JPS6247321A - コ−ヒ−等の浸出装置の定量給湯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭や業務用あるいは自動販売機等に使
用されるコーヒー粉等の被浸出物に熱湯を注湯すること
により、その浸出液を得るようにしたコーヒー等の浸出
装置の定量給湯装置に関するものである。

従来の技術 一般にコーヒーの浸出は高温度・短時間で、さらには全
体から均一に浸出することが理想的であるとされている
。

そこで、従来からこの種の浸出装置においては、高圧型
の電磁式ポンプでｇ　Ｋｇｆ／Ｃｒｊ、程度に加圧して
短時間に浸出するコーヒー等の浸出装置が見られる○ ところで、この種の電磁式ポンプにおいては、その特性
上、流路抵抗が大きくなると送水量は急激に減少し、捷
た流路抵抗が小さくなると送水量は激増するものであっ
た。このため、流路抵抗である被浸出物の量や種類等に
より送水量が異なり、簡単な構成で常に一定量の送水が
できる装置が要望されていた。

このようなことから、従来のコーヒー等の浸出装置は、
たとえばコーヒー浸出時においては、その装置の専用の
コーヒー挽き機を備えてコーヒー粉の粗度を極カ一定に
、さらには、コーヒー粉の量を極カ一定に保てるように
して、つまり被浸出物による浸出圧力のバラツキの元を
極力おさえて、送水するポンプの作動時間を制御してコ
ーヒーの浸出液の量のバラツキを少なくしていた。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の構成では、満足のいく
浸出量を得るためにはコーヒー挽き機の十分な整備が必
要となり、また、被浸出物の量を毎回正確に計量する必
要があり、非常に手間のかかるものであった。

そのため、コーヒーの浸出圧力を３〜ａＫｔｉｆ〆ｍｌ
程度の中圧力に低下させて、圧力バラツキによる送水量
変化を少なくして用いられるものも見られるが、中圧力
においては前記のように理想的なコーヒーの浸出ができ
ないものであった。

本発明はこのような問題点を解決するもので、簡単な構
成で、しかも使い勝手が良く一定量の給水ができるコー
ヒー等の浸出装置の定量給湯装置を提供することを目的
とする。

問題点を解決するだめの手段 上記問題点を解決するために本発明は、水タンクと、こ
の水タンクの底面に天面を配し、かつ前記水タンクの底
面近傍と給水バルブを介して連通させ′た計量タンクと
、一方を前記水タンクの最高水位より上方で開口させ、
かつ他方を前記計量タンクに連通させた通気管と、一方
を前記計量タンクの底面近傍に開口させ、かつ他方をこ
の計量タンクの水を送水する送水装置を介して被浸出物
に開口させた送水路と、この送水路の一部を内装し、か
つ発熱体を備えた湯沸しユニットと、前記給水バルブを
前記送水装置の作動開始と同時捷たけそれ以前に閉じ、
かつ送水装置の作動完了と同時またはそれ以後に開く開
閉手段と、前記計量タンクの内部に収納され、かつ検知
水位を上下に移動可能な水位検知部と、本体の外側に調
節つまみを設けて前記水位検知部を操作する調節装置と
を備えだものである。

作　　用 この構成によれば、水は水タンクから給水バルブを経て
計量タンクに流入し計量タンクは満水になる。そして開
閉手段により給水バルブが閉じられた後に送水装置を作
動させると、計量タンクの水位が低下し、一定水位で水
位検知部が作動して送水装置が停止する。前記送水装置
により送水された水は湯沸しユニットで熱湯になり被浸
出物に給水される。すなわち被浸出物には常に一定量の
熱湯が給湯される。さらに、調節装置の調節つまみを回
転させて水位検知部を上下に移動させることにより、水
位検知部が作動する検知水位を可変できるため、任意の
給水量に調整することができ、その結果、常に任意の一
定量の熱湯を給湯することができるものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて説明する。

図において、１は湯沸しユニットで、この湯沸しユニッ
ト１はヒーターブロック２の略中夫に発熱体である円柱
状のヒーター３を備え、かつこのヒーター３の外周には
螺旋状の水路４を有する水管５が備えられている。６は
前記湯沸しユニット１の下部に回動自在に備えられ、か
つハンドル（図示せず）を有するホルダーである。７は
前記湯沸しユニット１の下方に設けられたガイドリンク
で、このガイドリング７は被浸出物であるコーヒー粉８
を封入したカプセル９を密着収納する収納部１０の内方
上部に、前記水路４と連通したノズル孔１１を有するノ
ズル１２を設けている。

１３は支持軸（図示せず）により昇降自在に設けたセッ
ト座で、このセット座１３の略中央部には、その中央部
に吐出口１４を備えたカプセル座１５を設け、かつ上部
には前記ホルダー６と係合するフック片１６を設けてい
る。前記ガイドリンク７の収納部１Ｑとカプセル座１５
でカプセル９を気密的に収納する。

１７は水タンクで、この水タンク１７の下方には、この
水タンク１７の底面１８の一部を天面とする計量タンク
１９が設けられている。２０は給水バルブで、この給水
パルプ２０は弁軸２１、ダイヤフラム２２および復帰ば
ね２３を備え、そして弁軸２１の下方の開閉手段を構成
するカム２４を有し、かつ前記ホルダー６と連動するカ
ム軸２５の回動により水タンク１７と計量タンク１９間
を開閉する。

２６は通気管で、この通気管２６の上部は前記水タンク
１γの最高水位より上方で開口し、かつ下部はｏリング
２７でシールして計量タンク１９内のみに開口している
。

２８は計量タンク１９の底面に立設した水位検知部を構
成するフロートスイッチであり、支柱２９には上側から
第１のリードスイッチ３０、第２のリードスイッチ３１
を内装し、そしてマグネットを内装したフロート３２と
対応させて２段階の検知水位を可能としている。

３３は前記フロートスイッチ２８の下部に一端が一体的
に装着され、かつ他端に雄ねじを設けた連結軸で、この
連結軸３３の他端雄ねじは、本体外周の一部を構成する
裏板３４に回動自在に備えた調節つまみ３５の中央に設
けられた雌ねじに螺着されている。前記連結軸３３と裏
板３４と調節つまみ３６とで調節装置を構成している。

３６はフロートスイッチ２８のシール用Ｏリングである
。

前記調節つまみ３５を回動させると、前記連結軸３３は
、Ｑ　ＩＪング３６と計量タンク１９の回動摩擦が連結
軸３３と調節つまみ３５のねじの回動摩擦より太きいた
め、連結軸３３が回動することはなく、調節つまみ３５
のみが回動して連結軸３３は上下に摺動する。これによ
り、計量タンク１９内でフロートスイッチ２８の第１の
リードスイッチ３０．第２のリードスイッチ３１の水位
検知位置が変わるため、計量タンク１９内で計量される
容量の微調節を行なうことができる。

３７は送水装置を構成する電磁式のポンプであり、前記
計量タンク１９の底部から吸水し、前記湯沸しユニット
１の水路４へ送水する。そして前記計量タンク１９の底
部からポンプ３７を経て水路４、ガイドリング７のノズ
ル孔１１に至る送水路を形成している。

前記ホルダー６の回動に連動して前記セット座１３が昇
降するとともに、前記カム軸２６も連動し、前記セット
座１３の上昇によりホルダー６とフック片１６が係合す
ると、カム軸２６の回動によりカム２４が弁軸２１を押
し上げて給水バルブ２ｏを閉じ、一方、ホルダー６とフ
ック片１６の係合が解除されると、カム軸２５が回動し
て給水パルプ２０は開かれる。３８はカム２４の下方に
備えたポンプ３７の安全スイッチで、この安全スイッチ
３８は前記カム軸２５の回動によりカム２４で押圧閉成
されてポンプ３７の作動を可能とする。

以上のように構成されたコーヒー等の浸出装置の給湯装
置において、次にその動作を説明する。

まず、ヒーター３の通電を開始すると、湯沸しユニット
１は加熱されて自動温度調節器（図示せず）で所定の温
度に制御される。次に水タンク１７に注水すると、水は
給水バルブ２０を経て計量タンク１９に流入する。この
とき、計量タンク１９内の空気は通気管２６から追い出
される。計量タンク１９が満水になると、水は水タンク
１７の底面１８から溜まり、所定量に達すると水タンク
１了の最低水位に設定した水位検知装置（図示せず）が
動作し、この最低水位を超えて必要量の注水を完了する
。

次にカプセル９をセット座１３のカプセル座１５に載置
し、ホルダー６を回動する。このホルダー６０回動に連
動するカム軸２５の回動によりカム２４が動作し、復帰
ばね２３に抗して弁軸２１を上昇させて給水パルプ２０
を閉鎖する。一方、ホルダー６０回動に連動してセット
座１３が上昇し、カプセル９をガイドリンク７の収納部
１０に収納するとともに、ホルダー６とフック片１６の
係合によりカプセル９はガイドリング７とカプセル座１
５により気密的に保持される。なお、ガイドリング７へ
のカプセル９の収納時にノズル１２はカプセル９の上部
を突き破り、ノズル孔１１はカプセル９内に開口する。

この状態で、次にポンプ３７を作動させると、計量タン
ク１９内の水は順次ポンプ３７で圧送されて湯沸しユニ
ット１で湯沸しされ、さらにカプセル９内のコーヒー粉
８に達し、コーヒーを浸出して吐出口１４より流出して
順次できあがる。一方、計量タンク１９内では排水に伴
なって通気管２６がら空気が流入し、負圧となることな
く、水位は低下する。あらかじめ設定した水位になると
、フロートスイッチ２８が動作してポンプ３７の作動を
停止し、コーヒーの浸出を完了する。

捷た、給湯量の調節は、裏板３４に回動自在に備えた調
節つ１み３５を回動し、この調節つまみ３６の雌ねじに
螺合した連結軸３３を介してフロートスイッチ２８を昇
降させることにより行なわれ、本発明の一実施例におい
ては、第１のり一ドスイノチ３０が動作する検知水位で
は約５０〜７０ＣＣまで、また第２のリードスイッチ３
１が動作する検知水位では１１０〜１３０ｃｃ　ｉでの
調節ができ、これらの範囲において任意の一定量の給湯
を選択的に可能としている。

また、本発明の一実施例において、計量タンク１９の内
径を約６０Ｍにし、かつ調節つまみ３５のねじのピッチ
を約２話にすれば、調節つまみ３６を１回転させると、
検知水量を約５ｃｃ調節することができ、また裏板３４
の調節つまみ３６の外周近傍に目盛を付記しておくこと
により、所望の水量に調節することが容易に行なえる。

さらに、コーヒーを続けて浸出する場合には、ホルダー
６を前述とは逆方向に回動させると、浸出済みのカプセ
ル９が取り出されると同時に、ホル夛−６０回動に連動
してカム軸２５が回動し、復帰ばね２３により給水パル
プ２０が開放され、水タンク１７から計量タンク１９に
注水される。

以降は前述と同様な操作が繰り返して行なわれることに
なる。

このように本実施例によれば、水タンク１７の下方に計
量タンク１９を設け、前記水タンク１７と計量タンク１
９とを給水パルプ２Ｑを介して連通させ、かつカム２４
をホルダー６と連動させて給水パルプ２ｏの弁軸２１を
昇降させ、そして前記計量タンク１９に連通した通気管
２６を設け、さらに、計量タンク１９内に備えたフロー
トスイッチ２８の支柱２９を連結軸３３を介して本体外
周を構成する裏板３４の外部から調節つまみ３５で昇降
可能に構成しているため、常に一定量の給湯が可能とな
り、その結果、コーヒーの浸出量のバラツキを最少限に
することができるとともに、使用するコーヒーカップの
大きさの違い等により浸出するコーヒーの量を簡単な操
作により容易に変えることができ、したがって任意のコ
ーヒーカップに常に適量のコーヒーを浸出することがで
きる。

なお、本発明の一実施例においては、給水パルプ２０を
作動させる場合、ホルダー６の回動をカム軸２５に連動
させてカム２４により弁軸２１を昇降させているが、ソ
レノイド等を使用して弁軸２１を昇降させても良く、要
は、ポンプ３７の作動開始と同時またはそれ以前に給水
パルプ２０が閉じ、かつポンプ３アの作動完了と同時ま
たはそれ以後に給水パルプ２０が開けば良い。

また、本発明の一実施例においては、水位検知部を構成
するフロートスイッチ２８を上下に昇降させたが、この
場合、水位検知部を移動させる必要はなく、要は、検知
水位が移動すれば良いものである。

さらに、被浸出物はインスタントコーヒーやインスタン
トスープまたは紅茶等でも良く、コーヒー粉に限らない
ことは言うまでもない。

発明の効果 以上のように本発明によれば、水タンクと、この水タン
クの底面の一部を天面とし、かつ前記水タンクの底面近
傍と給水パルプを介して連通させた計量タンクと、一方
を前記水タンクの最高水位より上方で開口させ、かつ他
方を前記計量タンクに連通させた通気管と、一方を前記
計量タンクの底面近傍に開口させ、かつ他方をこの計量
タンクの水を送水する送水装置を介して他方を被浸出物
に開口した送水路と、この送水路の一部を内装し、かつ
発熱体を備えた湯沸しユニットと、前記給水パルプを前
記送水装置の作動開始と同時またはそれ以前に閉じ、か
つ送水装置の作動完了と同時またはそれ以後に開く開閉
手段と、前記計量タンクの内部に収納され、かつ検知水
位を上下に移動可能な水位検知部と、本体の外側に調節
つまみを設けて前記水位検知部を操作する調節装置とを
備えているため、本体の外部から調節つまみを操作する
ことにより、所望量のコーヒー等の浸出液を容易に得る
ことができるとともに、浸出液の量のバラツキも最小限
にすることができ、さらに、理想的な高圧下での浸出が
可能となるため、実用的に優れた定量給湯ができるとい
う効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すコーヒー等の浸出装置の定
量給湯装置の側断面図である。 １・・・・湯沸しユニット、３・・・・・・ヒーター（
発熱体）、４・・・・・・水路、６・・・・・ホルダー
、８・・・・・コーヒー粉、１１・・・・ノズル孔、１
７・・・・・・水タンク、１８・・・底面、１９・・・
・・・計量タンク、２０・・・・・給水パルプ、２４・
・・・カム、２６・・・・・・通気管、２８・・・・フ
ロートスイッチ（水位検知部）、３３・・・連結軸、３
４・・・裏板、３５　・・・調節つまみ、３ア・・・・
・ポンプ（送水装置）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水タンクと、この水タンクの底面の一部を天面とし、か
   つ前記水タンクの底面近傍と給水バルブを介して連通さ
   せた計量タンクと、一方を前記水タンクの最高水位より
   上方で開口させ、かつ他方を前記計量タンクに連通させ
   た通気管と、一方を前記計量タンクの底面近傍に開口さ
   せ、かつ他方をこの計量タンクの水を送水する送水装置
   を介して被浸出物に開口させた送水路と、この送水路の
   一部を内装し、かつ発熱体を備えた湯沸しユニットと、
   前記給水バルブを前記送水装置の作動開始と同時または
   それ以前に閉じ、かつ送水装置の作動完了と同時または
   それ以後に開く開閉手段と、前記計量タンクの内部に収
   納され、かつ検知水位を上下に移動可能な水位検知部と
   、本体の外側に調節つまみを設けて前記水位検知部を操
   作する調節装置とを備えたコーヒー等の浸出装置の定量
   給湯装置。