JPS6266702A - 自動車用ラジオアンテナのボデイア−ス方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、自動車用ラジオアンテナのボディアース方
法（以下アース方法と称する）に関する。

〈従来の技術〉 従来のアース方法としては、例えば第３図及び第４図に
示すようなものがある〔実開昭５７−８５７０７号公報
参照〕。図中１は車体パネルを示すもので、その表面２
　（上下両面）には美感や耐食性のため第４図に示す如
（塗装による塗膜３が形成しである。そして車体パネル
１のアンテナ取付孔４には、裏面側（−面側）より表面
側（他面側）へかけてアンテナサポート５の雄ネジ部６
が挿通せしめられ且つ表面側でアンテナベース７を介在
させたアンテナキャップ８の雌ネジ部９と螺合すること
で固定されている。雄ネジ部６と雌ネジ部９の螺合に際
してアンテナサポート５の上面部１０は車体パネル１の
裏面側に押し付けられるようになり、この上面部１０に
上方へ突設しである突起１１が塗膜３をつき破り車体パ
ネルｌ内に食い込ムことで、車体パネル１にアンテナサ
ポート５側を接触させた状態を呈するものである。そし
て上記「接触」により、アンテナサポート５内に挿通し
て取付けられるアンテナロッド１２はアンテナロッド１
２→アンテナサポート５→突起１１→車体パネル１への
経路でボディアース出来るようになる。

尚、１３はシーリング用のゴム体で、アンテナ取付は孔
４の周縁部で且つアンテナサポート５の上面部１０と車
体パネル１の裏面との間に介在させである。

〈発明が解決しようとする問題点〉　−しかしながら、
従来のアース方法にあっては、ボディアースを行うため
アンテナサポート５に設けた突起１１が車体パネル１の
塗膜３を突き破るようにしており、そのため車体パネル
１は傷を付けられることになり、その周りをゴム体１３
でシールをしているものの、車体振動等により雨水が浸
入した場合には車体パネル１の傷の所に入り込み易く、
その分、耐食性が低下するものであった。

又突起１１を螺合にて車体パネル１内に食い込ませるよ
うにしているため、その分高い締付はトルクを必要とし
工業コストがかかるものであった。

そこで、この発明はこのような従来技術に着目してなさ
れたもので、車体パネルとアンテナサポート間に、塗膜
剥離剤と、防錆油又は接着剤とを含有したマイクロカプ
セルを入れたそして導伝性のある樹脂発泡体を介在させ
て、車体パネルに傷をつけずにボディアースできるアー
ス方法を提供することを目的としている。

〈問題点を解決するための手段〉 この発明に係るアース方法は上記の目的を達成するため
に、表面に塗装を施した車体パネルのアンテナ取付孔に
、車体パネルの一面側よりアンテナサポートのネジ部を
挿通し車体パネルの他面側にてアンテナキャップと螺合
して固定すると共に、アンテナサポート側を塗膜内側の
車体パネルに接触させてアースを取る自動車用ラジオア
ンテナのボディアース方法に於いて、 上記車体パネルとアンテナサポート間には、塗膜剥離剤
と、防錆油又は接着剤とを含有し且つ上記螺合に囚る面
圧を受けると破壊自在なマイクロカプセル入りの、そし
て導伝性を有する樹脂発泡体を、介在させることにした
。

〈作　　　　用〉 車体パネルとアンテナサポートとの間には、塗膜剥離剤
と、防錆油又は接着剤とを含有し、且つ面圧を受けると
破壊自在なマイクロカプセル入りの、そして導伝性を有
する樹脂発泡体を、介在させるので、車体パネルのアン
テナ取付孔に、車体パネルの一面側よりアンテナサポー
トのネジ部を挿通し車体パネルの他面側にてアンテナキ
ャンプと螺合すると、アンテナサポートの締付は力によ
る面圧にて、樹脂発泡体の塗膜剥離剤のマイクロカプセ
ルが破壊されて車体パネルの塗装を剥がし、塗装が剥が
れることで車体パネル面が露出して車体パネル面と導伝
性のある樹脂発泡体が接触することになる。このためボ
ディアースがアンテナサポート−樹脂発泡体−車体パネ
ルの経路でできることになる。そして塗膜Ｍｌ離剤のマ
イクロカプセルの破壊と同時に防錆油又は接着剤のマイ
クロカプセルも破壊されるので塗装の剥がれた車体パネ
ル面を空気から遮断して防清機能を発揮することになる
。従って、アンテナサポートに高い締付は力を加えるこ
となくしかも車体パネルに傷をつけずにボディアースを
行えることができ、その分車体パネルの耐食性を向上で
きることになる。

〈実　施　例〉 以下、この発明の詳細を図面を参照して説明する。尚、
以下に於いて従来と同様の部分は同一の符号を以て示し
、重複する説明は省略する。第１図及び第２図はこの発
明の一実施例を示す図である。アンテナサポート５と車
体パネル１間に、詳しくは第１図に示す如き車体パネル
１のアンテナ取付孔４周縁部で上面部１０と車体パネル
１の裏面との間には、０−リング状の樹脂発泡体２ｏが
介在されている。樹脂発泡体２０はアンテナサポート５
の雄ネジ部６とアンテナキャップ８の雌ネジ部９との螺
合に因る面圧を受けると破壊自在な塗膜剥離剤２１と、
防錆油２２とを個々に含有したマイクロカプセル２３．
２４入りの導伝性を有するものである。そして樹脂発泡
体２０としては、例えば導伝性カーボン（線状）を１５
％程度添加したウレタン発泡樹脂が採用でき、１０１Ω
程度の電気抵抗の通電性が得られるものである。塗膜剥
離剤２１は、マイクロカプセル２３内に封入すれていて
破壊された時に塗膜３を破壊するもので、ケトン類とエ
ステル類との混合溶剤〔日本パーカラ・イジング■の商
品名バーコストリンパ−４１０７（溶剤型）〕が採用さ
れる。防錆油２２は、マイクロカプセル２３内に封入さ
れていて破壊された時に樹脂発泡体２０の周りに付着す
ることにより、車体パネル１の表面２を防錆するもので
ある。

尚、防錆油２２の代わりに接着剤を用いることが可能で
ある。

そして、車体パネル１のアンテナ取付孔４に、車体パネ
ル１の下面よりアンテナサポート５の雄ネジ部６を挿通
し、車体パネル１の上面にてアンテナキャップ８の雌ネ
ジ部９と螺合させれば、アンテナサポート５の締付は力
による面圧にて、樹脂発泡体２０がつぶされてその中に
混入されているマイクロカプセル２３．２４が破壊され
、マイクロカプセル２３内より塗膜剥離剤２１が滲みで
て車体パネル１の塗１ｉ５ｔ３を剥がし、塗膜３が剥が
れることで車体パネル１の表面が露出されることになる
。そして車体パネル１と導伝性のある樹脂発泡体２０と
が接触することになる。即ち「ボディアース」がアンテ
ナサポート５−樹脂発泡体２〇−車体パネル１の経路で
できることになる。そして同時にマイクロカプセル２４
内より滲みでた防錆油２２が露出した車体パネルＩの表
面を覆って空気から遮断し、表面２の防錆が為されるこ
とになる。このため、アンテナ取付孔１−５に高い締付
は力を加えることなくしかも車体パネル１に傷を付けず
に「ボディアース」を行うことができ、その分車体パネ
ル１の耐食性を向上できることになる。

〈効　果〉 この発明に係る自動車用ラジオアンテナのボディアース
方法は以上説明してきた如き内容のものなので、車体パ
ネルのアンテナ取付孔に、車体パネルの一面側よりアン
テナサポートのネジ部を挿通し車体パネルの他面側にて
アンテナキャップと螺合する際に、アンテナサポートの
面圧にてマイクロカプセルが破壊されて塗膜剥離剤が車
体パネル表面の塗装を剥がし、且つ防錆油又は接着剤が
その露出した車体パネル面を空気から遮断し、車体パネ
ル面と樹脂発泡体とを接触させて「ボディ７−ス」がで
き、このためアンテナサポートに高い締付は力を加える
ことなくしかも車体パネルに傷をつけずに「ボディアー
ス」を行うことができ、その分車体パネルの耐食性を向
上できるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】 第１図は、この発明の一実施例を示す自動車用ラジオア
ンテナのボディアース部の要部概略断面図、 第２図は、第１図中矢示Ｈの拡大断面図、第３図は、従
来の自動車用ラジオアンテナのボディアース部を示す第
１図相当の要部概略断面図、そして 第４図は、第３図中矢示■の拡大断面図である。 １−車体パネル ２−表面 ３−塗膜 ４−・アンテナ取付孔 ５−アンテナサポート ８−アンテナキャップ ２〇−樹脂発泡体 ２１・−塗膜剥離剤 ２２−防錆油 ２３．２４−・−マイクロカプセル 第１図 第２図 第３図 第ｑ図 ５７ンテｆ丈ホ一ト

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 表面に塗装を施した車体パネルのアンテナ取付孔に、車
   体パネルの一面側よりアンテナサポートのネジ部を挿通
   し車体パネルの他面側にてアンテナキャップと螺合して
   固定すると共に、アンテナサポート側を塗膜内側の車体
   パネルに接触させてアースを取る自動車用ラジオアンテ
   ナのボディアース方法に於いて、 上記車体パネルとアンテナサポート間には、塗膜剥離剤
   と、防錆油又は接着剤とを含有し且つ上記螺合に因る面
   圧を受けると破壊自在なマイクロカプセル入りの、そし
   て導伝性を有する樹脂発泡体を、介在させることを特徴
   とする自動車用ラジオアンテナのボディアース方法。