JPS63107714A

JPS63107714A - 液槽内の浄化装置

Info

Publication number: JPS63107714A
Application number: JP61148655A
Authority: JP
Inventors: Kazuyoshi Ueichi; 一吉上市
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-05-10
Filing date: 1986-06-25
Publication date: 1988-05-12
Also published as: JPH0338883B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」本発明は、養魚水槽やプール又はメッキ液槽その他液が
入れられている槽内を、液が入っているままの状態で清
掃でき、同時に槽内の液を浄化するための浄化装置に関
するものである。

「従来の技術」従来は前記のように液槽内の清掃を兼ねた浄化装置がな
かったので、非常に不便であった。

「考案が解決しようとする問題点」例えばメッキ液槽においては、メッキ加工中にメッキ用
バスケットから槽内に脱出した被メッキ物、その他の沈
澱物がメッキ液槽内に溜った場合や、メッキ液が汚れた
場合には、メッキ液槽内を清掃しなければならない。

このような場合、従来は先ずメッキ液槽からメッキ液を
他の槽に移し、このメッキ液をろ過により浄化するとと
もに、メッキバスケットから脱出してメッキ槽の底に溜
った被メッキ物その他の沈澱物を取出し、槽内を水洗し
て該槽内に浄化したメッキ液を戻さねばならないので、
この清掃及び液の浄化に非常に手間がかかるほか、メッ
キ装置をその間停止しなければならず、清掃のためのメ
ッキ液の入換えの際にメッキ液が変質することもあった
。

さらに養魚水槽の清掃も同様で、内部の魚類を他の槽に
移し、槽内の水を排出し、槽内を清掃した後、魚類に合
った水質に調整した水を槽内に満たさねばならないので
、非常に手間がかかるとともに無駄が多い欠点があった
。

本発明の目的は、メッキ液槽や養魚槽、プールその他の
各種液槽を、液を入れたままの状態で清掃を兼ねて内部
の液を浄化することができ、しかも、これらの清掃浄化
が簡単迅速に行なわれる装置を提供することにある。

ｒ問題点を解決するための手段」第一の発明は、吸込み口と、内部にフィルターを有する
フィルターケースと、ポンプを有するポンプ室と、吐き
出し口とを、吸込み口から吸込まれた液がフィルターケ
ース内のフィルターを介して前記吐き出し口から吐き出
される状態に順に連通させ、前記吸込み口と前記フィル
ターケースとの間に塵芥の逆流防止弁を設けたことであ
る。

第二の発明は、吸込み口と、ごみ溜り室と、内部にフィ
ルターを有するフィルターケースと、ポンプを有するポ
ンプ室と、吐き出し口とを、吸込み口から吸込まれた液
がフィルターケース内のフィルターを介して前記吐き出
し口から吐き出される状態に順に連通させ、前記吸込み
口とごみ溜り室と間に塵芥の逆流防止弁を設けたことで
ある。

「作用」液槽内に吸込み口を入れてポンプを始動させると、槽内
の液はフィルターによって浄化されて吐き出し口から当
該槽内に吐き出され、吸込み口の位置を槽内において順
次移動させながら操作すれば、槽内の塵芥や沈澱物はフ
ィルターによって捕捉され、槽内が清掃されるとともに
内部の液が浄化される。あるいは、吐き出し口に適当な
ホースを連結して、槽内を清掃しながら浄化した槽内の
液を他の容器に一旦移すこともできる。

「実施例」第１図〜第５図は第一の発明に係る浄化装置の一例を示
すものである。

１は筒状のフィルターケースで、下端に開口したソケッ
ト部１１には、先端にスカート状の吸込み口２を有する
連通管２１が差込まれており、前記吸込み口２とフィル
ターケース１の間には、ケースｌ内に入った塵芥が吸込
み口２へ逆流しないように塵芥の逆流防止８が設けられ
ている。この例では、逆流防止弁８に逆止弁が用いられ
ているが、塵芥のみの逆流を防止できるように、網又は
多孔板による弁でも実施することができる。

なお、連通管２１は前記ソケット部１１へねじ込むよう
に構成してもよい、また、フィルターケース１は、後述
する内部のフィルターの目詰まり状態が確認できるよう
にするため、その全体又は一部を透明にするのが望まし
い。

フィルターケース１の上部の連通口！２は内側に雌ねじ
が形成されており、この連通ロ１２ヘポンプ室３の鍔部
３１をねじ込んでケース１とポンプ室３とを連通してい
る。また、フィルターケース１のポンプ室３寄りの部分
に、図示しないエアー抜き弁を設けると、後述のように
吸込み口２を液の中に入れた時、液が液圧によってポン
プ室３まで入るのでポンプの始動の時便利である。

フィルターケース１内には、筒状のフィルター４が設け
られており、このフィルター４は多数の孔４２を形成し
た内筒４１を有している。この内情４１は下端がねじ底
蓋４３によって塞がれ、その上端はポンプ室３の下端に
突出したスリーブ状の連通口３２へねじ合わされてポン
プ室３と連通している。

したがって、フィルターケースｌをポンプ室３の鍔部３
１からねじ回して外せば、前記フィルター４をポンプ室
３の連通口３２から外して交換することができる。

５１は下端にテーバ状の鍔５２を有する連通管で、ポン
プ室３の上端のテーパー状の受は部３３にはめ合わされ
、ポンプ室３の上部へねじ着けられる内鍔付きナツト６
によってポンプ室３へ連結されている。

連通管５１は上部が塞がれており、この連通管５１の塞
がれている部分よりポンプ室３側に寄った部分に吐き出
し口５が設けられている。

ポンプ室３内のポンプ７の回転軸７１は、前記連通管５
１を経て図示されていないモーターに連結されている。

前記実施例の浄化装置は、第３図のようにポンプ室３と
吐き出し口５とを連通ずる連通管５１の上端部に、ポン
プ７を作動させるモーターを内蔵したモーターケース９
を取付けるとともに、このモーターケース９に適当なハ
ンドル８１を取付け、吸込み口２を液すが入っている液
槽ａ内に入れ、ポンプを作動させながら吸込み口２を槽
ａ内で移動させながら使用する。吸込み口２から吸込ま
れた掖は、フィルター４でろ過されることにより浄化さ
れ、吐き出し口５から液槽ａに戻される。このよう罐液
槽ａ内の液すを循環させている間に、液槽ａ内の沈澱物
や浮遊する塵芥がフィルター４で゛捕捉除去され、槽ａ
内の液が全体として浄化される。吸込み口２とフィルタ
ーケース１の間に塵芥の逆流防と弁８が設けられている
ので、使用中ポンプ７を停止しても、フィルターケース
１内のごみその他の捕捉物は液槽ａに逆流しない。

吐き出し口５には、適当な長さのホースを取付けてもよ
いし、あるいは、吐き出し口５にホースを取付けて、吐
き出し０口５から吐き出される浄化された液を他の容器
で受けながら液槽ａ内を清掃してもよい、また、液槽ａ
が養魚槽などであって、槽ａの内底部に砂利などが敷か
れているような場合には、第５図のように吸込み口２に
網２２又は多孔板等を張り、網付きの吸込み口２又は多
孔吸込み口に構成して使用すればよいし、あるいは、液
槽ａの内壁に水垢などの付着物がある場合には、第４図
のように吸込み口２の周囲に先端方向へ向くブラシ２３
を取付けてブラシ付き吸込み口２に構成し、このブラシ
２３で内壁をこすりながら使用するのが望ましい。

第６図及び第７図は、第二の発明に係る浄化装置の実施
例を示すものである。

フィルターケースｌの下方にごみ溜り室１ａが設けられ
ており、フィルターケースｌとごみ溜り室ｌａは透明な
一体の外筒１３を有し、外筒１３の上端には上方のポン
プ室３へ一体な鍔状に形成されたねじ蓋１４がねじ合わ
され、外筒の下端には中央部に連通管２１を連結するた
めのソケット部１１を有するねじ蓋１５がねじ合わされ
ている。

外筒１３の上端のねじ蓋１４には、エアー抜き弁１８を
設け１図示されていない吸込み口の部分からフィルター
ケースｌを槽内の液に入れた時、ポンプ室３まで槽内の
液が侵入してポンプ７が始動し易いようにするのが望ま
しく、また、フィルターケース１とごみ溜り室１ａとは
、網又は孔１７を開けた孔開き板１８を介して連通させ
、大きな塵芥がフィルターケースｌ内に入らないように
するのが望ましい。

外筒１３の下端のねじ蓋１５の前記ソケット部１１には
、他端に図示しない吸込み口が連通された連通管２１の
端部２４がごみ溜り室ｌａ内に突入する状態に゛差込ま
れ、端部２４の先端面は、連通管２１の他端部にある吸
込み口とごみ溜り室１ａとの間に設けられている逆流防
止弁８の弁座を形成している。

フィルターケース１内に縁状に設けられた筒状のフィル
ター４は、ポンプ室３と連通する複数の孔４２を有する
内筒４１の外周に取付けられており、内筒４１の上端は
第一の発明における実施例と同様に、ポンプ室３と一体
なスリーブ状の連通口３２とねじ合わされてポンプ室３
と連通して−おり、また、内筒４１の下端には、逆流防
止弁８の案内筒を兼ねる管ボルト状のねじ蓋４４がねじ
込まれており、このねじ蓋４４は孔開き板１８も支えて
いる。

逆流防止弁８は、弁本体８０と、本体８０へ垂直に形成
された一体な弁軸８１から構成されている。弁軸８１は
前記管ボルト状のねじ蓋４４内にスライド自在に案内さ
れてフィイルタ−４の内筒４１内まで達し、その上端に
は抜は止めのためねじ８４により鍔８３が取付けられて
いる。この弁８は、連通管２１の端部にある吸込み口方
向から水圧を受けた時浮上するが、この時侵入した液が
ポンプ室３の方向へ入り易いように、弁軸８１の外周部
には第７図のように軸方向へ溝８２が複数形成されでい
る。

また、逆流防止弁８は、運転中にポンプ５が停止した時
、又は運転終了の時には液圧を受けて連通管２１の上端
を閉じるが、この際に連通管２１へ液のみが逆流するよ
うに、連通管２１とごみ溜り室１ａましい。

前記逆流防止弁８は、第１図おけるように逆止弁を使用
しても実施することができる。

この第二の発明は、ごみ溜り室１ａを設けた点が第一の
発明にない特徴であり、この実施例の装置は、ごみ溜り
室１ａに塵芥が多く溜った場合には、外筒１３の下端の
ねじ蓋１５を外して内部の塵芥を排出することができる
。

この実施例の他の部分の構成は第一の発明の実施例と同
様であり、また、その使用要望も第一の発明の実施例と
同様なので、これらの説明は省略する。

したがって、第二の発明においても、第一の発明と同様
に、吸込み口を第４図のようにブラシ付き吸込み口とし
たり、あるいは、第５図のように網付き吸込み口又は多
孔吸込み口として実施することができる。

さらに、前記各発明に係る浄化装置を、大型の養魚水槽
又はプールの清掃などに使用する場合は、装置全体を大
型にする必要があり、このような場合は、吸込み口のみ
を槽内で容易に移動したり操作したりすることができる
ように、第１図又は第６図における連通管２１の全部又
は一部をフレキシブルな管（例えば、公知の蛇腹状のホ
ース）として実施することができる。

「発明の効果」本発明に係る液槽内の浄化装置は、操作が極めて簡単で
あるばかりでなく、液が入ったままの状態で液槽内を簡
単、迅速に浄化し清掃することができるものである。ま
た、使用中にポンプを停止した場合でも、フィルターに
よる捕捉物が逆流することがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は第一発明に係る浄化装置の一例を示す縦断面図
、第２図はその一部を破断した一部側面図、第３図は使
用状態の概略正面図、第４図及び第５図は吸込み口の変
形例を示す一部断面図、第６図は第二発明に係る浄化装
置の一例を示す一部断面図、第７図は第６図における逆
流防止弁の拡大平断面図である。図中主要符号の説明１はフィルターケース、１１はソケット部、１３は外筒
、１４．１５はねじ蓋、１６はエアー抜き弁、ｌａはご
み溜り室、２は吸込み口、２１は連通管、３はポンプ室
、４はフィルター、５は吐き出し口、７はポンプ、８は
塵芥の逆流防止弁である。１ξム典

Claims

【特許請求の範囲】

（１）、吸込み口と、内部にフィルターを有するフィル
ターケースと、ポンプを有するポンプ室と、吐き出し口
とを、吸込み口から吸込まれた液がフィルターケース内
のフィルターを介して前記吐き出し口から吐き出される
状態に順に連通させ、前記吸込み口と前記フィルターケ
ースとの間に塵芥の逆流防止弁を設けたことを特徴とす
る液槽内の浄化装置。
（２）、フィルターケースとポンプ室とがねじ合わせに
より連結され、フィルターケースと吸込み口が、フィル
ターケースに形成されたソケット部へ着脱自在に連結さ
れている連通管を介して連通されている、特許請求の範
囲第１項に記載の液槽内の浄化装置。
（３）、フィルターケースの全体又は一部が透明である
、特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の液槽内の浄
化装置。
（４）、フィルターケースはポンプ室寄りの部分にエア
ー抜き弁を有する、特許請求の範囲第１項又は第２項に
記載の液槽内の浄化装置。
（５）、逆流防止弁が逆止弁である特許請求の範囲第１
項又は第２項に記載の液槽内の浄化装置。
（６）、逆流防止弁が液のみを通過させる弁である、特
許請求の範囲第１項又は第２項に記載の液槽内の浄化装
置。
（７）、吸込み口が外周へ先端方向に向けてブラシを有
するブラシ付き吸込み口である、特許請求の範囲第１項
又は第２項に記載の液槽内の浄化装置。
（８）、吸込み口が網付き吸込み口又は多孔吸込み口で
ある、特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の液槽内
の浄化装置。
（９）、吸込み口と、ごみ溜り室と、内部にフィルター
を有するフィルターケースと、ポンプを有するポンプ室
と、吐き出し口とを、吸込み口から吸込まれた液がフィ
ルターケース内のフィルターを介して前記吐き出し口か
ら吐き出される状態に順に連通させ、前記吸込み口とご
み溜り室と間に塵芥の逆流防止弁を設けたことを特徴と
する液槽内の浄化装置。
（１０）、ごみ溜り室とフィルターケースとが孔開き板
又は網を介して連通している、特許請求の範囲第９項に
記載の液槽内の浄化装置。
（１１）、ポンプ室とフィルターケースがねじ合わせに
より連結され、フィルターケースとごみ溜り室は共通の
一体な外筒を有し、この外筒のごみ溜り室側の端部は中
央部へソケット部を有するねじ蓋が取付けられ、吸込み
口は前記ソケット部へ着脱自在に連結された連通管を介
して前記ごみ溜り室と連通されている、特許請求の範囲
第９項又は第１０項に記載の得寄贈内の浄化装置。
（１２）、フィルターケース及びごみ溜り室の全体又は
一部が透明である、特許請求の範囲第９項又は第１０項
若しくは第１１項に記載の液槽内の浄化装置。
（１３）、フィルターケースはポンプ室寄りの部分にエ
アー抜き弁を有する、特許請求の範囲第９項又は第１０
項若しくは第１１項に記載の液槽内の浄化装置。
（１４）、逆流防止弁が逆止弁である、特許請求の範囲
第９項又は第１０項若しくは第１１項に記載の液槽内の
浄化装置。
（１５）、逆流防止弁が液のみを通過させる弁である、
特許請求の範囲第９項又は第１０項若しくは第１１項に
記載の液槽内の浄化装置。
（１６）、吸込み口が外周へ先端方向に向けてブラシを
有するブラシ付き吸込み口である、特許請求の範囲第９
項又は第１０項若しくは第１１項に記載の液槽内の浄化
装置。
（１７）、吸込み口が網付き吸込み口又は多孔吸込み口
である、特許請求の範囲第９項又は第１０項若しくは第
１１項に記載の液槽内の浄化装置。