JPS6289744A - 発泡フエノ−ル樹脂複合体の製造法 - Google Patents

発泡フエノ−ル樹脂複合体の製造法

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JPS6289744A
JPS6289744A JP60230589A JP23058985A JPS6289744A JP S6289744 A JPS6289744 A JP S6289744A JP 60230589 A JP60230589 A JP 60230589A JP 23058985 A JP23058985 A JP 23058985A JP S6289744 A JPS6289744 A JP S6289744A
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Kimimichi Masui
増井 公道
Shigetoshi Tanaka
田中 重利
Hiromi Tanigawa
谷川 博海
Yoshikazu Kobayashi
由和 小林
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Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、発泡フェノール樹脂複合体の製造法に関す
る。ざらに詳しくは、曲げ弾性率及び表面硬度の改善さ
れた発泡フ【ノール樹脂複合体の1J造法に関する。
(ロ)従来の技術 従来から、プラスチック発泡(又は未発泡〉粉子、無機
質粒子等の軽量片材粒子と、未硬化ノボラック型フェノ
ール−ホルムアルデヒド樹脂、硬化剤及び発泡剤を混合
した粉末状の発泡性フェノール樹脂組成物とを混和した
後、所定の成形用型にこの混合物を充填し、加熱発泡硬
化させてフェノ−ルーフオーム複合体を装jΔする方法
を知られている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、かような製造法においては、骨材粒子と発泡性
フェノール樹!1を組成物を、発泡硬化前にいかに均一
に混合しておいても、骨材粒子が均一に分散されたフェ
ノールフオーム複合体を得ることは困梵であった。
これは、発泡硬化前の骨材粒子−組成物のバランスが、
発泡硬化中の組成物の発泡や膨張によりくずれたり、ま
た成形用型内へ充填時又は充填後に骨材粒子と組成物と
が比重差や形状差によって自然に不均一化してしまうこ
とによるものと考えられる。この傾向はことに粒径2m
m以上の骨材粒子を用いた際に大であり、粒径が大きく
なればなるほどJ:り顕署あった。
この点に関し、本願発明者らは先に、発泡性フェノール
樹脂組成物を金型の底面のみ層形成させ、次いで骨材粒
子を当該組成物と混和する事なく、当該組成物層上に桟
積して、加熱する事により骨材粒子が均一に分散された
フェノールフオーム複合体を製造する方法を提案した(
V1開昭60−101031号公報)。しかしながら、
この方法により厚さ20flllT1以上のフェノール
フオーム複合体を製造すると、上面部が完全にフェノー
ルフオームで満されたものを19ることが困知であった
。従ってかかる複合体は曲げ弾性率が極端に弱く製品と
しては不満足なしのであった。また、厚さ20mm以下
のフェノールフオーム複合体をこの方法で製造ザると、
上面部まで完全にフェノールフオームを満ずためには人
聞の発泡性フェノール樹脂組成物が必要となりコストア
ップとなる。
また、発泡性フェノール樹脂組成物を骨材粒子に被覆し
、その発泡性樹脂被覆粒子を成型用型内に充填した後、
この型をrjItt1シた状態で加熱してフェノールフ
オーム複合体を製造する方法ら提案されている。この方
法により、製造されたフェノールフオーム複合体は、パ
ーライト粒が全体に均一に分散されており、且つフェノ
ールフオーム部の密度が均一である。しかしながら、か
かる複合体はフェノールフオーム部の内部と外部の密度
が同じであるため曲げ弾性率が不充分なものであった。
また発泡性フェノール樹脂組成物の足が少ないと、表面
のやわらかいフェノールフオーム複合体しか得られなか
った。さらに骨材粒子に発泡性フェノール樹脂組成物を
被覆する工程が必要なために製造コストが高いという問
題点がある。
この発明は、かかる状況に鑑みなされたものであり、こ
とに曲げ弾性率が高くかつ表面硬度が高い発泡フェノー
ル樹脂複合体を簡便にかつ低コストでg 36しうる製
造方法を提供しようとするものである。
(ニ)問題点を解決するための手段及び作用かくしてこ
の発明によれば、フェノール樹脂初期縮合物、分解型発
泡剤及び必要に応じて加えられる硬化剤からなる粒状の
発泡性フェノール樹脂組成物を成形用型内に導入してそ
の底部に該組成物の粒状層を形成させ、次いで、 (al  骨材粒子を該粒状層と実質的に混和すること
なく該粒状層上に桟積して骨材粒子層を形成する工程及
び +b)  該骨材粒子層上に再び上記発泡性フェノール
樹脂組成物を散布して該組成物の粒状層を形成さける工
程、 を1回〜複故回繰り返して、底部と上部に発泡性フェノ
ール樹脂組成物の粒状層を備えこの間に任意に発泡性フ
ェノール樹脂組成物層を有する骨材粒子層を介在さけた
複合層を形成し、次いで該成形用型を閉鎖した状態で加
熱して発泡性フェノール樹脂組成物を発泡硬化させるこ
とを特徴とげる発泡フェノール樹脂複合体の製造法が提
供される。
この発明に用いるフェノール樹脂初][1]縮合物とし
ては、ノボラック型とレゾール型のフェノール樹脂初期
縮合物があげられる。ここで、ノボラック型フェノール
樹脂初期縮合物とは、フェノール類とアルデヒド類とを
酸性触媒の存在下反応させて得られる当該分野で知られ
たいわゆるノボラック型フェノール樹脂と称せられ、硬
化剤の存在下で更に重合が進行しうるちのを意味する。
この樹脂は一般に常温で固体状である。一方、レゾール
型フェノール樹脂初期縮合物とは、フェノール類ど過剰
のアルデヒド類とを塩基性触媒の存在下反応ざUて得ら
れる当該分野で知られたいわゆるレゾール型フェノール
樹脂と称せられ、酸性硬化促進剤及び加熱で重合が進行
しうるものを意味する。
かようなレゾール型フェノール樹脂は、それ自体反応水
を約20%含んだ液状のものであるが、これを更に脱水
(水分を蒸発)し固形状物(水分を1%前侵含む)とし
、次いでこの固形状物を粉砕や押出明所して、本発明で
使用する粒状のレゾール型フェノール樹脂とする。もち
ろlυ市販の粉末状レゾール型フェノール樹脂を用いて
もよい。なお、この発明で粒状とは粉末のみならず比較
的小径のベレットやタブレット状、フレーク状および一
次発泡粒をも含む。
上記フェノール類とは、フェノールの他に、3.5−キ
シレノール、m−クレゾール、2,5−キシレノール、
3.4−キシレノール、2.4−キシレノール、0−ク
レゾール、p−クレゾールなどが含まれる。又アルデヒ
ド類とは、ホルムアルデヒド、バラホルムアルデヒド、
ヘキサメチレンテトラミン、フルフラール、アセトアル
デヒド、アセタール類などが含まれる。この発明に使用
するのに好ましい初期縮合物は、フェノールとホルムア
ルデヒドとの縮合物である。
この発明にJ3ける分解型発泡剤とは、フェノール樹脂
初期縮合物とを混合した組成物中で加熱硬化簡に分解し
てガスを発生しうる無機及び有機の発泡剤を意味する。
これらの代表例としてはN。
N′−ジニトロソベンタメヂレンテトラミン、ベンゼン
スルボニルヒドラジド、アゾビスイソブチロニトリル、
?ゾジカルボンアミド、パラトルエンスルホニルヒドラ
ジドなどの′t4機分解型発泡剤、並びに小炭酸ナトリ
ウム、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム、亜硝酸
アンモニウム、アジド化合物(例えば(:、a Na 
)などの無機分解型発泡剤が挙げられる。これらは全て
粉末状である。
発泡剤の添加)dは、所望するIa It’の梵泡体の
密度を主に考慮してその所要量とされるが、フェノール
樹脂初期縮合物100重ω部に対し1〜50f[f吊部
が適当であり、2〜25重量部が好ましい。
硬化剤は、ことにノボラック型フェノール樹脂初期縮合
物を用いた時に使用される。この硬化剤は、加熱で分解
し、ノボラック型フェノール樹脂初期縮合物と架橋反応
しうる化合物を意味する。
このような化合物としては、ホルムアルデヒドと同様に
フェノール類との反応でフェノール樹脂形成に用いられ
る化合物で通常粉末状のものである。
その具体例としては、ヘキサメチレンテトラミン、バラ
ホルムアルデヒド、メチラール、ジオキソラン、トリオ
キ瞥ナン、テトラオキサン、トリメチロールホスフィン
、S−トリアジンなどが挙げられる。
硬化剤の添加量は、一般にノボラック型)Jノール樹脂
100重量部に対し、1〜30重量部が適当であり、4
〜15重吊部が好ましい。
なお、この発明の発泡性フェノール樹脂形成物には、他
の種々の添加剤例えばクレイ等の充填剤が少苗加えられ
ていてもよい。これらの添加剤は、フェノール樹脂10
0■口聞部に対し100市、M部以下であるのが好まし
い。
この発明に用いる骨材粒子としては、右g!1f’lも
しくは無機質の粒子又はそれらの混合物が含まれるが、
発泡性フェノール樹脂組成物と反応しないものがりrま
しい。
無機質どしては、たとえばパーライト、シラスバルーン
、ガラスバルーン、ガラス発泡粒、ガラス細粒状物、ロ
ックウール粒状物、スラップ、粘土多泡粒、砂、石ロウ
粒状物、金属性粒状物などが挙げられる。
有II ′i1としては、合成樹脂粒子及びその発泡粒
子、木粉粒、紙粉などが挙げられるが、通常100℃以
上の耐熱性を右する樹脂が好ましく、例えば、レゾール
型フェノール樹脂発泡粒、スチレン−無水マレイン酸共
車合樹脂発泡粒、ポリプロピレン発泡粒などが挙げられ
る。
骨材粒子の形状には特に限定はなく、球状、粉砕された
破片状、不定形の何れであってもよい。
粒子の大きさは粒径1mmの微小粒から粒径4o〜50
mmの大粒までいずれでもよい。また骨材粒子の密度は
、特に限定はなく、軽h1の発泡成形体の用途を考慮し
たときは、密度1g4以下のものを選定すればよく、別
に高密度の骨材であってもにい。
骨材粒子の型内充填室は100%〜10%、望ましくは
 100%〜30%が良い。
この発明において、まず、金型のことさ゛成形用型内の
底部に、前述した発泡性フェノールb1脂組成物がほぼ
一種な層となるよう導入される。この導入はできるだけ
均一な厚みの層となるように調整すべきである。この工
程を第1図に示した。図において(1)は発泡性フェノ
ール樹脂組成物の粒状層を示し、(2)は金型を、(3
)は離型用紙を示す。離型用紙(3)の代わりに適当な
面材を用いて一体化してもよい。次いで粒状層(1)上
に所望の骨材粒子(5)がMMされキトビティ(4)内
に充填される。この際、骨材粒子(5)と粒状組成物と
が、できるだけ混ざり合わないように桟積することが必
要である。又、骨材粒子の充填率は目的に応じて 10
0%〜10%まで変えられる。この工程は第2図に示す
ごときである。このように骨材粒子(5)を組成物層(
1)上に分5層状態で充填した後、第3図に示すように
骨材粒子(5)の桟積層上に再び発泡性フェノール樹脂
組成物を散缶して粒状層(1′)をほぼ一様に形成させ
、次いで地型用紙印や適当な面材を載せた侵上型(6)
をセラ1〜して型を閉fri L、加熱が行なわれる。
加熱は、組成物自体が発泡硬化を行ないうる程度の温度
でよく、通常、120〜180℃下で3〜20分程度行
なわれる。かような加熱により、型の底部及び上部の粒
状組成物は溶融■稈を経て発泡を行ないつつ硬化するが
、この際、それぞれ上方及び下方に徐々に発泡して桟積
された骨材粒子(5)の個々の空隙を通じて膨張しつつ
キャビティに満たされる。
そして各骨材粒子間がフェノール樹脂発泡層で結合一体
化された第5図に示すこの発明の発泡フェノール樹脂複
合体(7′Iが型内に形成される。
なお、場合によっては第4図に示づごとく骨材粒子層内
にさらに発泡性フェノール樹脂組成物の粒状層(中間層
)(8)を介在させてもよい。底部及び上部に形成させ
た粒状層のRが意図する発泡フェノール樹脂複合体の厚
みや密度の点で不充分な場合にはかかる中間層を予め形
成しておくことが適してJ3す、かかる中間層自体をさ
らに多層とすることも可能である。この際、前記工程(
ωと工程+b+とを同様に所定回繰返すことにより多層
構造とすればJ:い。
粒状層を形成する発泡性フェノール樹脂組成物のh目、
1骨材粒子層での空隙率ヤ)意図する発泡体密度等の条
件によっても異なる。通常、成形用型内の容(hに対し
て発泡性フェノール樹脂組成物の平均密度が5(+/ρ
以上となるように上下位又は上下層と中間層を構成する
粒状層の吊や厚みを決定するのが適しており、5〜30
0 g/ i2とするのが好ましい。
なお、成形用型としては前jホのように閉鎖しうるちの
が用いられるが、少なくとも発泡時にキセビティ内の空
気等を排出でるものか適切である。
この発明のw!lJ造法によれば、成形用型内の底部及
び上部に発泡性フェノール樹脂組成物の粒状層を形成せ
しめた状態で発泡硬化を行なって母材粒子を〕Tノール
樹脂発泡層で一体化するものであるため、表面の発泡層
の密度が高く内部で比較的密度の低い一種の會ナンドイ
ッチ構造の発泡複合体とづることができる。そしてそれ
により曲げ弾性率が著しく向上されかつ表面硬度も上背
される。
(ホ)実施例 実施例1 型内の寸法が高さ25 mm、広さ250mm X 2
50mmで底面がフラットで、平板の開閉可能なフタを
有する金型を使用した。
この金型の底面に離型用紙を敷いた後発泡性フェノール
樹脂組成物31.3gを均一な厚みになるように敷き延
ばして組成物の粉末層を形成させた。
この際の組成物としては、下記処方により1!−た粉末
状のものを用いた。
(51泡性フ工ノール樹脂組成物) (イ)未硬化ノボラック型フェノール−ホルムアルデヒ
ド樹脂(融点81℃ゲル化時間150’C76秒100
メツシュパス残り0.5%)100重量部(ロ)へキナ
メヂレンデトラミン(硬化剤)10重ムi部 (ハ)ジニ1−ロペンタメチレンテトラミン(ブl泡剤
)           10jll!量部〈:1:上
記(イ)、(ロ)、(ハ)をロール混合機で80℃十F
十分;混合し、粉砕した 1ooメッシュパス粉末) 次に、型内に骨材粒子として平均粒径5mmのパーライ
ト粒(商品名フヨーライト;フヨーライト工業株式会社
)を140gを上記組成物層の上にかつ該組成物と実質
的に混和することなく桟積して型内にほぼ一様(充填度
合100%)に充填した。さらにその上面に、上記と同
じ発泡性フェノール樹脂組成物31.39を均一な厚み
になるように敷き延ばして組成物の粉末層を形成させ、
離型用紙を敷いた後フタをし 150℃、プレス圧力2
kOJで20分間プレス加熱を行った。
得られたフェノールフオーム複合体はパーライト粒がフ
ェノールフオーム全体に均一に分散されており、切断し
たところ粒間の空隙(空隙率40%にはフェノールフオ
ームが全て充填されていたが、表面のフェノールフオー
ムの密度は115kG4で中心部の表面密度は87kg
4であった。
この複合体の物性は表■に示した。
実施例2 底面及び上面に均一に敷く発泡性フェノール樹脂組成物
の1dをそれぞれ23.11gに変更する以上は実施例
1と同様にして複合体を製造した。
1qられた)、rノールフ4−ム複合体は実施例1と同
様にバーライl−粒がフェノールフオーム全体に均一に
分散されており、切断したところ、粒間の空隙(空隙率
40%)にはフェノールフオーム全て、充填されていた
が、表面のフェノールフオームの密度は98kQ/Rで
中心部の表面密度【ユeoxgイ?であった。
この複合体の物性は表1に示した。
実施例3 底面、中間、上面に均一に発泡rtフ1ノールフオーム
樹脂をそれぞれ15.6Qづつ敷く以外は実施例1と同
様にして複合体を製造した。
得られたフェノールフオーム複合体は実施例1と同様に
パーライト粒がフェノールフオーム全体に均一に分散さ
れており、切断したところ粒間の空隙(空隙率40%)
にはフェノールフオーム全て充填されていたが、表面の
フェノールフオームの密度は58 kgイ?で表面より
 7mmの所の密度は42に9イ?であった。
この複合体の物性は表1に示した。
比較例−1 平均粒径5.Ommのパーライト粒(商品名フヨーライ
i〜、フヨーライト工業株式会社)を骨材として、実施
例1と同一条件で造られたフェノール樹脂組成物粉末を
パン型造粒機によって3分造粒した。
なお、その際の結合剤としては水を使用し、ノズルより
霧状に噴霧した。なお、造粒時の原料比串としては骨材
200cc  (嵩)に対して結合剤約3cc 、発泡
性フェノール樹脂組成物の粉末80Qである。
次にこの工程で1qられた被覆粒子を一昼夜風乾し、1
0℃の熱風循環式恒温槽内で6時間乾燥した。
この1−1られた被覆粒子は、骨材パーライト粒(商品
名フヨーライト、フヨ−ライト工業株式会社)の表面に
発泡性樹脂組成物粉末が結合し、乱雑に扱かつても剥離
するものではなかった。なお、この被覆はまだ完全に発
泡してなく平均0.27mmの厚みであった。
次に、この被覆粒子をタルク粉末上に置き 160℃の
熱風循環式恒温(n内で30分間発泡硬化させた。
得られた発泡体は、黄色味を帯び、粒径10〜14mm
で表面に皮を有する球状のものであり、内部(骨材)に
パーライトが存在し、外部に緻密な気泡構造の発泡層ノ
ボラック型フェノール樹脂が存在する複合発泡法であっ
た。
次に、この被覆された複合発泡法を実施例1と同一の型
(25X 250X 250mm >に高容積でほぼ一
杯(100%)に充填し、蓋を閉じて 160℃の熱風
循環式恒温槽内にi Il、1間保持した。その後、型
を恒温槽から出し、発泡成形体を型から取り出した。
4r/られたフェノールフオーム複合体はバーライ1−
粒がフェノールフオーム全体に均一に分散されており、
切断したところ粒間の空隙(空隙率40%)にはフェノ
ールフオーム全て、均一に充填されてい lこ 。
この複合体の物性は表1に示した。
比較例2及び3 バーライ1〜(商品名フコ−ライト、フヨーライト工業
株式会社)にコーテングする発泡性フェノール樹脂の吊
をそれぞれGo(1、sogに変更する以外は比較例■
と同様にて複合体を製造した。
得られたフェノールフオーム複合体はパーライト粒がフ
ェノールフオーム全体に均一に分散されており、切断し
たところ粒間の空隙(空隙率40%)にはフェノールフ
オーム全て均一に充填されていた。
この複合体の物性は表■に示した。
(以下余白、次頁へ続く。) 表  1 *曲げ試験:JrS−△−9511による。
*表面硬度 Rubber  tester  typ
e  Cを用いて10点測定してその平均値で表示した
*フェノールの使用量は粉末1fft(IJ)/成形用
型内容積H2)で示した。
(二また硬度、密度は各々発泡層についてのものである
実施例4 骨tイ旬子としてW均粒i¥3 、7 mmの発泡ガラ
ス粒(商品名:t?ロビーズ豊[0紡繊株式会社製) 
170g(充填度合60%)とする以外、実施例と同様
にして複合体を製造した。
11られたフェノールフオーム複合体は、パーライト粒
がほぼ全体に分散された状態で、各粒間はフェノールフ
オームで全て充填されていた。ただし実施例1のものに
比して粒間の間隙は均一に広がっていた。
この複合体の物性はみかけ密度133k(] q、曲げ
強度7.7kgf櫂であった。
実施例5 未硬化ノボラック型フェノール−ホルムアルデヒド樹脂
(融点81℃ゲル化時間150℃76秒100メツシフ
パス残り035%)100部、ヘキ量ナメチレンテi〜
ラミン8部、ジニトロソペンタメチレンチl−ラミン1
0部、プロノン6208(11本油脂株式会社>1) 
1部をミキサーで混合した。(51られた、混合物を2
軸押用機〔y゛?方向回転(平行1111)、L/D−
22)のホッパーより没入し、ホッパー下部は50℃に
冷却し、以後シリンダーの(門度は30°Cにコント【
〕−ルする。企望は90℃にコントロールし、φ2 m
mの円筒より混合物を出してカッティングしてペレット
を造った。このペレットは非発泡物であった。
このペレットを実71色例1と同様にして複合体を製造
した。
得られたフェノールフオーム複合体は実施例1と同様に
パーライト粒がフェノールフオーム全体に均一に分散さ
れてJ3す、切断したところ粒間の空隙(空隙率40%
〉にはフェノールフオーム全て充填されていたが表面の
)1ノールフA−ムの密度は110kg孟で中心部は9
0X+Jであった。
この複合体の物性はみ力tG−1密度150kg4、曲
げ弾性率1480に9fJであった。
実施例6 2軸押用機、シリンダーの温度95℃、金型の温度11
0℃に変更する以外、実施例5の同様にして一次発泡し
た円筒状のフェノールフオームを製造した。
−次発泡した円筒状のフェノールフオームは平均5mm
φx 6mmでみかけ密度400 ka心であった。
この−次発泡した円筒状のフェノールフオームを実施例
1と同様にして複合体を製造した。111られたフェノ
ールフオーム複合体は実施例1と同様にパーライト粒が
フェノールフオーム全体に均一に分散されており、切断
したところ粒間の空隙(空隙率40%)にはフェノール
フオーム全て充填されていたが、表面のフェノールフオ
ームの密度は113kQ−Jで中心部は88k(II、
f7であった。
この複合体の物性はみかけ密度1sokaJ、曲げ弾性
率1450kg「4であった。
実施例7 レゾール型フェノールvA脂初期綜合粉末100重M部
に対して、10巾吊部の発泡剤ジニトロソベンチメチレ
ンテトラミンを加え、加熱ロールにより混練した。その
後、粉砕して粉末の樹脂組成−を得た。この発泡性樹脂
組成物は100メツシユパスで融点75℃であった。
底面及び上面に均一に上記のレゾール型フェノール樹脂
初朋i1?i合扮宋をそれぞれ31.3(l敷く以外は
実施例1と同様にして複合体を装置?4シた。
1?られたフェノールフオーム複合体は実施例1と同様
にパーライト粒がフェノールフオーム全体に均一に分散
されており、切断したところ粒間の空隙(空隙率60%
)にはフェノールフオーム全で、充填されていたが表面
のフェノールフオームの密度は113kg、Qで中心部
の表面密度は82に94であった。この複合体の物fF
はみかけ密度1bOkG4、曲げ弾性率は1470kg
fJであった。
比較例−4 パーライト粒と発泡性フェノール樹脂組成物を混和して
充填する以外は、実施例1と同様として複合体を製造し
た。
パーライト粒と発泡性フェノール樹脂組成物を混和する
時、パーライト粒の一部が欠損しパーライト粉が発生し
た。そして混和が不均化するのを大息的に出来るだけ均
一になる用に充填したが、得られたフェノールフオーム
複合体は、フェノール発泡層だけの所が部分的に有り、
また複合体内部に空気溜りが部分的に発生した不均一な
ものであった。この空気溜りは、発泡性フェノール樹脂
組成物が上下面かへ加熱され発泡するので、空気の仮け
る部分がなくなる為、空気溜りが発生するものと思われ
る。
(へ)発明の効果 この発明の方法によれば、極めて簡便に、曲げ弾性率が
高くかつ表面硬度が高い発泡フェノール樹脂複合体を1
9ることが【ぎる。そして、このようにして得られたこ
の発明のフェノールフオーム複合体は、骨材粒子を含む
フェノールフオームからなるため耐火特性を要求される
用途例えば耐熱材、パネル芯材及び天1F44等の用途
有用であり、ことに板状の型を用いて成形したフェノー
ルフオーム複合板は、金属板と積層して用いることによ
り建築用外装板(サイジングボード)として好適に用い
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜第5図は、それぞれこの発明の製造方法の各工程
を示す構成説明図である。 (1) 、 (11’) 、 (81・・・・・・粒状
層、  (2)・・・・・・金型、(5)・・・・・・
骨材粒子、  (6)・・・・・・上型、(刀・・・・
・・発泡フェノール樹脂複合体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フェノール樹脂初期縮合物、分解型発泡剤及び必要
    に応じて加えられる硬化剤からなる粒状の発泡性フェノ
    ール樹脂組成物を成形用型内に導入してその底部に該組
    成物の粒状層を形成させ、次いで、 (a)骨材粒子を該粒状層と実質的に混和することなく
    該粒状層上に載積して骨材粒子層を形成する工程及び (b)該骨材粒子層上に再び上記発泡性フェノール樹脂
    組成物を散布して該組成物の粒状層を形成させる工程、 を1回〜複数回繰り返して、底部と上部に発泡性フェノ
    ール樹脂組成物の粒状層を備えこの間に任意に発泡性フ
    ェノール樹脂組成物層を有する骨材粒子層を介在させた
    複合層を形成し、次いで該成形用型を閉鎖した状態で加
    熱して発泡性フェノール樹脂組成物を発泡硬化させるこ
    とを特徴とする発泡フェノール樹脂複合体の製造法。
JP60230589A 1985-10-15 1985-10-15 発泡フエノ−ル樹脂複合体の製造法 Granted JPS6289744A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010133610A1 (en) * 2009-05-18 2010-11-25 Dynea Oy Resin system for foam core boards

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60101031A (ja) * 1983-11-08 1985-06-05 Sekisui Plastics Co Ltd フエノ−ルフオ−ム複合体の製造法

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