JPS6277623A - カ−ソル制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、表示装置に表示されたカーソルを移動させ
るためのカーソル制御装置に係り、特に、カーソルの移
動速度を制御するためのカーソル制御キーを備えたカー
ソル制御装置に関する。

〔従来の技術〕

入力座標（位置）を表示面上で特定するためのグラフィ
ック・ディスプレイ装置は、基本的にはディスプレイ・
スクリーン、ディスプレイ・コントローラ、データ・チ
ャンネルならびに各種入力装置などから構成されている
。この入力装置の一つに、ジンバル機構で支持されたレ
バーを操作者が任意の方向に倒すと、その方向と倒れ角
度を検出して、Ｘ軸方向とＹ軸方向の各成分の電圧ある
いはディジタル信号を発生する「ジョイステック」（登
録商標）と称されるｘ−Ｙ方向入力装置がある。ところ
がこのＸ−Ｙ方向入力装置は、レバーの操作方向によっ
てディスプレイ装置上の画像（カーソル）を任意方向に
移動させることができるものの、該カーソルの移動距離
がレバーの操作時間によって一意的に決っているため、
カーソルの動きを微妙にコントロールすることが困難と
なリ、またレバーがケーシングから突出しているため装
置が大型になる等の欠点があった。

この欠点を解消するため、近年、所謂「マウス」と呼称
されるＸ−Ｙ方向入力装置が開発されている。このＸ−
Ｙ方向入力装置は、回転自在に配置された例えば鋼球な
どからなる被回転球体（以下、球体と略称する）と、そ
の球体と接して球体の回転力によって回転する第１の従
動ローラと、球体と接して球体の回転力によって回転す
るとともに軸方向が前記第１の従動ローラの軸方向とほ
ぼ直交する第２の従動ローラと、前記第１および第２の
従動ローラの回転角をそれぞれ個別に検出する可変抵抗
器やエンコーダなどからなる第１および第２の回転角検
出手段と、これら球体、第１および第２の従動ローラな
らびに第１および第２の回転角検出手段などを収容する
ケーシングとから基本的に構成されている。

そして２前記ケーシングの下面に開口が設けられ、その
開口を通して球体の一部が下方へ突出しており、ケーシ
ングを持って球体を所定のベース上で任意の方向に転勤
することにより、第１および第２の従動ローラがそれぞ
れ所定方向に回転する。

これら従動ローラの回転方向と回転角を第１および第２
の回転角検出手段でそれぞれＸ軸方向とＹ軸方向の各成
分の電圧あるいはデジタル信号として取り出し、それら
信号をディスプレイ装置に入力してカーソルを任意方向
に移動するシステムになっている。

このように構成されたＸ−Ｙ方向入力装置は、カーソル
の移動方向は勿論のこと、ケーシングの移動速度を変え
ることによりカーソルの移動速度をも制御できるため、
カーソルの動きを微妙にコントロールできるという利点
があり、また球体の大部分をケーシング内に収納できる
ため、装置の小型化にも有利である。しかしながら、そ
の反面、球体を転動させるための専用のベースが必要と
なるため、グラフィック・ディスプレイ装置全体として
の占有面積が広くなり、また球体にベース上のゴミや油
が付着し易く、しかも球体と一ベース間にスリップが生
じ易いため、球体の転勤量とカーソルの移動量との相関
関係に誤差を生じ易い等の欠点があった。

また、他の入力装置として、カーソル移動キーを備えた
キー人力装置がある。カーソル移動キーは、通常、カー
ソルをディスプレイ・スクリーン上で垂直な方向に移動
可能な２つのキーと、水平な方向に移動可能な２つのキ
ーの計４個のキーを備え、キーを押すことによりキャラ
クタ単位で移動するようにしである。このとき、キーを
断続的に押すとカーソルは押した度数に対応するキャラ
クタ分だけ移動し、押し続けると、１秒はど経過した後
リピートモードに移り、一定の速度で連続的に移動し、
指を離すと、接点が離れた時点に対応する位置で停止す
るようになっている。したがって、このキーを用いたカ
ーソル移動方式を採用すると、早急に移動させたい場合
も連続移動するまでに１秒程度のタイムラグがあり、ま
た、所定の位置で停止させるのも減速的手段がないので
難しいという問題があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

すなわち、ジョイスティックにはカーソルの動きを微妙
にコントロールすることが困難で操作性に乏しいという
問題があり、マウスには、マウスを移動させるための専
用のベースが必要となり、スペースファクタが悪くなる
という問題があり、さらに、球体の転勤量との相関関係
に誤差が発生し易いという問題もあった。また、キー人
力方式では、小型化が可能であるが、人間の感覚に相応
した操作性を得ることができないという問題があった。

この王者の中で、人間の感覚に相応した操作性を有する
ものはマウスであり、カーソルの移動速度はマウスの移
動速度と１対１に対応しているので、不要部分は早く移
動させ、目標に近づくにつれ速度を落して、目標個所に
正確に停止せしめることができる。

この発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、マウス的操作性を備え、スペースフ
ァクタに優れ、しかも安価な、キーをもちいたカーソル
の制御装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的の趣旨に沿って、この発明のカーソル制御装置
は、表示装置に表示されるカーソルを所定の方向に移動
させるためのカーソル移動キーと、カーソルの移動速度
を制御するためのカーソル制御キーを有するとともに、
カーソル移動キーが押圧されている時間を計測する計測
手段と、カーソル移動キーの押圧時間に応じてカーソル
の移動速度を規定するデータが予め格納されたメモリ手
段と、前記計測手段により計測された押圧時間に対応し
た前記メモリ手段に格納されたデータを読み出してカー
ソルの移動速度を設定する制御手段とを備え、前記カー
ソル移動キーの押圧時にカーソル制御キーを押圧するこ
とにより、該制御手段を介してカーソルを所定速度まで
減速可能に構成しである。

〔作用〕

上記手段によると、カーソル移動キーの押圧時間に応じ
て移動速度が増加するように設定しておき、カーソル移
動キーを押圧した瞬間から連続的にカーソル、換言すれ
ば、カーソルを形成する各ドツトを移動せしめ、目標に
近づいたときにカーソル制御キーを押圧してカーソルを
、速度零を含む所定の移動速度に減速して、速やかに、
がっ正確に所定の目標位置に停止させて、所定の指示作
用をおこなうことができる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図はこの発明の実施例に係るカーソル制御装置のブ
ロック図、第２図はカーソル移動キーとカーソル制御キ
ーとを備えたキーボードの概略平面図、第３図ないし第
６図はそれぞれ力゛−ツルの移動速度変化を示す説明図
である。

まず、第２図において、キーボードｌには、文字、数字
等の入力用のキー２がその中央部に、所定の機能を行な
わしめるファンクションキー３が該キー２の周縁部にそ
れぞれ複数個設けられている。そして、キーボードｌの
右側にはＣＲＴなどの図示しない表示装置の表示面に表
示されるカーソルを所定の方向に移動させるカーソル移
動キー４が設けられ、左側には、カーソル移動を制御す
るためのカーソル制御キ一群５が設けられている。

カーソル移動キー４は、垂直上方への移動を指示するキ
ー４ａと、垂直下方への移動を指示するキー４ｂと、水
平右方向への移動を指示するキー４ｃと、水平左方向へ
の移動を指示するキー４ｄとからなり、個々のキー４ａ
、４ｂ、４ｃ、４ｄを押すことにより設定された所定の
方向にカーソルを移動せしめるとともに、方向成分の異
る２つのキーを同時に押すことにより、斜め方向にも移
動が可能になっている。カーソル制御キ一群５は、スト
ップキーＳと、ポイントキーＰと、アンドウキ−Ｕと、
ラッチキーＬの４つのキーからなっている。

このうち、ホストコンピュータの制御により、ポイント
キーＰは、カーソルの現在位置に対応した機能を指示し
、アンドウキ−Ｕは、直前に実行した機能を取り消して
、２ステツプ前の処理状態に制御を戻し、ラッチキーし
は、マウスにおいて、メニュー選択した後、引続いて表
示装置に表示されるウィンドウ内のカーソル操作をおこ
なう場合や、マウスのキーを、押しながらカーソルを移
動させたい場合に用いられ、一旦押すとスイッチはＯＮ
状態になり、ポイントキーＰあるいはラッチキーＬを再
度押すことでスイッチは解除（ＯＦ　Ｆ’）状態になる
というような機能を有し、ストップキーＳが、この発明
に関するカーソル制御キーにあたる。その機能は、次の
ブロック図の説明に関連して述べる。

第１図は、この発明のカーソル制御装置のブロック図で
あって、この図かられかるように、カーソル制御装置は
、カーソルの移動方向を指示する前記カーソル移動キー
４と、カーソル移動キー４のＯＮ動作を検出して制御回
路６に入力すると同時にカウンタ７側にカウント有効の
信号を入力すルカーソルキー検出回路８と、カウンタ７
に対しクロック信号を入力するクロック発生回路９と、
カウンタ７から出力を制御回路６に入力する割り込み制
御回路１０と、カーソルの移動速度を規定するデータが
あらかじめ設定され、制御回路６がその設定されたデー
タを参照し読み出し可能なカウンタロード値メモリ１１
と、制御回路６に対してカーソルの所定の動作を制御す
る信号を制御キー検出回路１４を介して入力するカーソ
ル制御キ一群５とからなり、インターフェイス回路１２
を介してホストコンピュータ１３に制御回路６．から出
力されるカーソル制御信号を入力できるようにされてい
る。

上記のように構成されたカーソル制御装置は、次のよう
に動作する。

今、カーソル移動キー４のうち、例えば水平右方向の移
動を指示するキー４ｃを押したとする。

このキー４ｃを押すと、カーソル移動方向と移動量に関
するデータが制御回路６からホストコンピュータ１３に
送出される。このときキー４Ｃを押し続けると、従来の
ようにタイムラグをおかずに、例えば第３図に示すよう
に押した時間の長さに比例して増速するようにされてい
る。すなわち、キー４ｃによるキー人力は、カーソルキ
ー検出回路８を介して制御回路６で検知され、制御回路
６ではキー４ｃに対応するカウンタ７ｃに、予め設定さ
れたカーソル移動速度に応じた値をセットする。

また、カーソルキー検出回路８からはカウンタ７ｃに対
しカウント有効の信号が出される。このキー人力状態が
続くと、カウンタ７ｃはクロック発生回路９から出され
るクロック信号により減算動作をおこない、この減算動
作によりカウンタ７ｃの値が０になると、割り込み制御
回路１０において、カウンタ値Ｏを検出し、制御回路６
に対し、カウンタ値が０になるまでの時間データの出力
を指示し、同時に、カーソルは−こま右方向へ移動する
。

そして、このカーソル移動用データは、インタフェース
回路１２を介してホストコンピュータ１３に送られる。

次に、制御回路６は再びカーソル移動速度に応じた値を
カウンタ７ｃにセットする。このとき、前回セットした
値よりも小さな値をセットする。

すると、次のデータ出力、すなわち割り込み要求が出さ
れるまでの時間が短かくなり、カウンタ７ｃの減算動作
が早くおこなわれ、それだけカーソル移動速度が速めら
れる。この動作を連続しておこなうことによって、カー
ソルは時間に比例して、あるいは所定の増速カーブに沿
って増速する。この増速動作に際し、前記制御回路によ
ってカウンタ７ｃにセットする値、つまり、カウンタ７
ｃヘロードする値は、前記カーソルの移動速度に対応し
て予め設定されたカウンタロード値メモリ１１のテーブ
ルから読み出して決定される。

このようにキー人力がおこなわれ、キー４ｃを押し続け
ていると、始めゆっくりと移動して、しだいに上記のよ
うに増速する。そして、このキー人力状態でカーソル制
御キーにあたるストップキーＳを押圧すると、第４図に
示すようにストップキーＳがＯＮになった瞬間にカーソ
ル速度は減速しＯになる。すると、制御回路は、カウン
タ７ｃにセットする値をストップキーＳを押す直前の値
ではなく、キー４ｃを押した直後の大きな値に戻し、つ
まり、最初からのカーソルの移動モードに戻し、同様の
動作を繰り返して、カーソルは所定のプログラムモード
に従って増速する。

このように、増速、減速モードを設定しておくと、カー
ソルの目標位置に近づいたときや、細かいステップで移
動させたいときには、それだけ速く　（細かく）ストッ
プキーＳを押すと、第５図に示すような細かなステップ
移動が可能となる。そして、カーソル移動キー４Ｃの押
圧を止めると、カーソルは押圧を止めた時点に対応する
位置に停止する。第４図、第５図に示す動作モードは、
ストップキーＳを操作することなく、単にカーソル移動
キー４Ｃの押圧と押圧解除を繰り返すことによっても可
能であるが、移動方向が斜めのとき、例えばキー４ａと
４０を押圧してカーソルを移動させるには、特に有効で
ある。

上記実施例にあっては、ストップキーＳを押圧したとき
は、カーソルの移動速度がＯになり、その直後に最初の
キー人力時を同じ増速モードで移動するように設定しで
あるが、カウンタロード値メモリ１１に格納するカーソ
ル速度に関するデータ値を適宜変更することにより、種
々のカーソル移動速度のモード選択が可能である。

この例を第６図に示す。この例は、キー４Ｃが入力状態
のとき、ストップキーＳを押すと、所定の割合で減速し
、押している間、一定速度を維持し、そして、押圧を解
除すると、その一定速度から所定の増速モードで増速す
るように設定された例である。このように増速モードを
設定すると、必要に応じてカーソルを一定速度で移動さ
せることが可能となる。

上記のように、カーソルの移動速度の変化のパターン（
変化モード）は、カウンタ７へロードする値の変化のパ
ターンに対応しており、これは、カウンタロード゛値メ
モリ１１の値を変化させることによりおこなうことがで
きる。したがって、所望のカーソル移動速度変化モード
に対応するカウンタロード値の変化を、予めカウンタロ
ード値メモリ１１に入力しておくことにより、用途に応
じたカーソルの移動速度変化モード（パターン）を得る
ことができる。

なお、この発明は、カーソル制御キ一群５に速度に関す
るカーソル制御キーとしてストップキーＳを設け、この
ストップキーＳを操作することによりカーソルの移動速
度を制御するようにされているが、その他のポイントキ
ーＰ、ラッチキーし、アンドウキ−Ｕとともに用いるこ
とにより、マウスと同様の機能を有することとなる。こ
のため、カーソル移動キー４とカーソル制御キー５とを
、キーボード１本体と別体に形成して、入力装置に対し
て取外し自在に構成すると、マウスとの互換性があり、
用途や設置スペース等に応じて、適宜、使い分けること
ができる。

また、上記実施例にあっては、キー４Ｃの作動によって
カーソルの動作を説明しているが、その他のキー４ａ、
４ｂ、４ｄのそれぞれにカウンタ７ａ、７ｂ、７ｄが対
応して同様の動作がおこなわれ、また、これらが組み合
わされた動作も可能であるのはいうまでもない。

〔発明の効果〕

以上のように、カウンタロード値メモリに予め所定のカ
ーソル速度変化モードに対応する値を入力しておき、こ
の値を制御回路を介してカウンタにロードせしめ、さら
にカーソル制御キーとしてのストップキーを押圧するこ
とにより所定の移動速度に減速せしめて、カーソル制御
をおこなうこの発明によれば、移動速度の制御を人間の
感覚に即応しておこなうことができるので、操作性に優
れ、また、キースイッチ装置だけでよいのでスペースフ
ァクタにも優れたカーソル制御装置を安価に提供できる
効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は全てこの発明の詳細な説明するためのもので、第１
図はカーソル制御装置のブロック図、第２図はキーボー
ドの全体を示す斜視図、第３図、第４図、第５図、第６
図はそれぞれカーソル制御装置におけるカーソル移動速
度の変化パターンを示す説明図である。 １・・・・・・キーボード、４・・・・・・カーソル移
動キー、５・・・・・・カーソル制御キ一群、６・・・
・・・制御回路、７・・・・・・カウンタ、８・・・・
・・カーソル移動キー検出回路、９・・・・・・クロッ
ク発生回路、１０・・・・・・割り込み制御回路、１１
・・・・・・カウンタロード値メモリ、１２・・・・・
・インタフェース回路、１３・・・・・・ホストコンピ
ュータ、１４・・・・・・制御キー検出回路、Ｓ・・・
・・・ストップキー（カーソルＩＩＪ　ｉ卸キー）。 郊７（ｒ ７１　　目 ′１″　２２２′Ｉ ７，＜　　日 ’；ｌ’５　　日 υ　　Ｏ Ｎ Ｔ　６　口

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 表示装置に表示されるカーソルを所定の方向に移動させ
   るカーソル移動キーと、カーソル移動キーが押圧されて
   いる時間を計測する計測手段と、カーソル移動キーの押
   圧時間に応じてカーソルの移動速度を規定するデータが
   予め格納されたメモリ手段と、カーソル移動キーの押圧
   時間を前記計測手段により計測し、計測された時間に応
   じて前記メモリ手段に格納されたデータを読み出してカ
   ーソルの移動速度を設定する制御手段と、カーソル移動
   キーの押圧時に押圧することにより、該制御手段を介し
   てカーソルの移動速度を所定の速度まで減速せしめるカ
   ーソル制御キーとを備えたことを特徴とするカーソル制
   御装置。