JPS6242347Y2 - - Google Patents

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JPS6242347Y2
JPS6242347Y2 JP1982149080U JP14908082U JPS6242347Y2 JP S6242347 Y2 JPS6242347 Y2 JP S6242347Y2 JP 1982149080 U JP1982149080 U JP 1982149080U JP 14908082 U JP14908082 U JP 14908082U JP S6242347 Y2 JPS6242347 Y2 JP S6242347Y2
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JP
Japan
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push rod
test specimen
tapered
axial direction
tapered surface
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JP1982149080U
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JPS5952440U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、動釣合試験機の試験チヤツキング
装置に関するものである。
動釣合試験機において、一体構造の試験体を動
釣合試験するとき、試験体の内周面に一定の軸方
向位置において複数の爪を放射方向に押し付け、
これによつて試験体をセンターリングし、チヤツ
キングする方式が一般にとられている。しかしな
がら、試験体によつては、試験体の内周面に、異
なつた2つの軸方向位置においてそれぞれ複数の
爪を放射方向に押し付ける必要があるものもあ
る。たとえば、2つの部品を相対的に軸方向に移
動可能に組み合わせた試験体については、異なつ
た2つの軸方向位置においてそれぞれ複数の爪を
各部品の内周面に押し付ける必要がある。従来
は、この種の試験体をセンターリングし、チヤツ
キングする適当な装置がなかつた。
したがつて、この考案は、動釣合試験する試験
体の内周面に、異なつた2つの軸方向位置におい
てそれぞれ複数の爪を放射方向に押し付け、これ
によつて試験体をセンターリングし、チヤツキン
グすることができるようにすべくなされたもので
ある。特に、この考案は、それぞれ先端にテーパ
面を有するプツシユロツドとテーパコーンを使用
し、プツシユロツドの外周面にテーパコーンを相
対的に軸方向に移動可能に嵌合させ、プツシユロ
ツドとテーパコーン間に、皿ばねなどの弾性手段
を軸方向に弾性変形可能に介在させる。そして、
プツシユロツドを軸方向に押圧し、その押圧力と
プツシユロツドのテーパ面のくさび作用によつて
一方の軸方向位置の各爪を試験体の内周面に押し
付け、弾性手段の弾力とテーパコーンのテーパ面
のくさび作用によつて他方の軸方向位置の各爪を
試験体の内周面に押し付けるようにしたものであ
る。
以下、この考案の実施例を図面について説明す
る。
図において、試験体1は内径の異なる2つの部
品2,3を相対的に軸方向に移動可能に組み合わ
せたものである。試験体1は、チヤツキング装置
によつてセンターリングされ、チヤツキングされ
た後、軸心Xのまわりを回転し、動釣合試験され
る。
プツシユロツド4は、先端にテーパ面5を有す
るもので、軸心X上に配置されている。テーパコ
ーン6は、先端にテーパ面7を有し、プツシユロ
ツド4の外周面に相対的に軸方向にスライド可能
に嵌合されている。この実施例では、弾性手段と
して皿ばね8が使用され、皿ばね8はテーパコー
ン6とガイドリング9間に軸方向に弾性変形可能
に装備されている。ガイドリング9は、プツシユ
ロツド4の外周面に相対的に軸方向にスライド可
能に嵌合され、プツシユロツド4にねじ合わされ
た調節ナツト10に係合されている。したがつ
て、調節ナツト10を回転させると、ガイドリン
グ9をプツシユロツド4に対し相対的に軸方向に
スライドさせ、皿ばね8の弾力を調節することが
できる。テーパコーン6およびガイドリング9は
本体11のガイド面12に軸方向にスライド可能
に嵌合され、案内されている。また、図示しては
いないが、プツシユロツド4に外力を加え、軸方
向に押圧するためのシリンダが設けられている。
プツシユロツド4を軸方向に押圧し、移動させ
ると、そのテーパ面5はベロフラム13に接触す
る。ベロフラム13は、試験体1の一方の部品2
の内周面に押し付けるための3つの爪14を形成
したもので、ボルト15によつて本体11の端面
に固定されている。ベロフラム13は適当なばね
定数をもち、各爪14を放射方向に変位させるた
めの弾性変形しやすい薄い支点16を有し、支点
16は爪14の外端よりも内方に位置している。
テーパコーン6のテーパ面7は3つのブレード
17に接触する。各ブレード17は、試験体1の
他方の部品3の内周面に押し付けるための3つの
爪18を有し、本体11のガイド面19に放射方
向にスライド可能に嵌合され、案内されている。
各ブレード17は、その外端および本体11の外
周の溝に嵌め込まれた環状のリターンスプリング
20によつて内方に弾性付勢されている。
ベロフラム13およびブレード17の各爪1
4,18は第1図および第2図に示されているよ
うに異なつた2つの軸方向位置A,Bにおいて互
いに等角度間隔を置いて放射状に配列されてい
る。
前記のように構成された動釣合試験機のチヤツ
キング装置において、シリンダによつてプツシユ
ロツド4に外力を加え、プツシユロツド4を押圧
し、軸方向に移動させると、ガイドリング9は本
体11のガイド面12に沿つて軸方向にスライド
し、プツシユロツド4と一体的に移動する。テー
パコーン6は、そのテーパ面7がブレード17に
接触するまでガイド面12に沿つて軸方向にスラ
イドし、プツシユロツド4と一体的に移動する。
ガイド面12は、ガイドリング9およびテーパコ
ーン6を案内する。
テーパコーン6のテーパ面7がブレード17に
接触すると、テーパ面7のくさび作用によつて各
ブレード17が本体11のガイド面19に沿つて
放射方向にスライドし、変位する。したがつて、
各ブレード17の爪18が軸方向位置Bにおいて
試験体1の部品3の内周面に接触する。その後
は、プツシユロツド4がテーパコーン6に対し相
対的に軸方向に移動し、テーパコーン6は移動し
ない。皿ばね8は、軸方向に弾性変形し、プツシ
ユロツド4とテーパコーン6の相対移動を吸収す
る。したがつて、各ブレード7の爪18は皿ばね
8の弾力とテーパコーン6のテーパ面7のくさび
作用によつて部品3の内周面に放射方向に押し付
けられる。これによつて、試験体1の部品3がセ
ンターリングされ、チヤツキングされるものであ
る。
プツシユロツド4がさらに移動すると、そのテ
ーパ面5がベロフラム13に接触する。したがつ
て、プツシユロツド4の押圧力とテーパ面5のく
さび作用によつてベロフラム13の支点16が弾
性変形し、その爪14が放射方向に変位する。各
爪14は、軸方向位置Aにおいて試験体1の部品
2の内周面に放射方向に押し付けられる。これに
よつて、部品2がセンターリングされ、チヤツキ
ングされる。
したがつて、異なつた2つの軸方向位置A,B
においてそれぞれ3つの爪14,18を各部品
2,3の内周面に押し付けることができ、試験体
1全体をセンターリングし、チヤツキングするこ
とができるものである。プツシユロツド4とテー
パコーン6の相対移動が皿ばね8の弾性変形によ
つて吸収され、各軸方向位置A,Bの爪14,1
8は互いに干渉されず、独立して各部品2,3の
内周面に押し付けられるため、各部品2,3の内
径が異なつていても、問題はない。軸方向位置A
の各爪14はプツシユロツド4の押圧力とテーパ
面5のくさび作用によつて的確に部品2の内周面
に押し付けられ、それに関係なく軸方向位置Bの
各爪18は皿ばね8の弾力とテーパコーン6のテ
ーパ面7のくさび作用によつて的確に部品3の内
周面に押し付けられる。
なお、ベロフラム13の各爪14は実際には放
射方向に変位するだけではなく、支点16のまわ
りを回転動作する。したがつて、そのモーメント
が試験体1の部品2に作用する。支点16は爪1
4の外端よりも内方に位置しているため、部品2
はモーメントの分力によつて本体11に向かつて
軸方向に押圧される。したがつて、この装置は部
品2の端面をベロフラム13の端面に軸方向に押
し付けることができ、これによつて試験体1全体
を完全に固定することができる。
チヤツキングを解除するには、プツシユロツド
4を逆方向に移動すればよい。プツシユロツド4
を逆方向に移動すると、そのテーパ面5がベロフ
ラム13から離れ、ベロフラム13の爪14は支
点16の弾性によつてもとの位置に復帰して、試
験体1の部品2の内周面から離れる。その後、テ
ーパコーン6のテーパ面7がブレード17から離
れ、各ブレード17はリターンスプリング20に
よつてもとの位置に復帰する。したがつて、ブレ
ード17の爪が部品3の内周面から離れ、試験体
1は解放される。
なお、この考案には、前記実施例の外に種々の
変形例が考えられる。たとえば、必ずしも皿ばね
8を使用する必要はなく、コイルスプリングなど
その他の弾性手段を使用してもよい。要するに、
プツシユロツド4とテーパコーン6間に適当な弾
性手段を軸方向に弾性変形可能に介在させ、プツ
シユロツドとテーパコーンの相対移動を弾性手段
の弾性変形によつて吸収することができるように
構成すれば、同様の作用効果を得ることができる
ものである。また、必ずしもベロフラム13とブ
レード17を組み合わせる必要はなく、その他に
も種々のものが考えられる。
以上説明したように、この考案は、動釣合試験
する試験体の内周面に、異なつた2つの軸方向位
置においてそれぞれ複数の爪を放射方向に押し付
けることができ、所期の目的を達成することがで
きるものである。また、プツシユロツドを押圧す
るだけで、2つの軸方向位置の各爪を試験体の内
周面に押し付け、試験体をセンターリングし、チ
ヤツキングすることができ、構成および操作をき
わめて簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図は第1図の端面図である。 1……試験体、4……プツシユロツド、5……
プツシユロツドのテーパ面、6……テーパコー
ン、7……テーパコーンのテーパ面、8……皿ば
ね、14,18……爪、A,B……軸方向位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 動釣合試験する試験体の内周面に、異なつた2
    つの軸方向位置においてそれぞれ複数の爪を放射
    方向に押し付け、これによつて試験体をセンター
    リングし、チヤツキングする装置であつて、先端
    にテーパ面を有するプツシユロツドの外周面に、
    先端にテーパ面を有するテーパコーンを相対的に
    軸方向に移動可能に嵌合させ、前記プツシユロツ
    ドとテーパコーン間に、皿ばねなどの弾性手段を
    軸方向に弾性変形可能に介在させ、前記プツシユ
    ロツドを軸方向に押圧し、その押圧力と前記プツ
    シユロツドのテーパ面のくさび作用によつて一方
    の軸方向位置の各爪を試験体の内周面に押し付
    け、前記弾性手段の弾力と前記テーパコーンのテ
    ーパ面のくさび作用によつて他方の軸方向位置の
    各爪を試験体の内周面に押し付けるようにしたこ
    とを特徴とする動釣合試験機の試験体チヤツキン
    グ装置。
JP14908082U 1982-09-29 1982-09-29 動釣合試験機の試験体チヤツキング装置 Granted JPS5952440U (ja)

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JP14908082U JPS5952440U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 動釣合試験機の試験体チヤツキング装置

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JP14908082U JPS5952440U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 動釣合試験機の試験体チヤツキング装置

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Publication Number Publication Date
JPS5952440U JPS5952440U (ja) 1984-04-06
JPS6242347Y2 true JPS6242347Y2 (ja) 1987-10-30

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ID=30331031

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Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6262892A (ja) * 1985-09-13 1987-03-19 Hitachi Ltd 低品位炭の改質方法
JPH0658277B2 (ja) * 1985-09-30 1994-08-03 株式会社島津製作所 釣合試験機のつかみ装置
JPH0512751Y2 (ja) * 1985-12-24 1993-04-02
JP6764189B2 (ja) * 2016-10-25 2020-09-30 株式会社長浜製作所 動釣合い試験機用の被試験体固定装置
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JP6919898B2 (ja) * 2018-01-25 2021-08-18 株式会社長浜製作所 動釣合い試験機用の被試験体固定装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
SANDVIK COROMANT n¤´Ý- þs×ýza® u¨n´¬® *

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JPS5952440U (ja) 1984-04-06

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