JPS6260503A

JPS6260503A - 中央ビインデイング

Info

Publication number: JPS6260503A
Application number: JP61208843A
Authority: JP
Inventors: アレッサンドロ　ポゾボン
Original assignee: Nordica SpA
Current assignee: Nordica SpA
Priority date: 1985-09-04
Filing date: 1986-09-04
Publication date: 1987-03-17
Also published as: EP0214558A3; DE3670774D1; IT8522065A0; IT1185691B; ATE53771T1; EP0214558A2; US4923207A; EP0214558B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、スキー靴用の中央ビインデイングに関する。

（従来技術）スキー靴の靴底に形成された凹部内における係止によっ
てスキー靴をスキー板に固定し得る靴底収容タイプの中
央ビィンディングは、従来より周知である。

（発明が解決しようとする問題点）従来例にあっては、スキー靴をスキー板に接続するため
に、ビインデイングに設けられている前部及び後部フェ
ルールの弾性力に抗する押圧力を加え、前記凹部内に予
め特別に設けられている溝にこれらフェルールをスナッ
プ係合させなければならない。

従って、上述のような手順を踏まねばならないためビィ
ンディングとスキー靴との接続が困難であり、またビィ
ンディングとスキー板との相対的位置関係を正確に決定
するのが困難であるという問題点もある。

更に、従来例においては、ビィンディングのリリースカ
即ちビィンディングからスキー靴をはずすのに要する力
を調整することがかなり困難で。

ビィンディングの構造も複雑であり、また、その上後部
フェルールと前部フェルールのリリース力を別々に調整
することができない。

従って１本発明の目的は、靴底収容タイプの新規な中央
パインディングを提供することにより従来の問題点を解
決することにある。

本発明の他の目的は、前部フェルールと後部フェルール
とを別々に調整することができ、従ってより効率的な調
整を行なうのに好都合な中央ビィンディングを提供する
ことにある。

本発明の他の目的は、極めてコンパクトな構造を有し、
スキー板の弾性特性を低下させたり変化させたりするこ
とのない中央ビインディ、ングを提供することである。

本発明の更に他の目的は、構造が単純で充分に信頼性が
あり安全に使用することのできる中央ビィンディングを
提供する°ことにある。

（問題点を解決するための手段）上記問題点を解決するため１本発明にあっては、スキー
靴の靴底に形成された係止溝に係脱自在に係合する前部
係止部材及び後部係止部材とを収容した、スキー板に取
付けられるハウジングと、リリース力調整手段とからな
る、中央ビィンディングにおいて上記前部係止部材及び
後部係止部材をハウジング内へ後退させた位置において
係脱自在に固定するための固定手段を備え、該固定手段
はスキー靴の靴底によって作動する始動部材により作動
されるよう構成した。

（作用及び実施例）次に、添付図面に示した本発明の作用及び実施例につい
て説明する。

第１図乃至第４図に示した中央ビィンディングは箱型の
ケースｌを有する。ケースエは、支持板２と、これに接
続された蓋３とからなり、ビィンディングを構成する諸
部材を収容する空間を形成している。

支持板２の角には、これをスキー板へ固着するためのね
じ４を通す孔が設けられている。

添付図面から明らかな通り１本発明に係るビィンディン
グの長さ寸法は極めて小さいためスキー板の弾性又は可
撓性特性に影響を与えない。

箱型のケースｌの内部に前部フェルール７と後部フェル
ール６とが長子方向に摺動自在に支持されており、該両
フェルール６．７は、スキー靴の靴底１０に形成された
凹部内に設けた対応する係止溝に係止可能である。

ビィンディングは更にリリース力を調整するための手段
を備えている。このリリース力調整手段は、第１図ない
し第４図に示した実施例においては、ビィンディングの
長手方向に対して垂直方向に配設されたほぼ中央を境に
して逆向きにねじが刻設されたねじ部材１２と、該ねじ
部材１２と螺合する１対の楔部材１１を有し、ねじ部材
１２を回転させると楔部材１１はそれぞれねじ部材１２
に沿って互いに相反する方向に移動するようになってい
る。

楔部材１１は駆動楔部材１４に当接しており。

楔部材１１の移動により駆動楔部材を押圧する。

駆動楔部材１４には、それぞれ後部ばね１７と前部ばね
１８とを受ける凹部１５が形成されている。後部ばね１
７及び前部ばね１８はフェルール６．７を弾性的に押圧
し、ケース１から突出させておく。

両フェルール６．７にはそれぞれ突出部２０が形成され
ており、蓋３に形成されたストッパ２１と係合して、ケ
ースからフェルール６．７が飛び出すのを防ぐ。

ねじ部材１２を回転して楔部材１１を移動させると、該
楔部材と当接する駆動楔部材１４が長手方向に移動し、
その結果後部及び前部ばね１７゜１８の全長が変化する
ので、両フェルール６゜７に作用する押圧力が変化する
。この押圧力は実際上リリース力に対応するものである
一本発明の重要な特徴の１つは、両フェルール６．７を
ケース１から引込んだ位置において係脱自在に固定する
ための固定手段を備えたことであり、これにより、靴底
１０に形成された凹部にフェルール６．７を挿入するこ
とが極めて容易となる。

前述した係脱自在の固定手段は、本実施例においては、
両フェルール６．７から内方に延在する突出部３１に形
成された１対の鉤部３０を有する。鉤部３０は爪部材３
２の係止部に係止する。

爪部材３２は、支持板２に揺動自在に取付けられており
、その係止部から離れた端部３３はスラストばね３４に
作用する。

係脱自在の固定手段は更に、端部３２と当接しケースｌ
から上方に突出する始動軸４０を有する。靴底で始動軸
４０を押し下げると、鉤部３０が爪部材３２から離れ、
その結果両フェルール６．７は後部及び前部ばね１７．
１８によって弾性的に付勢され、靴底１０の凹部に形成
された係止溝に係止する。

本発明に係るビィンディングを使用する際には、スキー
ヤ−は、予め両フェルール６．７を引込位置に設置して
おき、スキー靴又はスキーブーツの靴底１０をビインデ
イング上に合わせ、ケース１を靴底１０の凹部に導入し
、次に始動軸４０を押し下げることにより係脱自在の固
定手段を解除して両フェルール６．７を靴底１０の凹部
内に形成した係止溝に係止することによりビインデイン
グを自動的に靴底に固定する。

更に、このビインデイングはスキーストップを備えてい
る。このスキーストップはケース１に形成された耳部５
１に軸支されたレバー５０からなる。レバー５０の後部
を靴底で押圧すればレバー５０を水平位置にすることが
できる。レバー５０の前方端部５３は、レバー５０の後
部が押し下げられていないときは、雪に潜り込み、スキ
ーが流れるのを防ぐ。

両フェルール６．７を後退位置に係脱自在に固定する手
段の２つの実施例を第５図乃至第７図に示す。

第６図に示した実施例は、相互に軸支されるとともに、
一端部がケースｌの下方部分に結合され他端部が１対の
上方連結ロッド６１に枢着された１対の下方連結ロッド
６０を有する。第６図において、ばね６２がケースｌの
蓋３の天井に結合されて上方連結ロッド６１に作用して
おり、一方、押しボタン６３が上方連結ロッド６１間の
相互ヒンジ結合部に当接する。

結合ロー２ドロ０．６１は、両フェルール６．７から内
方に延在する中子部分６４を取囲んでいる。中子部分６
４は、固定のための係止溝６６を形成する係止ｆＭ６５
を形成している。

両フェルール６．７が引込位置にあるとき、連結ロッド
はばね６２によって引張られて係止溝６６内に収容され
ている。

押しボタン６３を押すと、再連結ロッド６０゜６１は拡
開して係止溝６６から出て、両フェルール６．７の外方
への運動を可能ならしめる。

第７図に示した実施例も原理的には類似している。この
実施例においては、相互に軸支されるとともに、相互間
の枢着点でケース１の支持板２に結合された連結部材７
０を備えている。連結部材７０の上部自由端と支持板２
との間に設けられたばね７１はこれら上部自由端の下面
に当接し、一方、ケース１の蓋３から突出する始動部材
としての始動軸７２は該自由端部の上面に当接する。

この実施例においても、始動軸７２が突出位置にあると
きには、ばね７１は連結部材７０を係止溝６６内に保持
し係止歯６５と係合させることにより、両フェルール６
．７を固定しておくことができる。

始動軸７２を押圧すると、連結部材７０が拡開して係止
歯６５が係止溝６６から脱出し、後部及び前部ばね１７
．１８によって付勢されている両フェルール６．７が軸
方向外方へ移動する。

第８図に略示した実施例においては、前部フェルール７
の調整と後部フェルール６の調整とを別々に行なうこと
ができる。第１図乃至第７図の実施例の場合と同様に、
フェルール６．７は前述した係脱自在の固定手段を備え
ており、第８図には示されていない。

リリース力を調整する手段は、フェルール６．７にそれ
ぞれ形成された中央通路８２．８３から操作可能な前部
軸部材８１と後部軸部材８０とからなっている。

両軸部材８０．８１はその内端にそれぞれ突出部分８４
．８５を有する。この部分は中空の中央ブロック８６に
回転自在に収容されている。

中央の軸部材８０．８１はそれぞれねじ部８７．８８を
有する。ねじ部８７．８８は、ケース１に形成されたガ
イド部により回転不能とされたワッシャー８９．９０に
螺合している。

従って、軸部材８０又は８１を回転させると、ワッシャ
ー８９又はワッシャー９０は互いに独立に移動されるこ
ととなり、その結果、前部ばね１７又は後部ばね１８の
全長が変化し、フェルール６．７に加わる押圧力が変化
する。このようにして、前部フェルール７及び後部フェ
ルール６のリリース力を別々に調整することができる。

この実施例は、前部フェルール７及び後部フェルール６
のリリース力を別々に調整するシステムとともに、ビィ
ンディングの横方向の寸法を抑制する方法を提示するも
のである。

従って１本実施例によればスキー靴の靴底に形成するビ
ィンディング収容凹部は靴底に対して小さくなり、靴底
の剛性を向上させる。

本発明に係るビィンディングをスキー靴に係止するには
、前部及び後部の係止部材を後退位置にセットしておき
、靴底をビィンディング上に置き下向きに僅かに力を加
えて始動部材を押し下げるだけで充分であり、これによ
り係止部材は自動的に外方へ運動して係止溝に係合する
。

スキー靴をビィンディングから解放するために通常のレ
バ一手段が使用されるが、この明細書には詳記しない。

（発明の効果）以上の説明から判るように、本発明のビィンディングは
前述の目的を達成するものである。＃に、本発明に係る
ビィンディングは極めてコンパクトな形態を有しており
、構造上有利でしかも使い易い、従って、ビィンディン
グと靴底とを結合させるための特別な動作や苦労が必要
なくなる。

もう１つの効果は、前部係止部材と後部係止部材のリリ
ース力を別々に調整できることである。

また、上述の実施例の細部は、技術的に同等の他の手段
で置換することができる。

本発明を実施するに当っては、材料、寸法及び形状は必
要に応じて任意に選択することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る中央ビィンディングの実施例を示す
もので、第１図は、スキー靴に結合されるようにセット
された本発明に係るビィンディングの縦断側面図、第２図は、スキー靴に結合されたビィンディングの縦断
側面図、第３図は、スキーストップが設けられた本発明に係るビ
ィンディングを示す側面図、第４図は、本発明に係るビィンディングを部分的に破断
して示す略平面図、第５図は、前部及び後部係止部材を引込位置に固定する
固定手段の他の実施例を備えたビィンディングを示す平
面図。第６図及び第７図は、前部及び後部係止部材を引込位置
に固定する手段の２つの実施例を示す略正面図、第８図は、リリース力調整手段の他の実施例を示す略正
面図である。符号の説明１・・・ケース（ハウジング）２・・・支持板３・・・蓋６・・・後部フェルール（後部係止部材）７・・・前部
フェルール（前部係止部材）１１・・・楔部材１２・・・ねじ部材１４・・・駆動楔部材　　１５・・・凹部１７・・・後
部ばね　　　１８・・・前部ばね３０・・・鉤　　　　
　　３２・・・爪部材３４・・・ばね４０・・・始動軸（始動部材）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）スキー靴の靴底に形成された係止溝に係脱自在に
係合する前部係止部材及び後部係止部材とを収容した、
スキー板に取付けられるハウジングと、リリース力調整
手段とからなる、中央ビィンディングにおいて、上記前
部係止部材及び後部係止部材をハウジング内へ後退させ
た位置において係脱自在に固定するための固定手段を備
え、該固定手段はスキー靴の靴底によって作動する始動
部材により作動されることを特徴とする中央ビィンディ
ング。
（２）前記固定手段は前記両係止部材から前記ハウジン
グの内方へ伸長する鉤部材からなり、該鉤部材は上記ハ
ウジングに軸支された爪部材の鉤部に係脱自在に係合す
るようになっており、爪部材の一端部は弾性部材により
上記鉤部材と係合するように弾性的に付勢されるととも
に前記始動部材に係合することを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載の中央ビィンディング。
（３）前記始動部材は、前記ハウジングから突出しスキ
ー靴の靴底との当接により移動する少くとも一つの軸部
材からなることを特徴とする特許請求の範囲第１項又は
第２項のいずれかに記載の中央ビィンディング。
（４）前記固定手段は、相互に且つ前記ハウジングの下
部内方部分に軸支された第１端部と、ヒンジ部分で互い
に枢着された１対の上方連結ロッドに枢着された第２端
部とを有する１対の下方連結ロッドからなり、上記上方
連結ロッドは、上記上方連結ロッドと上記ハウジングの
上方部分との間に延在する弾性部材と係合しており、前
記連結ロッドは、前記固定手段が固定位置にあるとき、
前記両係止部材から延在した係止歯により形成された中
子部分上に形成された係止溝に係脱自在に収容されてお
り、前記始動部材は、前記上方連結ロッドの上記ヒンジ
部分に支持された押しボタン部材からなることを特徴と
する特許請求の範囲第１項乃至第３項のいずれかに記載
の中央ビィンディング。
（５）前記固定手段は、相互に且つ前記ハウジングの下
部内方部分に軸支された第１の端部と、第２の自由端部
とを有する１対の連結部材からなっており、前記第２の
自由端部の第１の面は該第２の自由端部と前記下部内方
部分との間に延在するばねに係合しており、前記始動部
材は、前記ハウジングから突出するとともに上記連結部
材の前記自由端部の第２の面に作用する始動軸からなる
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第４項の
いずれかに記載の中央ビィンディング。
（６）前記のリリース力調整手段は、前記ハウジングの
横断方向に互いに並置された１対の楔部材を有し、該楔
部材はそれぞれねじ部材のねじ部と螺合しており、この
螺合により、該ねじ部材の回転により前記楔部材が該ね
じ部材に関して軸方向に対称的に移動自在であり、それ
ぞれ前記前部係止部材及び前記後部係止部材に作用する
前部弾性部材及び後部弾性部材のための凹部を形成する
駆動楔部材に作用することを特徴とする特許請求の範囲
第１項乃至第５項のいずれかに記載の中央ビィンディン
グ。
（７）前記のリリース力調整手段は前記前部係止部材と
前記係止部材に別々に作用することを特徴とする特許請
求の範囲第１項乃至第６項のいずれかに記載の中央ビィ
ンディング。
（８）前記のリリース力調整手段は、前記前部係止部材
及び前記後部係止部材にそれぞれ摺動自在に係合した前
部軸部材及び後部軸部材からなり、該前部及び後部軸部
材の第１の端部がそれぞれ中央ブロックに回動自在に係
合するとともに、該前部及び後部軸部材の回転によりそ
れぞれ対応する軸部材に沿って摺動する前部ワッシャー
及び後部ワッシャーにそれぞれ螺合するねじ部を各々有
しており、前部弾性部材と後部弾性部材とが前記ワッシ
ャーと上記係止部材との間で各対応軸部材の周囲に延在
することを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第７項
のいずれかに記載の中央ビィンディング。