JPS6290810A - アンダ−カ−ペツト配線システムの平形多心ケ−ブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野］ 本発明は一般的には電気ケーブルに関し、さらに詳細に
はアンダーカーペット配線システムに使用するための平
形多心ケーブルに関する。

［従来技術］ 電力供給、データ伝送及び電話通信のためのアンダーカ
ーペット配線システムは、ここ数年間、一般に使用され
ている。そのような配線システムの１つは本発明の譲渡
人により製造され、ＶＥＲＡＳ−ＴＲＡＫの商品名で販
売されている。たとえば、電力供給用の配線システムは
、通常、ジャケット、すなわち絶縁体から成るケーシン
グの中に３本、４本または５本の導体が収納された平形
ケーブルを含む。導電性遮蔽部材は機械的及び電気的保
護のためにケーブルの上方に配置され、遮蔽部材と接地
導体とが同じ接地電位となるように接地導体に電気的に
接続される。ＶＥＲ■ ５Ａ−ＴＲＡＫ　　システムにおいては、接地遮蔽部材
はケーブルの長さに沿って接地導体に溶接部により間欠
的に結合される。多くの場合、さらに緩衝作用を与え且
つ摩耗を阻ぐために絶縁膜がケーシングの底面に付着さ
れる。共に本発明の譲渡人に譲渡された米国特許第４，
２１９，９２８号及び第４，２８３，５９３号には、ア
ンダーカーペット配線システムに使用するための公知の
電気ケーブルアセンブリが記載されている。

使用中、ケーブルアセンブリは通常の建造物の床面の上
に配置され、その後、カーペットスクエアにより被覆さ
れる。遮蔽部材を含めてケーブルは比較的薄い（一般に
１７６インチ（４，２３ｍｍ）未満）ので、配線システ
ムは、設置後、妨害物となることはない、経験や試験に
より、アンダーカーペット配線システムがさらされる周
囲環境の中のいくつかの要素が使用中に問題を引起こす
おそれのあることがわかっている。それらの要素はほこ
りの粒子又はその他の砕片及び水を含む、敷設中又は使
用中、はこりの粒子はケーブルケーシングと金属遮蔽部
材との間又はケーブルと床面との間に侵入することによ
り、ケーブルを破壊し、システムを損傷するか又は回路
遮断器を短絡を介してトリップすることによりシステム
を遮断する危険がある。さらに。

特にアンダーカーペットケーブルが建造物のグレードレ
ベルでコンクリート床面の上に配置される場合には、水
はコンクリート面から蒸発し、凝縮した後にカーペット
の下に保持される。水はコンクリート内部の化学物質と
結合して、主に水産化カルシウムから成るアルカリ性溶
液を形成する。水酸化カルシウム及びその他のアルカリ
性溶液は、誘電特性及び硬度特性がすぐれているために
アンダーカーペットケーブルの絶縁に一般に使用される
ポリエステルなどのいくつかの材料に作用することが知
られている。たとえば上述の米国特許に記載されるよう
に、ジャケットの外側にＭＹＬＡＲ膜（ＭＹＬＡＲはＥ
、１．ＤｕＰｏｎｔ　ｄｅ　Ｎａｍｏｕｒｓの商標名で
ある）などの硬いポリエステル層を設け、ジャケットの
内側にポリ塩化ビニルの柔軟な層を設けた複合絶縁ジャ
ケットを形成することは知られている。

また、アンダーカーペットケーブルは絶縁ジャケットと
して１つ又は２つのＭＹＬＡＲ膜の層を使用し、その膜
は導体に重ねて接合されることも知られている。

業界では安全且つ信頼しうる配線システムを保証するた
めにいくつかの措置がとられている。たとえば、特にグ
レードレベルのコンクリート床面において防水壁を形成
する手段として、別のポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）条片が
床面のケーブルの下方（又は耐摩耗部材の下方）に配置
される。この２７０条片はケーブルの幅より数インチ広
く、床面上に存在する水又は水酸化カルシウムに対して
防水壁として作用する。この２７０条片は、さらに、ケ
ーブルと床面との間のほこりの粒子によるケーブルの破
壊をできる限り少なくするための付加的緩衝材としても
作用する。

現在では営利上採用されていないその他の試みとしては
、水、はこり及びその他の砕片をケーブルアセンブリの
外側に保持するようにケーブルアセンブリの縁部を密封
することを挙げることができる。そのような方法の１つ
は、共にＷｉｌｌｅｔｔｅに対して発行され且っＡＭ　
Ｐ　Ｊｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄに譲渡された米国特許第
４．４１７，０９６号及び第４，３１９，０７５号に示
されている。コスト高に加え、タップ又はスプライス接
続を行なうために密封されたケーブルアセンブリに入口
を形成し、次に再びケーブルアセンブリを密封しなけれ
ばならないところに問題がある。

現在のアンダーカーペットシステムは安全性及び信頼性
の点では改良されているが、水及び砕片に関して適度な
コストで問題を解決する方法を提供する必要は依然とし
である。

［発明の概要］ 本発明の目的は、アンダーカーペット配線システムに使
用するための改良された電気ケーブルを提供することで
ある。

本発明の別の目的は、アンダーカーペット配線システム
に使用するための、アルカリ溶液の作用を実質的に受け
ない電気ケーブルを提供することである。

本発明の好ましい実施例によれば、アンダーカーペット
配線システムに使用するための電気ケーブルが提供され
、ケーブルはアルカリ性周囲環境にさらされるおそれが
ある。ケーブルは互いにほぼ平行に並列する関係で延出
する複数本の細長い導体を含む、導体は生き（活性）導
体と、接地導体と、中性導体とを含む、絶縁体の層は生
き導体と中性導体をそれぞれ個々に包囲する。絶縁体の
ケーシングは導体を包囲し、生き導体及び中性導体を包
囲するそれぞれの絶縁体層に接着される関係にある。ケ
ーシングは接地導体をほぼ包囲し且つそれと接触してい
る。絶縁体のケーシングはアルカリ性周囲環境の作用を
実質的に受けない、絶縁体の層も水酸化カルシウムを含
有するアルカリ溶液の中で実質的に作用を受けないのが
好ましい。

［実施例］ 以下、添付の図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図に示されるように、電気ケーブルアセンブリ１０
は金属接地遮蔽部材１４を構成する自己持続型導電性部
材により被覆される平形、可撓性で細長い多心ケーブル
１２を含む。電気ケーブルアセンブリ１０は通常の建造
物のコンクリート面１６などの床面の上に接地され、カ
ーペットスクエア１８又は他の同様の種類の床面被覆材
により被覆される。

電気ケーブルアセンブリ１０は、また、建造物内の配線
用としての用途が多くなってきているアンダーカーペッ
ト配線システムに使用されても良い。

第１図及び第２図を参照して、電気ケーブルアセンブリ
の詳細を説明する。多心ケーブル１２は、互いにほぼ平
行に、並列して１つの平面内に位置するような関係で延
出する複数本の長い導体２０，２２及び２４を含む。

図示されるケーブルにおいては、導体２０はたとえば負
荷平衡をはかるためにＡ、Ｂ又はＣ位相に接続される生
き導体として作用する。

生き導体に隣接して配置される導体２２は接地導体とし
て作用し、導体２４は中性導体として作用する。導体を
４本（その場合、生き導体は２本になる）又は５本（そ
の場合は生き導体は３本になる）など、３本を越える本
数含む別の多心ケーブルを本発明に適用しても良い。好
ましい実施例においては、導体２０．２２及び２４は厚
さが約０．００６インチ（０，１５２４ｍｍ）のほぼ矩
形の横断面を有し、銅から形成される。

金属接地遮蔽部材１４は導体２０．２２及び２４と実質
的に同じ材料である適切な製電性金属、好ましくは銅の
薄い可撓性シートから形成される。遮蔽部材１４は多心
ケーブル１２の長さに沿って互いに離間する複数の個所
で接地導体２２に電気的及び機械的に固着される。好ま
しい実施例においては固着個所の間隔はほぼ２フインチ
（６８，６ｃｍ）であるが、その他の適切な離間距離を
採用しても良い。好ましいケーブル構成においては、接
地遮蔽部材１４と接地導体の固着は、前述の米国特許第
４，２８３，５９３号にさらに詳細に図示され且つ説明
されるように溶接部２６により行なわれる。１５９３号
特許に記載されるように機械的ファスナー及びリベット
などの他の固着手段を遮蔽部材１４と接地導体２２とを
同じ電位を有するように固着するために使用しても良い
。固着個所（溶接部２６）の間では遮蔽部材１４は他心
ケーブル１２に固着されず、その他のケーブルアセンブ
リヘのタップ又はスプライス接続を容易にするように多
心ケーブルから容易に分離することが出来る。

金属遮蔽部材は０．００６インチ（０，１５２４ｍｍ）
の厚さで形成されるのが好ましく、少なくとも生き導体
及び中性導体を被覆し且つ多心ケーブル１２の長手方向
縁部を越えて延出するのに十分な幅を有する。すなわち
１幅広の遮蔽部材は一旦設置されたケーブルアセンブリ
の見かけの高さをできる限り低くするという点で「フェ
ザリング」効果を有し、遮蔽部材の縁部は適切な粘着テ
ープ２８などにより床面に取付けられる。遮蔽部材は、
耐蝕性を向上させるためにニッケルなどで適切にめっき
されても良い、遮蔽部材１４の下面は接地導体２２の両
側に配設される絶縁シート３０を含んでいても良い、絶
縁シート３０はポリ塩化ビニル製で、約０．００４　イ
ンチ（０，１０１１０ｌ６の厚さを有し、遮蔽部材１４
に重ねて接着されても良い、それらの絶縁シート３０は
、遮蔽部材１４と多心ケーブル１２との間に侵入する砕
片又はほこりの粒子に対してクッションとして作用する
ことにより、ケーブルの破壊を最小限に抑えるのを助け
る。

本発明の好ましい実施例においては、生き導体２０と中
性導体２４は比較的硬く、高い絶縁耐力を有する絶縁材
料から成る層　３２゜３４によりそれぞれ完全に包囲さ
れている。

接地導体２２にはそのような絶縁層は設けられない。同
様に高い絶縁耐力を有する絶縁材料から成る外側ケーシ
ング３６は絶縁層３２゜３４と、接地導体２２とを包囲
する０本発明によれば、ケーブルはアルカリ性周囲環境
の作用を実質的に受けない、前述のように、アンダーカ
ーペットケーブルはアルカリ溶液。

特に、主に建造物のグレードレベルでコンクリート床面
のカルシウムと水との結合によって形成される水酸化カ
ルシウムを含む周囲環境にさらされることがある。した
がって、外側ケーシング３６はそのようなアルカリ性周
囲環境の作用を実質的に受けないように選択される。こ
こで言う「作用を実質的に受けない」とは、材料が通常
の使用中に亀裂、分解又は弱まりを生じないということ
を意味するものとする。好ましい構成においては、アル
カリ溶液の作用を実質的に受けないという能力によりポ
リ塩化ビニル（ｐｖｃ）が選択される。

耐アルカリ能力に加え１本発明のケーブルは特にアルカ
リ性周囲環境の中で公知の市販のケーブルに比べて改善
された耐破壊能力を示す。ケーブル構成の特に好ましい
形態においては、絶縁層３２．３４の材料はＧ　ｅｎｅ
ｒａｌＥｌｅｃｔｒｉｃ　Ｃｏｌｌ１ｐａｎｙ、　Ｏｎ
ｅ　Ｐｌａｓｔｉｃｓ　Ａｖｅｎｕｅ。

Ｐｉｔｔｓｆｉｅｌｄ　、マサチューセッツ州よりＵＬ
ＴＥＭの商品名で市販されているようなポリエーテルイ
ミドである。ＵＬＴＥＭ材料は水酸化カルシウムを含有
するアルカリ性溶液の作用に対する耐性がすぐれている
という理由からも好ましい。ＵＬＴＥＭ絶縁層３２，３
４は導体の周囲に約０．００５インチ（０，１２７ｍｍ
）の厚さに設けられる。絶縁層３２．３４の周囲のケー
シングの厚さは約０．００７　インチ（０，１７７８ｍ
ｍ）であり、導体を包囲するケーシング全体の厚さは約
０．０３０　インチ（０，７６２ｍｍ）である。本発明
のケーブル構成においては、ＰｖＣから成る外側ケーシ
ングはアルカリ性溶液の作用を受けず、またそれにより
弱められることもないので、所期の周囲環境の中でのケ
ーブルの耐破壊能力を維持する。これに対し、公知のケ
ーブル構造においては外側ポリエステル膜がアルカリ性
溶液にさらされたときに弱くなるので、粒子などの外力
が加わるとケーブル絶縁材はそれだけ容易に破壊されて
しまう。

ケーブルアセンブリを組み立てるとき、ＵＬＴＥＭ絶縁
層３２，３４は導体２０および２４の周囲に公知の押出
し方法により押出されるのが好ましい。押し出された層
は銅の導体に接着するので、別に接着剤を使用する必要
はなく、全般的に絶縁層３２．３４と導体２０．２４と
の間にシールを形成し、それにより防水壁を形成する０
次に、外側ケーシング３６も同様に絶縁層３２．３４及
び接地導体２２の上にかぶせて押出しによりモノリシッ
クに形成される。外側ケーシング３６と、絶縁層３２及
び３４との間にも十分な接着、従って十分な密封状層が
得られる。接地導体２２の周囲にはＵＬＴＥＭ材料がな
いので。

溶接個所の比較的柔軟な、可撓性のポリ塩化ビニルの各
部分は、接地遮蔽部材１４の互いに離間する個所での接
地導体２２への溶接を容易にするために、生き導体２０
及び中性導体２４の周囲の防水シールを遮断することな
く容易に除去することができる。外側ケーシング３６は
その両側の導体２０．２２および２４の間に、ケーブル
の分離を容易にするように肉薄ケーシング部分を形成す
る切込み線マーク４０を有していても良い、ケーブルを
切込み線マーク４０に沿って分割すると、ケーブルをそ
れぞれが後続する成端又は接続作業のために１本の導体
を含む複数の部分に分離することができる。

このように、本発明のケーブルアセンブリはアンダーカ
ーペット配線システムの改良を達成するものであること
がわかる。ケーブルの好ましい実施例を説明したが、本
発明の所期の範囲を逸脱せずにその他の変形を実施する
ことが可能である。すなわち、ここに説明した好ましい
実施例は図解を目的とするもので限定的意味をもたず１
本発明の真の範囲は特許請求の範囲に記載される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の１つの面に従って構成されたケーブ
ルアセンブリの斜視図、及び第２図は、第１図の線■−
■に沿って見た横断面図である。 ［主要部分の符号の説明］

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、互いにほぼ平行に並列する関係で延 出する複数本の細長い導体であって、活性導体と、接地
   導体と、中性導体とを含むものと、前記活性導体及び前
   記中性導体のそれぞれ を個々に包囲する絶縁層と、 前記導体を包囲し、前記活性導体及び前記 中性導体を包囲する前記絶縁層のそれぞれに対して接着
   された関係にある絶縁体のケーシングであって、前記ケ
   ーシングは前記接地導体をほぼ包囲し且つそれと接触し
   ており、前記絶縁体のケーシングはアルカリ性周囲環境
   の作用を実質的に受けないものと、 を具備する、ケーブルがアルカリ性周囲環境にさらされ
   るおそれのあるアンダーカーペット配線システムに使用
   するための電気ケーブル。 ２、特許請求の範囲第１項記載の電気ケ ーブルにおいて、前記アルカリ性周囲環境は水酸化カル
   シウムを含み、前記絶縁層は前記水酸化カルシウムの作
   用を実質的に受けない電気ケーブル。 ３、特許請求の範囲第２項記載の電気ケー ブルにおいて、前記絶縁層の材料はポリエーテルイミド
   から成り、前記ケーシングの材料はポリ塩化ビニルから
   成る電気ケーブル。 ４、特許請求の範囲第１項記載の電気ケ ーブルにおいて、前記活性導体及び前記中性導体を包囲
   する前記絶縁層はそれらの導体の周囲に押出され、前記
   ケーシングは前記絶縁層及び前記接地導体にかぶせて押
   出される電気ケーブル。 ５、特許請求の範囲第１項記載の電気ケ ーブルにおいて、前記ケーシングの上に位置し且つそれ
   に沿って長手方向に延出する導電性遮蔽部材をさらに含
   み、前記遮蔽部材は少なくとも前記生き導体及び前記中
   性導体を被覆するような側方向幅を有し且つ前記接地導
   体に電気的に接続される電気ケーブル。 ６、ほぼ平行に並列して、互いに離間す る関係で延出する活性導体、接地導体及び中性導体と、
   前記活性導体及び中性導体のそれぞれを個々に接着性を
   もって包囲する比較的硬い絶縁層と、前記導体を包囲す
   る絶縁体のケーシングであって、前記ケーシングは前記
   絶縁層のそれぞれに対して接着関係にあり、前記接地導
   体を実質的に包囲し且つそれと接触し、前記ケーシング
   の一部を除去することにより前記接地導体が電気的接続
   を可能にするために露出されるように前記接地導体の上
   に配置されるものとを具備するアンダーカーペット配線
   システムに使用するための電気ケーブル。 ７、特許請求の範囲第６項記載の電気ケ ーブルにおいて、前記ケーシングの材料と前記絶縁層の
   材料は水酸化カルシウムを含むアルカリ性周囲環境の作
   用を実質的に受けない電気ケーブル。 ８、特許請求の範囲第６項記載の電気ケ ーブルにおいて、前記導体と共に長手方向に延出し且つ
   前記ケーシングの上方に位置する導電性遮蔽部材をさら
   に含み、前記遮蔽部材は前記導体の全ての上に重なって
   それらを被覆するような側方向幅を有し、前記遮蔽部材
   は前記ケーシングが一部ずつ除去された、長手方向に互
   いに離間する複数の箇所で前記接地導体に固着され、そ
   れらの固着箇所の間では前記ケーシングに固着されない
   電気ケーブル。 ９、ａ）活性導体、接地導体及び中性導体 を含む複数本の細長い導体を互いに離間し、並列し、ほ
   ぼ平行な配置関係で配置する工程と； ｂ）水酸化カルシウムの作用を実質的 に受けない絶縁材料の層によって前記活性導体及び前記
   中性導体のみを密封被覆する工程と； ｃ）水酸化カルシウムの作用を実質的 に受けない絶縁材料から成る外側ケーシングを、前記活
   性導体及び前記中性導体を被覆する層の周囲にシールを
   接着性をもって形成するように且つ前記接地導体を実質
   的に包囲し、それと接触するように、前記導体にかぶせ
   てモノリシックに配置する工程であって、前記接地導体
   と接触する前記ケーシングの一部は前記接地導体へ後に
   電気的接続を行なうために比較的薄く、容易に除去でき
   ることと； から成る、ケーブルが水酸化カルシウムを含有するアル
   カリ溶液にさらされるおそれのあるアンダーカーペット
   配線システムに使用するための電気ケーブルを製造する
   方法。 １０、特許請求の範囲第９項記載の電気ケ ーブルを製造する方法において、前記活性導体と前記中
   性導体は前記絶縁材料の個々の層により別個に密封被覆
   され、前記絶縁材料の個々の層は前記活性導体及び前記
   中性導体の周囲に押出され、前記外側ケーシングは押出
   しによりモノリシックに配置される方法。