JPS6272732A - 化粧用ポリビニルアルコ−ル発泡体 - Google Patents
化粧用ポリビニルアルコ−ル発泡体Info
- Publication number
- JPS6272732A JPS6272732A JP21389085A JP21389085A JPS6272732A JP S6272732 A JPS6272732 A JP S6272732A JP 21389085 A JP21389085 A JP 21389085A JP 21389085 A JP21389085 A JP 21389085A JP S6272732 A JPS6272732 A JP S6272732A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foam
- polyvinyl alcohol
- water
- aqueous solution
- cosmetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明の発泡体は水分を含有している状態で柔軟性を保
ちつつ、乾燥後においても水分を与えることにより容易
に柔軟化し、かつ、使用感が好ましい化粧用発泡体に関
する考案である。
ちつつ、乾燥後においても水分を与えることにより容易
に柔軟化し、かつ、使用感が好ましい化粧用発泡体に関
する考案である。
（従来の技術）
従来の化粧用発泡体としては、ポリビニルアルコール発
泡体、ウレタン発泡体、天然ゴムまたは合成ゴムなどを
材料としたものが知られている。
泡体、ウレタン発泡体、天然ゴムまたは合成ゴムなどを
材料としたものが知られている。
これらの化粧用発泡体は、ファンデーションなどの塗布
具として用いられている。
具として用いられている。
（発明が解決しようとする問題点）
これらのうちポリビニルアルコールを原料とした発泡体
では、親水性が強く水を多く保持する性質があるため水
を使用して塗布するタイプのファンデーションの化粧操
作時に肌に清涼感を与えるとともにキメの細かい仕上が
りが得られるという利点を有する。しかし、発泡体中に
含浸されている水分が飛散し乾燥してしまうと発泡体は
硬化してしまい、再び水分を与え柔軟性を取り戻すため
には、かなりの時間を要するという欠点があった。
では、親水性が強く水を多く保持する性質があるため水
を使用して塗布するタイプのファンデーションの化粧操
作時に肌に清涼感を与えるとともにキメの細かい仕上が
りが得られるという利点を有する。しかし、発泡体中に
含浸されている水分が飛散し乾燥してしまうと発泡体は
硬化してしまい、再び水分を与え柔軟性を取り戻すため
には、かなりの時間を要するという欠点があった。
本発明はポリビニルアルコールから作られる化粧用発泡
体に水溶性多価アルコールまたは水溶性多価アルコール
水溶液を含浸させ、水分存在下においてより柔軟性を維
持させるとともに、水分飛散後、硬化しても再び水分を
補給することで柔軟性が素早く回復される化粧用発泡体
に関する。
体に水溶性多価アルコールまたは水溶性多価アルコール
水溶液を含浸させ、水分存在下においてより柔軟性を維
持させるとともに、水分飛散後、硬化しても再び水分を
補給することで柔軟性が素早く回復される化粧用発泡体
に関する。
（発明を解決するための手段）
本発明は、化粧用ポリビニルアルコール発泡体の乾燥後
における硬化を解決するためになされたもので、水溶性
多価アルコールまたは水溶性多価アルコール水溶液を含
浸してなる化粧用ポリビニルアルコール発泡体である。
における硬化を解決するためになされたもので、水溶性
多価アルコールまたは水溶性多価アルコール水溶液を含
浸してなる化粧用ポリビニルアルコール発泡体である。
本発明で用いられるポリビニルアルコール発泡体はポリ
ビニルアセタール多孔質体を主成分とする発泡体である
。
ビニルアセタール多孔質体を主成分とする発泡体である
。
また、本発明で用いられる水溶性多価アルコールは分子
中に２個以上の水酸基を有する水溶性の多価アルコール
であり、例えば、グリセリン、ポリエチレングリコール
（分子量３００〜２００００ ’）、プロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、ソルビトール、マルチ
トールまたは１，３−ブチレングリコールであり、単独
で用いたり２種以上を組合せて用いることができる。
中に２個以上の水酸基を有する水溶性の多価アルコール
であり、例えば、グリセリン、ポリエチレングリコール
（分子量３００〜２００００ ’）、プロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、ソルビトール、マルチ
トールまたは１，３−ブチレングリコールであり、単独
で用いたり２種以上を組合せて用いることができる。
また、化粧用ポリビニルアルコール発泡体への含浸方法
は、水溶性多価アルコールまたは水溶性多価アルコール
水溶液中に発泡体を直接、浸漬させたり、噴霧器などを
用いて噴霧したりして得ることができる。
は、水溶性多価アルコールまたは水溶性多価アルコール
水溶液中に発泡体を直接、浸漬させたり、噴霧器などを
用いて噴霧したりして得ることができる。
本発明の水溶性多価アルコールは原液で用いても水溶液
で用いても柔軟効果を発揮することができるが、水溶液
で用いる場合の濃度の下限は１％であり、１％以下では
効果を発揮しない。
で用いても柔軟効果を発揮することができるが、水溶液
で用いる場合の濃度の下限は１％であり、１％以下では
効果を発揮しない。
また、本発明品は販売時において密封シールに包装され
販売されるが、密封シール内での細菌の増殖を防止する
ため水溶液中にステアリルジメチルアンモニウムクロラ
イドなど第４級アンモニウム塩の防腐剤を添加すること
ができる。また、所望に応じてエデト酸３ナトリウム塩
などの金属イオン封鎖剤も添加することができる。
販売されるが、密封シール内での細菌の増殖を防止する
ため水溶液中にステアリルジメチルアンモニウムクロラ
イドなど第４級アンモニウム塩の防腐剤を添加すること
ができる。また、所望に応じてエデト酸３ナトリウム塩
などの金属イオン封鎖剤も添加することができる。
（実施例）
本発明の好ましい実施例について以下、詳述する。
実施例１
ポリビニルアルコール発泡体５ ｇ ヲ１００ ｃｃ（
７） ２０％１，３−ブチレングリコール水溶液中に３
０分間浸漬した後、水溶液中からポリビニルアルコール
発泡体を引き上げ絞って脱水した後、７０℃の恒温槽内
に３時間放置し乾燥、硬化させた。続いて、乾燥、硬化
している発泡体を１０００ｃｃの蒸留水中に浸漬し、軟
化するまでの時間を測定した。
７） ２０％１，３−ブチレングリコール水溶液中に３
０分間浸漬した後、水溶液中からポリビニルアルコール
発泡体を引き上げ絞って脱水した後、７０℃の恒温槽内
に３時間放置し乾燥、硬化させた。続いて、乾燥、硬化
している発泡体を１０００ｃｃの蒸留水中に浸漬し、軟
化するまでの時間を測定した。
軟化時間の測定方法は５名の専門パネルを使用して、蒸
留水中に浸漬してから軟化したと思われる時間を測定し
、平均値として表した。
留水中に浸漬してから軟化したと思われる時間を測定し
、平均値として表した。
対照としては、１，３−ブチレングリコール水溶液で処
理していないポリビニルアルコール発泡体を選び、本発
明品と比較した。
理していないポリビニルアルコール発泡体を選び、本発
明品と比較した。
（結果）
対照としたポリビニルアルコール発泡体の平均軟化時間
は６０秒であるのに対して、本発明品の軟化時間は２秒
であり、軟化に要するまでの時間が著しく少ないもので
あった。
は６０秒であるのに対して、本発明品の軟化時間は２秒
であり、軟化に要するまでの時間が著しく少ないもので
あった。
実施例２
ポリビニルアルコール発泡体５ｇを１００ ｃｃの５％
プロピレングリコール水溶液中に３０分間浸漬した後、
水溶液中からポリビニルアルコール発泡体を引き上げ、
絞って脱水した後、７０°Ｃの恒温槽内に３時間放置し
乾燥、硬化させた。続いて、乾燥、硬化している発泡体
を１０００ｃｃの蒸留水中に浸漬し、軟化するまでの時
間を実施例１と同様に測定した。
プロピレングリコール水溶液中に３０分間浸漬した後、
水溶液中からポリビニルアルコール発泡体を引き上げ、
絞って脱水した後、７０°Ｃの恒温槽内に３時間放置し
乾燥、硬化させた。続いて、乾燥、硬化している発泡体
を１０００ｃｃの蒸留水中に浸漬し、軟化するまでの時
間を実施例１と同様に測定した。
（結果）
対照としたポリビニルアルコール発泡体の平均軟化時間
は６０秒であるのに対して、本発明品の平均軟化時間は
７秒であり、対照品に比べ著しく軟化に要するまでの時
間が少ないものであった。
は６０秒であるのに対して、本発明品の平均軟化時間は
７秒であり、対照品に比べ著しく軟化に要するまでの時
間が少ないものであった。
実施例３
ポリビニルアルコール発泡体５ｇを１００ ｃｃの１％
ソルビトール水溶液中に３０分間浸漬した後、水溶液中
からポリビニルアルコール発泡体を引き上げ、絞って脱
水した後、７０℃の恒温槽内に３時間放置し乾燥、硬化
させた。続いて、乾燥、硬化している発泡体を１０００
ｃｃの蒸留水中に浸漬し、軟化するまでの時間を実施例
１と同様に測定した。
ソルビトール水溶液中に３０分間浸漬した後、水溶液中
からポリビニルアルコール発泡体を引き上げ、絞って脱
水した後、７０℃の恒温槽内に３時間放置し乾燥、硬化
させた。続いて、乾燥、硬化している発泡体を１０００
ｃｃの蒸留水中に浸漬し、軟化するまでの時間を実施例
１と同様に測定した。
（結果）
対照としたポリビニルアルコール発泡体の平均軟化時間
は６０秒であるのに対して、本発明品の平均軟化時間は
１０秒であり、対照品に比べ著しく軟化に要するまでの
時間が少ないものであった。
は６０秒であるのに対して、本発明品の平均軟化時間は
１０秒であり、対照品に比べ著しく軟化に要するまでの
時間が少ないものであった。
実施例４
グリセリンと１．３−ブチレングリコールがそれぞれ５
％と１０％である混合水溶液を作成し、本混合水溶液中
にポリビニルアルコール発泡体を含浸させ本発明品を得
た。
％と１０％である混合水溶液を作成し、本混合水溶液中
にポリビニルアルコール発泡体を含浸させ本発明品を得
た。
実施例５
乾燥、硬化しているポリビニルアルコール発泡体５ｇに
１，３−ブチレングリコール原液１ｇを噴霧器を用いて
１５ｃｍ離れた位置で発泡体全面に吹きつけ、終日、室
温にて放置し本発明品を得た。
１，３−ブチレングリコール原液１ｇを噴霧器を用いて
１５ｃｍ離れた位置で発泡体全面に吹きつけ、終日、室
温にて放置し本発明品を得た。
（発明の効果）
本発明品は、以上の構成からなるものであるから、水分
を含んでいる状態においては使用性が良く、美しい化粧
仕上がりを作れるとともに、乾燥硬化状態においても水
分を添加することで容易に軟化するという効果を有する
。
を含んでいる状態においては使用性が良く、美しい化粧
仕上がりを作れるとともに、乾燥硬化状態においても水
分を添加することで容易に軟化するという効果を有する
。
Claims (2)
- （１）水溶性多価アルコールまたは水溶性多価アルコー
ル水溶液を含浸してなる化粧用ポリビニルアルコール発
泡体。 - （２）水溶性多価アルコールがグリセリン、ポリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレング
リコール、ソルビトール、マルチトールまたは１，３−
ブチレングリコールである特許請求の範囲第１項の化粧
用ポリビニルアルコール発泡体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21389085A JPS6272732A (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 | 化粧用ポリビニルアルコ−ル発泡体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21389085A JPS6272732A (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 | 化粧用ポリビニルアルコ−ル発泡体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6272732A true JPS6272732A (ja) | 1987-04-03 |
Family
ID=16646708
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21389085A Pending JPS6272732A (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 | 化粧用ポリビニルアルコ−ル発泡体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6272732A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6608117B1 (en) | 2001-05-11 | 2003-08-19 | Nanosystems Research Inc. | Methods for the preparation of cellular hydrogels |
| JP2015512932A (ja) * | 2012-04-13 | 2015-04-30 | 株式会社アモーレパシフィックＡｍｏｒｅｐａｃｉｆｉｃ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ | 発泡フォームを含む化粧料組成物担体 |
| JP2015512933A (ja) * | 2012-04-12 | 2015-04-30 | 株式会社アモーレパシフィックＡｍｏｒｅｐａｃｉｆｉｃ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ | 改善された使用感を有する発泡フォーム |
| US10603254B2 (en) | 2011-03-24 | 2020-03-31 | Amorepacific Corporation | Urethane foam for use in impregnating cosmetic composition |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5477674A (en) * | 1977-12-02 | 1979-06-21 | Fueki Nori Kougiyou Kk | Method of softening porous polyvinyl acetal material |
-
1985
- 1985-09-27 JP JP21389085A patent/JPS6272732A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5477674A (en) * | 1977-12-02 | 1979-06-21 | Fueki Nori Kougiyou Kk | Method of softening porous polyvinyl acetal material |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6608117B1 (en) | 2001-05-11 | 2003-08-19 | Nanosystems Research Inc. | Methods for the preparation of cellular hydrogels |
| US10603254B2 (en) | 2011-03-24 | 2020-03-31 | Amorepacific Corporation | Urethane foam for use in impregnating cosmetic composition |
| US10925812B2 (en) | 2011-03-24 | 2021-02-23 | Amorepacific Corporation | Urethane foam for use in impregnating cosmetic composition |
| JP2015512933A (ja) * | 2012-04-12 | 2015-04-30 | 株式会社アモーレパシフィックＡｍｏｒｅｐａｃｉｆｉｃ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ | 改善された使用感を有する発泡フォーム |
| US9844496B2 (en) | 2012-04-12 | 2017-12-19 | Amorepacific Corporation | Foam having improved feeling during use |
| US10105291B2 (en) | 2012-04-12 | 2018-10-23 | Amorepacific Corporation | Foam having improved feeling during use |
| US10646411B2 (en) | 2012-04-12 | 2020-05-12 | Amorepacific Corporation | Foam having improved feeling during use |
| US11141358B2 (en) | 2012-04-12 | 2021-10-12 | Amorepacific Corporation | Foam having improved feeling during use |
| USRE48906E1 (en) | 2012-04-12 | 2022-02-01 | Amorepacific Corporation | Foam having improved feeling during use |
| USRE49062E1 (en) | 2012-04-12 | 2022-05-10 | Amorepacific Corporation | Foam having improved feeling during use |
| JP2015512932A (ja) * | 2012-04-13 | 2015-04-30 | 株式会社アモーレパシフィックＡｍｏｒｅｐａｃｉｆｉｃ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ | 発泡フォームを含む化粧料組成物担体 |
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