JPS6261916B2

JPS6261916B2 -

Info

Publication number: JPS6261916B2
Application number: JP59263476A
Authority: JP
Inventors: Yoshito Yamaguchi; Koji Onomi
Original assignee: Rhythm Watch Co Ltd
Current assignee: Rhythm Watch Co Ltd
Priority date: 1984-12-12
Filing date: 1984-12-12
Publication date: 1987-12-23
Also published as: JPS61139783A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、アラーム付時計の電池寿命報知方式
に関し、特にアラーム機能の動作を制限して電池
寿命報知を行うものに関する。

（従来技術）従来から、特開昭52―119363、実開昭54―
92767のように、電池寿命検出と同時に、ただち
にアラーム機能を停止させて、使用者に電池交換
をうながす方式がある。

しかしながら、こうした時計の使用者は常にか
たわらに予備電池を用意しているわけでなく、電
池の寿命が到来したからといつて、すぐに電池交
換ができるわけではない。したがつて当分の間は
使用者はアラーム機能を使用できないまま過ごさ
ねばならなくなる。

また、電池寿命検出と同時に急にアラーム機能
が使えなくなると、使用者は故障したのではない
か、と疑いを持ち、商品価値を著しく下げてしま
う。

（発明が解決しようとする問題点）本発明は、前述のようなアラーム付時計におい
て、電池寿命検出後の悪影響を極力少なくしよう
とするものである。

（問題点を解決するための手段）本発明は、電池寿命検出と同時にアラーム機能
を全く停止させず、予め定められた期間に報知で
きる回数を定め、その回数数を超えた場合は一定
期間経過するまでアラーム報知が為されないこと
を特徴とする。

（実施例）第１図は本発明の一実施例に係るアラーム付時
計のブロツク回路図である。

基準信号発生器２は、発振器４および分周回路
６から成り、時刻を計時する計時回路８は、秒を
カウントする秒カウンタ１０および時分をカウン
トする時分カウンタ１２から成る。そして予め設
定した時刻に報知信号を発生するアラーム報知回
路１４は、アラーム時刻を記憶する記憶回路１６
およびアラーム時刻と時分カウンタ１２からの現
時刻とを比較する一致回路１８と、から成る。ま
たこの記憶回路１６からのアラーム時刻信号は時
分カウンタ１０からの現時刻信号とともに表示切
換回路２０に入力する。この表示切換回路２０
は、切替スイツチ２２の開閉動作により、いずれ
か一方の信号を選択してデコーダ・ドライバ２４
を介して表示部２６の時分表示セグメント２６
ａ，２６ｂに供給する。これによつて表示部２６
には現時刻かアラーム時刻のいずれか一方が表示
される。

一方、アラーム報知回路１４からの一致信号
は、アラーム報知音を発生する発音回路２８に入
力する前に、いつたん報知停止回路３０に入力す
る。報知停止回路３０には、アラーム鳴り止めス
イツチ３２、電源電池の寿命を検出する電池寿命
検出回路３４および一定期間内のアラームの報知
回数をカウントする報知回数カウンタ３６からの
信号が入力している。このうち電池寿命検出回路
３４は、本実施例においては、電源電池の電圧値
を検出する電圧検出回路３８と、一定電圧値以下
になつたことを検出する一定電圧検出回路４０
と、から成る。一定電圧検出回路４０からの検出
信号Ｂは、ワンシヨツトマルチバイブレータ４２
とオアゲート４４を介して報知回数カウンタ４４
のプリセツト入力Ｐに入力している。このプリセ
ツト入力には他に時分カウンタ１０からの24時間
毎の一定期間信号Ａがワンシヨツトマルチバイブ
レータ４８およびオアゲート４４を介して入力し
ている。そしてこの減算カウンタ４６にはデコー
ダ５０を介して電圧値検出回路３８からの電圧値
データがプリセツトデータとして入力している。
このように減算カウンタ４６は、プリセツトされ
た電圧値に対応した数値を減算するように構成さ
れている。

そしてデコーダ３６からのプリセツトデータと
減算カウンタ４６のカウント信号は表示切換回路
５２に入力する。この表示切換回路５２には他に
秒カウンタ１０からの秒カウント信号１０Ｓ，Ｓ
が入力しており、前述の報知停止回路３０から発
音回路２８に入力する報知信号によつて報知回数
カウンタ３６か秒カウンタ１０かいずれか一方の
信号が選択出力される。この選択出力された信号
はデコーダ・ドライバ５４を介して表示部２４の
秒表示セグメント２６ｃ，２６ｄに供給される。
またデコーダ・ドライバ５４のイネーブル端子に
は表示切換スイツチ２２が接続されており、アラ
ーム時刻表示部にはデコーダ・ドライバ５４を無
効として時・分のみの表示としている。さらに表
示部２６には電池寿命表示素子２６ｅが設けら
れ、これにはドライバ５６を介した一定電圧検出
回路４０からの検出信号Ｂが供給され、寿命検出
時に該素子６ｅが点灯するように構成されてい
る。

そして報知停止回路３０は、フリツプフロツプ
５８を含み、そのクロツク入力φにはワンシヨツ
トマルチバイブレータ６０を介した一致回路１８
からの一致信号が入力し、そのＱ出力は発音回路
２８、そして検出信号Ｂとともに表示切換回路５
２に、さらに減算カウンタ４６のクロツク入力
φ、さらにインバータ６２を介してアンドゲート
６４に入力する。アンドゲート６４には他に一定
電圧検出回路４０からの検出信号Ｂおよび減算カ
ウンタ４６からの「Ｏ」検出信号が入力してお
り、このアンドゲート６４の出力はアラーム鳴り
止めスイツチ３２の出力とともにオアゲート６６
を介してフリツプフロツプ５８のリセツト入力Ｒ
に入力している。

以下この回路の動作を説明する。電池寿命到来
前は検出信号Ｂは「Ｌ」レベルであり、報知停止
回路３０内のアンドゲート６４は減算カウンタ４
６の出力にかかわらず閉状態にあり、表示切換回
路５２は秒カウンタ８の出力を選択する。

ここでアラーム設定時刻が到来すると、一致回
路１８の出力によつてフリツプフロツプ５８のＱ
出力は「Ｈ」レベルとなり、発音回路２８は報知
音を発生する。

第２図ａ，ｂは、電池寿命到来前の表示部２６
の表示形態を示す表示形態図である。第２図ａは
現時刻表示時を示し、第２図ｂはアラーム時刻
（７時）を示す。アラーム時刻表示時は秒表示セ
グメント２６ｃ，２６ｄの表示は行なわれない。

ここで電池寿命が到来すると、検出信号Ｂは
「Ｈ」レベルとなり、電池寿命表示素子２６ｅは
点灯し、またワンシヨツトマルチバイプレータ４
２からは正のシングルパルスが発生する。このパ
ルスによつて、減算カウンタ４６には電圧値に対
応した数値がプリセツトされる。そしてアラーム
設定時刻が到来してフリツプフロツプ５８のＱ出
力が「Ｈ」レベルに立ち上ることにより、減算カ
ウンタ４６が１減算される。また表示切替回路５
２は秒カウンタ８からの信号に代えて報知回数カ
ウンタ３６の信号が選択出力される。従つて秒表
示セグメント２６ｃ，２６ｄには電圧値に対応し
た数値およびその数値から報知回数を減算した数
値が表示される。これらの数値は、一定期間信号
Ａによつて24時間毎に減算カウンタ４６はプリセ
ツトしなおされ、かつ電圧値の変化によつてプリ
セツトされる数値は異なつてくる。本実施例にお
いては、電圧値が低下するに従つてプリセツトさ
れる数値が少なくなるように構成されている。

そして一定期間内の、つまり24時間以内の報知
回数がプリセツトされた数値と同一となると、減
算カウンタ４６の「Ｏ」検出信号は「Ｈ」レベル
となる。このあとアラーム鳴り止めスイツチ３２
にてフリツプフロツプ５８をリセツトしてＱ出力
を「Ｌ」レベルにして報知を停止すると、インバ
ータ６２の出力は「Ｈ」レベルになる。これによ
つてアンドゲート６４に入力する３つの信号はす
べて「Ｈ」レベルになり、フリツプフロツプ５８
はリセツト状態になる。このため、以後一定期間
信号Ａが出力して減算カウンタ４６の「Ｏ」検出
信号が「Ｌ」レベルとなるまでアラーム設定時刻
が到来しても報知音は発生しない。

第３図、第４図および第５図は電池寿命到来後
の表示部の表示形態図である。

第３図ａは、アラーム時刻到来前を示し、現時
刻の時、分、秒が表示される。さらに電池寿命表
示素子６ｅは点灯し、この時点では減算カウンタ
４６には「３」がプリセツトされている。そして
第３図ｂ，ｃ，ｄはアラーム設定時刻が順次到来
した時の表示形態を示す。この時は表示セグメン
ト２６ｄには秒表示に代えてプリセツト値、つま
り24時間以内の報知可能回数である「３」が表示
され、表示セグメント２６ｃには減算カウンタ４
６のカウント出力、つまりこれから一定時間信号
Ａが立ち上るまでの残りの報知可能回数が表示さ
れる。従つて報知回数を重ねていくと第３図ｂ，
ｃ，ｄに示すように表示セグメント２６ｃに表示
されている数値は「２」→「１」→「０」と変化
し、「０」になつたあとはアラーム報知は24時間
毎の一定期間信号Ａが立ち上るまで為されない。

第４図ａ，ｂおよび第５図は、さらに電池電圧
が低下した時の表示形態図であり、第４図は報知
可能回数が２回であることを示し、第５図はさら
に電圧が低下して報知可能回数が１回であること
を示す。この場合も、報知回数を重ねて表示セグ
メント２６ｃの表示が「０」になると報知は為さ
れなくなる。

（効果）このように本実施例によれば、電池寿命到来後
は、従来のように急にアラーム機能が使えなくな
るのではなく、24時間以内に一定回数だけは使え
るようにして電池寿命報知による幣害をできるだ
け少なくし、また故障とまちがえたりすることが
なくなるようにしている。さらに本実施例におい
ては、あと何回報知できるか、１日に何回報知で
きるのかが表示されるため、使用回数の調整がし
やすい。またこれらの表示は秒表示部に報知時の
み表示されるため、特別な表示が必要ない。さら
に本実施例においては、電池電圧低下とともに１
日に報知できる回数は減少していくため、使用者
は電池を交換しないと次第に不便になつていき、
最後は電池を交換せざるを得なくなる。またこの
１日に報知できる回数を表示するセグメント２６
ｄを見るだけで電池の消耗度がわかる。

また本実施例においては、秒表示セグメント２
６ｃにあと何回報知できるかを表示したが今まで
何回報知したかを表示してもよい。

以上述べたように本発明によれば、電池寿命の
到来をアラーム報知機能の制御によつて報知する
アラーム付時計において、到来と同時に急激にア
ラームを無効にするのではなく、一定期間に使用
できる回数を制限するようにし、電池寿命報知の
幣害を少なくし、しかも効果的な報知方式を提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るアラーム付時
計の回路図。第２図は、電池寿命到来前の表示部
の表示形態を示す表示形態図。第３図、第４図お
よび第５図は、電池寿命到来後の表示形態を示す
表示形態図。２…基準信号発生器、８…計時回路、１４…ア
ラーム報知回路、２６…表示部、２８…発音回
路、３０…報知停止回路、３４…電池寿命検出回
路、３６…報知回数カウンタ。

Claims

【特許請求の範囲】１予め設定した時刻に報知信号を発生するアラ
ーム報知回路と、前記報知信号により報知音を発生する発音回路
と、を有するアラーム付時計において、電源電池の寿命が到来したことを検出する電池
寿命検出回路と、予め設定された期間毎に初期値化され、前記発
音回路の報知回数をカウントする報知回数カウン
タと、前記電池寿命検出回路により電池寿命の到来を
検出し、かつ前記報知回数カウンタのカウント値
が一定値になつた時に前記報知信号が前記発音回
路に入力することを阻止する報知停止回路と、を付加したことを特徴とするアラーム付時計。２基準信号を発生する基準信号発生器と、少なくとも秒を含む時刻を計時する時刻カウン
タと、前記時刻カウンタの出力に基づき、少なくとも
秒を含む時刻を表示する時刻表示部と、予め設定した時刻に報知信号を発生するアラー
ム回路と、前記報知信号により報知音を発生する発音回路
と、を有するアラーム付時計において、電源電池の寿命が到来したことを検出する電池
寿命検出回路と、予め設定された期間毎に初期値化され、前記発
音回路の報知回数をカウントする報知回数カウン
タと、前記報知回数カウンタのカウント出力を表示す
る報知回数表示部と、前記電池寿命検出回路により電池寿命の到来を
検出し、かつ前記報知回数カウンタのカウント値
が一定値になつた時に前記報知信号が前記発音回
路に入力することを阻止する報知停止回路と、を付加したことを特徴とするアラーム付時計。３特許請求の範囲第２項記載において、報知回
数表示部が、表示部内の秒表示部分と兼用したこ
とを特徴とするアラーム付時計。４特許請求の範囲第２項または第３項記載にお
いて、電池寿命検出回路が、電源電池の複数の電
圧値を検出する電圧検出回路および該電圧が一定
値以下になつたことを検出する一定電圧検出回路
を含み、かつ報知回数カウンタがプリセツト可能
な減算カウンタから成り、前記電圧検出回路によ
つて検出された複数の電圧値に対応した数値を前
記減算カウンタにプリセツトすることを特徴とす
るアラーム付時計。