JPS628344Y2 - - Google Patents

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JPS628344Y2
JPS628344Y2 JP9870083U JP9870083U JPS628344Y2 JP S628344 Y2 JPS628344 Y2 JP S628344Y2 JP 9870083 U JP9870083 U JP 9870083U JP 9870083 U JP9870083 U JP 9870083U JP S628344 Y2 JPS628344 Y2 JP S628344Y2
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intake port
rotary valve
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intake
tip
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JP9870083U
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JPS604721U (ja
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  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ロータリピストンエンジンのサイ
ドハウジングに低負荷用吸気ポートと高負荷用吸
気ポートとを具備する吸気装置の改良に関するも
のである。
(従来技術) ロータリピストンエンジンにおいては、低負荷
運転時に吸気流速を速めて燃焼性を向上させると
ともに、高負荷運転時の吸気の充填効率を向上さ
せるために、サイドハウジングに吸気通路の一部
をなす低負荷用の吸気ポートと高負荷用の吸気ポ
ートとを設け、かつ高負荷運転時にのみ高負荷用
吸気ポートを開くようにする回転弁を該吸気ポー
トに設けることが行なわれている。例えば、実開
昭57−109231号公報においては、第4図に示すよ
うにサイドハウジング2′に設けられた高負荷用
吸気ポート11′に回転弁14′を配設し、この回
転弁14′を図外の駆動部によつて回動すること
により、該吸気ポート11′の吸気口10′を開閉
するようにしている。すなわち、回転弁14′が
回転することにより、回転弁14′の側方に形成
された連通孔17′が吸気口10′に対向した連通
状態と、該吸気口10′が回転弁14′の周壁で覆
われた閉塞状態とに適宜変化するように構成され
ている。また上記回転弁14′には連通孔17′に
向けて混合気を案内するための傾斜壁18′と、
回転弁14′の先端部を覆う蓋体21とが形成さ
れている。
この構成では吸気通路内に作用する吸気脈動に
よつて回転弁14′が振動し、該回転弁14′の後
端部に設けられたロツドおよびこのロツドの支持
部等が疲労破壊を生じるという欠点がある。すな
わち、回転弁14′の蓋体21と、吸気ポート1
1′の先端部壁面との間に密閉空間19a′が区画
形成され、この密閉空間19a′内に一定圧力の空
気が封じ込められ、一方吸気通路内には吸気負圧
が時間と共に変化する吸気脈動が作用するため、
この吸気通路と密閉空間19a′との間に周期的に
圧力差が生じることとなる。この圧力差によつて
上記回転弁14′が軸方向に振動してロツド等に
亀裂が入るのである。
また、上記構成では回転弁14′の先端部に傾
斜壁18′と蓋体21とを設けているので、この
回転弁14′をダイキヤスト成形することができ
ず、製造コストが高くつくという欠点がある。な
お、上記傾斜壁18′および蓋体21の何れか一
方を省略すればダイキヤスト成形することができ
るが、上記傾斜壁18′を省略した場合には吸気
抵抗が増大するので、吸気ポート11′から供給
される混合気の充填率が低下し、また蓋体21を
省略した場合には吸気ポート11′の先端部に大
きな密閉空間が形成されるために吸気脈動による
回転弁14′の振動がより著しくなるという欠点
がある。
(考案の目的) この考案は、以上の欠点を解消するためになさ
れたものであり、簡単な構造で吸気脈動による回
転弁の振動を防止することができ、回転弁のロツ
ドおよびこのロツドの支持部等が損傷するのを防
ぐことができるロータリピストンエンジンの吸気
装置を提供するものである。
(考案の構成) この考案は、サイドハウジングに設けた低負荷
用吸気ポートと、高負荷用吸気ポートと、この高
負荷用吸気ポートに回転自在に挿入された円筒状
の回転弁とを有するロータリピストンエンジンの
吸気装置において、上記回転弁の先端部に形成さ
れた壁体と高負荷用吸気ポートの先端部壁面との
間に区画形成された先端部空間と、吸気通路とを
連通させる通気孔を上記壁体に設け、上記空間と
吸気通路との間に周期的な圧力差が生じることに
よる回転弁の振動を防止するようにしたものであ
る。
(実施例) 第1図において、1はトロコイド状の内周面を
有するロータハウジング、2はその両側に位置す
るサイドハウジングであり、これらによつて形成
されたケーシング内に多角形状のロータ3が装備
されている。このロータ3の頂部がロータハウジ
ング1の内周面に摺接した状態で遊星回転運動
し、このロータ3によつて作動室4a,4b,4
cが区画形成されている。なお、13,13は点
火プラグである。
上記サイドハウジング2には第2図に示すよう
に、吸気作動室4aに開口する吸気口7およびこ
れに連通する低負荷用吸気ポート8と、上記吸気
口7に隣接して形成された吸気口10およびこれ
に連通する高負荷用吸気ポート11とが形成さ
れ、両吸気ポート8,11の後端部が吸気マニホ
ールド5に連通されることによつて吸気通路が形
成されている。上記吸気口7,10はロータ3の
回転によつて開閉され、両吸気ポート8,11は
ロータハウジング1に設けられた排気ポート12
が実質的に閉じた後に開くように設定されてい
る。また高負荷用吸気ポート11は、低負荷用吸
気ポート8よりもやや遅れてロータ3により閉じ
られるように設定されている。
上記高負荷用吸気ポート11内には高負荷運転
時にのみ該吸気ポート11の吸気口10を開き、
低負荷運転時には該吸気口10を閉じる円筒状の
回転弁14が装着されている。すなわち、排気圧
力等に応動するアクチユエータ15により、ロツ
ド16を介して上記回転弁14が回動されるよう
に構成され、高負荷運転時には回転弁14に形成
された連通孔17と吸気口10とを対向させて該
吸気口10を開き、かつ低負荷運転時には吸気口
10を回転弁14の周壁によつて閉じるようにし
ているのである。なお、上記回転弁14の駆動部
をアクセルに連動し、アクセル操作に応じて回転
弁14を回動するように構成することもできる。
また、上記回転弁14には第3図に示すよう
に、吸気ポート11から供給される混合気を連通
孔17に向けて案内する傾斜壁18が形成され、
この傾斜壁18によつて区画される先端部空間1
9と回転弁14の内部空間9とを連通させる通気
孔20が上記傾斜壁18に形成されることによ
り、上記先端部空間19と吸気通路とが連通され
ている。
以下、この吸気装置の作用を説明する。まず、
低負荷運転時においては回転弁14によつて高負
荷用吸気ポート11の吸気口10が閉じられ、低
負荷用吸気ポート8から作動室4a内に混合気が
供給される。上記高負荷用吸気ポート11は回転
弁14の周壁によつて吸気口10の近傍で閉塞さ
れているため、デツトボリユームが極めて小さ
く、該吸気ポート11内に排気ガスが持込まれる
のを最小限に抑えることができる。
また、高負荷運転時にはアクチユエータ15が
作動し、回転弁14が回動されることによつて回
転弁14の連通孔17と高負荷用吸気ポート11
の吸気口10とが連通して開き、この高負荷用吸
気ポート11からも混合気が作動室4a内に供給
されることとなる。そして低負荷用吸気ポート8
および高負荷用吸気ポート11から多量の混合気
が作動室4a内に供給されるため、高い出力性能
が得られ、良好な高負荷、高回転運転を行なうこ
とができる。特に、上記高負荷用吸気ポート11
は低負荷用吸気ポート8よりもやや遅れてロータ
3によつて閉じられ、吸気行程の終期が遅いた
め、高負荷運転時にはより多くの混合気が供給さ
れ、充填効率が向上することとなる。さらにこの
実施例では負荷と回転数とに対応する排気圧によ
り作動するアクチユエータ15で回転弁14を回
動させて高負荷用吸気ポート11を開閉制御する
ように構成されているため、出力性能向上の面か
ら好ましい領域でのみ上記吸気ポート11が開く
ように設定され、高負荷低回転時における吸気の
吹き返し等を防止することができる。
さらに、高負荷用吸気ポート11から供給され
る混合気は回転弁14に設けられた傾斜壁18に
より案内されるため、この混合気の流動抵抗が小
さくなつて流速の早い混合気を吸気口10から作
動室4a内に供給することができる。
また、回転弁14の傾斜壁18には通気孔20
が形成され、該傾斜壁18によつて区画される吸
気ポート11の先端部空間19と回転弁14の内
部空間9とが連通されているために吸気通路内に
吸気脈動が作用しても、先端部空間19と吸気通
路との間に大きな圧力差が生じることはない。従
つて回転弁14が吸気脈動に応じて軸方向に振動
するのを防止でき、この振動のために発生してい
た回転弁14のロツド16およびこのロツド16
の支持部等の損傷を防ぐことができるという利点
がある。
しかも、この通気孔20を設けることによる回
転弁14の振動防止機能は先端部空間19の大小
に関係なく発揮される。従つて回転弁14に混合
気を案内する傾斜壁18を設けることによつて吸
気ポート11の先端部に大きな空間19が区画さ
れるのを防ぐために回転弁14の先端部に蓋体を
形成する必要はなく、回転弁14の構造を簡略化
することができる。
なお上記通気孔20の大きさは、先端部空間1
9と内部空間9との間に圧力差が生じるのを防止
し得る大きさで、かつ吸気通路から供給された混
合気が上記先端部空間19内に大量に流入するの
を防止し得る大きさに形成すればよい。
また、上記実施例における各部の具体的構造は
種々の変更が可能であり、上記傾斜壁18に代え
て回転弁14の最先端を壁体で覆い、この壁体に
通気孔を形成することにより、吸気ポート11の
最先端部に形成された円錐状の空間部19aと吸
気通路とを連通させるようにしてもよい。また、
相対向する両サイドハウジング2にそれぞれ吸気
ポート8,11を設けた構造としてもよく、ある
いは一方のサイドハウジング2に吸気ポート8,
11を設けると共に他方のサイドハウジングの低
負荷用吸気ポート8に対応する位置に中負荷用吸
気ポートを設けた構造としてもよい。
また、回転弁14の外周面にフツ素樹脂等をコ
ーテイングして回転弁14の回転作動を容易に行
ない得るように構成することが望ましい。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案は高負荷用吸気
ポートに配置された回転弁の先端部に形成された
壁体によつて区画される先端部空間と、吸気通路
とを連通させる通気孔を上記壁体に設けたもので
あり、これによつて簡単な構造で上記空間と吸気
通路との間に周期的な圧力差が生じるのを防止す
ることができ、吸気通路内に吸気脈動が作用して
も上記回転弁が振動することがなく、回転弁の後
端部に設けられたロツドおよびこのロツドの支持
部等が損傷するのを防止できるという利点を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す要部断面図、
第2図はサイドハウジングの要部斜視図、第3図
は第2図の−線断面図、第4図は従来例を示
す第3図相当図である。 2…サイドハウジング、7,10…吸気口、8
…低負荷用吸気ポート、11…高負荷用吸気ポー
ト、14…回転弁、18…傾斜壁(壁体)、19
…先端部空間、20…通気孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サイドハウジングに設けた低負荷用吸気ポート
    と、この低負荷用吸気ポートよりもやや遅れて閉
    じる高負荷用吸気ポートと、該高負荷用吸気ポー
    トに回転自在に挿入されてエンジンの運転状態に
    応じて上記高負荷用吸気ポートを開閉する円筒状
    の回転弁とを有するロータリピストンエンジンの
    吸気装置において、上記回転弁には先端部を覆う
    壁体が形成され、この壁体と高負荷用吸気ポート
    の先端部壁面との間に区画形成された先端部空間
    と、吸気通路とを連通させる通気孔を上記壁体に
    設けたことを特徴とするロータリピストンエンジ
    ンの吸気装置。
JP9870083U 1983-06-24 1983-06-24 ロ−タリピストンエンジンの吸気装置 Granted JPS604721U (ja)

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JP9870083U JPS604721U (ja) 1983-06-24 1983-06-24 ロ−タリピストンエンジンの吸気装置

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JP9870083U JPS604721U (ja) 1983-06-24 1983-06-24 ロ−タリピストンエンジンの吸気装置

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JPS604721U JPS604721U (ja) 1985-01-14
JPS628344Y2 true JPS628344Y2 (ja) 1987-02-26

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