JPS631053Y2 - - Google Patents

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JPS631053Y2
JPS631053Y2 JP1982069424U JP6942482U JPS631053Y2 JP S631053 Y2 JPS631053 Y2 JP S631053Y2 JP 1982069424 U JP1982069424 U JP 1982069424U JP 6942482 U JP6942482 U JP 6942482U JP S631053 Y2 JPS631053 Y2 JP S631053Y2
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JP
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thrust
sleeve
bearing
groove
fixed shaft
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JP1982069424U
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JPS58172115U (ja
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  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は事務機、映像機器、情報機器、およ
び光学機器等の回転ユニツトに使用する動圧形流
体軸受装置の改良に関する。
従来のこの種の機器、例えばレーザ・ビーム・
プリンタに使用される回転多面鏡光偏光器の回転
ユニツトに使用する動圧形流体軸受装置は第1図
に示すように、基台に固定軸2の一端部を固定
し、この固定軸2にスリーブ3を嵌合して配設
し、前記固定軸2の外径面にスパイラル状のみぞ
5が設けられ、また固定軸2の他端部のスラスト
端面6には第2図に示すように、固定軸2の外径
面とスリーブ3の内経面との間のラジアル軸受す
きま7に通ずる循環穴8が設けられ、そしてラジ
アル軸受すきま7およびスラスト端面6とスラス
ト端面6に対向するスリーブ3のスラスト軸受面
11との間の圧力室12にグリースをそれぞれ挿
入していた。
従つてスリーブ3が回転するとスパイラル状の
みぞ5のポンピング作用によつてラジアル軸受す
きま7内のグリースが圧力室12に流入し、スリ
ーブ3が浮上する。前記スリーブ3が浮上する
と、圧力室12内のグリースが循環穴8からラジ
アル軸受すきま7へ流出するのでスリーブ3は微
少量の浮上量を保つて回転する。この場合ラジア
ル軸受すきま7内のグリースの圧力分布は第1図
に一点鎖線で示すように、基台側からスラスト軸
受面11側に向つて少しづつ高くなつているので
基台側のグリースの圧力が低く、スリーブの基台
側部13に振れ回りが生ずる。また起動停止時に
スラスト端面6とスラスト軸受面11との摩擦に
よつて生じた摩耗粉がラジアル軸受すきま7、圧
力室12、および循環穴8内に存在するのでスラ
スト端面6とスラスト軸受面11との損傷が加速
する。さらに動圧形流体軸受はグリース潤滑なの
でグリースの飛散および蒸発によつてスリーブ3
に固定した多面鏡14が汚れ、多面鏡14の性能
が劣化する。
この考案はスリーブの振れ回りが少なく、スラ
スト端面とスラスト軸受面との損傷が少なく、か
つ軸受回りを清潔に保つ動圧形流体軸受装置を提
供することを目的とする。
次にこの考案の実施例を図面に基いて説明す
る。第3図において、基台21に固定軸22の一
端部を固定し、この固定軸22の外径面に動圧発
生用のみぞ23が設けられている。前記動圧発生
用のみぞ23は一方向のスパイラル状のみぞ12
3と一方向のスパイラル状のみぞ123より基台
21側に設けたハ字状のヘリングボーン状のみぞ
223とを備え、また固定軸22の他端部は平面
状のスラスト端面24となつている。前記固定軸
22にスリーブ26が嵌合して配設され、このス
リーブ26は円筒状のスリーブ本体126とスリ
ーブ本体126の内周面に嵌合して固定した円筒
コロ226とから構成されている。前記スリーブ
本体126の内経面は動圧発生用のみぞ23と対
向し、また円筒コロ226にはスラスト端面24
に対向する凸形球面状のスラスト軸受面27が設
けられている。前記スラスト軸受面27の中央部
には外界と連通する連通穴28が軸方向に設けら
れ、またスラスト端面24は軸受の静止時および
低速回転時にスラスト軸受面27と接する環状の
接触部124を連通穴28の周囲に有している。
前記スリーブ26の外周面には多面鏡31とモー
タの駆動機構を構成するロータ32とが固定さ
れ、また基台21の外周部に外筒33が固定され
ている。前記外筒33の内周面にロータ32と対
向するステータ34が固定され、また外筒33に
はレーザ光を通過させるガラス窓35が設けられ
ている。前記外筒33にはスリーブ26を覆うカ
バー36が固定され、動圧形流体軸受装置は密閉
されている。
以上のような構成でスリーブ26が回転する
と、ヘリングボーン状のみぞ223のアキシアル
方向の両端部近傍の空気即ち気体はヘリングボー
ン状のみぞ223のアキシアル方向の中央部に流
入し、またスパイラル状のみぞ123の近傍の気
体はスラスト端面24とスラスト軸受面27との
間の圧力室41に流入し、スリーブ26が浮上す
る。前記スリーブ26が浮上すると、圧力室41
内の気体が連通穴28から外界へ流出するのでス
リーブ26は微少量の浮上量を保つてスラスト端
面24と非接触で回転する。この場合固定軸22
の外径面とスリーブ26の内径面との間のラジア
ル軸受すきま42内の気体の圧力分布は第3図に
一点鎖線で示すように、ラジアル軸受すきま42
のアキシアル方向の両端部の圧力がいずれも高く
なるのでスリーブ26の振れ回りが少ない。また
起動停止時にスラスト端面24とスラスト軸受面
27との摩擦によつて摩耗粉が生じても、摩耗粉
は連通穴28から外界へ排出されるのでスラスト
端面24とスラスト軸受面27との損傷は加速し
ない。さらにラジアル軸受すきま42内の気体が
スパイラル状のみぞ123のポンピング作用によ
つて圧力室41、連通穴28、および外界を通つ
て再びラジアル軸受すきま42に流入するのでモ
ータの駆動機構を構成するロータ32およびステ
ータ34が冷却され、モータの発熱を防止でき
る。
第4図はこの考案の他の実施例であるが、第一
の実施例がほぼ倒置した形態になつている。スラ
スト端面24が凸形球面状になつており、このス
ラスト端面24は円筒コロ226に設けた平面状
のスラスト軸受面27と対向している。前記スラ
スト端面24の中央部には第5図に示すように外
界と連通する連通穴28が設けられ、この連通穴
28はスラスト端面24に設けた軸方向穴128
と軸方向穴128から固定軸22の外径面に通ず
る軸に直角方向の穴228とから構成されてい
る。前記スラスト端面24は軸受の請止時および
低速回転時にスラスト軸受面27と接する環状の
接触部124を連通穴28の周囲に有し、また動
圧発生用のみぞ23はスパイラル状のみぞ123
よりスラスト軸受面27側に設けた第二のヘリン
グボーン状のみぞ323を備えている。前記スパ
イラル状のみぞ123とヘリングボーン状のみぞ
223との間に第一の外周みぞ52が設けられ、
またスパイラル状のみぞ123と第二のヘリング
ボーン状のみぞ323との間に第二の外周みぞ5
3が設けられている。前記基台21のスリーブ2
6側部は磁石54となつており、またスリーブ2
6の基台21側部は強磁性体55となつている。
前記磁石54は強磁性体55を吸引しており、磁
石54と強磁性体55とで構成されたスラスト磁
気軸受はスリーブ26、多面鏡31、およびロー
タ32等の自重を支えている。なお基台21とス
リーブ26との間がスラスト磁気軸受の軸受すき
ま56となつており、磁気軸受の構成要素として
電磁石、永久磁石、および強磁性体等を用いう
る。
第6図はこの考案の他の実施例であるが、スラ
スト軸受面27は中央部が円筒状の突状部224
となつている。前記突状部224の端面は平面状
になつており、この突状部224の中央部には外
界と連通する連通穴28が軸方向に設けられ、ま
た平面状のスラスト端面24は軸受の静止時およ
び低速回転時にスラスト軸受面27と接する環状
の接触部124を連通穴28の周囲に有してい
る。
このようにスラスト端面24の中央部とスラス
ト軸受面27の中央部との少なくとも一方に円筒
状の突状部224を設け、スラスト端面24とス
ラスト軸受面27とが軸受の静止時および低速回
転時に平面で接触するようにすると、スラスト端
面24およびスラスト軸受面27が摩耗しても環
状の接触部124の接触面積が変化しない。
なおスリーブ26の内径面に動圧発生用のみぞ
を設けても良く、またスリーブ26の内径面とス
リーブ26の内径面に対向する固定軸22の外径
面との両方に動圧発生用のみぞ23を設けても良
い。
またスラスト端面24とスラスト軸受面27と
の両方に外界と連通する連通穴28を設けても良
く、またスラスト端面24とスラスト軸受面27
との両方を凸形球面状にしても良い。なおスラス
ト端面24とスラスト軸受面27との一方を凸形
球面状に形成すると共に一方に連通穴28を設
け、他方を平面状又は一方の半径より半径の大き
い凹形球面状にすると、他方が一方に設けた連通
穴28へくい込まない。
このようにスラスト端面24とスラスト軸受面
27との少なくとも一方を凸形球面状に形成する
と起動トルクが低い。
さらにスリーブ本体126と円筒コロ226と
が一体になつている一つの部材からスリーブ26
を構成しても良い。
またヘリングボーン状のみぞ223および第二
のヘリングボーン状のみぞ323はハ字状でもく
字状でも良く、また非対称であつても良い。
この考案の動圧形流体軸受装置によると、動圧
発生用のみぞ23がスパイラル状のみぞ123と
スパイラル状のみぞ123より基台21側に設け
たヘリングボーン状のみぞ223とを備えている
のでラジアル軸受すきま42の両端部の流体の圧
力がそれぞれ高く、スリーブ26の振れ回りが少
ない。またスラスト端面24とスリーブ26との
少なくとも一方には軸受の作動時に圧力室41と
外界とを連通する連通穴28が設けられているの
で起動停止時にスラスト端面24とスラスト軸受
面27との摩擦によつて摩耗粉が生じても、摩耗
粉は連通穴28から外界へ排出されるのでスラス
ト端面24とスラスト軸受面27との損傷は加速
しない。さらにラジアル軸受すきま42および圧
力室41内の流体が連通穴28から外界へ排出さ
れるので潤滑剤としてグリースおよび油等を使用
しないで空気等を使用することになり、軸受まわ
りの汚染がないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の動圧形流体軸受装置の断面図、
第2図は第1図に示す固定軸の一部を断面で示す
正面図、第3図はこの考案の一実施例を示す動圧
形流体軸受装置の断面図、第4図および第6図は
この考案の他の実施例を示す動圧形流体軸受装置
の断面図、第5図は第4図に示す固定軸の一部を
断面で示す正面図である。 図中、21は基台、22は固定軸、23は動圧
発生用のみぞ、123はスパイラル状のみぞ、2
23はヘリングボーン状のみぞ、24はスラスト
端面、26はスリーブ、27はスラスト軸受面、
28は連通穴、41は圧力室である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基台21に固定軸22の一端部を固定し、該
    固定軸22にスリーブ26を嵌合して配設し、
    前記固定軸22の他端部のスラスト端面24と
    スラスト端面24に対向するスリーブ26のス
    ラスト軸受面27との間に圧力室41が設けら
    れ、前記スリーブ26の内径面とスリーブ26
    の内径面に対向する固定軸22の外径面との少
    なくとも一方に動圧発生用のみぞ23を設けた
    動圧形流体軸受装置において、前記動圧発生用
    のみぞ23がスパイラル状のみぞ123とスパ
    イラル状のみぞ123より基台21側に設けた
    ヘリングボーン状のみぞ223とを備え、前記
    スラスト端面24とスリーブ26との少なくと
    も一方には軸受の作動時に圧力室41と外界と
    を連通する連通穴28が設けられていることを
    特徴とする動圧形流体軸受装置。 (2) 動圧発生用のみぞ23がスパイラル状のみぞ
    123よりスラスト軸受面27側に設けた第二
    のヘリングボーン状のみぞ323を備えている
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の動圧形流
    体軸受装置。 (3) 基台21とスリーブ26との間がスラスト磁
    気軸受の軸受すきま56となつている実用新案
    登録請求の範囲第1項又は第2項記載の動圧形
    流体軸受装置。 (4) 連通穴28がスラスト端面24とスラスト軸
    受面27との少なくとも一方に設けられ、前記
    スラスト端面24が軸受の静止時および低速回
    転時にスラスト軸受面27と接する環状の接触
    部124を連通穴28の周囲に有する実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の動圧形流体軸受装
    置。
JP6942482U 1982-05-14 1982-05-14 動圧形気体軸受装置 Granted JPS58172115U (ja)

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JP6942482U JPS58172115U (ja) 1982-05-14 1982-05-14 動圧形気体軸受装置

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JPS58172115U JPS58172115U (ja) 1983-11-17
JPS631053Y2 true JPS631053Y2 (ja) 1988-01-12

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JP6942482U Granted JPS58172115U (ja) 1982-05-14 1982-05-14 動圧形気体軸受装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000320545A (ja) * 1999-05-07 2000-11-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 動圧気体軸受

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5619521A (en) * 1979-07-26 1981-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Rotating head assembly
JPS5729814A (en) * 1980-07-30 1982-02-17 Nippon Seiko Kk Dynamic-pressure type fluid bearing

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