JPS6285281A

JPS6285281A - 複写装置

Info

Publication number: JPS6285281A
Application number: JP22483285A
Authority: JP
Inventors: Tomoyasu Kamata; 謙田　智康; Ichiro Shigeta; 茂田　一郎; Hiroshi Yasuba; 安場　博
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1985-10-11
Filing date: 1985-10-11
Publication date: 1987-04-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、事務用機器である複写装置に関するものであ
る。

（従来の技術）セレン−砒素系感光体は、除電光の光質、光量およびそ
の位置によって特性が大きく左右され、特に光質と光量
は温度特性、繰返し特性およびメモリ特性に大きな影響
を及ぼす。波長が５４０ｎｍ以上の光は感光体の疲労が
大きくなるため、セレン−砒素系感光体には使用されて
いない、（特開昭４５−３０３１８号公報）従って、従
来の除電光は、波長７００ｎ−以上の光をほぼ完全に除
去し、その露光量を感光体の半減露光量の１００倍以上
にしていた。

このような光源として、フィルタを掛けたタングステン
ランプや、冷陰極管、発光ダイオード（ＬＥＤ）、エレ
クトロルミネッセンス（ＥＬ）素子等の赤および赤外線
の光を含まない光源が使用されていた。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら上記のような構成では、光源としてフ、ｒ
ルタを掛けたタングステンランプを使用する場合は、赤
および赤外線を遮断するフィルタがガラスフィルタとな
るため、高価となるほか、大きな出力のランプが必要と
なり発熱が大きいという問題があった。また、光源とし
て冷陰極管、ＬＥＤ、ＥＬ素子等を使用する場合は、複
雑な点灯回路が必要で高価となるとともに、温度特性上
不都合な点を有するという問題があった。

また、両者いずれにしても、感光体の特定を安定させる
加熱器等の保温装置を内蔵する必要があるという問題も
あった。

本発明は上記の問題点を解決するもので、除電光の波長
域と露光量を選ぶことにより、感光体に適度の疲労を与
え、簡単な構成でありながら、優れた温度特性、繰返し
特性およびメモリ特性を有し、奇麗なコピーが得られる
低コスト、低電力の複写装置を提供するものである。

（問題点を解決するための手段）上記の問題点を解決するために、本発明は、感光体にセ
レン−砒素系感光体を、除電光に波長が３８０ｎｍない
し６００ｎｍ、および７２０ｎｍ以上の光をそれぞれ使
用し、除電露光量を感光体の半減露光量の５倍ないし２
０倍に設定するものである。

（作　用）上記の構成により、感光体は適度の疲労が与えられ、セ
レン−砒素系感光体の特性が安定する。

（実施例）本発明の実施例を第１図ないし第６図により説明する。

第１図は本発明による複写装置の要部構成図で、複写装
置は、矢印Ａの方向に回転する感光体１の周りに、感光
体ゴ、の表面電位を形成する帯電器２と、感光体１の表
面に潜像を形成する画像露光装置３と、潜像を顕像化す
る矢印Ｂの方向に回転する現像装置４と、上記の顕像を
複写用紙に転写する転写用帯電器５と、転写が終った複
写用紙を感光体１の表面から剥がす紙分離用帯電器６と
、転写機感光体１の表面に残っている現像剤を取り除く
クリーニング装置７とが配設され、さらに、上記の帯電
器２の後に像間消去ランプ８、前に除電ランプ９、クリ
ーニング装置７の前に補助露光ランプ１０がそれぞれ設
置されている。

なお、上記の感光体１はセレンと砒素からなるセレン−
砒素系感光体である。像間消去ランプ８は発光ダイオー
ド（ＬＥＤ）からなり、感光体１の表面の帯電の不要部
を消去する役目を有し、除電ランプ９は出力１３Ｗのタ
ングステンランプに青色の熱収縮チューブを被せてフィ
ルタとしたちので、波長３８０ｎｍないし６００ｎａｉ
と、７２０ｎｍ以上の光成分を有し、露光量が６０１ｘ
ｓでクリーニング後の感光体１の表面を静電的に均一に
する。また、補助露光ランプ１０は、タングステン電球
で、後述の複写開始釦１１を押すと、一定時間点灯し感
光体１を照射する。なお、図には描かれていないが、複
写用紙の供給装置と、これに転写された画像の定着装置
が配設されている。

第２図は上記の複写装置の斜視図で、複写装置は、複写
装置本体１２の上面手前側に、メインスイッチ１３、複
写枚数を設定するテンキー１４および複写開始釦１１が
配設され、さらに、原稿台上に置かれた原稿を押えるプ
ラテンカバー１５が取り付けられている。メインスイッ
チ１３は、複写装置の電源を入れるスイッチで、これを
入れると一定時間後に複写の準備が完了する。複写開始
釦１１は、複写準備が完了している複写装置に、複写の
開始を指令するものである。従って、メインスイッチ１
３と複写開始釦１１とでは、その役目が異なるものであ
る。

このような構成を有する複写装置の動作について説明す
る。まず、複写装置のメインスイッチ１３を入れると、
定着器（図示せず）に通電が開始され、複写装置本体１
２に設けられた定着器表示ランプ（図示せず）が点滅し
、同時に感光体１および現像装置４がそれぞれ矢印Ａお
よび矢印Ｂに示した方向に回転し始め、除電ランプ９が
点灯する。

約４０秒後に、感光体１および現像装置４の回転が止ま
り、除電ランプ９が消える。一方、定着器の通電は続け
られ、設定温度まで暖まると通電が止まり、定着器表示
ランプ（図示せず）が消え、複写準備完了を表示する。

複写準備完了まで約４分必要である。

次に、原稿台に原稿を載せプラテンカバー１５で押えた
後、テンキー１４から複写枚数を入力し、複写開始釦１
１を押す。複写開始釦１１が押されると。

感光体１および現像装置４はそれぞれ矢印Ａおよび矢印
Ｂの方向に回転し始め、帯電器２．転写帯電器５および
紙分離帯電器６に高圧電圧が印加され、同時に像間消去
ランプ８、除電ランプ９および補助露光ランプ１０が点
灯する。補助露光ランプ１０は１秒間、像間消去ランプ
８は２．５秒間点灯して消え、同時に画像露光装置３に
よって原稿の画像が感光体１に照射され、潜像が形成さ
れる。感光体１の表面の潜像は、現像装置４によって顕
像化され、感光体１の回転と同期して供給される複写用
紙が感光体１と転写用帯電器５の間に入り転写される。

画像が転写された複写用紙は、紙分離用帯電器６の動き
によって、感光体１から剥がされ定着器（図示せず）に
よって定着され、コピーとなって排出される。一方、感
光体１の表面に残った現像剤はクリーニング装置７によ
って清掃された後、除電ランプ９で静電的に均一なもの
となり、再び同じサイクルを繰り返す。

従って、複数枚数が設定された時は、感光体１と現像装
置４とは回転を続け、帯電器２と、転写用帯電器５、紙
分離用帯電器６に高圧電圧の印加が続き、除電ランプ９
は点灯し続ける。しかし、像間消去ランプ８は画像照射
に同期して点滅し。

補助露光ランプ１０は複写開始釦１１が押されてから１
秒間だけ点灯する。

上記のプロセスで、感光体１の現像部に表面電位計のプ
ローブを配置し、感光体１の特性の変化を調査した結果
を第３図および第４図に示す。

第３図は感光体１の温度特性図で、横軸に温度℃、縦軸
に表面電位Ｖをとり、ｙＫ稿濃度が１．５゜０．３およ
び０．１の時の温度に対する表面電位の変化を示す。第
４図は感光体１の繰返し特性図で、横軸に複写枚数、縦
軸に表面電位Ｖをとり、原稿濃度が１．５．０．３およ
びＯｏｌの時の、複写枚数に対する表面電位の変化を示
す、第３図および第４図から判るように、両特性共に極
めて安定してい、る。

また、実際の複写作業でもメモリの発生も皆無であった
。

上述の本実施例と比較するために、除電ランプ９のフィ
ルタを波長が７０Ｏｎ腸ないし１１０００ｎの光成分を
ほとんど透過しないガラスフィルタに交換して、同様の
プロセスで実験を行った結果を第５図の温度特性図およ
び第６図の繰返し特性図として示す。

第５図および第６図で判るように、温度特性では低温時
の表面電位の上昇が顕著であり、繰返し特性では初期の
表面電位の落込みが大きい。

（発明の効果）以上説明したように、除電光の波長を３８０ｎｍないし
６００ｎｍと、７２０ｎｎ＋以上とし、感光体への露光
量を感光体の半減露光量の５倍ないし２０倍に設定する
ことによって、安定した画像濃度の奇麗なコピーが得ら
れる。除電光の光源として低出力のタングテンランプと
青色の熱収縮チューブ等の安価なものでよく、また、加
熱器等の保温装置を設ける必要がない。このように本発
明によれば、簡単な構成で、性能の安定した安価な複写
装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による複写装置の要部構成図、第２図は
その外観を示す斜視図、第３図および第４図はそれぞれ
本発明の温度特性図および繰返し特性図、第５図および
第６図は除電光の光源を交換した比較例における温度特
性図および繰返し特性図であるゆ１　・・・感光体、　２・・・帯電器、　３・・・画像
露光装置、　４　・・・現像装置、　５・・・転写用帯
電器、　６　・・・紙分離用帯電器。７・・・クリーニング装置、　８・・・像間消去ランプ
、　９　・・・除電ランプ、　ｌＯ・・・補助露光ラン
プ、１１・・・複写開始釦、１２・・・複写装置本体、１３・・・メインスイッチ、
　１４・・・テンキー、　１５・・・プラテンカバー。特許出願人　松下電器産業株式会社第１図１・・吟九椰８・・・４隘Ｆｆｉ渭看ラング９・・　を全速ラン１′ １０　・補声Ｉｌｔランデ１１・・・様写閉祠顧１２・・・様写憤オ（俸１３・・・　メ４ン又４ッｒ１４・・・　ヂン＼− ＋５−゛τラデゾ戸八へ夷偏１−９嶌９１１４楠ｉ♀液４禁９Ｉ−婦

Claims

【特許請求の範囲】

感光体と、除電ランプ、帯電器、画像露光装置、現像装
置、クリーニング装置とを具備した複写装置において、
セレン−砒素系感光体と、波長３８０ｎｍないし６００
ｎｍ、および７２０ｎｍ以上の光成分からなる除電ラン
プで構成し、除電露光量を感光体の半減露光量の５倍な
いし２０倍に設定したことを特徴とする複写装置。