JPS6261939A - クルクフエノ−ル誘導体及びこれを含有する医薬 - Google Patents
クルクフエノ−ル誘導体及びこれを含有する医薬Info
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- JPS6261939A JPS6261939A JP20125485A JP20125485A JPS6261939A JP S6261939 A JPS6261939 A JP S6261939A JP 20125485 A JP20125485 A JP 20125485A JP 20125485 A JP20125485 A JP 20125485A JP S6261939 A JPS6261939 A JP S6261939A
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- methyl
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- compound
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、胃疾患予防、治療剤として有用な下記一般式
(I)で示されるクルクツエノール誘導体及び該化合物
を有効成分として含有する胃疾患予防、治療剤に関する
。
(I)で示されるクルクツエノール誘導体及び該化合物
を有効成分として含有する胃疾患予防、治療剤に関する
。
(式中、Rは3−メチル−2−ブテニル基。
3−ヒドロキシ−3−メチルブチル基、又は3−メチル
−2−ブテニリデン基を2点線は2重結合又は単結合を
意味する) 〈従来の技術〉 本発明によって提供される前記化合物(I)は。
−2−ブテニリデン基を2点線は2重結合又は単結合を
意味する) 〈従来の技術〉 本発明によって提供される前記化合物(I)は。
海洋生物である海綿動物由来のセスキテルペン類である
。
。
コレマで、海綿類から多くのセスキテルペン類カ単離さ
れている。これらのセスキテルペン類は、その骨格中に
フラン環を有するものが多く2例えばテトラヘドロン
レターズ(TetrahedronLetters)、
17.1417〜1420 (1975)には、ディ
シデアパレソセンス(Dysidea pallesc
ens )がらバレンセンシン(pallescens
in) −A、 B、 C等を、またテトラヘトo ン
(Tetrahedron)、 28.4761 (1
972)には、ブレラブリシラ スビニフエラ(Ple
raplysilla 5pinjfera)からブレ
ラプリシリン(pleraplysillin) −1
を得た旨記載されている。また、海綿から得られたセス
キテルペン類には、上記のようなフラノイドセスキテル
ペン類の他に、縮合又はスピロ多環の新炭素骨格を有す
るものもあり、テトラヘトo ン(Tetrahedr
on)、 32.473−478 (1976)
には、アクシネラ カンナビア(Axinella c
annabia )から得たアクサミド(axamid
e ) −3等か開示されている。
れている。これらのセスキテルペン類は、その骨格中に
フラン環を有するものが多く2例えばテトラヘドロン
レターズ(TetrahedronLetters)、
17.1417〜1420 (1975)には、ディ
シデアパレソセンス(Dysidea pallesc
ens )がらバレンセンシン(pallescens
in) −A、 B、 C等を、またテトラヘトo ン
(Tetrahedron)、 28.4761 (1
972)には、ブレラブリシラ スビニフエラ(Ple
raplysilla 5pinjfera)からブレ
ラプリシリン(pleraplysillin) −1
を得た旨記載されている。また、海綿から得られたセス
キテルペン類には、上記のようなフラノイドセスキテル
ペン類の他に、縮合又はスピロ多環の新炭素骨格を有す
るものもあり、テトラヘトo ン(Tetrahedr
on)、 32.473−478 (1976)
には、アクシネラ カンナビア(Axinella c
annabia )から得たアクサミド(axamid
e ) −3等か開示されている。
しかし、これら海綿由来のセスキテルペン類において、
これまで胃疾患予防治療剤として有用なものは知られて
いない。
これまで胃疾患予防治療剤として有用なものは知られて
いない。
一方、下記構造式で示される R−(−)−クルクツエ
ノール(curcuphenol )自体は、カリブ海
のサンゴシュードブテロゴルギア リギダ(Pseud
−pterogorgia rigida )の抽出
物から得られ、スタフィロコッカスアウレウス(5ta
phylococcus aureus )や海病原体
であるビブリオアンギラルム(Vibri。
ノール(curcuphenol )自体は、カリブ海
のサンゴシュードブテロゴルギア リギダ(Pseud
−pterogorgia rigida )の抽出
物から得られ、スタフィロコッカスアウレウス(5ta
phylococcus aureus )や海病原体
であるビブリオアンギラルム(Vibri。
angui llarum )に対して抗菌活性を有す
ることが知られている[テトラヘドロン(Tetrah
edron)、 34゜1661−1664 (197
8) ]。
ることが知られている[テトラヘドロン(Tetrah
edron)、 34゜1661−1664 (197
8) ]。
該文献にはラセミ体であるクルクツエノールも開示され
ている。
ている。
また、オーストラリアン ジャーナル オン ケミス
ト リ − ()mst、J、Chem、)、 3
2. 1.627 30 (1979)には R
−(−)−3−メチル−5−(1,5−ジメチル−4−
へキセニル)−2−シクロヘキセン−1−オンを酸化し
て R−(−)−クルクツエノールを合成した旨開示さ
れている。[なお。
ト リ − ()mst、J、Chem、)、 3
2. 1.627 30 (1979)には R
−(−)−3−メチル−5−(1,5−ジメチル−4−
へキセニル)−2−シクロヘキセン−1−オンを酸化し
て R−(−)−クルクツエノールを合成した旨開示さ
れている。[なお。
1・゛
該文献にはケミカルベリヒテ(Chem、Ber)、、
111841852 (1978)においてゼクスメ
ニア(Zex”menia)種の植物からクルクツエノ
ールが得られた旨記載されているが、純粋に単離されて
いないと指摘している。] しかしながら、S−(+)−クルクツエノールは、この
ものについて単離あるいは合成したという文献がなく、
新規物質であると認められる。
111841852 (1978)においてゼクスメ
ニア(Zex”menia)種の植物からクルクツエノ
ールが得られた旨記載されているが、純粋に単離されて
いないと指摘している。] しかしながら、S−(+)−クルクツエノールは、この
ものについて単離あるいは合成したという文献がなく、
新規物質であると認められる。
また、一般式CI)で示されるクルクツエノール及びそ
の誘導体を海綿動物門に属する海綿から単離すること、
及び胃疾患の予防治療作用を有することについては、全
(知られていない。
の誘導体を海綿動物門に属する海綿から単離すること、
及び胃疾患の予防治療作用を有することについては、全
(知られていない。
〈発明の具体的説明〉
本発明者らは、従来より海洋熱を推動物からの生理活性
成分の探索を行ってきたが、今回へ丈島産海綿の抽出物
から得られた化学物質が胃疾患予防、治療剤として有用
であることを知見し9本発明を完成した。
成分の探索を行ってきたが、今回へ丈島産海綿の抽出物
から得られた化学物質が胃疾患予防、治療剤として有用
であることを知見し9本発明を完成した。
本発明の目的は、前記一般式(I)で示される化合物及
び該化合物を有効成分として含有する胃疾患予防、治療
剤の提供を目的とする。
び該化合物を有効成分として含有する胃疾患予防、治療
剤の提供を目的とする。
その他本発明の目的は2発明の詳細な説明の記載から明
らかとなる。
らかとなる。
く化合物〉
本発明によって提供される化合物としては。
具体的には。
(1) S −(+)−クルクツエノール(2)2−
(5−ヒドロキシ−1,5−ジメチルヘキシル)−5−
メチルフェノール (3) S −(+) −2−(5−ヒドロキシ−1
,5−ジメチルヘキシル)−5−メチルフェノール(4
) R−(−) −2−(5−ヒドロキシ−1,5−
ジメチルヘキシル)−5−メチルフェノール(5) 2
−(1,5−ジメチル−2,4−へキサジェニル)−5
−メチルフェノール (6) S −(+) −2−(1,5−ジメチル−
2,4−へキサジェニル)−5−メチルフェノール(7
) R−(−’) −2−(1,5−ジメチル−2,
4−へキサジェニル)−5−メチルフェノールが挙げら
れ、これらの具体的化合物はいずれも文献未載の新規化
合物である。
(5−ヒドロキシ−1,5−ジメチルヘキシル)−5−
メチルフェノール (3) S −(+) −2−(5−ヒドロキシ−1
,5−ジメチルヘキシル)−5−メチルフェノール(4
) R−(−) −2−(5−ヒドロキシ−1,5−
ジメチルヘキシル)−5−メチルフェノール(5) 2
−(1,5−ジメチル−2,4−へキサジェニル)−5
−メチルフェノール (6) S −(+) −2−(1,5−ジメチル−
2,4−へキサジェニル)−5−メチルフェノール(7
) R−(−’) −2−(1,5−ジメチル−2,
4−へキサジェニル)−5−メチルフェノールが挙げら
れ、これらの具体的化合物はいずれも文献未載の新規化
合物である。
また、これらの化合物は塩基と塩を形成する。
本発明には薬理学上許容されろ化合物(■)の塩基との
塩が含まれる。このような塩としては、ナトリウム、カ
リウム等のアルカリ金属、マグネシウム、カルシウム等
のアルカリ土類金属などの無機塩基との塩、アンモニア
とのアンモニウム塩、メチルアミン、エチルアミン、ジ
メチルアミン、ジエチルアミン、トリメチルアミン。
塩が含まれる。このような塩としては、ナトリウム、カ
リウム等のアルカリ金属、マグネシウム、カルシウム等
のアルカリ土類金属などの無機塩基との塩、アンモニア
とのアンモニウム塩、メチルアミン、エチルアミン、ジ
メチルアミン、ジエチルアミン、トリメチルアミン。
トリエチルアミン、エタノールアミン、ジェタノールア
ミン、シクロヘキシルアミンなどの有機アミンやリジン
、オルニチン等の塩基性アミノ酸などの有機塩基との塩
が挙げられる。
ミン、シクロヘキシルアミンなどの有機アミンやリジン
、オルニチン等の塩基性アミノ酸などの有機塩基との塩
が挙げられる。
く製 法〉
本発明化合物(I)は、主として海綿動物門に属する海
綿より抽出することにより取得することができる。すな
わち、下記構造式(n)を有するS −(+)−クルク
ツエノール(以下51050E−1S −1−5−4と
いう)、同構造式(m)を有するS−(+)−2−(5
−ヒドロキシ−1,5−ジメチルヘキシル)−5−メチ
ルフェノール(以下51050E−8−5−2−4とい
う)及び同構造式(IV)を有する S −(+) −
2−(1,5−ジメチル−2,4−ヘキサジェニル)−
5−メチルフェノール(以下S 1050 E−8−1
−5−3という)は。
綿より抽出することにより取得することができる。すな
わち、下記構造式(n)を有するS −(+)−クルク
ツエノール(以下51050E−1S −1−5−4と
いう)、同構造式(m)を有するS−(+)−2−(5
−ヒドロキシ−1,5−ジメチルヘキシル)−5−メチ
ルフェノール(以下51050E−8−5−2−4とい
う)及び同構造式(IV)を有する S −(+) −
2−(1,5−ジメチル−2,4−ヘキサジェニル)−
5−メチルフェノール(以下S 1050 E−8−1
−5−3という)は。
特にへ丈島産の海綿から抽出、単離される。
黄色の海綿で、その内部も黄色で粘液質に富んでいる。
従って、この海綿は、前記の特徴によって、容易に入手
することができる。
することができる。
抽出は、海綿より本発明化合物(I)を有利に抽出する
溶媒を用いて行われる。このような溶媒としてはエタノ
ール、メタノール、グロパノール、イソプロパツールな
どのアルコール類、エーテル、クロロホルム、アセトニ
トリル、アセトン、酢酸エチル等の有機溶媒又はこれら
の混合溶媒、又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が
挙げられろ。特にへ丈島産海綿から抽出するときは、エ
タノールあるいはエタノールと水との混合溶媒が有利で
ある。
溶媒を用いて行われる。このような溶媒としてはエタノ
ール、メタノール、グロパノール、イソプロパツールな
どのアルコール類、エーテル、クロロホルム、アセトニ
トリル、アセトン、酢酸エチル等の有機溶媒又はこれら
の混合溶媒、又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が
挙げられろ。特にへ丈島産海綿から抽出するときは、エ
タノールあるいはエタノールと水との混合溶媒が有利で
ある。
抽出物より本発明化合物な単離、精製するには、抽出液
を濃縮あるいは乾固して2次いで。
を濃縮あるいは乾固して2次いで。
の吸着剤に対する吸着親和性の差、2種の混り合わない
液相間における分配の差9分子の大きさに基づく溶出速
度の差などを利用する手段を適用して行うのが好ましく
・。これらの方法は必要に応じて単独に用(・られ、あ
るいは任意の順序に組合わせ、また反覆して適用される
。
液相間における分配の差9分子の大きさに基づく溶出速
度の差などを利用する手段を適用して行うのが好ましく
・。これらの方法は必要に応じて単独に用(・られ、あ
るいは任意の順序に組合わせ、また反覆して適用される
。
特に、へ丈島産海綿より本発明化合物を得るときは、2
種の液相間における分配の差、吸着剤に対する吸着親和
性の差2分子の大きさに基づく溶出速度の差を利用する
手段が好適に用いられる。
種の液相間における分配の差、吸着剤に対する吸着親和
性の差2分子の大きさに基づく溶出速度の差を利用する
手段が好適に用いられる。
本発明の実施例においては、海綿の99%エタノール抽
出物からエタノールを除去し、減圧乾固し、この残渣に
水−エーテルを加えて分配し。
出物からエタノールを除去し、減圧乾固し、この残渣に
水−エーテルを加えて分配し。
エーテル画分をヘキサン−酢酸エチル混液を溶出液とす
るシリカゲルカラムのクロマトグラフィーに付し、得ら
れた活性画分をさらにクロロホルム−メタノール混液を
溶出液とし、かつトヨパール(TOYOPEARL )
)(W−40(商品名、東洋ゝ。
るシリカゲルカラムのクロマトグラフィーに付し、得ら
れた活性画分をさらにクロロホルム−メタノール混液を
溶出液とし、かつトヨパール(TOYOPEARL )
)(W−40(商品名、東洋ゝ。
曹達工業■M)を充填剤とするゲル濾過に付し。
さらに得られた活性画分を、70%アセトニトリルを用
いるYMC−Pack ODS (商品名■山村化学研
究所製)充填の高速液体クロマトグラフィー(HPLC
)に付して9本発明化合物を純粋に単離精製している。
いるYMC−Pack ODS (商品名■山村化学研
究所製)充填の高速液体クロマトグラフィー(HPLC
)に付して9本発明化合物を純粋に単離精製している。
しかし、これらの分配、クロマトグラフィー、ゲル濾過
等の手段、その適用順序、用いられる溶媒、充填剤ある
いは混合溶媒の混合比等は上記のものに限定されるもの
ではなく2本発明化合物(I)を有利に単離、精製する
ことが可能な手段、適用順序、溶媒、充填剤。
等の手段、その適用順序、用いられる溶媒、充填剤ある
いは混合溶媒の混合比等は上記のものに限定されるもの
ではなく2本発明化合物(I)を有利に単離、精製する
ことが可能な手段、適用順序、溶媒、充填剤。
混合比等であればよい。
なお9本発明化合物(I)は合成法によっても製造しう
る。すなわち5本発明化合物(I)は、下記反応式で示
される一般式(V)で示される 2−置換−5−メチル
−5−シクロヘキセノン(エノン化合物)を酸化して芳
香族化することによって製造できる。
る。すなわち5本発明化合物(I)は、下記反応式で示
される一般式(V)で示される 2−置換−5−メチル
−5−シクロヘキセノン(エノン化合物)を酸化して芳
香族化することによって製造できる。
(V) (I)(式中
R及び点線は前記の意味を有する)反応は、オーストラ
リアン ジャナル オブケ ミ ス ト リ − (A
ust、J、Chem、)、 32. 1627
− 30(1979)に記載された方法と同様にして
行われる。この方法は、原料化合物として光学活性な化
合物を用いることにより対応する光学活性な目的物を製
造しうるので有利である。
R及び点線は前記の意味を有する)反応は、オーストラ
リアン ジャナル オブケ ミ ス ト リ − (A
ust、J、Chem、)、 32. 1627
− 30(1979)に記載された方法と同様にして
行われる。この方法は、原料化合物として光学活性な化
合物を用いることにより対応する光学活性な目的物を製
造しうるので有利である。
〈発明の効果、薬理効果、投与方法及び投与量〉本発明
によって提供される化合物(I)及びその塩は、胃酸分
泌抑制作用及び抗潰瘍作用を有し、胃酸分泌抑制剤、胃
潰瘍予防、治療剤などの胃疾患予防及び治療剤として有
用である。
によって提供される化合物(I)及びその塩は、胃酸分
泌抑制作用及び抗潰瘍作用を有し、胃酸分泌抑制剤、胃
潰瘍予防、治療剤などの胃疾患予防及び治療剤として有
用である。
本発明化合物の胃酸分泌抑制作用及び抗潰瘍作用は、以
下に示すH+、に+−アデノシントリフォスファターゼ
(以下H”、 K” −ATP aseという)に対
する阻害活性(ICso、50%阻害濃度)によって確
認されたものである[ビオシミ力 エ ビオフィシ力
アクタ(Biochimica et Biophis
ica Acta ) 。
下に示すH+、に+−アデノシントリフォスファターゼ
(以下H”、 K” −ATP aseという)に対
する阻害活性(ICso、50%阻害濃度)によって確
認されたものである[ビオシミ力 エ ビオフィシ力
アクタ(Biochimica et Biophis
ica Acta ) 。
728、3l−38(1983)参照]。
本発明化合物(I)及びその塩は、そのままもしくは自
体公知の薬学的に許容されうる担体。
体公知の薬学的に許容されうる担体。
賦形剤などと混合した医薬組成物として使用される。投
与は錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤。
与は錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤。
丸剤等の経口投与、注射剤、シロップ剤、軟膏剤、坐剤
等の非経口投与のいずれであってもよい。
等の非経口投与のいずれであってもよい。
投与量は投与対象、投与ルート、症状等によって異なる
が通常成人1日当り500〜11000rl1.好まし
くは600〜900rl′1gであり、これを1日2〜
4回に分けて経口又は非経口投与する。
が通常成人1日当り500〜11000rl1.好まし
くは600〜900rl′1gであり、これを1日2〜
4回に分けて経口又は非経口投与する。
(実施例)
以下に実施例を掲記し9本発明を更に詳細に説明する。
しかし9本発明は実施例に掲記したもののみに限定され
ない。
ない。
実施例1゜
へ丈島神榛港内水深8mの海域で採取された海綿1 k
gを99%エタノール2tを用いて、5回繰返し抽出し
た。
gを99%エタノール2tを用いて、5回繰返し抽出し
た。
抽出エタノール溶液からエタノールを留去した後、残渣
を水−エーテルで分配した。エーテル層を減圧乾固し、
粗抽出物4,5gを得た。
を水−エーテルで分配した。エーテル層を減圧乾固し、
粗抽出物4,5gを得た。
この粗抽出物のうち、3gを少量のn−ヘキサンに浴解
し、シリカゲルカラム(4,5X 45cm)に添加し
、最初Kn−ヘキサン1tで洗浄後、n−ヘキサン−酢
酸エチル(95:5 v/v )、 (90: 10
v/v )。
し、シリカゲルカラム(4,5X 45cm)に添加し
、最初Kn−ヘキサン1tで洗浄後、n−ヘキサン−酢
酸エチル(95:5 v/v )、 (90: 10
v/v )。
および(70: 30 v/v )で順次溶出した。
フラクション1〜84にH+、 K+−アデノシントリ
フォスファターゼ阻害活性が認められたので、これを減
圧乾固して油状物質1.19gを得た。
フォスファターゼ阻害活性が認められたので、これを減
圧乾固して油状物質1.19gを得た。
これを引き続きゲル濾過[カラム; TOYOPEAR
LHW−40充填カラム、展開溶媒;クロロホルム−メ
タノール(1:1v/v)コに付し、活性分画489■
を得た。
LHW−40充填カラム、展開溶媒;クロロホルム−メ
タノール(1:1v/v)コに付し、活性分画489■
を得た。
この分画を更に高速液体クロマトグラフィー(カラム;
YMC−Pack ODSカラム、展開溶媒;70%
アセトニトリル)に付し、4番目に流出する活性成分
51050E−8−1−5−4物質298 mgを得た
。
YMC−Pack ODSカラム、展開溶媒;70%
アセトニトリル)に付し、4番目に流出する活性成分
51050E−8−1−5−4物質298 mgを得た
。
油状物質
質量分析値: m、/z 218 (M”) (C10
H220として)比施光度:[α]D =+29.1
(C二3.13. CHCl、)吸収極大波長:278
nm(ε= 2552 )赤外線吸収スペクトル; 3
450.3050.2970.2920゜2880、1
620m=、 1580.1515−、1450.14
2Q1375、1285.1215.1150.112
0.1085.940゜850、810.740cm−
’ 核磁気共鳴スペクトル: (’I−1l−1−N (CDC13)δppm 1.
21 (3H,d、 J = 7.0Hz )1.50
(3H,s ) 1.65 (3H,s ) 1.70〜2.0 (4H,m) 2.25 (3H,s ) 3.00(IH,m) 5.15(IH,ad、 J=7.7玉)5.50.
(IH,brs ) 6.60. (IH,S ’) 6.70. (IH,d、 J = 7.8Hz)7.
05. (IH,a、 J = 7.B比)(13C−
NMR)(CDCl2): δ、、m152.8(!i) 136.4 (9) 131.6 (s ) r30.4(s ) 126.9 (d ) 124.8 (d ) 121.8(d) 11、6.4 (d ) 37.4(t) 31.5 (d ) 26.2 (t ) 25.7 (q ) 21.2 (q ) 20.8(Q) 17.6(Q) 実施例2゜ 実施例1と同様に処理し、高速液体クロマトグラフィー
(カラム: YMCODSカラム、展開溶媒;70%ア
セトニトリル)での活性を有する第3番目のピーク力ら
51050E −S −1−5−3物質13.41rr
gを得た。
H220として)比施光度:[α]D =+29.1
(C二3.13. CHCl、)吸収極大波長:278
nm(ε= 2552 )赤外線吸収スペクトル; 3
450.3050.2970.2920゜2880、1
620m=、 1580.1515−、1450.14
2Q1375、1285.1215.1150.112
0.1085.940゜850、810.740cm−
’ 核磁気共鳴スペクトル: (’I−1l−1−N (CDC13)δppm 1.
21 (3H,d、 J = 7.0Hz )1.50
(3H,s ) 1.65 (3H,s ) 1.70〜2.0 (4H,m) 2.25 (3H,s ) 3.00(IH,m) 5.15(IH,ad、 J=7.7玉)5.50.
(IH,brs ) 6.60. (IH,S ’) 6.70. (IH,d、 J = 7.8Hz)7.
05. (IH,a、 J = 7.B比)(13C−
NMR)(CDCl2): δ、、m152.8(!i) 136.4 (9) 131.6 (s ) r30.4(s ) 126.9 (d ) 124.8 (d ) 121.8(d) 11、6.4 (d ) 37.4(t) 31.5 (d ) 26.2 (t ) 25.7 (q ) 21.2 (q ) 20.8(Q) 17.6(Q) 実施例2゜ 実施例1と同様に処理し、高速液体クロマトグラフィー
(カラム: YMCODSカラム、展開溶媒;70%ア
セトニトリル)での活性を有する第3番目のピーク力ら
51050E −S −1−5−3物質13.41rr
gを得た。
油状物質
質量分析値: m/z 216 (M+χCpsHto
Oνしt)比施光度:[α]o= 1.2°(C=
0.48. CHCl、)吸収極大波長: 232nm
(t =9636) 278nm(ε= 2454
)赤外線吸収スペクトル; 3450(br)、 30
50.2980゜2920、2880.1620.15
90.1500.1450.1420゜1375、12
90.1250.1150.1115.970.940
゜860、810cm−’ 核磁気共鳴スペクトル; ’H−NMR δppm 1.40(3H,d、 J=7.0Hz)1
.74 (6H,s ) 2.26 (3H,s ) 3.18(IH,m) 5.73 (IH,m ) 5.87 (IH,m ) 6.38(IH,m) 6.64 (LH,s ) 6.73 (L H,d、 J = 7.B)(Z)7
.04(IH,d、J=78比) 実施例3゜ 実施例1と同様に処理してシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーのフラクション146〜260で浴出されたH
+、に+−アデノシントリフォスファターゼ阻害活性画
分526mgを得た。
Oνしt)比施光度:[α]o= 1.2°(C=
0.48. CHCl、)吸収極大波長: 232nm
(t =9636) 278nm(ε= 2454
)赤外線吸収スペクトル; 3450(br)、 30
50.2980゜2920、2880.1620.15
90.1500.1450.1420゜1375、12
90.1250.1150.1115.970.940
゜860、810cm−’ 核磁気共鳴スペクトル; ’H−NMR δppm 1.40(3H,d、 J=7.0Hz)1
.74 (6H,s ) 2.26 (3H,s ) 3.18(IH,m) 5.73 (IH,m ) 5.87 (IH,m ) 6.38(IH,m) 6.64 (LH,s ) 6.73 (L H,d、 J = 7.B)(Z)7
.04(IH,d、J=78比) 実施例3゜ 実施例1と同様に処理してシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーのフラクション146〜260で浴出されたH
+、に+−アデノシントリフォスファターゼ阻害活性画
分526mgを得た。
これを引続きゲル濾過[カラム; TOYOPEARL
HW−40カラム、展開溶媒;クロロホルム−メタノー
ル(1: I V/V )コに付し、活性分画330m
gを得た。
HW−40カラム、展開溶媒;クロロホルム−メタノー
ル(1: I V/V )コに付し、活性分画330m
gを得た。
この分画を更に、高速液体クロマトグラフィー(カラム
; YMCODSカラム、展開溶媒;70%アセトニト
リル)に付し、活性成分として81050 E −8−
5−2−4物質288IQ!を得た。
; YMCODSカラム、展開溶媒;70%アセトニト
リル)に付し、活性成分として81050 E −8−
5−2−4物質288IQ!を得た。
油状物質
質量分析値: rrv/z 236 (M”)比施光度
;[αl、)= + L31’(C= 5.92. C
)ICl、)吸収極太波長;278nm(ε−2033
)赤外線吸収スペクトル: 3520(sh)、 33
50.3050゜2980、2950.2870.16
38.1580.1450.1420゜1370、12
90.1150.1100.940.908.855.
810゜740cm−1 核磁気共鳴スペクトル; ’H−NMR(CDCI、 ) δppm 1.23(IH,d、 J=7.0Hz)
1.45 (12H,m ) 2.25 (3H,s ) 3.14(IH,m) 6.59 (LH,s ) 6.70(IH,d、 J=7.8比)7.04(1!
(、d、 J=7.8±)13C−NMR(CDCI、
) δppm 153.9(S) 135.8(d) 131.8(S) 126.5 (d ) 120.9(d) 116.2(d) 71.6 (s ) 43.4 (t ) 37.6(t) 31.1(d) 29.0(q) 28.4 (Q ) 22.1(t) 21.0 (q ) 20.7(Q) 処方例 (軟カプセル剤) 処方 (軟カプセル内容物)(1カプセル中)S105
0−E−1−5−4100mg500■ 主薬51050−E−1−5−4とゴマ油を上記の比率
で混合する。この液をゼラチンにグリセリンを加えて塑
性を増したカプセル基剤で被包し、一定の形状に成型し
、軟カプセル剤とする。
;[αl、)= + L31’(C= 5.92. C
)ICl、)吸収極太波長;278nm(ε−2033
)赤外線吸収スペクトル: 3520(sh)、 33
50.3050゜2980、2950.2870.16
38.1580.1450.1420゜1370、12
90.1150.1100.940.908.855.
810゜740cm−1 核磁気共鳴スペクトル; ’H−NMR(CDCI、 ) δppm 1.23(IH,d、 J=7.0Hz)
1.45 (12H,m ) 2.25 (3H,s ) 3.14(IH,m) 6.59 (LH,s ) 6.70(IH,d、 J=7.8比)7.04(1!
(、d、 J=7.8±)13C−NMR(CDCI、
) δppm 153.9(S) 135.8(d) 131.8(S) 126.5 (d ) 120.9(d) 116.2(d) 71.6 (s ) 43.4 (t ) 37.6(t) 31.1(d) 29.0(q) 28.4 (Q ) 22.1(t) 21.0 (q ) 20.7(Q) 処方例 (軟カプセル剤) 処方 (軟カプセル内容物)(1カプセル中)S105
0−E−1−5−4100mg500■ 主薬51050−E−1−5−4とゴマ油を上記の比率
で混合する。この液をゼラチンにグリセリンを加えて塑
性を増したカプセル基剤で被包し、一定の形状に成型し
、軟カプセル剤とする。
Claims (2)
- (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは 3−メチル−2−ブテニル基、3−ヒド
ロキシ−3−メチルブチル基、又は3−メチル−2−ブ
テニリデン基を、点線は2重結合又は単結合を意味する
) で示されるクルクフェノール誘導体又はその塩 - (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは 3−メチル−2−ブテニル基、3−ヒド
ロキシ−3−メチルブチル基、又は3−メチル−2−ブ
テニリデン基を、点線は2重結合又は単結合を意味する
) で示される特許請求の範囲第(1)項記載の化合物(3
)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される特許請求の範囲第(1)項記載の化合物(4
)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される特許請求の範囲第(1)項記載の化合物(5
)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される特許請求の範囲第(1)項記載の化合物(6
)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは3−メチル−2−ブテニル基、3−ヒドロ
キシ−3−メチルブチル基、又は3−メチル−2−ブテ
ニリデン基を、点線は2重結合又は単結合を意味する) で示されるクルクフェノール誘導体又はその塩を有効成
分として含有する胃疾患予防、治療剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20125485A JPS6261939A (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | クルクフエノ−ル誘導体及びこれを含有する医薬 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20125485A JPS6261939A (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | クルクフエノ−ル誘導体及びこれを含有する医薬 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6261939A true JPS6261939A (ja) | 1987-03-18 |
Family
ID=16437891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20125485A Pending JPS6261939A (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | クルクフエノ−ル誘導体及びこれを含有する医薬 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6261939A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106456572A (zh) * | 2013-11-20 | 2017-02-22 | 生物防护科技公司 | 用于增加mhc‑i表达的姜黄根醇化合物 |
-
1985
- 1985-09-10 JP JP20125485A patent/JPS6261939A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106456572A (zh) * | 2013-11-20 | 2017-02-22 | 生物防护科技公司 | 用于增加mhc‑i表达的姜黄根醇化合物 |
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