり、両端が開口し
ている。
ゴム状栓体2bとしては自己閉塞性を有する弾性体が通
常用いられる。このゴム状栓体2b周面にはそれに沿っ
て環状溝2eが設けられている。
キャップ2cは口部本体2aと同質の材料からつくられ
ている。このように口部本体2aと同質材料を用いる理
由はオートクレーブ滅菌時の熱によりこれら相互間に自
動的にブロッキングを生じさせてこれら相互間を液密に
接着させることができるからである。なお、このキャッ
プ2Cの先端部はゴム状栓体2bの環状溝2eに対応す
る下向きの環状突起2gが形成されていて、この部分が
ゴム状栓体2bの環状溝2eと嵌合し、ゴム状栓体2b
を保持固定している。
内部壁部2dは硬質プラスチック、たとえば高密度ポリ
エチレンあるいはこれに若干のエチレン・酢酸ビニル共
重合体をブレンドしたものが用いられる。この内部壁部
2dは材質的に口部本体2aとことなるため、加熱によ
り口部本体2aとブロッキングさせることが困難である
ため、口部本体2a内に強制的に嵌合させ、これにより
脱落が防止されている。この内部壁部2dに肉厚は材料
の刺通抵抗の大きさとの関係で適宜選択されるが、高密
度ポリエチレンの場合、約IB程度のものが用いられる
。内部壁部2dは両端が開口したもの、あるいは第2図
に示す如く、先端開口部に薄膜2fが張設されていても
よい。この薄膜2fが存在する場合、容器本体1内の液
体がゴム状栓体2bと接触するのを回避し得る。
この第2図の構成の液体出入口部2(キャップ2cおよ
び口部本体2aがともにEVA65%とHDPE35%
とからなり、内部壁部2dが肉厚0.91111のHD
PEのみからなるもの)を用い、これに対して全長44
mの180aのカメラを下記表の如く傾斜させて刺通し
、口部壁部にカメラが貫通するか否かについてサンプル
20個についてテストをおこなった。なお、この品の刺
通抵抗(刺通角度:34°、医療用針(テルモ株式会社
製);18Ga)は約5 Kgであった。
また、比較例として従来の液体出入口部であって、第2
図の構成において内部壁部2dのみを欠如するものを用
い、同一条件下でカメラの刺通テストをおこなった。
その結果を下記表に示す。
表 (注)分子数/分母数−壁部貫通例数/検体数箱3図は
本発明の他の実施例を示すもので、第2図の実施例で液
体出入口部の壁部を口部本体2aと内部壁部2dとの2
層構成としたものに代って、この壁部を1層構成とした
点に特徴があり、その他の点については第2図の実施例
と全く同様である。したがって、この第3図の例で第2
図の部材と同一のものは同一符号を付すことにより、そ
の説明を省略し、上述の異なる部分について以下説明す
る。
第3図で示す実施例においては、第2図に示す口部本体
2aと異なり、口部本体3自体に充分な刺通抵抗を持た
せたもので、その材質としてはたとえばEvA2096
/HDPE80%のブレンドポリマーが用いられる。こ
の場合、キャップ2cと口部本体3との熱による十分な
ブロッキングを生じさせることが困難なため、口部本体
3の外壁面とキャップ2c内壁面との接触面にEVA収
縮チューブ4を介在させ、これら相互間の液密的接管を
図ってもよい。
このに第3図の構成の液体出入口部2(口部本体3がE
VA20%/HDPE80%からなるもの)を作り(刺
通抵抗−約5幻:刺通角度35° ;医療用針18Ga
)、これに対し、前記同様に全長44mの18Gaカヌ
ラを用いカメラ貫通テストをおこなった。その結果、カ
メラ刺通角度10°、20@、30°のいずれの場合も
検体数20についてカメラが貫通した例は発生しなかっ
た。
(発明の効果) 以上詳述した如く、本発明の医療用液体容器によれば、
液体出入口の壁部の刺通抵抗を使用される医療用針の座
屈荷重以上としたため、医療用針を誤って斜めに刺した
としても針先端がこの壁部を貫通することなく、かつ、
内壁面を硬質のものとした場合は、カメラ先端が内壁面
を滑動し、カメラ刺通方向を適性方向に修正させること
が可能となる。
したがって、液体出入口部を医療用針によって破損させ
ることがなく、かつカメラ刺通時の安全の確保を図るこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わる医療用液体容器の平
面図、第2図は本発明の医療用液体容器の液体出入口部
の一例を示す断面図、第3図は同じく、液体出入口部の
他の例を示す断面図である。 1・・・容器本体、2・・・液体出入口部、2a・・・
口部本体、2b・・・ゴム状栓体、2c・・・キャップ
、2d・・・内部壁部、2e・・・環状溝、2f・・・
薄膜、2g・・・環状突起、3・・・口部本体、4・・
・収縮チューブ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)可撓性を有するプラスチック製容器本体と、医療
    用針による刺通可能な栓体を一端に備え、他端において
    該容器本体に固着された筒状の液体出入口部を備えてな
    り、該医療用針を該栓体に刺通せしめて医療液体を導入
    、又は排出するようにした医療用液体容器において、該
    口部の内壁から外壁への該医療用針による刺通抵抗が刺
    通角34°において5Kg以上(但し、針の太さ18G
    aに対して)であることを特徴とする医療用液体容器。
  2. (2)該口部はその壁部少なくとも2層からなり、内壁
    部の刺通抵抗を外壁部の刺通抵抗より大きくしたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の医療用液体容器
  3. (3)該口部はその壁部が少なくとも2層からなり、外
    壁部の刺通抵抗を内壁部の刺通抵抗より大きくしたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の医療用液体容
    器。
  4. (4)該口部はその壁部が1層からなることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の医療液体容器。
JP61257036A 1986-10-30 1986-10-30 医療用液体容器 Pending JPS63111868A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004290362A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Otsuka Pharmaceut Factory Inc 薬液容器用口部材およびそれを用いた薬液容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50113090A (ja) * 1973-12-10 1975-09-04

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