JPS6279148A - 帳票搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、光学的文字読取装置（以下、ＯＣＲと称する
）等、多数の帳票を処理する装置に用いられる帳票搬送
装置に関する。

［発明の技術的背景］ 従来から営業、調査あるいは配送等、多くのデータの高
速処理を必要とする産業分野において、ＯＣＲが広く用
いられている。

周知のようにＯＣＲは、複数枚の帳票が堆積されたホッ
パと呼ばれる帳票供給部から帳票を１枚ずつ取出して読
取部に搬送し、読取部が帳票上に記録されている文字あ
るいはマークを光学的に読取り、読取りが終了した帳票
をスタッカと呼ばれる排出部に排出するような構成にさ
れている。

そしてＯＣＲは、文字あるいはマークが記入されている
帳票を１枚ずつ処理するように構成されているので、帳
票の取出し部および搬送部には重ね送り（２枚送り）が
発生しないような対策が施されている。

ところで帳票の重ね送りの発生を検出する方式の１つと
して、取出された帳票に光を照射し、その透過光の強度
を検出し、その強度が一定値以下であったとき重ね送り
が発生していると判定する方式がある。

第４図はこの方式による帳票搬送装置の要部の構成を示
す図であり、帳票供給部（図示けず）から取出された帳
票１を挟む位置に発光ダイオード等の発光素子２とフォ
トトランジスタ等の受光素子３とが対向するように配置
され、受光素子３か透過光の強度に応じた電気的信号を
出力するにようにされている。

また第５図は受光素子３が出力する電圧から、帳票の重
ね送りの発生を判定する回路系の構成を示すブロック図
である。

この図かられかるように、帳票１を透過した光は受光素
子３に入射され、受光素子３の微弱な出力電圧が増幅部
４で増幅されて判定部５において一定の電圧値と比較さ
れ、判定部５は出力電圧が一定の電圧値よりも低いレベ
ルであった場合に重ね送りが発生していると判定し、装
置の制御系に対して搬送を停止させる等のエラー処理を
要求する。

［背景技術の問題点］ しかしなから上述したような従来の帳票搬送装置では、
透過光の強度変化のみにより帳票の重ね送りの発生を判
定しているため、たとえば帳票の表面に光の透過を阻害
する暗色の印刷おるいは汚れ等が存在した場合には、帳
票が２枚以上存在している場合と同じように弱い透過光
が受光素子３に入射されるので、正常なＩｆｆｆｌ送が
行われているにもかかわらず、重ね送りが発生している
と誤判定されることがおる。

このため帳票の印刷様式によっては重ね送りの誤判定が
頻発し、不必要なエラー処理が行なわれ、搬送効率が著
しく低下してしまういう問題があった。

［発明の効果］ 本発明は上述したような従来の問題点を解消すべくなさ
れたもので、帳票の表面印刷や汚れ等により透過光が減
衰しても、重ね送りの誤判定が少なく、種々の印刷様式
の帳票に対して搬送効率が高い帳票搬送装置の提供を目
的としている。

［発明の概要］ すなわち本発明の帳票搬送装置は、帳票の反射光に応じ
た電気的信号を出力する反射光検出手段と、前記帳票の
前記反射光が検出された位置における透過光に応じた電
気的信号を出力する透過光検出手段と、前記反射光検出
手段および前記透過光検出手段か出力する信号を入力し
、両信号の条件から帳票の重ね送りの発生を判定する重
ね送り判定手段とを有し、重ね送りの発生の誤判定を極
力回避したものである。

［発明の実施例］ 以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づいて説明する
。

第１図は本発明の一実施例装置の構成を示すブロック図
である。

本実施例装置は、帳票供給部（図示せず）から取出され
た帳票の透過光の強度に応じた電気的信号を出力する受
光素子１０、この出力信号を増幅する増幅部１１、帳票
の表側の反射光の強度に応じた電気的信号を出力する受
光素子１２、この出力信号を増幅する増幅部１３、増幅
部１３の出力から帳票の表側の汚れや暗色の表面印刷の
存在を判定する判定部１４、帳票の裏側の反射光の強度
に応じた電気的信号を出力する受光素子１５、この出力
を増幅する増幅部１６、増幅部１６の出力から帳票の裏
側の汚れや暗色の表面印刷の存在を判定する判定部１７
、増幅部１１と判定部１４および判定部１７の出力信号
から総合的に帳票の重ね送りの発生を判断する総合判定
部１８とから構成されている。

また第２図は第１図における受光素子１０．１２および
１５とそれぞれに対応した発光素子の配置を示す図であ
る。

この図かられかるように、受光素子１０は取出された帳
票１９の裏側に配置された発光素子２０が照射した光の
透過光を入射し、受光素子１２は帳票１９の表側に配置
された発光素子２１が照射した光の反射光を入射し、受
光素子１５は帳票１９の裏側に配置された光源２２が照
射した光の反射光を入射するような位置に配置されてい
る。

本実施例装置では、帳票１９の表側の反射光が受光素子
１２に入射され、電気的信号に変換されて増幅部１３に
より増幅され、判定部１４に入力される。また同時に帳
票１の裏側の反射光が受光素子１５に入射され、電気的
信号に変換されて増幅部１６により増幅され、判定部１
７に入力され、これら判定部１４．１７の出力が総合判
定部１８に入力される。続いて帳票が移動すると、帳票
１９の前記反射光が検出された位置における透過光が受
光素子１０に入射され、電気的信号に変換されて増幅部
１１により増幅され、総合判定部１８に入力される。そ
して最終的に総合判定部１８から重ね送りの発生の有無
を示す信号が制御部（図示ぜず）に出力される。

第３図は帳票１９の表面に汚れＤが存在している場合に
受光素子１２が出力する信号の変化を示す図であり、汚
れがある部分の出力電圧が汚れの濃度に応じて減少して
いることが判る。

本実施例装置では、反射光検出用の受光素子１２および
１５の出力が、判定部１４および１７に入力されて帳票
の汚れや暗色の表面印刷等、透過光に変化を与える要因
の有無が判定され、その判定結果が総合判定部１８に出
力される。

そして総合判定部１８は、判定部１４および１７の出力
に基づいて、表面に透過光に変化を与える要因が存在し
ない位置の受光素子１０の出力信号をチェックし、この
時点で受光素子１０の出力する信号が一定値以下であっ
た場合にのみ帳票の重ね送りの発生を判定する。

すなわち総合判定部１８は透過光の強度が一定値以下で
あっても、反射光の強度が一定値以下であった場合には
重ね送りの発生を判定しないのである。

したがって帳票１９０表面に汚れや暗色の表面印刷が存
在しても重ね送りの誤判定が起きず、搬送効率が低下し
ない。

なお本実施例では、透過光と反則光とをすべて別々の発
光素子および受光素子を用いて検出しているが、透過光
と反射光との光量変化を総合的に判断することができる
ならば、一部を共通に構成してもよい。

また本実施例では帳票の表裏両面の反射光を検出してい
るが、反射光の検出は表面のみであっても相応の効果は
得られる。

そして本発明の帳票搬送装置は、光学的文字読取装置は
勿論のこと、帳票の印刷装置や計数装置等にも幅広く応
用することができる。

［発明の効果１ 以上説明したように本発明の帳票搬送装置は、帳票の透
過光のみならず反射光をも検出し、重ね送りの発生を総
合的に判断するように構成されているので、帳票に汚れ
や暗色の表面印刷が存在しても重ね送りの誤判定が少な
く、搬送効率が高い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例装置の全体的な構成を示すブ
ロック図、第２図は同実施例装置の要部の構成を示す側
面図、第３図は同実施例装置において反射光を検出する
受光素子の出力信号の状態を示す図、第４図は従来の帳
票搬送装置の要部の構成を示す側面図、第５図は同従来
装置の信号処理系の構成を示すブロック図である。 １０．１２．１５・・・受光素子 １１．１３．１６・・・増幅部 １４．１７・・・・・・・・・・・・判定部１８・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・総合判定部１９
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・帳　票２
０．２１．２２・・・発光素子 出願人　　　　　株式会社　東芝 代理人弁理士　　須　山　佐　− 第１　図 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）帳票の反射光に応じた電気的信号を出力する反射
   光検出手段と、前記帳票の前記反射光が検出された位置
   における透過光に応じた電気的信号を出力する透過光検
   出手段と、前記反射光検出手段および前記透過光検出手
   段が出力する信号を入力し、両信号の条件から帳票の重
   ね送りの発生を判定する重ね送り判定手段とを有してな
   ることを特徴とする帳票搬送装置。
2. （２）重ね送り判定手段が、反射光検出手段の出力する
   信号が一定値以上かつ透過光検出手段の出力する信号が
   一定値以下であるとき、帳票の重ね送りが発生している
   と判定するように構成されている特許請求の範囲第１項
   記載の帳票搬送装置。