JPS6275213A - 熱転写カラ−記録方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、熱転写カラーフィルムを用いて記録するカ
ラー記録方式に関する。

（ロ）従来の技術 熱溶融性のインクでイエロー・マゼンダ・シアンの三原
色に選別された熱転写フィルムを、適宜の順序で記録紙
表面に密着させ、その上から発熱ヘッドを用いて加熱す
ることにより、インクを記録紙に転写して記録を行うよ
うにした熱転写式のカラー記録方式がある。

この熱転写フィルムを用いたカラー記録方式は、例えば
パーソナルコンピュータのディスプレイ装置等に表示さ
れた情報をハードコピーするために使用され、例えばＡ
４判の画面をバッチ式に出力していくようになっている
。

この熱転写カラー記録方式について、さらに若干説明す
ると、熱転写フィルムは、第３図に示すように、１画面
分（例えばＡ４判）の大きさ毎に三原色に塗分けられた
、つまりイエロー・マゼンタ・シアンの順序で繰返し塗
分けられた熱転写フィルムｂを使用し、第４図に示す機
構を用いて熱転写を行っている。

第４図において、紙送りローラＣと発熱ヘッドｄの間に
記録紙ａ及び熱転写紙すが介在させられ、先ず熱転写紙
すの第１番目の色を転写する場合に、その１画面分の第
１番目の色に関する情報を転写した後、記録紙ａを１画
面分だけ元の位置まで戻し、第２番目の色を印字し、さ
らに第２番目のカラー印字が終了すれば、再び記録紙ａ
を元の位置まで戻し、同様にして第３番目の色を使用し
た記録を行い、必要に応じて複数の色を重ね合わせて転
写し、７色程度までのカラー印字ができるようになって
いる。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 上記従来の熱転写カラー記録方式は、複数のインクを転
写するのに、画面を何回か元の位置にリターンさせるこ
とが必要であるために、リアルタイムの記録に適さない
という問題点があるし、さらに一般の計測器の記録装置
のように、トレンド記録では印字効率が低く、熱転写フ
ィルムのランニングコストの点で不経済であるという問
題があった。

この発明は、上記に鑑み、リアルタイムでも印字記録の
可能な、さらに熱転写フィルムのランニングコストをも
大幅に改善し得る熱転写カラー記録方式を提供すること
を目的としている。

（ニ）問題点を解決するための手段及び作用この発明の
熱転写カラー記録方式は、幅狭の帯状のシートに、１サ
ンプリングの記録に必要な複数のカラーインクを塗布し
た熱転写フィルムを備えるとともに、この熱転写フィル
ムに発熱ヘッドを一体的に構成し、これら熱転写フィル
ムと発熱ヘッドを記録紙の進行方向に直交する方向に移
動可能とし、１サンプリング毎に記録を行うようにして
いる。

この熱転写カラー記録方式によれば、１サンプリング毎
に記録が行われるため、わずか１サンプリング毎のドツ
ト的なカラーインクが塗布されてあればよく、従って、
特にカラー印字をするために記録紙を巻き戻す必要がな
いので、リアル記録が可能となり、必要な印字位置に応
じて発熱ヘッド及び熱転写フィルムを記録紙方向に直交
する方向に移動させ、所定の位置にドツト印字をなし、
これを繰返すことによって、所要のカラー記録を行うこ
とができる。

（ホ）実施例 以下、実施例により、この発明をさらに詳細に説明する
。

第１図及び第２図は、この発明が実施される熱転写カラ
ー記録装置の一例を示している。

第１図は、同装置の記録部の概略を示す斜視図であり、
熱転写フィルム１は幅約１０ミリ程度の幅狭の帯状のシ
ートがロール状に巻回されており、このシートには順次
イエロー・マゼンタ・シアンの三原色を１サンプリング
に必要な程度の領域、つまり長さ５ミリ程づつ直列に塗
布している。

発熱ヘッド２は、この熱転写フィルム１と一体に構成さ
れ、熱転写フィルム１及び記録紙３の進行方向に対し直
角に、例えば５ド−／　）並べたものが使用される。こ
の発熱へラド２のドツト数を５としているのは、トレン
ドの記録点数が５点程記録するためであり、もちろん必
要に応じて多くし、あるいは少なくすることができるも
のである。

熱転写フィルム１と発熱ヘッド２は、記録紙３及び熱転
写フィルム１の進行方向とは直角に移動できるように構
成され、その位置は回路制御部によって制御される。

第２図は、同装置の制御部である。

記録データを記録すべき入力信号Ｓ＋、Ｓｚ、Ｓ。

がプリアンプ（図示せず）を介して取込まれ、マルチプ
レクサ１１により時分割されて、Ａ／Ｄ変換器１２でデ
ジタル信号に変換され、マイクロブロセ・７す（ＣＰＵ
という）１３に取込まれ、このＣＰＵ１３の制御のもと
、メモリ１４に格納されるようになっている。

このメモリ１４に蓄えられた各チャンネルのデータによ
り、ＣＰＵ１３は発熱ヘッド２及び熱転写フィルム部の
位置決めを行うパルスモータ（図示せず）を、モータ駆
動回路１５で制御する。さらに、発熱ヘッド駆動回路１
６を通して発熱ヘッド２の入力信号に対応したドツトに
通電を行うようになっている。

次に、上記熱転写カラー記録装置の全体動作について説
明する。

先ず、１回のサンプリング動作により、マルチプレクサ
１１を介して、入力信号Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３のデータがＡ
／Ｄ変換器１２を通して、ＣＰ　Ｕ　１’３の制御のも
と、メモリ１４に記録される。この記録されたデータは
、印字動作において熱転写フィルム１の第１番目の色、
つまりイエローが発熱ヘッド２の位置にセットされる。

そして、メモリ１４のデータより、第１番目に必要とす
るものを読出し、データに対応する位置に熱転写フィル
ム１より発熱へラド２を移動し、発熱ヘッド駆動回路１
６を介して発熱へラド２を動作させ、熱転写フィルム１
のイエローを記録紙３に記録する。

次に、熱転写フィルム１の第２番目の色が発熱ヘッド２
の位置にくるようにセントし、第２番目の色を必要とす
るデータをメモリ１４から読出し、このデータに対応す
る位置へ熱転写フィルムｌより発熱ヘッド２を移動し、
発熱ヘッド駆動回路１６を動作させて、発熱ヘッド２を
加熱させ、記録する。さらに、第３番目の色についても
同様の処理を行うと、１つのサンプリングの記録が終了
することになる。

ここで記録紙３を一度送って、次のサンプリングの記録
に備え、次のサンプリング時には、上記と同様の記録を
行う。

以上の処理を繰返すことにより、複数チャンネルのトレ
ンドデータをリアルタイムにカラー記録することができ
る。

（へ）発明の効果 この発明によれば、リアルタイムで熱転写カラー記録が
できる上、印字率の低いトレンド記録では、熱転写フィ
ルムのランニングコストが従来のものに比べて大幅に軽
減できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示す熱転写カラー記録
装置の印字部の概略斜視図、第２図は、同装置の制御部
の回路ブロック図、第３図は、従来使用されている熱転
写フィルムを示す図、第４図は、従来の熱転写カラー記
録装置の概要を説明するための斜視図である。 １：熱転写フィルム、２：発熱ヘッド、３：記録紙、　
　　　　４：祇送りローラ。 特許出願人　　　　　　株式会社島津製作所代理人　　
　　弁理士　中　村　茂　倍率１図 第３図 す 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）幅狭の帯状のシートに１サンプリングの記録に必
   要な複数のカラーインクを塗布した熱転写フィルムを備
   えるとともに、この熱転写フィルムに発熱ヘッドを一体
   的に構成し、これら熱転写フィルムと発熱ヘッドを記録
   紙の進行方向に直交する方向に移動可能とし、１サンプ
   リング毎に記録を行うようにした熱転写カラー記録方式
   。