JPS6258474A

JPS6258474A - デイスクカ−トリツジ

Info

Publication number: JPS6258474A
Application number: JP60197748A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Maruyama; 浩史丸山; Yoshitake Kato; 良武加藤
Original assignee: Hitachi Maxell Ltd
Current assignee: Maxell Ltd
Priority date: 1985-09-09
Filing date: 1985-09-09
Publication date: 1987-03-14
Also published as: JPH0542072B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は磁気ディスク等のディスク状物を収納するディ
スクカートリッジに係り、特にディスクカートリッジ内
部におけるディスク駆動用部材とディスクカートリッジ
との接触摺動を防止するよう構成したディスクカートリ
ッジに関する。

〔従来の技術〕

第３図及び第４図は従来のディスクカートリッジの構造
を示し、特に第４図はケース内にディスクが回転自在に
収納された状態を示す。具体的には合成樹脂により成形
された上ケース３と下ケース４とを一体化したケース内
には磁気ディスク体２０が回転自在に収納しである。こ
の磁気ディスク体２０は、平面ドーナツ状のディスク本
体５と、このディスク本体５の中央開口部に位置し、そ
の外周部においてディスク本体５と接続固着したディス
ク支持板１と、このディスク支持板１に対してアウトサ
ート成形により形成したハブ２とからなる。このハブ２
は、下ケース４の開口部４ａに挿通位置するよう構成し
てあり、例えばディスク運搬時にケース内でディスク本
体５が偏心し、これによりディスク本体の外周部がケー
ス内面に接触して損傷するのを防止している。

このディスクカートリッジをディスク駆動装置にセント
すると、駆動装置側の回転軸２１に取り付けた磁石８が
ディスク支持板１と密着しく通常このディスク支持板１
は磁性ステンレス板により形成しである）、かつスピン
ドル６の駆動ピン７はディスク支持板１に形成した駆動
ピン挿入孔１０に挿入係合し、回転軸２１の回転力を確
実に磁気ディスク体２０側に伝達する。

〔本発明が解決しようとする問題点〕

この構成の装置において、駆動ピン７の頂部はディスク
支持板１を挿通して上ケース３側に突出しているため、
ケースが変形するとこの駆動ピン７の頂部が上ケース３
の内面に接触し、ディスク体２０の回転に従ってこの頂
部が上ケース３の内面を摺動する事態が生じる可能性が
ある。このような事態になると、ディスク体２ｏの回転
自体に悪影響を及ぼすのみでなく、ケースが摩耗したり
、摩耗粉によって情報の書き込み、読み出しにも支障を
きたす虞れもある。

従って本発明はディスク駆動用の部材とケースとの接触
摺動を生じさせない構成としたディスクカートリッジを
提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

要するに本発明は下ケースと、中央開口部を形成してい
ない上ケースとから成るケース内にディスク体を回転自
在に収納し、かつディスク支持板の偏心位置に形成した
保合孔とディスク駆動装置側のピン（保合部材）と係合
させてディスク体を回転させるよう構成したものにおい
て、ディスク体に対して回転力を伝達する保合部材とケ
ースとの接触摺動を防止するため、ケースとディスク体
とのうち少なくとも一方に対してスペーサを突出形成し
、ケースが変形しても回転力を伝達する部材とケースと
が接触しないだけの空間を常時保持するよう構成したデ
ィスクカートリッジである。

〔実施例〕

以下本発明の実施例につき具体的に説明する。

第１図および第２図は本発明の第１の実施例を示す。

合成樹脂により成形された上ケース３と下ケース４とを
係合させ一体化したケース内には磁気ディスク体２０が
回転自在に収納しである。この磁気ディスク体２０は、
平面ドーナツ状のディスク本体５と、このディスク本体
５の中央開口部に位置し、その外周部に於いてディスク
本体５と接続固着したディスク支持板１と、このディス
ク支持板１に対してアウトサート成形により形成したハ
ブ２とから構成しである。このハブ２は、下ケース４の
開口部４ａに挿通位置するよう構成してあり、これによ
って、ディスク体は常時ケース内の所定の位置に配置さ
れる。この構成により、例えばディスク運搬時にケース
内でディスク本体５が偏心し、これによりディスク本体
の外周部がケース内面に接触して損傷するのを防止して
いる。

符号９はディスク支持板１に対して突出形成した凸部で
ある。この凸部９は、常時はその頂部が上ケース３の内
面と極めて近接位置するものの、接触しない程度の高さ
に形成しておく。但しこの形成高さは、ディスク支持板
１を挿通して上ケース３側に突出している、ディスク係
合部材たる駆動ピン７の頂部よりも高くしておき、ケー
ス変形時においても最低限幅Ｗの空間部１２を確保する
ようにし、上ケース３の内面と駆動ピン７の頂部との接
触摺動を防止し得るよう構成している。なお、ケース変
形時等においては空間確保のため凸部９と上ケース３の
内面とが接触するわけであるが、この場合でもディスク
体２０の回転に支障をきたさないよう凸部９は略ドーム
形となるように形成し、凸部９と上ケース３との接触面
があまり大きくならないようにしておく。

この構成のディスクカートリッジをディスク駆動装置に
セットすると、駆動装置側の回転軸２１に取り付けた磁
石８がディスク支持板１と密着しく通常このディスク支
持板１は磁性ステンレス板により形成しである）、かつ
スピンドル６の駆動ピン７はディスク支持板１に形成し
た駆動ピン挿入孔１０に挿入係合し、回転軸２１の回転
力を確実に磁気ディスク体２０側に伝達する。この場合
、ケースが変形しても、スペーサたる凸部９により最低
限幅Ｗの空間１２が確保できるので、駆動ピン７の頂部
が接触摺動することはない。なおディスク支持板１を金
属で形成することは必須の条件ではなく、磁気的な吸引
力に代えて機械的なりランプ方法を採用する等、駆動装
置側との係合方法を変えればプラスチックスをはじめと
して磁気に反応しない材料により形成してもよい。

第５図は第２の実施例を示す。この実施例においては、
ディスク支持板１に対して凸部を形成する代わりに上ケ
ース３側に凸部１３を形成する。

この構成でも、空間部１２の幅・を前記の値Ｗに保持し
得るよう凸部１３の高さを設定しておけば第１の実施例
と同様の効果を奏することができる。

第６図は第３の実施例を示し、ディスク支持板１のハブ
２取り付は面と逆側の面、つまり上ケース３の内面と対
向する面において、このハブ２とほぼ等しい仮想円周上
に複数個の凸部１４を形成した状態を示す。この凸部１
４はハブ２と別個に形成しても良いが、ディスク支持板
１に形成したハブ２取り付は用の開口部〔第１図（Ｂ）
の符号１ａ参照〕を利用し、ハブの一部を上ケース３の
対向面側に突出形成させることにより、てこのハブ２と
一体的に凸部１４を形成し得るようにすれば製造を簡易
化できる。またこの凸部１４の形成位置はハブ２とほぼ
等しい円周上に限定する必要はなくディスク支持板１上
の任意の位置に形成してもほぼ同様の効果を得ることが
できる。さらに図示しないが、この凸部１４を上ケース
側に突出形成してもよい。

第７図は第４の実施例であってハブ２の構成に付いて示
す。

ハブ２は第７図（Ａ）の如く千面略環状に形成しである
が、このハブ２の内周壁面の一部にはほぼＶ字型に配置
した一対の心出し平面２ａ、２ｂが形成しである。心出
し平面２ａ、２ｂは°、この平面に内接する円であるス
ピンドル６の中心と、ハブ２及びディスク支持板１の中
心とが一致するようその厚さが設定してあり、これによ
りディスク体２０をスピンドル６に取り付けた際、この
ディスク体２０の心出しを行うようになっている。

ハブ２は前述の如くディスク支持板１に対してアウトサ
ート成形等の方法により成形されかつ取り付けられる（
なおこの場合、ディスク支持板１の開口部１ａを形成す
る際に支持板のうち、この開口部に対応する部分をハブ
形成部側に曲げ込んで支持体１′として利用すればハブ
形成後のハブ取り付は強度を高めることができる）。こ
の構成において心出しは以上に説明した様に心出し平面
２３ａ、２ｂに対してスピンドル６の外周が接すること
により行われるが、ハブ２の成形時にスピンドル挿入側
の隅部にだれ込み２′が形成されることが多い。この場
合スピンドル６はこのだれ込み２′と接触してしまい心
出し平面との接触が不可能となり心出しが行えな（なる
虞れがある。このためハブ成形後にこのだれ込み２′を
除去するなどの工程が必要となり生産性を低下させる原
因になっている。第７図（Ｃ）はこの点につき改良を加
えたものであり、心出し平面２ａ、２ｂに対して厚肉部
２ａ′、２ｂ′　（図示の場合は２ｂ’飲み表示）を形
成し、かつこの厚肉部の肉厚を、だれ込み２′の幅Ｗ、
よりも大きいＷ８としておきスピンドル６の外周がこの
厚内部と接触するよう構成し、だれ込み２′が生じても
この部分の除去作業などを不要にした状態で心出しを行
えるよう構成しである。

第８図は第５の実施例を示す。ハブ２の成形時には以上
のだれ込み部の発生の外、ハブ２が成形後、固化する間
にハブ２の円周方向、及び半径方向に収縮するが、結局
は固化と共にハブ２の肉厚が減少するという状態をもた
らす。従来は第９図の如くハブ２と支持板１との接続部
（ハブ２のうち支持板の開口部に位置する部分）１６は
ハブ２の円周方向に対し等間隔に配置しであるため、収
縮固化による肉厚の減少もハブの全ての部分に於いて生
じ、このため、予め設定しておいた心出し平面の肉厚も
固化により設定値と相違するものとなってしまい、心出
しが困難となる。このため第８図に示す様に、ハブ２取
り付は用の接続部１６を従来よりも心出し平面形成側に
多く配置し、かつ心出し平面２ａ１２ｂ自体に形成した
接続部１７と共に、ハブ２０円周方向における接続部形
成数を心出し平面２ａ、２ｂ形成側に於いて従来型より
多くする。このような構成とすることによりハブの収縮
固化の際に多数の接続部により心出し平面の非形成部に
おいて収縮が多く行われるようにし、心出し平面２ａ、
２ｂの減肉を防止する。

〔効果〕

本発明は以上の構成となっているため、ケースが変形し
た場合でもスペーサたる凸部により所定の幅の空間部が
必ず確保されるので、駆動ピンなどのディスク駆動部材
とケース内面とが接触し、この駆動部材がケース内面に
対して摺動するような事態の発生を防止することができ
る。従って、摺動によるディスクの回転不良、摩耗粉の
発生による情報の記録、再生のエラーが生ぜず、装置の
信鎖性を常時高く保持することができる。

またディスク支持板に対するハブの取り付け、及びハブ
の形状についても改良を加えたのでディスク体の心出し
を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）はハブを取り付けたディスク支持部材の底
面図、同（Ｂ）は（Ａ）のＡ−Ａ線による断面図、第２
図は本発明の第１の実施例を示すディスクカートリッジ
中央部の断面図、第３図（Ａ）は従来型ディスク体の一
部を構成するディスク支持部材の底面図、同（Ｂ）は（
Ａ）のＢ−Ｂ線による断面図、第４図は従来型ディスク
カートリッジの中央部断面図、第５図は第２の実施例を
示すディスクカートリッジの中央部断面図、第６図は第
３の実施例を示すディスクカートリッジの中央部断面図
、第７図（Ａ）はディスク支持部材の底面図、同ＣＢ）
は（Ａ）のＣ−Ｃ線による断面図、同（Ｃ）は同（Ｂ）
と同様の図でありかつ第４の実施例を示す図、第８図は
第５の実施例を示すディスク支持部材の平面図、第９図
は従来の構成を示すディスク支持部材の平面図である。１・・・ディスク支持板　　２・・・ハブ３・・・上ケ
ース　　　　　４・・・下ケース５・・・ディスク本体
　　９．１３．１４・・・凸部　　　１２・・・空間部２０・・・ディスク体第１図ど（Ｂ）第２図第３図（Ａ）第４図第５図第６図第７図（Ａ）第　７　図　とＢノ第７図（Ｃ）第８図　　　　　　第９ＷＡ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）下ケースと、中央に開口を形成していない上ケー
スとからなるケース内にディスク体を回転自在に配置し
、かつディスク体の一部を構成するディスク支持板の偏
心位置にてディスク駆動装置側のディスク係合部材とデ
ィスク支持板とを係合し、このディスク係合部材を介し
てディスク駆動装置側の回転力をディスク体側に伝達す
るよう構成したものにおいて、ディスク体側及び上ケー
ス側の少なくとも一方に対してスペーサとして凸部を形
成し、ディスク係合部材とケース内面とが接触摺動しな
いだけの空間を常時確保するよう構成したことを特徴と
するディスクカートリッジ。
（２）前記凸部を、ディスク支持板のほぼ中央部に突設
したことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の
ディスクカートリッジ。
（３）前記凸部を、上ケース内面のディスク支持板に対
向する面に対して突設したことを特徴とする特許請求の
範囲第（１）項記載のディスクカートリッジ。
（４）前記凸部を、ディスク支持板の上ケース内面に対
向する面に形成し、かつこの凸部がディスク支持板裏面
のハブ形成部に対応する仮想円周上にほぼ位置するよう
構成したことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記
載のディスクカートリッジ。