JPS63105192A - 人工皮革、合成皮革およびビニ−ルシ−ト類の柔軟揉み加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は人工皮革、合成皮革およびビニールシート類
の柔軟加工と皺付は加工をなす柔軟揉み加工装置に関す
る。

従来技術 合成樹脂材を表面に被覆した人工皮革は、天然皮革に似
たすぐれた性質をもつが、ロールによる型押し、柔軟仕
上などの加工方法では、天然皮革の微細で美しい小皺や
風合をもたせることはできなかった。そこで、始め人手
による手揉み作業によって皺付けがなされていたが、能
率があがらなかった。そこに揉み皺付は機が開発され、
加工能率は飛躍的に増大した。この従来の揉み皺付機は
手揉み原理を発展させたもので、人工皮革シートを２枚
、その表面を内側に接面して上下に張架し、この両シー
トの両側に揉輪を上下にすくなくとも一対対設し、揉輪
を移動してシートを両側より挾持すると共に、雨上下の
揉輪を接近させ、かつ揉輪の両端を支架するクランク軸
を回転し、掴み揉みをなし、柔軟加工と皺付加工とをな
すものであった。

発明が解決しようとする問題点 従来、前記のように上下に一対の揺動揉輪によシシート
を握持した後、揺動揉輪を接近し、揺動回転により掴み
揉みをなすものであるから、弧状の強い揉み皺ができる
。この揉み皺は比較的安価な天然皮革にみられる皺と同
じであって、高級な天然皮革がもつ皺、風合にはほど遠
いものであった。また柔軟部分は弧状の荒い揉み皺部分
に限定され、全面に渡るきめ細かな柔軟加工が行えなか
った。

この発明は高級な天然皮革における特有の皺付けおよび
柔軟加工を全面にきめ細かく能率よくなすことのできる
装置の提供を目的になされたものである。

問題を解決するための手段 人工皮革、合成皮革およびビニールシート類を先端より
引き出し、その長手方向に対して所要角度で二つ折りし
、該二つ折り部の両側には人工皮革、合成皮革およびビ
ニールシート類に対して保持が可能な摩擦係数の高い部
材で対応面が設けられた揉み板が対向し、該揉み板のす
くなくとも一方は反対側他方の揉み板に接近移動して両
側より所要圧で挾持すると共に、二つ折り部の折り線に
対して所要巾移動し、人工皮革、合成皮革およびビニー
ルシート類の二つ折り部の折り線を挾圧移動させて折り
揉み皺付けをなす可動揉み板に設けられ、人工皮革、合
成皮革およびビニールシート類は二つ折υ部へ、順次、
揉み板の作動に関連し、繰り出しを受けると共に、二つ
折り部から巻き取りを受ける繰り出し巻き取り装置が設
けられてなる、人工皮革、合成皮革およびビニールシー
ト類の柔軟折り揉み装置にある。

実施例の説明 以下、この発明を実施例である図面に基づいて説明する
と、長尺の人工皮革シート１５の先端を引き出し、固定
揉み板】上におき、シート１５の先端を所要の角度で二
つ折りし、二つ折り部ｎを構成する。この二つ折り部ｎ
の上方に、対応面がシート１５の対応面より摩擦係数が
高く押圧摩擦保持が可能な部材で設けられた可動揉み板
２を対設する。

前記可動揉み板２は、昇降ピストン支杆４．４と昇降シ
リンダー５．５とによって支持フレーム３には固定揉み
板１に対して抑圧可能の昇降自在に支架され、支持フレ
ーム３は両端を長孔軸受７．８に支承されると共に支持
フレーム３と連結するピストン支杆１０およびシリンダ
ー９の作用で全体を軸受７．８に沿って所要中往復移動
可能に装置される。

１１は滑り部材の一例を示す滑り薄芯板であって、上下
両面を極度に摩擦系数の少ない材質の薄板にこり設けら
れ、その基端は、移動用シリンダー１３に基端が嵌挿さ
れたピストン支杆１２の先端に連結され、その滑り薄芯
板１１は人工皮革シート１５の二つ折り部乙の重合内面
間に差し込まれている。１６は繰９出し弛み調整ウェイ
トローラ、１７は巻き取り弛み調整ウェイトローラ、１
８．１８は繰り出し１更動ローラ、１ｓ：ｘｓ’は繰り
出し案内ローラ、１９．１９は巻き取り駆動ローラ、１
９′は巻き取９案内ローラ、卸は繰り出しロール軸、２
１は巻き取りロール軸、乙は長尺人工皮革シート１５の
二つ折り部、乙は二つ折り部の二つ折り曲縁である。

この発明の実施例は前述の；うに構成するから、例えば
長尺の人工皮革シート１５の繰り出しシートロール冴か
ら繰り出し、繰り出し案内ローラ１８′、１８′同弛み
調整ウェイトローラ１６、同駆動ローラ１８、Ｉ８を通
して固定揉み板１および可動揉み板２に導びき、固定揉
み板１上で先端を上方へ７−トの長手方向に対して所要
の角度で二つ折りし、二つ折り部ｎを構成する。重合内
面において抑圧接触を受けても摩擦抵抗がすくないとき
はそのまま実施例の工うに抑圧接触摩擦抵抗が大きく滑
動しないときには、滑り薄石板１１を差込み、先端を折
曲縁お内面と所定の間隔で離隔させる。そして二つ折り
部ｎから揉み板１．２の外方へ引き出される長尺の人工
皮革シート１５の先端は、巻き取り駆動ローラ１９．１
９、同弛み調整ウェイトローラ１７お：び同案内ロー°
う１９′に掛けてから巻き取りロール軸２１に巻き付け
る。それから、図示しないが、例えば動力装置にスイッ
チを入れ昇降シリンダー５にエアーを送り昇降ピストン
支杆４．４の作動で可動揉み板２を降下させ、該可動揉
み板２を所要圧で固定揉み板１に押し付け、また可動揉
み板２を支える支持フレームに↓つてシート１５の折曲
縁田と直角方向でかつ繰り出し側へ両側の軸受７．８に
沿って往復移動用シリンダー９およびピストン支杆１０
の作用で往復移動させる。そこで、人工皮革シート１５
の二つ折り部ｎは固定揉み板ｌと可動揉み板２との間に
あって、可動揉み板２の移動方向へ折り揉みされて往復
移動する。滑り薄石板１１は前述の工うに二つ折り部ｎ
が移動する際に繰り出し側と巻き取シ側の重合内面が摩
擦作用で一体化して停止することを防止する。そして、
繰）出し側は固定揉み板１上に摩擦抵抗で定位置に保持
され、また、巻き取シ側は可動揉み板２上に同じく摩擦
抵抗で定位置に保持されるから、可動揉み板２の移動方
向に二つ折り部ｎの折り線は移動し、往復移動して折り
揉み作動がなされる。滑り薄石板１１も可動揉み板２の
十の速度で往復移動する。可動揉み板２をシート１５を
挟圧したまま所要回往復移動し、最初の位置に可動揉み
板２お：び滑り薄石板１１が戻ると夫々停止する。そし
て可動揉み板２は昇降ピストン支杆４の作動で上昇し、
人工皮革シート１５の二つ折り部乙に対しての抑圧作用
を解放すると共に、固定揉み板１と所要の間隔を保持す
る。

ここで繰り出し駆動ローラ１８．１８と巻き取り駆動ロ
ーラ１９．１９とを回転し、折り揉み申分を新しく繰り
出し、かつ折り揉み申分を巻き取る。したがって、ノー
ト１５の二つ折り部ｎは移動するが、可動揉み板２が上
昇して挟圧を開放したとき、固定揉み板１上の位置は略
定位置になる；うになっている。

繰り出し弛み調整ウェイトローラ１６および巻き取り弛
み調整ウェイトローラ１７は、夫々ロール軸（９）、２
１に対して繰り出しと巻き取りとのシート１５の緊張を
一定に調整する。この↓うにして人工皮革シート１５の
二つ折り部ｎを両側から挟圧し、摩擦力にＬりその折り
線を移動させて折り揉みをなすものである。

尚、対向する揉み板は両方とも可動揉み板に構成し、接
近挟圧作動と相対折り揉み移動をなす構成としても↓く
、また可動揉み板の挾圧移動はシート１５の繰り出し方
向又は巻き取り方向の片側のみとし、他方側への移動は
シート１５と離隔し、シート１５の挟圧を解放して戻り
作動をなし、その間に操り出しと巻き取り作動をなす；
うにしてもＬいものである。シート１５の二つ折り部η
の重合面に介在される滑り部材は、前記実施例の滑り薄
芯板１１に代え、あらかじめシー）　１５に滑りフィル
ムを添付して繰り出しても↓く、また滑りシートを介在
させてもＬいものである。

発明の効果 この発明は前述の工うになるものであるから、人工皮革
、合成皮革およびビニールシート類の機械的高速揉みを
なすことができ、この↓うにして加工された揉み皺は従
来の回転掴み揉みのこうな不連続の弧状皺と異なって高
級天然皮革の優雅な微細皺とな９、したかつて付価値の
高い皺付が行えるものである。またこの折り揉みにＬり
柔軟加工が行え、生地に生じた歪みを除去し、製品加工
の容易化および仕上り品質の向上に多大の効果を奏する
ものである。

尚、前記説明で人工皮革とは不織布を床層に、表層を合
成樹脂材で構成した天然皮革と同−又は類似構造のもの
をいい、また合成皮革とはそれが特（ｃ床層に織布表層
に合成樹脂材で構成するものをいい、ビニールシート類
とは原材料がビニールである単層シート、布地にビニー
ルを表装したシートおよびその他合成樹脂材シートをい
うこと勿論である。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示すものであって。 第１図はこの折り揉み装置要部の斜視図、第２図は一部
切欠き側面図である。 １・・・固定揉み板、２・・・可動揉み板、３・・・支
持フレーム、４・・・昇降用ピストン支杆、５・・・昇
降用シリンダー、７．８・・・支持杆用長孔軸受、１０
・・・移動用ピストン支杆、１１・・・滑り薄芯板、１
２・・・芯板用移動ピストン支杆、１３・・・往復移動
用シリンダー、１４・・・取付板、１５・・・人工皮革
シート、１６・・・繰り出し弛み調整ウェイトローラ、
１７・・・巻き取り弛み調整ウェイトローラ、１８．１
８・・・繰り出し駆動ローラ、１了、１８′・・・繰り
出し案内ローラ、１９．１９・・・巻き取り駆動ローラ
、１９′・・・巻き取り案内ローラ、頒・・・繰り出し
ロール軸、２１・・・巻き取りロール軸、ｎ・・・二つ
折り部、る・・・折曲縁、冴・・・繰り出しシートロー
ル、５・・・巻き取りシートロール。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）人工皮革、合成皮革およびビニールシート類を先
   端より所要巾引き出し、その長手方向に対して所要の角
   度で二つ折りし、該二つ折り部両側には、人工皮革、合
   成皮革およびビニールシート類に対して保持が可能な摩
   擦係数の高い部材で対応面が設けられた揉み板を対向し
   、該揉み板のすくなくとも一方は、反対側の他方の揉み
   板に接近移動して両側より所要圧で挾持すると共に、二
   つ折り部の折り線に対して所要巾移動し、人工皮革、合
   成皮革およびビニールシート類の二つ折り部折り線を挾
   圧移動させて折り揉み皺付けをなす可動揉み板に設けら
   れ、人工皮革、合成皮革およびビニールシート類は二つ
   折り部へ、順次、揉み板の作動に関連し繰り出しを受け
   ると共に、二つ折り部から巻き取りを受ける繰り出し巻
   き取り装置が設けられてなる人工皮革、合成皮革および
   ビニールシート類の柔軟揉み加工装置。
2. （２）人工皮革、合成皮革およびビニールシート類の二
   つ折り部重合内面間に介入し、内面の摩擦抵抗を減少さ
   せる摩擦係数の低い滑り部材を装置したことを特徴とす
   る第１項記載の人工皮革、合成皮革およびビニールシー
   ト類の柔軟揉み加工装置。
3. （３）対向する揉み板は相方が対向側に接近移動し、人
   工皮革、合成皮革およびビニールシート類の二つ折り部
   を挾持する可動揉み板に設けられることを特徴とする第
   １項記載の人工皮革、合成皮革およびビニールシート類
   の柔軟揉み加工装置。
4. （４）対向する揉み板は相方が二つ折り部の折り線に対
   して所要巾相対移動し、人工皮革、合成皮革およびビニ
   ールシート類の二つ折り部の折り線を挾圧移動させる可
   動揉み板に設けられることを特徴とする第１項記載の人
   工皮革、合成皮革およびビニールシート類の柔軟揉み加
   工装置。