JPS63101459A - フタロシアニングリ−ン顔料の製造法 - Google Patents

フタロシアニングリ−ン顔料の製造法

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JPS63101459A
JPS63101459A JP24550086A JP24550086A JPS63101459A JP S63101459 A JPS63101459 A JP S63101459A JP 24550086 A JP24550086 A JP 24550086A JP 24550086 A JP24550086 A JP 24550086A JP S63101459 A JPS63101459 A JP S63101459A
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phthalocyanine green
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solvent
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Toshirou Notoji
能登路 俊郎
Masuhiko Maejima
前嶋 満洲彦
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 (産業上の利用分野) 本発明は、フタロシアニングリーン顔料の製造法に関し
、さらには高い着色力を有するフタロシアニングリーン
顔料の製造法である。
(従来の技術) フタロシアニングリーン顔料は、塗料、印刷インキ、樹
脂の着色剤等として使用されている。このフタロシアニ
ン顔料の合成方法としては、クロロベンゼン中でハロゲ
ン化するクロロベンゼン法、溶融無水フタル酸中でハロ
ゲン化する無水フタル酸法、無水塩化アルミニウムおよ
び塩化ナトリウムの共融混合物中でハロゲン化する無水
塩化アルミニウム法。
クロロスルホン酸中でハロゲン化するクロロスルホン酸
法、溶剤中でテトラクロロフタル酸から合成する方法、
無機塩中で塩素ガスにより塩素化する固相−法などが知
られている。
粗製フタロシアニングリーンは2色相が不鮮明で着色力
がないため、顔料化する必要がある。この顔料化方法と
しては、湿式磨砕、硫酸法または結晶化溶剤法が知られ
ている。
湿式磨砕法は2食塩、芒硝などの無機塩およびジエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコールなどの湿潤剤、
すなわち粉砕助剤を使用し、ニーダ−。
バンバリーミキサ−などで磨砕処理した後、粉砕助剤を
除去して顔料を得る方法であるが、フタロシアニングリ
ーンの場合、得られた顔料は低い着色力を示し、良好な
方法とは言い難いのが現状である。
硫酸法は、粗製フタロシアニングリーンを硫酸に溶解ま
たは懸濁させた後、水中に流入させることにより、再結
晶化して、顔料を得る方法であるが、これもまた、得ら
れた顔料は低い着色力しか示さない結晶化溶剤法は、粗
製フタロシアニングリーンにクロロベンゼン、ニトロベ
ンゼン、トルエン、オルソクロロトルエン、キシレンな
どの結晶化溶剤または該溶剤のエマルジョンで処理した
後、結晶化溶剤を煮沸、蒸留等により除去して顔料を得
る方法である。この結晶化溶剤法により得られたフタロ
シアニングリーン顔料は、比較的高い着色力を示すが、
まだ十分とは言い難い。
(発明が解決しようとする問題点) このような点から本発明は、粗製フタロシアニングリー
ンの顔料化法に関し、高い着色力を示す顔料が得られる
方法を提供するものである。
「発明の構成」 (問題点を解決するための手段) 本発明は、粗製フタロシアニングリーンを、結晶化溶剤
または該溶剤のエマルジョンで処理した後。
粉砕助剤を使用して湿式磨砕してなるフタロシアニング
リーン顔料の製造法である。さらには、フタロシアニン
を、無水塩化アルミニウムおよび塩化ナトリウムの共融
混合物中でハロゲン化してなる粗製フタロシアニングリ
ーンを使用するフタロシアニングリーン顔料の製造法で
ある。
本発明は、粗製フタロシアニングリーンの顔料化法とし
て、結晶化溶剤法および湿式磨砕法を組み合せることに
より、極めて着色力の優れた顔料が得られることを見出
したものである。
粗製フタロシアニングリーンの製法としては、従来より
行われている方法がそのまま通用できる。例えば無水塩
化アルミニウム法は、無水塩化アルミニウムと食塩との
共融混合物中にフタロシアニンを溶解させ、150〜2
00℃で、塩素、臭素などのハロゲンを導入し、フタロ
シアニン1原子当り、ハロゲン原子を14〜16個にし
た後、該混合物を水に投入し2口過、水洗して粗製フタ
ロシアニングリーンを得る方法である。その他にクロロ
スルホン酸法、固相法、その他の方法で合成された粗製
フタロシアニングリーンであってもよい。
本発明では、粗製フタロシアニングリーンの精製物を、
結晶化溶剤で処理する。この結晶化溶剤法は、粗製フタ
ロシアニングリーンウェットケーキを水中に投入して、
スラリーにし、つぎに水酸化ナトリウムを投入し、pH
を7以上に、好ましくは9〜13に11製り、 クロロ
ベンゼン、ニトロベンゼン、トルエン、オルソクロロト
ルエン、キシレンなどの結晶化溶剤または該溶剤の水系
エマルジョンを、粗製フタロシアニングリーン100重
量部に対し溶剤分で10〜20重量部投入する。さらに
、系を加熱し、攪拌した後2口過、水洗、乾燥する方法
である。
結晶化溶剤法で処理されたフタロシアニングリーンは9
次に湿式磨砕される。湿式磨砕は、結晶化溶剤法で処理
されたフタロシアニングリーン100重量部9食塩など
の無機塩100〜1000重量部。
ジエチレングリコールなどの湿潤剤30〜300重量部
をニーダ−などで混合し、この混合物を加熱下、磨砕処
理した後、水または希酸水溶液に投入し。
無機塩、湿潤剤を溶解し1口過、水洗してウェットケー
キ顔料を得るか、さらに乾燥してドライバウダー顔料を
得るものである。
本発明で製造された顔料は、塗料、印刷インキ。
樹脂の着色剤などの色材として使用すると、高い着色力
を有する。特に、ドライパウダー顔料で印刷インキなど
を製造した場合、優れた着色力を示す。
次に本発明を実施例により説明する。例中「部」、「%
」とは2重量部1重量%をそれぞれ示す。
実施例1 水中に無水塩化アルミニウム法で得られた粗製フタロシ
アニンクリーンウェットケーキ(顔料分40%)250
部を投入し、粗製フタロシアニングリーン7%のスラリ
ーを作った。つぎに攪拌下、水産化ナトリウムを投入し
、スラリーのpHを11〜11゜に調製した。そしてキ
シレン13部、ノニオン系界面活性剤(ノナール310
.東邦化学工業製))0゜8部、水15部の組成のエマ
ルジョンを投入し、加熱し、80〜90℃で1時間攪拌
した後9ロ過、水洗、乾燥してフタロシアニングリーン
を得た。このフタロシアニングリーン100部と食塩2
00部。
ジエチレングリコール60部をニーグー中で混合し、1
10〜120℃で6時間磨砕した後、この混合物を0.
5%の硫酸水溶液に投入し、80〜90’Cで1時間攪
拌し9口過、水洗、乾燥してフタロシアニングリーン顔
料を得た。
比較例1 粗製フタロシアニングリーン100部、食m200部、
ジエチレングリコール60部をニーダ−中で混合し、1
10〜120℃で6時間磨砕した後、この混合物を0.
5%の硫酸水溶液に投入し、80〜90℃で1時間攪拌
し1口過、水洗、乾燥してフタロシアニングリーン顔料
を得た。
実施例1および比較例1で 得られた顔料を、ロジン変
性フェノール樹脂フェス中に3本ロールミルで分散し、
オフセットインキを製造した。
実施例1および比較例1のオフセットインキを試験し、
測色機−カラーマシン(日本重色工業製)により、顔料
の着色力を比較したところ、比較例1の顔料を100%
とした場合、実施例1では120%であった。
また、実施例1および比較例1の顔料を、それぞれライ
ムロジン系フェスにボールミルで分散させ。
グラビアインキを製造した。実施例1の顔料は、比較例
1の顔料に比べ9着色力が15部程度向上していた。
比較例2 粗製フタロシアニングリーン100部を96%硫酸12
00部に投入し、15〜20℃で4時間攪拌した後、4
000部の水に流入させ、80℃で1時間かくはんし2
口過、水洗、乾燥して顔料を得た。
この顔料を実施例1と同様にオフセットインキを製造し
たところ、比較例1とほぼ同じ着色力を示した。
比較例3 粗製フタロシアニングリーンウェットケーキ(顔料分4
0%)250部にキシレン150部、アニオン系界面活
性剤(綜研化学製オレイン酸)4部、水酸化ナトリウム
8部を投入し、混合した後、加熱し、6時間沸点に保っ
た。次に水蒸気蒸留によりキシレンを除去した後1ロ過
、水洗、乾燥して顔料を得た。
この顔料を実施例1と同様にオフセットインキを製造し
たところ、110%の着色力を示した。
実施例2 実施例1のキシレン13部の代りにトルエン20部を用
いた以外は、実施例1と同様に溶剤処理し。
湿式摩砕処理して顔料を得た。
この顔料の着色力は、実施例1と同様、120%であっ
た。
実施例3 実施例1の同様に、溶剤処理したフタロシアニングリー
ン100部1食塩400部、ジエチレングリコール10
0部をニーグー中で混合し、110〜120℃で4時間
磨砕した後、実施例1と同様に処理して顔料を得た。
この顔料の着色力は、比較例1と比べ、120%であっ
た。
実施例4 実施例1のキシレン13部の代りにキシレン20部を用
いた以外は、実施例1と同様に溶剤処理したフタロシア
ニンブリーフ100部9食塩400部。
ジエチレングリコール100部をニーグー中で混合し、
110〜120℃で3時間磨砕した後、実施例1と同様
に処理して顔料を得た。
この顔料の着色力は、比較例1と比べ、120%であっ
た。
手続補正書(自発) 昭和62年 6月、4日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、粗製フタロシアニングリーンを、結晶化溶剤または
    該溶剤のエマルジョンで処理した後、粉砕助剤を使用し
    て湿式磨砕してなることを特徴とするフタロシアニング
    リーン顔料の製造法。 2、フタロシアニンを無水塩化アルミニウムおよび塩化
    ナトリウムの共融混合物中でハロゲン化してなる粗製フ
    タロシアニングリーンを用いる特許請求の範囲第1項記
    載のフタロシアニングリーン顔料の製造法。
JP24550086A 1986-10-17 1986-10-17 フタロシアニングリ−ン顔料の製造法 Expired - Lifetime JPH064775B2 (ja)

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WO2005065298A3 (en) * 2003-12-31 2007-03-29 Sun Chemical Corp Process for conditioning azo pigments
JP2007332302A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Dainippon Ink & Chem Inc 塩素化金属フタロシアニン顔料の製造方法
JP2008285532A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Toyo Ink Mfg Co Ltd 微細ポリハロゲン化フタロシアニン顔料、その製造方法及びそれを用いた着色組成物

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