JPS6261824B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6261824B2 JPS6261824B2 JP57152746A JP15274682A JPS6261824B2 JP S6261824 B2 JPS6261824 B2 JP S6261824B2 JP 57152746 A JP57152746 A JP 57152746A JP 15274682 A JP15274682 A JP 15274682A JP S6261824 B2 JPS6261824 B2 JP S6261824B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- members
- shaft
- seal members
- segment
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 16
- 239000013535 sea water Substances 0.000 description 5
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 4
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 3
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
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- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は船尾管軸封装置の改良に係り、さらに
詳しくはシール性能の向上を図るとともに長期耐
久性に優れた船尾管軸封装置を提供することを目
的とする。
詳しくはシール性能の向上を図るとともに長期耐
久性に優れた船尾管軸封装置を提供することを目
的とする。
従来この種軸封装置は、シヤフトに対して複数
のリツプシール部材のみが接して密封摺動部を形
成していたが、これのみによつては経験的にシー
ル性能が不安定とならざるを得ず、その改良が切
望されてきた。
のリツプシール部材のみが接して密封摺動部を形
成していたが、これのみによつては経験的にシー
ル性能が不安定とならざるを得ず、その改良が切
望されてきた。
本発明は、これに鑑み、前記リツプシール部材
の外にセグメントシール部材を配するとともに、
該セグメントシール部材の背面（外周面）に加圧
気体を圧送し、シール性能および耐久性能に優れ
た船尾管軸封装置を提供せんとするものである。
の外にセグメントシール部材を配するとともに、
該セグメントシール部材の背面（外周面）に加圧
気体を圧送し、シール性能および耐久性能に優れ
た船尾管軸封装置を提供せんとするものである。
以下、本発明の一実施例を図面にしたがつて説
明すると、図中１はシヤフトであり、該シヤフト
１に対して３個のリツプシール部材２，３，４と
一対のセグメントシール部材５，６が摺接するよ
うになる。すなわち図中７ないし１２は前記シヤ
フト１の外周に配設される固定側（非回転側）の
ケース部材であつて、各各環状を呈するとともに
先端側（海水側）に位置する第１のケース部材７
と第２のケース部材８間に対海水用の第１のリツ
プシール部材２が挾持固定され、第４のケース部
材１０と第５のケース部材１１間に第２のリツプ
シール部材３が、また、第５のケース部材１１と
第６のケース部材１２間に対機内油用の第３のリ
ツプシール部材４が挾持固定されている。また第
３のケース部材９の内径は、その前後に位置する
第２および第４のケース部材８，１０の内径に比
して大径になり、該内周に環状凹部１３が形成さ
れ、該環状凹部１３内に一対のセグメントシール
部材５，６が配置されている。該セグメントシー
ル部材５，６はノツクピン１４，１５よつて前記
第２および第４のケース部材８，１０に固定（回
り止め）されるとともに、各各の先端内周部に環
状突部５ａ，６ａが一体形成され、該環状突部５
ａ，６ａの先端面が前記第２および第４のケース
部材８，１０の端面に当接し、該当接面に対して
は両セグメントシール部材５，６間に所要数介挿
されたコイルスプリング１６により適宜の面圧が
付与されている。また前記環状突部５ａ，５ｂの
内周面はシヤフト１外周面に接し、前記両セグメ
ントシール部材５，６の外周に嵌着されてなる緊
締リング１７，１８によつて当該摺動面の面圧が
付与されるようになる。前記第３のケース部材９
は装着・取り外し時の容易性を考慮して２つ割式
になり、前記両セグメントシール５，６は円周方
向に数分割されている。また図中１９は、船体本
体（機内）側から、前記セグメントシール部材
５，６によつて密閉される前記環状凹部１３の環
状底部１３ａに連通する加圧気体の送入ラインで
あつて、第３ないし第５のケース部材９，１０，
１１内を貫通するパイプラインが配され、図示し
ない送気機器によつて加圧気体を送気するもので
ある。２０は前記加圧気体送入ライン１９とは別
途に形成される漏液回収ラインであつて、前記セ
グメントシール部材６と第２のリツプシール部材
３間の空間と、第２および第３のリツプシール部
材３，４間の空間の２箇所に開口し、両空間まで
至つた漏液を図示しないポンプ等にて船内に吸入
するものである。
明すると、図中１はシヤフトであり、該シヤフト
１に対して３個のリツプシール部材２，３，４と
一対のセグメントシール部材５，６が摺接するよ
うになる。すなわち図中７ないし１２は前記シヤ
フト１の外周に配設される固定側（非回転側）の
ケース部材であつて、各各環状を呈するとともに
先端側（海水側）に位置する第１のケース部材７
と第２のケース部材８間に対海水用の第１のリツ
プシール部材２が挾持固定され、第４のケース部
材１０と第５のケース部材１１間に第２のリツプ
シール部材３が、また、第５のケース部材１１と
第６のケース部材１２間に対機内油用の第３のリ
ツプシール部材４が挾持固定されている。また第
３のケース部材９の内径は、その前後に位置する
第２および第４のケース部材８，１０の内径に比
して大径になり、該内周に環状凹部１３が形成さ
れ、該環状凹部１３内に一対のセグメントシール
部材５，６が配置されている。該セグメントシー
ル部材５，６はノツクピン１４，１５よつて前記
第２および第４のケース部材８，１０に固定（回
り止め）されるとともに、各各の先端内周部に環
状突部５ａ，６ａが一体形成され、該環状突部５
ａ，６ａの先端面が前記第２および第４のケース
部材８，１０の端面に当接し、該当接面に対して
は両セグメントシール部材５，６間に所要数介挿
されたコイルスプリング１６により適宜の面圧が
付与されている。また前記環状突部５ａ，５ｂの
内周面はシヤフト１外周面に接し、前記両セグメ
ントシール部材５，６の外周に嵌着されてなる緊
締リング１７，１８によつて当該摺動面の面圧が
付与されるようになる。前記第３のケース部材９
は装着・取り外し時の容易性を考慮して２つ割式
になり、前記両セグメントシール５，６は円周方
向に数分割されている。また図中１９は、船体本
体（機内）側から、前記セグメントシール部材
５，６によつて密閉される前記環状凹部１３の環
状底部１３ａに連通する加圧気体の送入ラインで
あつて、第３ないし第５のケース部材９，１０，
１１内を貫通するパイプラインが配され、図示し
ない送気機器によつて加圧気体を送気するもので
ある。２０は前記加圧気体送入ライン１９とは別
途に形成される漏液回収ラインであつて、前記セ
グメントシール部材６と第２のリツプシール部材
３間の空間と、第２および第３のリツプシール部
材３，４間の空間の２箇所に開口し、両空間まで
至つた漏液を図示しないポンプ等にて船内に吸入
するものである。
上記構成の軸封装置は海水の船内への漏入と機
内油の船外への漏出の双方を阻止せんとするもの
であり、一方の海水に対しては第１のリツプシー
ル部材２、両セグメントシール部材５，６ならび
に第２のリツプシール部材３にて形成されるシー
ル部が順次漏入を阻止するようになり、万一、前
記第２のリツプシール部材３を通過する海水があ
つた場合にも漏液回収ライン２０からこれを回収
して船内に至らすことなく不測の事故を防止する
ことができる。他方の機内油に対しては第３のリ
ツプシール部材４および両セグメントシール部材
５，６にて形成されるシール部が順次漏出を阻止
するようになり、前記第３のリツプシール部材４
を通過した機内油を前記漏液回収ライン２０から
回収し船外まで漏出することなく海域の汚染を防
止することができる。また前記セグメントシール
部材５，６の背面（外周面）には加圧気体送入ラ
イン１９を経た加圧気体（空気）が送入され、そ
してセグメントシール部材５と６の間には隙間が
形成されているので、この加圧気体はセグメント
シール部材５，６のシヤフト１に対するシール部
にまで到達する。したがつて、セグメントシール
部材５，６によつて形成される４箇所のシール部
にはすべて加圧流体が行き届くので、シール部の
面圧を高くなくても確実なシール性を期待でき、
また各シール部の清浄効果をも奏し得、該シール
部に侵入するスラリー等異物によるシール面の早
期摩耗を防止し、当該軸封装置の長期耐久性を得
ることができる。
内油の船外への漏出の双方を阻止せんとするもの
であり、一方の海水に対しては第１のリツプシー
ル部材２、両セグメントシール部材５，６ならび
に第２のリツプシール部材３にて形成されるシー
ル部が順次漏入を阻止するようになり、万一、前
記第２のリツプシール部材３を通過する海水があ
つた場合にも漏液回収ライン２０からこれを回収
して船内に至らすことなく不測の事故を防止する
ことができる。他方の機内油に対しては第３のリ
ツプシール部材４および両セグメントシール部材
５，６にて形成されるシール部が順次漏出を阻止
するようになり、前記第３のリツプシール部材４
を通過した機内油を前記漏液回収ライン２０から
回収し船外まで漏出することなく海域の汚染を防
止することができる。また前記セグメントシール
部材５，６の背面（外周面）には加圧気体送入ラ
イン１９を経た加圧気体（空気）が送入され、そ
してセグメントシール部材５と６の間には隙間が
形成されているので、この加圧気体はセグメント
シール部材５，６のシヤフト１に対するシール部
にまで到達する。したがつて、セグメントシール
部材５，６によつて形成される４箇所のシール部
にはすべて加圧流体が行き届くので、シール部の
面圧を高くなくても確実なシール性を期待でき、
また各シール部の清浄効果をも奏し得、該シール
部に侵入するスラリー等異物によるシール面の早
期摩耗を防止し、当該軸封装置の長期耐久性を得
ることができる。
なお、上記実施例において両セグメントシール
部材５，６のケース部材８，１０に対する固定
（回り止め）は、各１本のノツクピン１４，１５
によることとしたが、第２図に示すように、両セ
グメントシール部材５，６間に介挿されたコイル
スプリング１６用のスプリング孔と同心状の貫通
孔５ｂ，６ｂを穿ち、該貫通孔５ｂ，６ｂ内に比
較的長冗のノツクピン２１を貫入し、該一端を一
方のケース部材１０に螺着することとしても良
く、これによりきわめて取り扱いが容易となる。
部材５，６のケース部材８，１０に対する固定
（回り止め）は、各１本のノツクピン１４，１５
によることとしたが、第２図に示すように、両セ
グメントシール部材５，６間に介挿されたコイル
スプリング１６用のスプリング孔と同心状の貫通
孔５ｂ，６ｂを穿ち、該貫通孔５ｂ，６ｂ内に比
較的長冗のノツクピン２１を貫入し、該一端を一
方のケース部材１０に螺着することとしても良
く、これによりきわめて取り扱いが容易となる。
以上説明したように、本発明はシール部材とし
て従来用いられてきたリツプシール部材の外にセ
グメントシール部材を併用したので、海水および
機内油の双方に対して優れたシール性能を発揮す
る。しかも一対のセグメントシール部材を隙間を
形成して使用し、環状凹部の環状底部から加圧気
体を送入したので、シヤフトに対するシール部ま
で加圧気体が行き届くこととなる。したがつて、
シール部の面圧を高くしなくても確実なシール性
を期待できるのでシール部が早期に摩耗してしま
うことがなく、本発明の船尾管軸封装置は耐久性
に優れたものとなる。
て従来用いられてきたリツプシール部材の外にセ
グメントシール部材を併用したので、海水および
機内油の双方に対して優れたシール性能を発揮す
る。しかも一対のセグメントシール部材を隙間を
形成して使用し、環状凹部の環状底部から加圧気
体を送入したので、シヤフトに対するシール部ま
で加圧気体が行き届くこととなる。したがつて、
シール部の面圧を高くしなくても確実なシール性
を期待できるのでシール部が早期に摩耗してしま
うことがなく、本発明の船尾管軸封装置は耐久性
に優れたものとなる。
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第
１図は船尾管軸封装置の半裁正断面図、第２図は
同要部断面図である。 １……シヤフト、２，３，４……リツプシール
部材、５，６……セグメントシール部材、７，
８，９，１０，１１，１２……ケース部材、１３
……環状凹部、１４，１５，２１……ノツクピ
ン、１６……コイルスプリング、１７，１８……
緊締リング、１９……加圧気体送入ライン、２０
……漏液回収ライン。
１図は船尾管軸封装置の半裁正断面図、第２図は
同要部断面図である。 １……シヤフト、２，３，４……リツプシール
部材、５，６……セグメントシール部材、７，
８，９，１０，１１，１２……ケース部材、１３
……環状凹部、１４，１５，２１……ノツクピ
ン、１６……コイルスプリング、１７，１８……
緊締リング、１９……加圧気体送入ライン、２０
……漏液回収ライン。
Claims (1)
- １ シヤフトの外周に環状を呈する複数のケース
部材を配し、該ケース部材に挾持固定した複数の
リツプシール部材に対し前記シヤフトが密封摺回
動する船尾管軸封装置において、前記ケース部材
の軸孔に環状凹部を設けて一対のセグメントシー
ル部材を配し、該一対のセグメントシール部材を
互いに軸方向反対側に弾性付勢して前記一対のセ
グメントシール部材間に隙間を形成し、前記環状
凹部には環状底部から加圧気体を送入することを
特徴とする船尾管軸封装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57152746A JPS5943264A (ja) | 1982-09-03 | 1982-09-03 | 船尾管軸封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57152746A JPS5943264A (ja) | 1982-09-03 | 1982-09-03 | 船尾管軸封装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5943264A JPS5943264A (ja) | 1984-03-10 |
| JPS6261824B2 true JPS6261824B2 (ja) | 1987-12-23 |
Family
ID=15547252
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57152746A Granted JPS5943264A (ja) | 1982-09-03 | 1982-09-03 | 船尾管軸封装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5943264A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0628399Y2 (ja) * | 1986-12-26 | 1994-08-03 | イ−グル工業株式会社 | 船尾管軸封装置 |
| JP2564542B2 (ja) * | 1987-04-10 | 1996-12-18 | ティーディーケイ株式会社 | 円筒研削盤 |
| JPH0451257Y2 (ja) * | 1988-06-24 | 1992-12-02 | ||
| JPH073114Y2 (ja) * | 1988-11-28 | 1995-01-30 | イーグル工業株式会社 | 回転軸内経由型流体供給装置 |
| JPH076080Y2 (ja) * | 1990-01-29 | 1995-02-15 | イーグル工業株式会社 | 船尾管軸封装置 |
| JP2002089719A (ja) * | 2000-09-18 | 2002-03-27 | Tanken Seal Seiko Co Ltd | セグメントシール |
| JP6333383B2 (ja) * | 2013-12-02 | 2018-05-30 | ファレル コーポレーション | ロータ軸のシール機構 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5366A (en) * | 1976-06-24 | 1978-01-05 | Toshiba Corp | Counter |
| JPS5426661A (en) * | 1977-07-29 | 1979-02-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manufacture for rubber for semiconductor |
-
1982
- 1982-09-03 JP JP57152746A patent/JPS5943264A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5366A (en) * | 1976-06-24 | 1978-01-05 | Toshiba Corp | Counter |
| JPS5426661A (en) * | 1977-07-29 | 1979-02-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manufacture for rubber for semiconductor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5943264A (ja) | 1984-03-10 |
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