JPS6244190A - 血粉からのl−ロイシンの製造方法 - Google Patents

血粉からのl−ロイシンの製造方法

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JPS6244190A
JPS6244190A JP60182776A JP18277685A JPS6244190A JP S6244190 A JPS6244190 A JP S6244190A JP 60182776 A JP60182776 A JP 60182776A JP 18277685 A JP18277685 A JP 18277685A JP S6244190 A JPS6244190 A JP S6244190A
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JP
Japan
Prior art keywords
leucine
solution
blood meal
blood
meal
Prior art date
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Pending
Application number
JP60182776A
Other languages
English (en)
Inventor
Naomi Kikuchi
菊地 直見
Hachiro Ozaki
尾崎 八郎
Tetsuya Kawakita
川喜田 哲哉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Publication date
Application filed by Ajinomoto Co Inc filed Critical Ajinomoto Co Inc
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、天然資源である血粉よりL−ロイシンを製造
する方法に関する。
従来、蛋白質からのアミノ酸の製造は、塩酸または硫酸
を用いて蛋白質の加水分解を行ない、得られたアミノ酸
液を主には強イオン交換樹脂を用いて吸着・溶離するこ
とによりアミノ酸画分を得た後濃縮晶析させて各アミノ
酸の結晶を得ている。
(S、M、Partridge and R,C,Br
1m1ey: Biochem、J、+51 、628
(1952) ) Lかし、酸による加水分解は100
〜120℃という高温で行なう為に装置の腐食対策が必
要でありまた塩酸臭も問題となる。
また、単離精製工程においては、中和にともなう大量の
無機塩の生成や、樹脂クロマト工程での再生液等大量の
廃液の処理や副生ずるフミン質の処理および工程の複雑
化による生産コストの増加という欠点を有していた。
本発明の目的は、酵素の利用により穏やかな反応条件下
で血粉の加水分解を行ない、かっ血粉の加水分解時に目
的アミノ酸生産の選択性を高めることにより簡便にL−
ロイシンを製造取得するための新規な方法を提供するこ
とにある。
本発明者らは、かかる目的を達成すべく種々研究の結果
、種々の微生物起源プロテアーゼ中、特に放線菌ストレ
プトマイセス(Streptomyees)属および糸
状菌アスペルギルス(Aapergillus )属由
来のプロテアーゼを血粉中に営まれる蛋白質に作用させ
て加水分解すれば、疎水性アミノ酸特にL−ロイシンを
選択的に遊離し、遊離アミノ酸中のし一ロイシン含有率
が原料血粉中のL−ロイシン含有率の1.3〜2.2倍
にも高まることを見い出した。また、この加水分解溶液
を限外濾過処理することにより、蛋白質、色素等の高分
子画分を除き、得られたF液を濃縮晶析することで高純
度のし−ロイシン結晶が得られ、既存プロセスを大巾に
簡略化できることを見い出し、本発明を完成した。
なお、上記酵素は、カゼイン等の他のIIi臼質の加水
分解に対しても同様にL−ロイシンを選択的に遊離する
酵素を利用した蛋白質の加水分解に関しては、バイオマ
ス(魚介類蛋白質)に蛋白質分解酵素を作用させアミノ
酸混合液を製造する方法(特開昭6O−70037)や
、各種蛋白質溶液にパンクレアチンを作用させて療養食
用加水分解物を製造する方法(特公昭58−58061
)などがある。
また、血を酸加水分解させ沈殿剤にてL−ロイシンを得
る研究も発表されている( Roza Matusia
ketal :Farmacja Po1ska、 2
7 s 859(1971) )ちなみに血粉または血
球粉は疎水性アミノ酸特にL−ロイシンを多く含有する
蛋白質である。本明細書において血粉と言う場合血球物
をも含むものとする。
を加熱して凝固し、大部分の水分を取り除いてから乾燥
して得られる。血粉中の主要なアミノ酸組成は表1に示
される様に、L−ロイシンが10〜12 wt%含まれ
、全アミノ酸中に占る割合は15wtチである。
表1 主要なアミノ酸    (単位:wtチ)(1)
「畜産大事典」(養賢堂1973)より(2)血粉を6
N−HClで110℃+ 24 hr加水分解した結果
酵素としては、たとえばストレプトマイセス・グリセウ
ス(Streptomyces griceua)およ
びアスペルギルス(Aspergillus )より得
られた市販のプロテアーゼであるアクチナーゼE(科研
製薬)ならびにアマノA、アマノP3およびMBS(以
上溶解させる場合には−をアルカリ性、好ましくはpH
12以上にすると溶解しやすくなる。血粉量は溶液状態
で酵素分解を行なう時には重量比でたとえば水100に
対し5〜30程度とするが、懸濁状態で酵素分解を行な
う場合には、さらに多量の血粉を加えることも可能であ
る。
その後−を5.5〜9に調整し酵素を加える。酵素量は
血粉量と反応時間によるがたとえば血粉量の0.1〜’
l、wtチとする。
加水分解は酵素の作用を考慮し35〜65℃好ましくは
40〜55℃で行ない、−は5.5〜9、好ましくは7
〜8.5に保つ。加水分解反応所要時間は血粉量と酵素
量との割合によって決まるが、4〜30 hrで血粉中
のL−ロイシンが60チ以上遊離する。
こうして得られた加水分解液中の全遊離アミノ酸に対す
るL−ロイシンの割合は21〜32wt%であり、L−
ロイシンが選択的に遊離されていることがわかる。
加水分解液からL−ロイシンを採取するにはたとえば次
の様に行なうとよい。加水分解液は、未分解蛋白質やペ
プチド及び色素を含む。これらの物質ばL−ロイシンの
晶析に際して凝集沈殿による不純物となったり、結晶に
取り込まれる事により、析出するL−ロイシンの純度を
大きく下げる。
従ってこれらの物質を除去することが必要である。
そこでまず分画分子−Jtlo、000〜20,000
の限外濾過により蛋白質および酵素の除去を行なう。得
られた透過液はさらに分画分子itl、000〜2,0
00の限外濾過を行ないペプチド等の高分子画分および
一部の色素を除去する。この様にして酵素加水分解物か
ら、L−ロイシンを多く含む透明なアミノ酸溶液を容易
に得ることができる。
このアミノ酸溶液を濃縮晶析する事によりたとン中には
L−インロイシンは含まれておらず、酸加水分解法で通
常問題となるL−イソロイシン除去工程が省かれる。
こうして得られた粗結晶は水による再結晶法により容易
にnmすることができ、L−ロイシン99工程を省く事
が出来、L−ロイシン製造工程が大巾に簡略比されると
共に、酸加水分解によるアミノ酸裂造法で問題になって
いる廃液処理及び酸臭等の問題を解決することができる
以下具体的実施例を示す。
実施例1 血粉をI N−NaOH水溶液に溶かし100g−血粉
/lの溶液を調製した。その後塩酸で−8,5に調整し
5ON〜血粉/lに希釈した。この溶液3−に酵素0.
03g/rsl溶液100μlを加えた。反応温度は3
7℃で15 hr 7T?置した。この時F)lは7.
3に低下していた。
結果は表2に示す。アクチナーゼEでばL−ロイシン回
収率88%、遊離アミノ酸中のL−ロイシンも33 w
t%であった。原料血粉の塩酸加水分解物中の全遊離ア
ミノ酸中にL−ロイシンが占める割合が15 wt%で
あることより、アクチナーゼEにより遊離アミノ酸中に
占めるし一ロイシンの含有率が22倍となることがわか
る。アマノP3でもアクチナーゼEよりは劣るが、L−
ロイシンの選択遊離性が認められた。
ここで、L−ロイシン回収率とは原料血粉中に含まれる
し一ロイシンに対する遊離されたL−ロイシンの割合を
いう。
表  2 実施例2 実施例1と同様の操作で本実施例では血粉濃度2(H/
/l 、 pH6,5に調製した。なお−調整のためT
ES緩蕾液0.2 mol/ l f!:便用した。酵
素濃度0.411/lの条件で他の市販プロテアーズを
作用させ酵素分解を行なった。
その結果を表3に示す。これらの酵素にもL−ロイシン
選択性が見られた。
実施例3 水100−に血粉10,9を加えlN−NaOH水溶液
にてP#18.8に調歪した。その後0.5 mol/
lのTRl5緩衝液(pH8,8)を20−加え更に水
を加えて全量200ゴとじた。この時血粉は全部は溶け
ていなかった。ここにアクチナーゼE 0.2 gを加
え45℃で3時間攪拌しつつ反応させた。
3時間後のL−ロイシン回収率は32%であり、3時間
目までのし一ロイシン生成速度はほぼ一定であった。ま
た遊離アミノ酸中に占めるL−ロイシンの割合は24チ
であり、この場合のように懸濁状態でもL−0イシン選
択性があることが認められた。
実施例4 2N−NaOH水浴液1.21に血粉300gを@解し
、その後濃塩酸及び2N塩酸にてpi−17,8に調−
くした。
この様にして得られた上澄液中のアミノ酸組成を表4に
示す。
表  4 このアミノ酸液を分画分子量20,000の限外濾過膜
(DDS g GR61)にて濾過し、蛋白質画分を除
去した。次に分画分子1zoooの限外濾過膜(DDS
製GR90)を用いて高分子画分および一部の色素を除
去した。得られた透過液を濃縮晶析することに酸組成を
表5に示す。この粗結晶を水で再結晶し、純度99%の
し一ロイシンを得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 血粉の水溶液または懸濁液に放線菌ストレプトマイセス
    属または糸状菌アスペルギルス属由来のプロテアーゼを
    作用させて生ずるL−ロイシン濃度の高い加水分解液よ
    りL−ロイシンを採取することを特徴とする血粉からの
    L−ロイシン製造方法。
JP60182776A 1985-08-20 1985-08-20 血粉からのl−ロイシンの製造方法 Pending JPS6244190A (ja)

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