JPS6297799A

JPS6297799A - 回転式粉末圧縮成型機の洗浄方法

Info

Publication number: JPS6297799A
Application number: JP60236373A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Kokuryo; 国領　弘
Original assignee: Hata Tekkosho Co Ltd
Current assignee: Hata Tekkosho Co Ltd
Priority date: 1985-10-24
Filing date: 1985-10-24
Publication date: 1987-05-07
Also published as: JPH0238080B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、回転式打錠機等の回転式粉末圧縮成型機を洗
浄する方法に関する。

〔従来の技術〕

従来において回転式打錠機等の清掃は、回転盤に取付け
られた杵および臼を取外すとともに、回転盤のまわりに
配設されている各種の成型要素を取外し、これらを一つ
一つ手作業で洗浄し、また回転盤はアルコール水等を使
用して人手によりいちいち拭き掃除して行うことが一般
的であった。

しかし、このような一般的な従来方法は非常に手間が掛
り面倒である。ちなみに、人手による洗浄においては、
洗浄の基準によっても異なるがおおむね半日ないし数日
を要するものであった。

そこで、本出願人は特願昭５８−９３０８８号として既
に出願済みの洗浄方法を開発した。この洗浄方法は、互
いに連続される複数の洗浄カバーで回転盤の全周を被っ
て、このカバー内面と回転盤の外面との間に形成される
密閉空間内において、回転盤を回転させながら回転盤の
臼取付は孔および杵案内孔に向けて洗浄液を噴射するこ
とによって、回転盤を洗浄し、この噴射洗浄の後に密閉
空間内の洗浄液を排水をしてから、密閉空間に乾燥空気
を吹込んで、回転盤を洗浄するように構成した洗浄方法
である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、上記出願に係る洗浄方法は、回転盤の自動洗浄
に関しては効果的であるが、それに先立って回転盤から
杵および臼を取外す必要があるとともに、粉末供給器お
よびスクレーパ等の各種成型要素を取外さなければなら
ない不便があることは勿論のこと、このようにして取外
された部品を夫々従来の一般的な手法と同じくして、こ
れらを一つ一つ手作業で洗浄しなければならなかった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、回転盤に杵および臼が取付けられたままで、
かつ」二記回転盤のまわりに各種の成型要素が配設され
たままの状態で、回転式粉末圧縮成型機に備えられ上記
回転盤、杵、臼、および各種成型要素を収納した浴室に
、上記成型要素のうち上「「がつかる高さ位置まで洗浄
液を少なくとも満たしてから、この液浴下において上記
回転式粉末圧縮成型機を駆動して洗浄し、この液浴洗浄
後に上記浴室から外部に洗浄液を排出し、次に上記浴室
に乾燥空気を吹込むという構成によって、上記従来の問
題点を解決したものである。

〔作用〕

上記解決手段を備える洗浄方法によれば、回転式粉末圧
縮成型機の回転盤、杵、臼、および各種成型要素等の粉
末接触部材は、これらを−々取外すことなく、これら粉
末接触部材を圧縮成型時においても収納している浴室で
の、少なくとも上杵がつかる高さまで満たされた洗浄液
の液浴下における回転盤の回転に伴って、洗浄液により
自動洗浄され、さらに、この液浴洗浄に続けてなされる
洗浄液排出後の浴室への乾燥空気の吹込みで、液浴洗浄
された各粉末接触部材が強制乾燥される。

したがって、回転式粉末圧縮成型機を人手により逐一分
解掃除する手間を必要とすることなく、回転式粉末圧縮
成型機の回転盤、杵、臼、および各種成型要素等の粉末
接触部材を自動的に洗浄できるものである。

〔実施例〕

まず、本発明方法を実施する装置系の一例についてを図
面を参照して説明する。

図中１は回転式打錠機等の回転式粉末圧縮成型機の機体
であり、これは駆動機構２を内蔵した下部フレーム３、
およびこのフレーム３上に複数本の柱４を介して設けた
上部フレーム５を備えているとともに、浴室６を備えて
いる。

浴室６は、上下のフレーム５．３と、これらの間に図示
しないヒンジにより開閉自在に取付けられた１夏数の扉
７とで区画して形成されている。扉７は浴室６に対する
防塵および浴室６外への粉末の飛散防止を兼ねることは
勿論であるが、この扉７は、それ自体が液密性であると
ともに、閉じた場合において上下フレーム５．３および
柱４に密接して浴室６の液密を保持するためのゴム製の
現状液密パツキン８が、扉７の内面において取付けられ
ている。なお、扉７の閉じ状態は図示しないクランプ機
構により保持され、その締付けで上記パツキン８が圧さ
れるようになっている。また、７ａは必要により設けら
れる透視パネルである。

そして、上記機体１の例えば上部フレーム５には、浴室
６に一端部を臨ませて給水管９および給気管１０が夫々
取付けられている。給水管９の機体１外に突出された他
端部は、機体１外または下部フレーム３内に設置される
洗浄ユニット１１に内蔵した洗浄液タンク１２に、ポン
プ１３および電磁式の開閉弁１４を介して接続されてい
る。洗浄液タンク１２は水または溶剤等の洗浄液を常温
或は必要により加熱して貯溜するものである。これとと
もに、給気管１０の機体１外に突出された他端部も洗浄
ユニット１１に内蔵した熱風発生器１５に電磁式の開閉
弁１６を介して接続されている。さらに、機体１の例え
ば下部フレーム３には、浴室６に一端部を臨ませるとと
もに他端部を機体１外に突出させて排水管１７が取付け
られている。

この管１７には電磁式の開閉弁１８が取付けられている
。なお、図中１９は洗浄ユニット１１に設けた洗浄サイ
クル制御装置で、これによって、上記駆動機構２、およ
びポンプ１３、熱風発生器１５、各開閉弁１４．１６．
１８等の動作時期が制御されるとともに、この制御装置
１９での設定操作で任意の洗浄サイクルが設定されるよ
うになっている。

上記機体１の中心部には、下部フレーム３を貫通して固
定軸２０が設けられているとともに、この軸２０の外周
に遊嵌して駆動軸２１が設けられている。なお、固定軸
２０の上端は連結部材２２を介して上部フレーム５に固
定されている。駆動軸２１は上下フレーム５．３に軸受
２３．２４を介して回転自在に支持されているとともに
、その下端は上記駆動機構２の出力部材であるウオーム
ギヤ２ａに連結されている。

駆動軸２１の外周にはこれと一体的に回転する例えば２
分割形の回転盤２５が取付けられている。

この回転盤２５には数個から数十個の臼２６が取付けら
れている。さらに回転盤２５には、臼２６の白人に上側
から挿脱される上杵２７、および上記白人の底をなす下
杵２８が夫々上下動自在に取付けられている。

さらに、上記浴室６内には、回転盤２５のまわりに位置
して各種の成型要素、つまり回転盤２５のＦ１取付は部
の上面に接する開放形の粉末供給器２９、上部フレーム
５に固定された上杵案内軌道３０、下部フレーム３に固
定された軌道支え３１に取付けられた低下軌道部材、重
量調節軌道部材、突上げ軌道部材などからなる下杵案内
軌道３２、上部フレーム５および下部フレーム３上に夫
々回転自在に取付けた上下加圧ロール３３および３４、
上記臼取付は部の上面に接して設けられた図示しないス
クレーパ、このスクレーバに連なり浴室６外に成型品を
導く図示しないシュート等が配設されている。なお、シ
ュートはその少なくとも出口側が６脱可能である。また
１図中３５は粉末供給器２９やスクレーバなどを支持す
るために」ニ記柱４に固定された支え板、３６は粉末の
下方への飛散を防止するために柱４に固定した仕切り板
で、これは支え板３５と一体または別体である。

そして、浴室６に収納された回転盤２５および成型要素
等の各部品のうち、防水を必要とする部位には液密措置
が施されている。つまり、上記ｔ＋％造においては、下
部フレーム３と回転盤２５との間、およびに回転盤２５
と上杵案内軌道３０との間において、夫々環状のオイル
シール３７が設けられている。これとともに、上部フレ
ーム５および上杵案内軌道３０間に挟着された調整用座
金３８と上部フレーム５および上杵案内軌道３０との間
、並びに回転盤２５を形成している一対の回転盤構成部
材間において、夫々ゴム製Ｏリング３９が設けられてい
る。しかも、加圧ローラ３３．３４の軸受部にも夫々ゴ
ム製Ｏリング４０が設けられている。

さらに、浴室６に収納された回転盤２５および成型要素
等の各部品に対しては、部品自体を防錆ヰ」材製とした
り、金属メッキや樹脂コーテング等により防錆措置が施
されている。つまり上記構造においては、回転盤２５、
臼２６、および冬作２７．２８が防錆性に勝れるステン
レス鋼で形成されている。これとともに、粉末供給器２
９、各案内軌道３０．３２、軌道支え３１、スクレーパ
、シュート、加圧ローラ３３．３４、支え板３５、仕切
り板３６、調整用座金３８、およびその回りの部品等の
各全表面が、夫々メッキ処理されているとともに、上下
フレーム５．３と柱４の少なくとも浴室６に臨む面も夫
々メッキ処理されている。

しかも、上下部フレーム５．３と柱４との接合面には夫
々コーキング材が詰込まれている。

なお、上部フレーム５の上面を塞いだ天板４１上、には
原料粉末の供給装置例えばシャッタ４２ａををしたホッ
パ４２が取付けられており、その出口は樹脂チューブ４
３を介して上記粉末供給器２９につなげられている。ま
た、圧縮成型のために必要により各種のセンサが設けら
れる場合には、これら各センサには防水措置が施された
ものか使用されるものである。

次に、所定の圧縮成型動作の完了後になされる洗浄につ
いて説明する。

まず、洗浄に先立ち、シュートの取外し可能な部分を取
外して、その浴室貫通部分に図示しない防水性の蓋をす
るとともに、必要により樹脂チューブ４３を取外してか
ら、扉７を閉じる。

そして、この状態、つまり成型品の成型時と同じく回転
盤２５に臼２６および上下の杵２７．２８が取付けられ
たままで、かつ回転盤２５のまわりに粉末供給器２９、
上杵案内軌道３０、軌道支え３１、下杵案内軌道３２、
上下加圧ロール３３および３４、スクレーパ等の各種成
型要素が配設されたままの状態で、これらを収納した浴
室６に、１−記上杵２７がつかる高さ位置まで少なくと
も洗浄液を満たす。この場合の洗浄液タンク１２から浴
室６への洗浄液の供給は、洗浄サイクル制御装置１９か
らの指令で動作されるポンプ１３および開閉弁１４を介
して給水管９を通して行われ、以上の供給により回転盤
２５やほとんどの成型要素は洗浄液中に没するとともに
、浴室６内の空気は上部フレーム５の加圧ロール３３の
取付は部分等より外部に抜ける。

次に、このような液浴下において回転式粉末圧縮成型機
の駆動機構２を動作させる。したがって、回転盤２５の
回転に伴って成型時と同様な動作がなされるとともに、
洗浄液中にある回転盤２５、臼２６．６杵２７．２８お
よび各種成型要素等の粉末接触部材が、洗浄液により自
動洗浄されるものであり、この液浴洗浄の後には洗浄サ
イクル制御装置１９からの指令で開閉弁１８が開いて、
排水管１７を通して浴室６内の汚れた洗浄液が浴室６外
に排出される。

なお、以上のような液浴洗浄は、時間を掛ければ一回で
も差し支えないが、本実施例の場合においては洗浄効果
をより高めるために、洗浄サイクル制御装置１９からの
指令で、まず、予備的な液浴洗浄を行って、つぎに排水
後に本格的な液浴洗浄を行い、さらに排水後に洗浄液を
上記高さ位置まで浴室６に溜めた状態で洗浄液を流しな
がら、或は溜めたままで濯ぎ用の液浴洗浄をするように
なっている。

最後に、以上の液浴洗浄に続く洗浄液排出後に、洗浄サ
イクル制御装置１９からの指令で熱風発生装置１５およ
び開閉弁１６が動作されることにより、浴室６内に乾燥
空気が給気管１０を通して吹込まれる。これにより、濡
れている浴室６およびその内部に収納されている回転盤
２５をはじめとする各種の部材が速やかに強制乾燥され
る。そして、この後に回転式粉末圧縮成型機の駆動が停
止される。

以上で、回転盤２５、臼２６．６杵２７．２８および各
種成型要素等の粉末接触部材、並びに浴室６の自動洗浄
が同時に完了する。

なお、上記一実施例は以上のように構成したが、本発明
において洗浄効果をより高めるために、仕切り板３５等
に回転するまたは回転しないブラシを補助的に取付けて
、粉末の付着が特に激しい部分、例えば回転盤２５の日
取付は部上面等を、液浴洗浄の際に上記ブラシで擦って
洗浄できるようにしてもよく、また液浴洗浄前において
粉末の付ｊ１；が特に激しい部分等に対して空気または
高圧水を吹付ける作業を予備的にした後に、上記液浴洗
浄に移行するようにしてもよい。

さらに、例えば上記実施例の構成において、シュートの
液密性シャッタを設けるとともに、その浴室貫通部を液
密にして、このシャッタを取外す必要がないようにする
ことにより、すべ′ての成型要素を既述の液浴下におい
て同時に洗浄し得ることは勿論であるが、本発明は必ず
しも各種の成型要素の全てを同時に液浴洗浄することに
は制約されるものではなく、例えばよごれが特にひどい
一部の成型要素は、これを取外して手で洗浄し、かつ残
り大部分の成型要素を同時に液浴洗浄するようにして実
施することもでき、これにおいても大幅に労力と手間を
減らす省力化が可能であることは言うまでもない。

また、洗浄液に溶剤を使用する場合には、これを回収し
、かつ再生して際使用するようにしても差支えない。

その他、本発明方法を実施する回転式粉末圧縮成型機の
構成も上記一実施例に示したものに制約されないことは
言うまでもなく、そして本発明方法の洗浄サイクルも、
発明の要旨に反しない限り、１−２御実施例に制約され
ることなく、種々の態様に構成して実施できることは勿
論である。

〔発明の効果〕以上説明した本発明は上記特許請求の範囲に記載の構成
を要旨とするから、回転盤だけでなく、これに取付けら
れた臼および杵、並びに回転盤のまわりに配設された各
種の成型要素を取外す手間を必要とすることなく、これ
ら粉末接触部材を同時かつ自動的に液浴洗浄して乾燥で
きるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明方法を実施するための装置系を示す構成説
明図である。６・・・浴室、９・・・給水管、１０・・・給気管、１
１・・・洗浄ユニット、１２・・・洗浄液タンク、１３
・・・ポンプ、１４．１６．１８・・・開閉弁、１５・
・・熱風発生器、エフ・・・排水管、１９・・・洗浄サ
イクル制御装置、２５・・・回転盤、２６・・・臼、２
７・・・上杵、２８・・・下ｔ′Ｆ、２９・・・成型要
素（粉末供給器）、３０・・・成型要素（上杵案内軌道
）、３２・・・成型要素（下杵案内軌道）、３３．３４
・・・成型要素（加圧ローラ）。

Claims

【特許請求の範囲】

回転盤に杵および臼が取付けられたままで、かつ上記回
転盤のまわりに各種の成型要素が配設されたままの状態
で、回転式粉末圧縮成型機に備えられ上記回転盤、杵、
臼、および各種成型要素を収納した浴室に、上記成型要
素のうち上杵がつかる高さ位置まで洗浄液を少なくとも
満たしてから、この液浴下において上記回転式粉末圧縮
成型機を駆動して洗浄し、この液浴洗浄後に上記浴室か
ら外部に洗浄液を排出し、次に上記浴室に乾燥空気を吹
込むことを特徴とする回転式粉末圧縮成型機の洗浄方法
。