JPS6248742A - 亜鉛メツキスチ−ルコ−ドのゴム組成物との接着方法 - Google Patents
亜鉛メツキスチ−ルコ−ドのゴム組成物との接着方法Info
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- JPS6248742A JPS6248742A JP60187381A JP18738185A JPS6248742A JP S6248742 A JPS6248742 A JP S6248742A JP 60187381 A JP60187381 A JP 60187381A JP 18738185 A JP18738185 A JP 18738185A JP S6248742 A JPS6248742 A JP S6248742A
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- Japan
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- rubber composition
- water
- galvanized steel
- steel cord
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- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、接着性を向上させた亜鉛メツキスチールコー
ドのゴム組成物との接着方法に関する。
ドのゴム組成物との接着方法に関する。
従来、亜鉛メツキスチールコードと各種クッションゴム
との接着不良がスチールコードコンベヤベルトにおいて
特に冬期(乾燥期)に集中して発生している。このよう
な季節による接着水準のバラツキは、ゴムに配合される
カーボンブラック中の水分の変動と関連する(W 、J
、 Van 0iji、Rubber Chemist
ry and Technology 52605〜
675 (1979) )。そこで、接着水準を一定
に保持するために水を未加硫ゴム組成物に添加すること
が考えられるが、この場合、ゴム組成物の耐水、耐湿接
着性の低下が懸念されるので、このような水の添加は実
施されていない。
との接着不良がスチールコードコンベヤベルトにおいて
特に冬期(乾燥期)に集中して発生している。このよう
な季節による接着水準のバラツキは、ゴムに配合される
カーボンブラック中の水分の変動と関連する(W 、J
、 Van 0iji、Rubber Chemist
ry and Technology 52605〜
675 (1979) )。そこで、接着水準を一定
に保持するために水を未加硫ゴム組成物に添加すること
が考えられるが、この場合、ゴム組成物の耐水、耐湿接
着性の低下が懸念されるので、このような水の添加は実
施されていない。
また、未加硫ゴム組成物を工場内に1〜2ia間放置し
て加湿することが行われているが(未加硫ゴム組成物中
に自然に含有される水分は冬期で0,03〜0.05%
、夏期で0.12%程度)、この場合、接着力のバラツ
キや生産性の低下という問題が生じてしまう。
て加湿することが行われているが(未加硫ゴム組成物中
に自然に含有される水分は冬期で0,03〜0.05%
、夏期で0.12%程度)、この場合、接着力のバラツ
キや生産性の低下という問題が生じてしまう。
このため、水と同様の効果を有する代替品の探索が行わ
れ、液状カルボキシル化ポリイソプレンゴム、塩素化パ
ラフィン等が本体クッションゴム用の代替品として実用
化されている。
れ、液状カルボキシル化ポリイソプレンゴム、塩素化パ
ラフィン等が本体クッションゴム用の代替品として実用
化されている。
しかしながら、スチールコードコンベヤベルト等のエン
ドレス材料として好適な、長期の耐水、耐湿接着性の保
証と高水準の初期接着性との両特性を具備するゴム組成
物は、未だ提案されていないのが現状である。
ドレス材料として好適な、長期の耐水、耐湿接着性の保
証と高水準の初期接着性との両特性を具備するゴム組成
物は、未だ提案されていないのが現状である。
本発明は、初期接着および湿熱下経時接着(50℃X9
8RHX2週間)の両特性を飛躍的に向上させ、コンベ
ヤベルトエンドレス部分の接合の信頼性を高めた、亜鉛
メツキスチールコードのゴム組成物との接着方法を提供
することを目的とする。
8RHX2週間)の両特性を飛躍的に向上させ、コンベ
ヤベルトエンドレス部分の接合の信頼性を高めた、亜鉛
メツキスチールコードのゴム組成物との接着方法を提供
することを目的とする。
このため、本発明は、有機酸コバルト塩およびフェノー
ルフォルムアルデヒド樹脂を含有する未加硫ゴム組成物
に、水を0.2〜1.8重量%含有させた後、亜鉛メツ
キスチールコードを圧着させ、ついで、このゴム組成物
を加硫することを特徴とする亜鉛メツキスチールコード
のゴム組成物との接着方法を要旨とするものである。
ルフォルムアルデヒド樹脂を含有する未加硫ゴム組成物
に、水を0.2〜1.8重量%含有させた後、亜鉛メツ
キスチールコードを圧着させ、ついで、このゴム組成物
を加硫することを特徴とする亜鉛メツキスチールコード
のゴム組成物との接着方法を要旨とするものである。
以下、本発明の構成について詳しく説明する。
本発明において用いる有機酸コバルト塩は、一般市販の
ものでよく、例えば、ナフテン酸コバルト、ステアリン
酸コバルト、オクチル酸コバルト、ロジン酸コバルト、
ネオデカン酸コバルト、プロピオンMコバルト、酢酸コ
バルト、トール油抽出脂肪酸コバルトなどである。この
うち、ナフテン酸コバルトが最適である。
ものでよく、例えば、ナフテン酸コバルト、ステアリン
酸コバルト、オクチル酸コバルト、ロジン酸コバルト、
ネオデカン酸コバルト、プロピオンMコバルト、酢酸コ
バルト、トール油抽出脂肪酸コバルトなどである。この
うち、ナフテン酸コバルトが最適である。
未加硫ゴム組成物の有機酸コバルト塩含有量は、特定さ
れるものではないが、1,20重量%〜6.0重量%の
範囲内であることが好ましい。
れるものではないが、1,20重量%〜6.0重量%の
範囲内であることが好ましい。
また、未加硫ゴム組成物のフェノールフォルムアルデヒ
ド樹脂含有量もまた、特定されるものではないが、0.
6重量%〜6.0重量%の範囲内であることが好ましい
。
ド樹脂含有量もまた、特定されるものではないが、0.
6重量%〜6.0重量%の範囲内であることが好ましい
。
未加硫ゴム組成物は、これら有機酸コバルト塩およびフ
ェノールフォルムアルデヒド樹脂以外に、各種加硫剤、
老化防止剤、補強剤、ハロゲン供与体等の一般的なゴム
配合剤を含有してもよい。
ェノールフォルムアルデヒド樹脂以外に、各種加硫剤、
老化防止剤、補強剤、ハロゲン供与体等の一般的なゴム
配合剤を含有してもよい。
本発明においては、まず、この未加硫ゴム組成物に水を
0.2〜1.8重量%含有させる。水を含をさせるには
、未加硫ゴム組成物の混練中に水を添加すればよい。含
有させる水の量を0.2〜1.8重量%としたのは、後
記実施例から明らかなようにこの範囲外の場合には接着
性の向上をはかることができないからである。
0.2〜1.8重量%含有させる。水を含をさせるには
、未加硫ゴム組成物の混練中に水を添加すればよい。含
有させる水の量を0.2〜1.8重量%としたのは、後
記実施例から明らかなようにこの範囲外の場合には接着
性の向上をはかることができないからである。
このように水を含有させた後、未加硫ゴム組成物に亜鉛
メツキスチールコードを圧着させる。
メツキスチールコードを圧着させる。
圧着は、例えば、コンベヤベルト製造時におけるように
未加硫ゴム組成物中に亜鉛メツキスチールコードを埋設
させることによって行えばよい。
未加硫ゴム組成物中に亜鉛メツキスチールコードを埋設
させることによって行えばよい。
ついで、本発明においては、このように亜鉛メツキスチ
ールコードを圧着させた未加硫ゴム組成物を加硫する。
ールコードを圧着させた未加硫ゴム組成物を加硫する。
加硫は、常法により加圧、加熱することにより行えばよ
い。
い。
以下、実施例を示す。
実施例1
下記の配合内容で混合を行うことにより、未加硫ゴム組
成物を作製した。なお、混合は、日本ゴム協会標準規格
5RIS 3602−1972 r合成ゴムBRの試験
方法J 6.2.2B法に準じて行った。
成物を作製した。なお、混合は、日本ゴム協会標準規格
5RIS 3602−1972 r合成ゴムBRの試験
方法J 6.2.2B法に準じて行った。
この未加硫ゴム組成物に対する水の添加は、混合時に所
定量の水を添加すること、又は各種雰囲気デシケータ−
(20℃×5%RH135℃×85%RH250℃×9
8%RH)中に所定時間未加硫ゴムを放置することによ
った。
定量の水を添加すること、又は各種雰囲気デシケータ−
(20℃×5%RH135℃×85%RH250℃×9
8%RH)中に所定時間未加硫ゴムを放置することによ
った。
未加硫ゴム組成物の水分含有量および水分添加法を、下
記表1に示す。なお、水分含有量は、カールフィッシャ
ー法に基づく微量水分測定装置(三菱化成ディジタル水
分計)にて定量確認した。
記表1に示す。なお、水分含有量は、カールフィッシャ
ー法に基づく微量水分測定装置(三菱化成ディジタル水
分計)にて定量確認した。
(本頁以下余白)
配イI生在
NR60重量部 *I
S B R40重量部 *2
酸化亜鉛 5重量部
カーボンブラック 50重量部 *3ステアリン酸
1重量部 ナフテン酸コバルト 5重量部 *4老化防止剤(1
) 、 1重量部 *5樹脂(接着性向上剤
) 3重量部 *6イオウ 2.5重量
部 加硫促進剤 1.LtLH皿 *7合計
168.7重量部 注: *l RSS #4 *2日本ゼオン@製1500 ’l’31(AP *4大日本インキ製10%ナフテン酸コバルト *5N−イソプロピルーN−フェニル−p−フェニレン
ジアミン *6フエノールーp−オクチルホルムアルデヒドレジン *7N−へキシル−2−ベンゾチアゾール−スルフェン
アミド 上記のように水分を添加した未加硫ゴム組成物について
、下記試験を行った。
1重量部 ナフテン酸コバルト 5重量部 *4老化防止剤(1
) 、 1重量部 *5樹脂(接着性向上剤
) 3重量部 *6イオウ 2.5重量
部 加硫促進剤 1.LtLH皿 *7合計
168.7重量部 注: *l RSS #4 *2日本ゼオン@製1500 ’l’31(AP *4大日本インキ製10%ナフテン酸コバルト *5N−イソプロピルーN−フェニル−p−フェニレン
ジアミン *6フエノールーp−オクチルホルムアルデヒドレジン *7N−へキシル−2−ベンゾチアゾール−スルフェン
アミド 上記のように水分を添加した未加硫ゴム組成物について
、下記試験を行った。
(1) 接着試験
未加硫ゴム組成物中に亜鉛メツキスチールコード(7X
7 (0,42) )を埋設させ、ついで加硫するこ
とによって試料を作製した(加硫条件は153℃×35
分、特記しなければ以下同じ)。
7 (0,42) )を埋設させ、ついで加硫するこ
とによって試料を作製した(加硫条件は153℃×35
分、特記しなければ以下同じ)。
この試料を2つに分け、1つは加硫後直ちに接着試験を
行った(試料l)。
行った(試料l)。
他の1つは50℃x 98RHX 14日後に接着試験
を行った(試料2)。
を行った(試料2)。
接着試験は、万能引張試験機等にて試料から亜鉛メツキ
スチールコードを引抜いて、その場合の引抜力を測定す
ることによった(DIN引抜試験法に準拠メ。
スチールコードを引抜いて、その場合の引抜力を測定す
ることによった(DIN引抜試験法に準拠メ。
この結果を下記表1および第1図に示す。なお、第1図
中、aは試料1を、bは試料2を、TはJIS K 6
369 (引抜カニ 350kg 15cm )を表わ
す。
中、aは試料1を、bは試料2を、TはJIS K 6
369 (引抜カニ 350kg 15cm )を表わ
す。
(2)耐水、耐湿接着試験
上記の試料1および試料2について、亜鉛メ・7キスチ
ールコードとゴム組成物との接合端を蜜蝋でシールし、
温度50℃、相対湿度95%の恒温、恒湿槽内に14日
間放置した後、亜鉛メツキスチールコードを引抜くこと
によりゴム被覆率を測定した。
ールコードとゴム組成物との接合端を蜜蝋でシールし、
温度50℃、相対湿度95%の恒温、恒湿槽内に14日
間放置した後、亜鉛メツキスチールコードを引抜くこと
によりゴム被覆率を測定した。
この結果を下記表1および第2図に示す。表1中の数値
は、同試験を3回行った場合の平均値である。なお、第
2図中、aは試料1を、bは試料2を表わす。
は、同試験を3回行った場合の平均値である。なお、第
2図中、aは試料1を、bは試料2を表わす。
(本頁以下余白)
表 1
表1、第1図、および第2図から、未加硫ゴム組成物中
の水分含有量が0.2重量%未満であると引抜力が低下
しく第1図)、耐水、耐湿性を表わすゴム被覆率の低下
度合がはげしく (第2図)、実用に供し得ないことが
判る。また、未加硫ゴム組成物中の水分含有量が1.8
重量%を越えると引抜力、ゴム被覆率ともに低下してし
まう。
の水分含有量が0.2重量%未満であると引抜力が低下
しく第1図)、耐水、耐湿性を表わすゴム被覆率の低下
度合がはげしく (第2図)、実用に供し得ないことが
判る。また、未加硫ゴム組成物中の水分含有量が1.8
重量%を越えると引抜力、ゴム被覆率ともに低下してし
まう。
したがって、引抜力(kg15cm )のJIS規格J
IS K 6369 (350kg 15cm )に合
格するのは0゜2重量%〜1.8重量%の水分含有量で
あることが判る。この範囲では、50℃X 98RHX
14日後(試料2)でも70%以上のゴム被覆率を保
持できる。
IS K 6369 (350kg 15cm )に合
格するのは0゜2重量%〜1.8重量%の水分含有量で
あることが判る。この範囲では、50℃X 98RHX
14日後(試料2)でも70%以上のゴム被覆率を保
持できる。
実施例2
下記表2に示される配合内容(重量部)で配合1〜7の
未加硫ゴム組成物を作製し、実施例1におけると同様に
試験を行った。この結果を下記表3に示す。
未加硫ゴム組成物を作製し、実施例1におけると同様に
試験を行った。この結果を下記表3に示す。
(本頁以下余白)
表 3
(本頁以下余白)
上記表3から、次のことが判る。すなわち、fa) 有
機Mコバルト塩およびフェノールフォルムアルデヒド樹
脂は、必須の配合成分である(配合1.5.6.7参照
)。(bl有機酸コバルト塩のうちナフテン酸コバルト
が最適である。(C1塩化パラフィンの含有は初期接着
性を若干改善するが、塩化パラフィンは必須成分ではな
い。
機Mコバルト塩およびフェノールフォルムアルデヒド樹
脂は、必須の配合成分である(配合1.5.6.7参照
)。(bl有機酸コバルト塩のうちナフテン酸コバルト
が最適である。(C1塩化パラフィンの含有は初期接着
性を若干改善するが、塩化パラフィンは必須成分ではな
い。
実施例3
実施例2における配合1と同様な配合内容の未加硫ゴム
組成物について、下記の添加方法で水分を添加し、実施
例1におけると同様に試験を行った。この結果を下記表
4に示す。
組成物について、下記の添加方法で水分を添加し、実施
例1におけると同様に試験を行った。この結果を下記表
4に示す。
添加方法1:
通常の乾燥状態にあるカーボンブラック(含水量0.7
5〜1.2重量%)を、日本ゴム協会標準規格5RIS
3602に記載された「混練方法−B」に準拠して混
練し、サンプルとした(サンプルA)。
5〜1.2重量%)を、日本ゴム協会標準規格5RIS
3602に記載された「混練方法−B」に準拠して混
練し、サンプルとした(サンプルA)。
サンプルAを30℃X98RI+の雰囲気中で1週間放
置してサンプルとした(サンプルB)。
置してサンプルとした(サンプルB)。
添加方法2:
水をカーボンブラック(HAF > −含浸させ、含水
量1.45重量%および3,6重量%に調整した・この
2種類のカーボンブラックを使用して上記の「混練方法
−B」に準拠して混練し、サンプルとした(含水量1.
45重量%カーボンブラック使用サンプル:サンプルC
2含水量3.6重量%カーボンブラック使用サンプル:
サンプルD)。
量1.45重量%および3,6重量%に調整した・この
2種類のカーボンブラックを使用して上記の「混練方法
−B」に準拠して混練し、サンプルとした(含水量1.
45重量%カーボンブラック使用サンプル:サンプルC
2含水量3.6重量%カーボンブラック使用サンプル:
サンプルD)。
添加方法3:
未加硫ゴム組成物100部に対して1.8部の水を配合
剤として添加し、上記の「混練方法−B」に*atして
混練し、サンプルとした(サンプルE)。
剤として添加し、上記の「混練方法−B」に*atして
混練し、サンプルとした(サンプルE)。
(本頁以下余白)
表 4
(本頁以下余白)
上記表4から、水の添加方法、手順が異なっていても未
加硫ゴム組成物中の水分水準が同しであれば接着性能は
同じであることが判る(サンプルDおよびサンプルE参
照)。
加硫ゴム組成物中の水分水準が同しであれば接着性能は
同じであることが判る(サンプルDおよびサンプルE参
照)。
実施例4
実施例2における配合1と同様な配合内容の未加硫ゴム
組成物について、水の種々の添加方法を下記のように検
討した。
組成物について、水の種々の添加方法を下記のように検
討した。
(1) フリーの水を添加する方法:未加硫ゴム組成
物に対し、下記表5に示すように、種々の量の配合水(
重量%)を添加した。
物に対し、下記表5に示すように、種々の量の配合水(
重量%)を添加した。
配合水と残置水分(未加硫ゴム組成物中に取り入れられ
た水の量(重量%))との関係を表5に示す。
た水の量(重量%))との関係を表5に示す。
表 5
上記表5から明らかなように、配合水量と混練後の残置
水分はよく比例する。この方法は手軽で実際的であり、
工業的に使用可能である。
水分はよく比例する。この方法は手軽で実際的であり、
工業的に使用可能である。
この比例関係は下記式で表わすことができる。
Y=0.578 X−0,08
相関係数r 、=0.996
(2)湿熱雰囲気で水を吸収させる方法:未加硫ゴム組
成物に、下記表6に示すように種々の湿熱雰囲気下で水
を吸収させた。湿熱雰囲気と吸収水分(重量%)との関
係を表6に示す。
成物に、下記表6に示すように種々の湿熱雰囲気下で水
を吸収させた。湿熱雰囲気と吸収水分(重量%)との関
係を表6に示す。
表 6
上記表6から明らかなように、経時日数と未加硫ゴム組
成物中に吸収され、含有される水分とがよく比例する。
成物中に吸収され、含有される水分とがよく比例する。
しかし、水分吸収に長時間を要し、ゴム組成物の価格が
上昇する。さらに、吸湿設備に経費を要するので実際的
とはいえない。湿熱雰囲気と吸収水分との関係は下記式
で表わすことができる。
上昇する。さらに、吸湿設備に経費を要するので実際的
とはいえない。湿熱雰囲気と吸収水分との関係は下記式
で表わすことができる。
Y=0.223 X−0,078
′ 相関係数r 2 =0.906
(3)粉体状ゴム配合材料に水を含浸させ、これを配合
成分とする方法: カーボンブラックHAPに対し、下記表7に示すように
、種々の量の水(重量%)を添加し、このカーボンブラ
ックを配合成分として未加硫ゴム組成物を作製した。添
加水(カーボンブランクHAF中の水分)と残置水分(
未加硫ゴム組成物中に取り入れられた水の量(重量%)
)との関係を表7に示す。
成分とする方法: カーボンブラックHAPに対し、下記表7に示すように
、種々の量の水(重量%)を添加し、このカーボンブラ
ックを配合成分として未加硫ゴム組成物を作製した。添
加水(カーボンブランクHAF中の水分)と残置水分(
未加硫ゴム組成物中に取り入れられた水の量(重量%)
)との関係を表7に示す。
表 7
上記表7から明らかなように、添加水と残置水分とはよ
く比例している。しかしながら、カーボンブラック等の
配合粉体に水を含浸させ、それを配合成分として未加硫
ゴム組成物を作製する上記(3)の方法は、水を上記粉
体に均一に分散させるのが困難であり、さらに、この粉
体をゴムに配合するのが困難であり、ゴム中への粉体の
分散が困難となり、実用的でない。
く比例している。しかしながら、カーボンブラック等の
配合粉体に水を含浸させ、それを配合成分として未加硫
ゴム組成物を作製する上記(3)の方法は、水を上記粉
体に均一に分散させるのが困難であり、さらに、この粉
体をゴムに配合するのが困難であり、ゴム中への粉体の
分散が困難となり、実用的でない。
この関係は下記式で表わすことができる。
Y=0.071 X −0,022
相関係数r 3 =0.945
上述したことから明らかなように、水の添加方法として
は、水を配合剤として未加硫ゴム組成物に添加する上記
(1)の方法が最良である(r+>r3 >r2 )。
は、水を配合剤として未加硫ゴム組成物に添加する上記
(1)の方法が最良である(r+>r3 >r2 )。
この(1)の方法では、目的とする含水量の未加硫ゴム
組成物を低コストで容易に得ることができる。
4゜〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、有機酸コバルト塩
およびフェノールフォルムアルデヒド樹脂を含有する未
加硫ゴム組成物に、特定量の水を含有させた後亜鉛メツ
キスチールコードを圧着させ、ついで、このゴム組成物
を加硫するため、下記の効果を奏することができる。
組成物を低コストで容易に得ることができる。
4゜〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、有機酸コバルト塩
およびフェノールフォルムアルデヒド樹脂を含有する未
加硫ゴム組成物に、特定量の水を含有させた後亜鉛メツ
キスチールコードを圧着させ、ついで、このゴム組成物
を加硫するため、下記の効果を奏することができる。
(1)初期接着および湿熱下経時接着(50℃×98R
HX2週間)のいずれにおいても350kg 15cm
(JIS K 6369)以上の引抜力を有するゴ
ム/スチールコード複合系を得ることができる。さらに
、70%以上のゴム被覆率を長期に亘って保持すること
ができる。
HX2週間)のいずれにおいても350kg 15cm
(JIS K 6369)以上の引抜力を有するゴ
ム/スチールコード複合系を得ることができる。さらに
、70%以上のゴム被覆率を長期に亘って保持すること
ができる。
(2)特に、ゴム/スチールコード接着が要求されるコ
ンベヤー、ルトのエンドレス部分の接合に応用でき、こ
れによりスチールコードコンベヤベルトの長期の寿命を
保証できる。
ンベヤー、ルトのエンドレス部分の接合に応用でき、こ
れによりスチールコードコンベヤベルトの長期の寿命を
保証できる。
(3)各種亜鉛メブキ金属とゴムとの接着に応用可能で
ある。
ある。
第1図は未加硫ゴム組成物の水分含有量と引抜力との関
係図、第2図は未加硫ゴム組成物の水分含有量とゴム被
覆率との関係図である。
係図、第2図は未加硫ゴム組成物の水分含有量とゴム被
覆率との関係図である。
Claims (1)
- 有機酸コバルト塩およびフェノールフォルムアルデヒド
樹脂を含有する未加硫ゴム組成物に、水を0.2〜1.
8重量%含有させた後、亜鉛メッキスチールコードを圧
着させ、ついで、このゴム組成物を加硫することを特徴
とする亜鉛メッキスチールコードのゴム組成物との接着
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60187381A JPS6248742A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 亜鉛メツキスチ−ルコ−ドのゴム組成物との接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60187381A JPS6248742A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 亜鉛メツキスチ−ルコ−ドのゴム組成物との接着方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6248742A true JPS6248742A (ja) | 1987-03-03 |
Family
ID=16205014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60187381A Pending JPS6248742A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 亜鉛メツキスチ−ルコ−ドのゴム組成物との接着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6248742A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014175186A1 (ja) * | 2013-04-23 | 2014-10-30 | 横浜ゴム株式会社 | 金属表面接着性ゴム組成物、ゴム組成物金属積層体、加硫ゴム製品、及び加硫ゴム製品の製造方法 |
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