JPS6259582A - カラ−ポ−ラスタイルの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、石灰石鉱山で発生する石灰スライム等の石
灰質材料を主原料とし、これに無機質の硬化剤、着色剤
、界面活性剤等を添加して造粒、加圧成形、養生（乾燥
）等の工程を経てカラーポーラスタイルを製造する方法
に関するものである。

従来の技術 一般にタイル等のセラミック製品は原料の成形後加熱硬
化、溶融陶化、焼成陶化などの操作を経て製造するもの
であって、製品の空隙がほとんどなく透水会通気性のな
いものが多い。また、焼成しないもので従来のものとし
ては、セメントコンクリ−）ｆｆ品があるが、コンクリ
ート製品は透水・通気性の少ないものが理想とされ、そ
の利用分野もこの特性が発揮される範囲に限られている
。

発明が解決しようとする問題点等 本発明者は、石灰石鉱山において大量に発生する石灰ス
ライム等の産業廃棄物の有効な利用方法について種々検
討した結果、（１）この石灰質材料は、カラーポーラス
タイルの製造原料として用いることが有利であること、
そしてこのポーラスタイルは透水・通気性に優れ雨水な
ども地下に還元することができ、従来のアスファルトコ
ンクリート舗装ど異なり地中に適度の水分を戻すことが
できるので公園、樹木の周囲、遊歩道などに用いること
ができるほか風呂ｊｉ、ペラン′ダ、テラス、ブールナ
イド等に用いても−その水溜りを解決することができる
、（２）焼成工程を経ないため製品の強度が問題となる
が、成形前の原料を球形に造粒して成形−ＪＪｌ−ば１
″３　ｇＢ　ｉＪ成が均一化し強度が犬となり、さらに
セメンｌ−等の無機質硬化剤の併用により十分な強度が
ｉ！すられること、（３）焼成を行わないためにうわぐ
すりによる着色は不可能であるが、適当な着色剤！ｒ、
混合することにより任意の着色が可能であり、この際界
面活性剤を併用すれば着色剤が均一に分散しかつ原料の
造粒並びに成形物の硬化時にＬ沢を得ることができる。

また、（滲原料を造粒してから加圧成形して養生硬化す
る方法で製造すれば、製品全体にＯ０１〜０−５ｍ／ｍ
の空隙があり従来のｆＴ化コンクリート製品ど比較する
と６〜１０倍の空隙を持ち前述の透水・通気性が得られ
ることを知見した。

発明の構成及びその作用 本発明は上記の知見に基づくものであって、無機質硬化
剤と石灰質材料を主原料とし、これに着色剤、界面活性
剤、水を添加して混合・混練して後造粒する第１工程と
、第１工程で得られるカラー球状細粒材を所定の金型に
充填し、加圧した後脱型し得られた成形物を養生する第
２工程とからなることを！特徴とするカラーポーラスタ
イルの製造法である３、 本発明に用いる石灰質材料としては、石灰石鉱山におい
て発生する石灰スライムのほか、道路用タンカルその他
重質炭酸カルシウムを主成分とする石灰質材料が用いら
れる。

また無機質硬化剤としては、ポルトランドセメント等の
各種のセメントを用いることができるが、ポルトランド
セメントに若干のリグニンを混合１、。

た土壌硬化剤（例えばトーマスベトン）などが望ましい
。

つへ゛（′こ着色剤は、通常のセメントコンクリート用
の無機質着色剤であって、金属酸化物からなる各種の顔
１が用いられる。また界面活性剤は各種のものを用いる
ことができるが、カルボン酸塩、脂肪酸石りン等の陰イ
オン系の界面活性剤が望ましい。なかでもステアリン酸
某が最も好ましい。

陰イオン系の界面活性剤を用いれば着色剤のぬれ、分散
が良好となり均一な光沢が得られる。。

そしてこれらの原料の配合割合は、石灰質材料７０〜１
１０部、無機質硬化剤２０〜５０部、着色剤３〜５部の
ほか若干の界面活性剤と水を混合する。

混合された原料は十分混練した後造粒するが、との造粒
は直径１〜４ｍ７’ｍの球状の細粒を得ることが必要な
ので、竪型高速回転連続造粒機音用いることが望ましい
。

このように原料を造粒してから以下に説明する第２工程
の処理をすれば、製品の内部構成が均一となって強）Ｗ
が犬となりかつ均一な連続空隙をもった透水・通気性の
ある製品が得られる。

つぎに上述の第１工程で得られるカラー球状細粒材を目
的とするタイルの形状に合った金型に充填し、必要に応
じて振動を与えて充填を密にする。

そして充填物を加圧成形するが、この場合の加圧は充填
物である球状細粒材が圧壊しない程度の加圧であること
が肝要である。さらに、得られた成形物を一定時間養生
することが必要であるが、この養生の際は穴あき平板、
金網などに載置してシートをかけて養生すれば乾燥・硬
化が均一に進み全体として強度の犬な製品が得られる１
゜また第１工程で得られたカラー球状細粒材に水ガラス
溶液を混合した後第２工程で処理するか、成形物を水ガ
ラス溶液に短時間浸漬した後養生して放置すれば強度と
光沢の増加が図れる。

実施例 （１）石灰石鉱山において発生する石灰スライムと道路
用タンカルからなる石灰質材料７５部、無機質硬化剤（
ポルトランドセメントに若干のリグニンを含むもの（商
品名トーマスベトン））２５部、着色剤（セメントコン
クリート用無殴質着色剤（バイエル赤））３部、ステン
アリン酸系界面活性剤１部を混合し、これに水１８部を
加えて混練した後竪型高速回転連続造粒機で造粒して表
面に光沢を有するカラー球状細粒材を得た。

この細粒材１００部を金型に充填して１０　Ｋｇ／　ｃ
Ａで加圧成形を行なった。

脱型抜穴あき平板上に乗せビニールシートをかけて２４
時間放置養生した。ここで得られたカラーポーラスタイ
ルの物性は第１表のとおりであった。

（２実施例（１）の第１工程と同一の方法で製造された
カラー球状細粒材を３日間放置したものの物性は第２表
のとおりであった。

第２表 （注）直径１−２ｍ／ｍの試料細粒材１０ケについて測
定この細粒材１００部に４０％濃度の水ガラス溶液３部
を添加して混合して金型に充填して、１０Ｋｑ／ｃＡで
加圧成形を行なった。脱型抜穴あき平版上に乗せビニー
ルシートをかけ２４時間放置して養生した。得られたカ
ラーポーラスタイルの物性は第３表のとおりであった。

第３表 発明の効果 この発明によれば均一な連続性空隙を有し、かつ透水会
通気性の優れたカラーポーラスタイルが１０られ、その
特性を活かした各種の用途に用いることができる。そし
て焼成等の工程を必要とすることなしに石灰質材料の有
効利用を図ることができるので、その実用上の価値は犬
なるものがある。

代理人　弁理士　伊　藤　武　久　１．　　、”（レ−
／’１：”（’

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）無機質硬化剤と石灰質材料を主原料とし、これに
   着色剤、界面活性剤、水を添加して混合・混練して後造
   粒する第１工程と、第１工程で得られるカラー球状細粒
   材を所定の金型に充填し、加圧した後脱型し、得られた
   成形物を養生する第２工程とからなることを特徴とする
   カラーポーラスタイルの製造法。
2. （２）第１工程で得られたカラー球状細粒材に水ガラス
   溶液を混合して後第２工程で処理することを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載のカラーポーラスタイルの製
   造法。
3. （３）成形物を水ガラス水溶液に浸漬した後養生する第
   ２工程からなる特許請求の範囲第１項記載のカラーポー
   ラスタイルの製造法。