JPS6245617A - エポキシ樹脂硬化促進剤 - Google Patents

エポキシ樹脂硬化促進剤

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JPS6245617A
JPS6245617A JP18634585A JP18634585A JPS6245617A JP S6245617 A JPS6245617 A JP S6245617A JP 18634585 A JP18634585 A JP 18634585A JP 18634585 A JP18634585 A JP 18634585A JP S6245617 A JPS6245617 A JP S6245617A
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JP
Japan
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epoxy resin
curing accelerator
amount
compounds
phenol
Prior art date
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Pending
Application number
JP18634585A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Nakamura
正志 中村
Harukazu Matsuda
松田 治和
Yoshiaki Nomura
野村 良紀
Shinobu Ikeno
池野 忍
Hiroaki Usui
宏明 碓氷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、エポキシ樹脂と配合されて、エポキシ樹脂
の開環重合による硬化を促進するエポキシ樹脂硬化促進
剤に関する。
〔背景技術〕
エポキシ樹脂の硬化触媒として一般に、第3級アミン類
、イミダゾール類、ホスフィン類等の塩基性化合物から
なるアニオン重合触媒や、3フ、7化ホウ素−アミン錯
体等のカチオン重合触媒が用いられている。
ところが、アニオン重合触媒は、通常、エポキシ樹脂1
00重量部(以下、「部」と記す)に対し、5部以北配
合しなければ、機械的、熱的に満足な性能を有する硬化
物を得ることができず、硬化にも高温、長時間を必要と
する。しかも、これらの中でも、第3級アミン類は脂環
式エポキシ樹脂を硬化させることが不可能である。
一方、カチオン重合触媒である3フッ化ホウ素−アミン
錯体、例えば、3フッ素ホウ素−モノエチルアミン錯体
等は、潜在性にすぐれ、急速に硬化することができるが
、腐食性のある3フツ化ホウ素を用いているため、基材
等の耐食性や、環境衛生の点で問題となっている。
〔発明の目的〕 この発明は、以上の問題に鑑みてなされたもので、エポ
キシ樹脂の開環重合による硬化に高い効果を有し、硬化
速度が高く、しかも、安全なエポキシ樹脂硬化促進剤を
提供することを目的としている。
〔発明の開示〕
以上の目的を達成するため、この発明は、次式(1)で
あらわされる有機スズアルコキシド(R)−Sn  (
OR′)4 −  (I)と、少なくとも1個の水酸基
を有するフェノール類とが併用されてなるエポキシ樹脂
硬化促進剤を要旨としている。
以下に、この発明を、くわしく説明する。
ここで言う有機スズアルコキシドとは、一般式%式%) 3 Sn (OR’)であられされた各化合物単独ある
いは、それぞれの混合物である前記式(I)の化合物を
示している。また、R,R’は、脂肪族化合物、脂環式
化合物、複素環式化合物および芳香族化合物等の有機化
合物の中から選ばれた同一かあるいは異なった化合物よ
り誘導される基をあられしている。前記各化合物のエポ
キシ樹脂に対する触媒活性は、 R3H(OR’) :+ >Rz Sn (OR’) 
z >R3S n (OR’ ) の順となっている。
このような有機スズアルコキシドは単独では、エポキシ
樹脂の硬化に高い効果を有しておらず、高温、長時間を
必要とするものである。また、これらの化合物では重合
途中における連鎖停止も起こりやすく、エポキシ樹脂と
して比較的低分子量のものしか得られないため、機械的
、熱的に満足な性能(高いTg)を有する硬化物を得る
ことができなかった。特に、R2H(OR′)3系では
、室温でゲル化するが、その後高温にしてもそれ以上硬
化させることができないという欠点を有していた。
ところが、今回、この有機スズアルコキシドについて発
明者らが研究を行った結果、この有機スズアルコキシド
に、後述するフェノール類を併用することにより、エポ
キシ樹脂の硬化に高い効果が得られることを見出したも
のである。
有機スズアルコキシド゛としては、次のような化合物が
あげられるが、この発明に使用できる有機スズアルコキ
シドは、これに限られるものではない。
n−ブチルスズトリブトキシド、フェニルスズトリブト
キシド、n−オクチルスズトリブトキシド等のR3H(
OR’)z系化合物、ジーn−プチルスズジブトキシド
、シフェニルスズジブトキシド等のR,Sn (OR’
)z系化合物、トリーn−ブチルスズブトキシド、トリ
ーn−フェニルスズブトキシド等のRz S n (○
R′)系化合物フェノール類とは、芳香族性の環の水素
が少なくとも1個の水酸基によって置換された化合物を
いう。この発明では、フェノール類の種類は特に限定さ
れないが、カテコール、ピロガロール等、2つ以上の水
酸基が芳香族環上の互いに隣接した位置の水素と置換さ
れている(水酸基同士がオルト位になる)化合物が、反
応性や硬化物の物性等の点からもこの発明に好ましいフ
ェノール類としてあげられる。
以上2成分の、エポキシ樹脂に対する配合量も、この発
明では特に限定されないが、エポキシ樹脂100部に対
する前記、有機スズアルコキシドの配合量はo、ooi
〜5部であることが好ましく、その中でも、0.1〜2
部であることがより好ましい。なぜなら、配合量がo、
ooi部未満では充分な触媒活性が得られず、配合量が
5部を超えると得られる硬化物の機械的、熱的性質がか
えって悪くなってしまう傾向があるからである。
また、フェノール類の配合量は前記有機スズアルコキシ
ドの配合量の0.01〜100倍であることが好ましく
、その中でも、0.5〜3倍であることがより好ましい
。フェノール類の配合量が0.01倍未満ではフェノー
ル類を併用する効果が得られず・ 100倍を超えると
硬化物の性能がかえって悪くなってしまう傾向があるか
らである。
この発明のエポキシ樹脂硬化促進剤は、以上の2成分が
併用されていれば、この2成分があらかじめ混合された
1液性であっても、別々に保存された2液性のものであ
ってもかまわない。要するに、エポキシ樹脂の硬化時に
この2成分が併用されていればよいのである。
有機スズ化合物とフェノール類との併用によるエポキシ
樹脂硬化促進剤として、有機スズオキシドとフェノール
類とを使用したものが、米国特許第3,716,598
号公報に見られるが、このものは、ゲル化速度が遅いも
のであった。これに対し、この発明では、前記2成分が
併用されることにより、例えば、フェノール類としてカ
テコールを用いた場合には、有機スズアルコキシド単独
にくらべて、エポキシ樹脂のゲル化時間を数十分の1か
ら百分の1程度にまで短縮することが可能となっている
この発明のエポキシ樹脂硬化促進剤は、分子内に少なく
とも1個のエポキシ基を持つものであれば、あらゆる種
類のエポキシ樹脂(芳香族系、、脂環族系、脂肪族系等
)の硬化に使用することが可能である。エポキシ樹脂の
好ましい例を以下に示す。
少な(とも1個の芳香族核を有する多価フェノールまた
はそのアルキレンオキサイド付加体のポリグリシジルエ
ーテル、例えば、ビスフェノールAまたはそのアルキレ
ンオキサイド付加体とエピクロルヒドリンとの反応によ
って製造されるビスフェノールAグリシジルエーテル型
エポキシ樹脂、エボキシノボラソク樹脂等の芳香族系エ
ポキシ樹脂。
少なくとも1個の脂環を有する多価アルコールのポリグ
リシジルエーテルあるいは、シクロヘキセン、シクロペ
ンテン環含有化合物を過酸化水素、過酸等の酸化剤でエ
ポキシ化することによって得られる下記の式であらわさ
れるシクロヘキセンオキサイドまたはシクロペンテンオ
キサイド含有化合物等の脂環族系エポキシ樹脂。
以上のように、この発明のエポキシ樹脂硬化促進剤は、
有機スズアルコキシドとフェノール類とが併用されるこ
とで構成されており、従来のエポキシ樹脂用触媒にくら
べてエポキシ樹脂の硬化に高い効果を有しており、しか
も、前記2成分には腐食性等もないため、安全性も高い
ものである。
次に、この発明の実施例について、比較例とあわせて説
明する。
(実施例1〜5) 市販のエポキシ樹脂100部に対し、第1表に示シタ配
合量で、まず、フェノール類としてカテコールを溶解し
、つぎに、有機スズアルコキシドを溶解混合した。この
混合物を直ちにキエラストメーターの金型間(金型間隔
0.4tm、金型温度160℃)に入れ、振動サイクル
毎分6サイクルで振動させて、サンプル投入からトルク
が発生するまでの時間(ゲルタイム)およびトルクが上
昇して一定となるまでの時間(トルク一定時間)を測定
した。結果を第1表に示す。
(比較例1〜2) フェノール類を配合しなかった以外は実施例1〜5と同
様にしてゲルタイムおよびトルク一定時間を測定した。
結果を同じく第1表に示す。
第1表の結果より、この発明のエポキシ樹脂硬化促進剤
が配合された実施例1〜5は、高い硬化速度を有してい
ることがわかった。
〔発明の効果〕
この発明のエポキシ樹脂硬化促進剤は、以上のように、
有機スズアルコキシドとフェノール類との新規な組合わ
せにより、エポキシ樹脂の開環重合による硬化に高い効
果を有し、硬化速度が高く、しかも安全なものとなって
いる。
代理人 弁理士  松 本 武 彦 弔巨糸宍ネ訂正書輸発) 昭和60年10月 4日 Bio 6 0 ′4vj許理nりA1 8 6 3 
4 5号2、発明の名称 エポキシ樹脂硬化促進剤 3、補正をする者 事件との関係     特許出願人 性  所   大阪府門真市大字門真1048番地名 
称(583)松下電工株式会社 代表者    代表取締役藤 井 貞  夫4、代理人 な   し 6、補正の対象 明細書 7、補正の内容 (1)明細書第6頁第16行ないし同頁第17行に「ト
リーn−フェニルスズブトキシド」とあるを、「トリフ
ェニルスズブトキシド」と訂正する−(−ミjて)7ニ
ニ:二′

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次式( I )であらわされる有機スズアルコキシ
    ド (R)_m−Sn−(OR′)_4_−_m( I ) (ただし、mはm=1、2、3の整数。 R、R′は、脂肪族化合物、脂環式化合物、複素環式化
    合物および芳香族化合物よりなる群から選ばれた同一か
    または異なった化合物より誘導される基。) と、少なくとも1個の水酸基を有するフェノール類とが
    併用されてなるエポキシ樹脂硬化促進剤。
  2. (2)有機スズアルコキシドが、n−ブチルスズトリブ
    トキシド、フェニルスズトリブトキシド、n−オクチル
    スズトリブトキシド、ジ−n−ブチルスズジブトキシド
    、ジフェニルスズジブトキシド、トリ−n−ブチルスズ
    ブトキシド、トリ−n−フェニルスズブトキシドよりな
    る群から選ばれた少なくとも1つの化合物である特許請
    求の範囲第1項記載のエポキシ樹脂硬化促進剤。
  3. (3)フェノール類がカテコールおよびピロガロールの
    うち、少なくとも一方の化合物である特許請求の範囲第
    1項または第2項記載のエポキシ樹脂硬化促進剤。
  4. (4)エポキシ樹脂100重量部に対する有機スズアル
    コキシドの配合量が0.001〜5重量部である特許請
    求の範囲第1項から第3項までのいずれかに記載のエポ
    キシ樹脂硬化促進剤。
  5. (5)フェノール類の配合量が有機スズアルコキシドの
    配合量の0.01〜100倍である特許請求の範囲第1
    項から第4項までのいずれかに記載のエポキシ樹脂硬化
    促進剤。
JP18634585A 1985-08-23 1985-08-23 エポキシ樹脂硬化促進剤 Pending JPS6245617A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6377981A (ja) * 1986-09-19 1988-04-08 ヴィアノヴァ クンストハルツ アクチェンゲルシャフト カチオン形塗料バインダーの触媒硬化法
JPS6469677A (en) * 1987-09-09 1989-03-15 Sankyo Organic Chemicals Co Curing catalyst for cationic electrodeposition paint
WO1999032566A1 (en) * 1997-12-23 1999-07-01 Ppg Industries Ohio, Inc. Color-plus-clear composite coating composition containing tin catalysts
JP2004502003A (ja) * 2000-06-26 2004-01-22 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー エネルギー重合性組成物に有用な促進剤

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JP2004502003A (ja) * 2000-06-26 2004-01-22 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー エネルギー重合性組成物に有用な促進剤

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