JPS625409Y2 - - Google Patents

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JPS625409Y2
JPS625409Y2 JP4818980U JP4818980U JPS625409Y2 JP S625409 Y2 JPS625409 Y2 JP S625409Y2 JP 4818980 U JP4818980 U JP 4818980U JP 4818980 U JP4818980 U JP 4818980U JP S625409 Y2 JPS625409 Y2 JP S625409Y2
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runner
pawl
occupant
locking
moves
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JP4818980U
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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、パツシブ形シートベルトシステム中
のランナー部材がドア閉鎖等に連動してその乗員
拘束位置にくるときにこれをラツチし、そしてド
ア開放等に連動して上記乗員拘束位置から乗員解
放位置に移ろうとするときにこのランナー部材を
解離するラツチ装置に関する。
従来、多くのラツチ装置においては、ランナー
部材が乗員拘束位置にないときでもこれと噛み合
うための歯止め部材は噛合可能位置にあり、そし
てランナー部材が乗員拘束位置にくるとき、歯止
め部材は一旦非噛合位置に動かされその後ランナ
ー部材が完全に乗員拘束位置に到着したとき歯止
め部材が再び噛合位置に戻つてランナー部材との
ラツチが成立する場合が多い。
他方、ラツチ装置には一般に、歯止め部材とラ
ンナー部材とが真にラツチしているか否かを確認
するための警告装置用のスイツチ手段が設けられ
ている必要がある。
しかし、上述したような動き方をする歯止め部
材を有する従来のラツチ装置における警告装置に
おいては、歯止め部材が噛合い位置にあること
と、歯止め部材がランナー部材に噛み合つている
こととが一対一対応関係にないから、歯止め部材
とランナー部材が真にラツチしているか否かを確
認するためには、ランナー部材と歯止め部材両方
の位置を検出する2つの独立したスイツチ手段が
必要となる。
つまり、ランナー部材がモータ等の電気的手段
で駆動されている場合にはランナー部材が乗員拘
束位置にきたことを検出して上記モータ等を停止
させるためのスイツチ手段の他に、歯止めの位置
を検出するラツチ警告専用のスイツチ手段が必要
となる。
このようにラツチ装置に2つのスイツチ手段が
必要なことから信頼性が低くなりがちであるとと
もに、装置の寸法が大きくなり、且つこれの製造
コストも高くなるという欠点がある。
したがつて、本考案の目的は、かかる欠点を解
消するため、ランナー手段が乗員拘束位置にきた
ときのみ歯止め部材が噛合い位置にくるようにす
ることにより、歯止め部材の位置を検出する1つ
のスイツチ手段のみで警告装置として機能しうる
のみならず、ランナー手段が電気的に駆動される
場合にはモータ等の電気的手段を停止させるため
のスイツチ手段にも使用しうるようにし、信頼性
の高い、安価でコンパクトなラツチ装置を提供す
ることである。
以下、本考案の実施例を図面に沿つて説明す
る。第1図は本考案による実施例が適用された二
点式パツシブ形シートベルトシステムの例の外観
を示す。この例において、ランナー部材1はラツ
チ開閉等に連動してサイドルーフに固設された案
内部材としてのガイドレール2に沿つて図示の乗
員解放位置とベース部材としてのラツチベース3
の固設された後方の乗員拘束位置間でスライド
し、このスライド運動は駆動モータ4によつてチ
ユーブ5内の駆動部材であるケーブル6(第2
図)が動かされることにより行われる。
もちろん、ドア開閉力を利用した機械的駆動に
よつてもランナー部材1は駆動させられうる。さ
らに、図示のシートベルトシステムでは、ウエビ
ング7はシート8のインナー側に取り付けられた
リトラクタ9から伸びでてランナー部材1に至る
とともに、ウエビング7のランナー部材固着部付
近は乗員に対する耳当たりや首切り現象をなくす
とともに、乗降性もよくするための首切り防止部
7aとなつている。なお、リトラクタ9は乗物の
床部に固定されても、また前後方向に移動可能に
取り付けられてもよい。
次に、ガイドレール2の後端にあるラツチベー
ス3内の機構等からなる第1実施例を第2図から
第5図を用いて説明する。ランナー部材1には、
ガイドレール2の溝内を摺動する摺動部材(不図
示)が固定され、また後述の歯止め12と噛合う
ための係合部1aを有し、そしてケーブル6の端
部6aが操作的に取り付けられた揺動部材13が
ピン14を中心に揺動可能に取り付けられてい
る。また、ランナー部材1は後方上面に後述の働
きをする突出部1cを有する。
揺動部材13は、操作突出部13aが完全に係
合部1aから退避し該部材13がストツパ用ピン
15と当接する位置と突出部13aが完全に係合
部1aを覆い該部材13の下部前端面13bがラ
ンナー部材1の下部後端面1bと当接する位置と
の間で揺動可能である。
また、揺動部材13はほぼケーブル6の移動方
向に若干量のびた逃げ溝13cを有しケーブル
6、すなわちケーブル端子6aがその間で動きう
るようになつている。上記ランナー部材1と揺動
部材13とで乗員拘束位置と乗員開放位置間で移
動させられるランナー手段を構成している。
他方、ラツチベース3はボルト等の締結部材に
より乗物本体に固定され、これの扇形孔3a内に
歯止め12が係合部1aとの噛合位置と非噛合位
置間で移動可能に支持されている。この歯止め1
2は不図示の付勢部材により噛合位置方向に付勢
されている。
また、ラツチベース3には歯止め係止用の係止
部材としての係止スライダ16と歯止め位置検出
用のスイツチ17とが取り付けられている。スラ
イダ16はラツチベース3に固設された支持部材
18により、ランナー部材1の移動方向と平行な
方向に摺動可能に支持され、バネ19でもつて常
時前方に付勢されている。スライダ16は前方上
部が切欠き16aとなつてそこで歯止め12の後
端部をうけ入れ可能であり、そして前方下部に
は、ランナー部材1の突出部1cが嵌まりこんで
くるところのこれの形状に対応した断面形状をも
つスロツト16bが形成されている。スイツチ1
7は歯止め12に操作されて動くアクチユエータ
17aを有し、それによりスイツチ17は歯止め
12の位置に対応した信号をだしうるようになつ
ている。
このスイツチ17の働きは、本実施例のごとく
ランナー部材1が電気的に駆動される場合にはこ
れが乗員拘束位置にきたのを検出してモータ等の
電気的手段を停止させるとともに歯止め12とラ
ンナー部材1が完全にラツチ状態にあるか否かを
確認する警告装置用のものとして機能する。ラン
ナー部材1が機械的に駆動される場合は警告装置
用のものとして働く。
以上の構成の第1実施例の作動説明に移る。
前方の乗員解放位置にある移動アンカー1等が
ドア閉鎖時に連動したケーブル6の移動により後
方に動くときは、揺動部材13は第2図反時計方
向に回転力をうけるからストツパ用ピン15に当
接した状態にあつて乗員拘束位置方向に動いてい
る。この際スライダ16は係止位置にあつて歯止
め12はスライダ16の切欠き16aにより非噛
合位置に維持されているから、ランナー部材1が
ラツチベース3内に入つてくると、まず突出部1
cがそのままスライダ16のスロツト16b内に
入つていく。そして、第2図に示すごとく突出部
1cの端面がスロツト16bの終端面に当接する
ところにきたところで、ランナー部材1はスライ
ダ16を非係止位置へと押しつつ進み、それによ
り歯止め12がスライダ16の切欠き16aから
外れるとほぼ同時に歯止め12は係合部1a内に
落ち込み両者が噛み合う。この状態が第3図に図
示されている。こうして乗員拘束位置でのラツチ
状態が実現される。
このとき、ランナー部材1に固着されたウエビ
ング7に加わる荷重は、ランナー部材1歯止め1
2そしてラツチベース3へと伝えられ、ラツチベ
ース3の締結部材を介して乗物本体によつてうけ
られる。また、衝突時等に万一ケーブル6が自身
の慣性で多少前方へ移動しても逃げ溝13cがあ
るために、揺動部材13が動いて歯止め12を非
噛合位置方向に誤まつて動かしてしまうようなこ
とはない。
次に、乗員解放位置方向へランナー部材1等が
移動しようとするときは、まずケーブル6が逃げ
溝13cの逃げの分だけ空走した後に揺動部材1
3に時計方向の回転力を与え、これにより揺動部
材13が歯止め12を突出部13aでもつて非噛
合位置に押しあげるとともにほぼこれと同時に揺
動部材13は端面13bにおいてランナー部材1
の端面1bに突き当たる。この状態が第4図であ
る。
この状態でランナー部材1と揺動部材13が一
体となつて乗員解放位置方向へ移動していくこと
になる。すると、ランナー部材1が乗員拘束位置
から離れるにつれランナー部材1に追従してスラ
イダ16はバネ19により前方に押しだされてき
て、非噛合位置にすでにもたらされている歯止め
12を切欠き16aでもつてそこに保持するに至
る。この状態が第5図に示されている。
こうして、再びランナー部材1が乗員拘束位置
にくるまで、歯止め12はスライダ16により非
噛合位置に維持された状態で待機する。
続いて、第6図から第8図に図示の第2実施例
を説明する。第2実施例が第1実施例と相違する
主な点は、揺動部材13がスライド部材23とな
りこのカム部23aで歯止め12を動かすことで
ある。第1実施例の符号を同一の符号を附された
部材は本質的に第1実施例中のものと同一である
ことを示す。
スライド部材23は溝23bを有し、この中に
ランナー部材21に植設された2本のピン21
d,21eが嵌まつている。したがつて、スライ
ド部材23は所定範囲でランナー部材21に対し
てこれの移動方向にスライドできる。スライド部
材23の下方突出部23cにはケーブル6の端子
6aが取り付けられている。
また、歯止め係止用スライダ26は係止用の切
欠き26aを有することはもちろんであるが、そ
の前端面26bでランナー部材21の後端面21
cと当接してスライドさせられる。
ランナー部材21等が後方の乗員拘束位置に動
いてくるときは、スライド部材23はランナー部
材21に対して後方に移動した位置にあつてカム
部23aは係合部21aから完全に退避してい
る。したがつて、ランナー部材21がスライダ2
6を後方に押しつつ完全に乗員拘束位置に至ると
ほぼ同時に、スライダ26によりそれまで非噛合
位置に保持されていた歯止め12(第8図参照)
は自由になり、そのまま係合部21aと噛合つて
第6図のごときラツチ状態が実現する。
乗員解放位置方向へと移動しようとするとき
は、まずケーブル6によりスライド部材23が前
方位置に動かされることによりカム部23aが係
合部21a内に動いていつて歯止め12を非噛合
位置に押しあげる。そして、この押しあげがほぼ
完了したところからランナー部材21、スライド
部材23は一体に前方に動きはじめ、それにより
それまで後方に押し込められていたスライダ26
がランナー部材21に追従し前方にでてきて、第
8図のごとく上方へ押しあげられた歯止め12を
その状態に保持するに至る。こうして、再びラン
ナー部材21等が後方に戻つてくるのを待機する
状態が実現する。
以上のごとく、本考案によれば歯止め部材の状
態とラツチ、アンラツチ状態とが一対一に対応す
るから、モータ等の停止用スイツチ手段、ラツチ
状態確認用の警告装置用スイツチ手段に対する信
頼性が向上するとともに、1つのスイツチ手段で
複数の用途をまかなえることになつて装置がコン
パクト、且つ安価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例が適用されたパツシブ
形シートベルトシステムの外観図、第2図乃至第
5図は本考案の第1実施例の説明図第6図乃至第
8図は本考案の第2実施例の説明図である。 主要部分の符号の説明、ランナー部材……1,
21、ベース部材……3、駆動部材……6、歯止
め部材……12、案内部材……2、スイツチ手段
……17、歯止め部材係合部……1a,21a、
係止部材……16,26、可動部材……13,2
3、係止部材の付勢手段……19。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 パツシブ形シートベルトシステム中に用いら
    れたランナー部材のラツチ装置において、 乗物のドア開閉等に連動して動く駆動部材と
    連結され該駆動部材により、乗物本体に固設さ
    れた案内部材に沿つて乗員拘束位置と乗員解放
    位置間で移動させられ、歯止め部材係合部を持
    つランナー手段と; 乗物本体に固設されたベース部材により該係
    合部と噛み合い可能な噛合位置と、これと噛合
    可能な非噛合位置間で移動可能に支持された歯
    止め部材と; ランナー手段が乗員拘束位置にないときに該
    歯止め部材を該非噛合位置に係止する係止位置
    とランナー手段が乗員拘束位置をとるときに該
    歯止め部材の該噛合位置への移動を可能にする
    非係止位置との間で移動可能に乗物本体に取り
    付けられた係止部材と; 該歯止め部材が該噛合位置に動くときこの動
    きに追従して動いて噛合検出位置を取り、該歯
    止め部材が該非噛合位置に動くときこの動きに
    追従して動いて非噛合検出位置をとる、該歯止
    め部材の動きに連動したスイツチ手段と;を有
    することを特徴とするラツチ装置。 2 該ランナー手段は、該係合部の形成されたラ
    ンナー部材と;該ランナー部材に、ランナー部
    材が乗員解放位置から乗員拘束位置へと移動さ
    せられるときにとり該歯止め部材と該係合部と
    が係合可能とする第1位置と、ランナー部材が
    乗員拘束位置から乗員解放位置へと移動させら
    れるときにとり該歯止め部材に係合しこれを該
    噛合位置から該非噛合位置へともたらす第2位
    置間で移動可能に取り付けられ、且つ該駆動部
    材の端部が取り付けられた可動部材と;からな
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のラツチ装置。 3 該スイツチ手段は、該ランナー部材と該歯止
    め部材が完全に噛合つているか否かを確認する
    ための警告装置用のものであることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第2項記載のラツチ
    装置。 4 該スイツチ手段は、該ランナー部材を動かす
    該駆動部材が電気的手段により駆動される場合
    において、該ランナー部材が該乗員拘束位置に
    きたとき、該電気的手段を停止させるためのも
    のであることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第3項記載のラツチ装置。 5 該係止部材は、付勢手段により該係止位置方
    向に付勢されて該係止位置と該非係止位置との
    間で摺動可能であり、該ランナー部材が該乗員
    拘束位置に移動してくるとき、これに当接して
    該係止位置から該非係止位置にもたらされ、該
    ランナー部材が該乗員拘束位置から該乗員解放
    位置に移動しはじめるとき該ランナー部材に追
    従して該付勢手段の付勢力により該非係止位置
    から該係止位置にくることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第2項記載のラツチ装置。
JP4818980U 1980-04-11 1980-04-11 Expired JPS625409Y2 (ja)

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JPS56150643U JPS56150643U (ja) 1981-11-12
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