JPS624223Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は写真立てに関する。

従来技術 背面部に蝶番等で取り付けられた支持脚を斜下
方へ開いて額縁部を支える様式の写真立ては、置
き場所等の高さに応じて角度調節ができないのが
欠点である。

又、底部の２ケ所に設けられた回動可能なプレ
ートＢによつて額縁部を支えて立てるようにした
写真立てＡについても上記と同様な不備がある。

考案の目的 本考案は見る者の眼の高さ、或いは置き場所の
高低等に応じて角度を自由に調節し得る写真立て
を提供することを目的としている。

考案の構成 本考案は、額縁部の背面に設けられた上部、下
部２ケ所の案内溝を具備する凹所と、該凹所内に
収納し得る２つ折り可能な支持板であつて、該支
持板の上下端面両端および両側端面にそれぞれ突
出部が形成されている支持板を備え、前記凹所内
部の支持板との対向面には支持板の前記両側端面
に形成された突出部が当接し得る複数個の凹部が
形成され、前記下部案内溝を形成する突設縁には
任意形状の切欠きが、支持板の下端面中央部には
任意形状の突設部が、それぞれ設けられた構成よ
りなるものである。

実施例 写真立て１の背面側には、上部および下部２ケ
所の突設縁２ａ，３ａによつてそれぞれ形成され
た上部、下部案内溝２，３を具備する凹所４が設
けられ、該凹所４内には中央部で２つ折り可能な
支持板５が収納されている。該支持板５中央部に
は、上端面６より下端面７に達する帯状薄膜部８
が設けられ、更に上下端面６，７両端には突出さ
せた小径部９が、両側端面１０中央部には突出部
１１がそれぞれ形成されている。又、支持板５の
左右対称位置には指が１本入る程度の大きさの２
ケの楕円孔１２が形成されている。

凹所４内の前記上部および下部案内溝２，３内
部には前記小径部９がそれぞれ緩挿される。凹所
４内における支持板５との対向面には、支持板５
に形成された突出部１１と当接し得る凹部１３が
凹所４の中央より左右に振り分けた等間隔の数ケ
所に設けられている。

支持板５の下端面７の中央部には円弧形突出部
１４が前記下部突設縁３ａの中央部には、前記円
弧形突出部１４と相似形状、かつ、それより若干
大きい形状の切欠き１５が、それぞれ設けられて
いる。

作 用 写真立て１を立てるには、支持板５に設けられ
た２ケ所の楕円孔１２に、例えば親指と人差指を
あてがい円弧形突出部１４が下部突設縁３ａの切
欠き１５を通過するようにして、前記帯状薄膜部
８のところで折り曲げ、支持板５の両側端面の突
出部１１の先端を前記凹部１３に当接させること
により行なう。この場合凹部１４は外側位置のも
の程、置き場所の平面との角度は緩かとなる。

考案の効果 本考案は取扱い操作が極めて簡単、かつ、構造
がコンパクトであるから、置き場所の高さに応じ
て自由に、見易い角度に変更し得るものであり、
吊具をつければ壁掛け用とすることもでき、又、
メダル、バツチなどを掲げる場合にも利用できる
などの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の斜視図、第２図は支持板が収
納された状態を示す背面図、第３図は支持板を取
り外した状態における背面図、第４図は一部省略
の拡大縦断面図、第５図は支持板の拡大平面図お
よび同正面図、第６図は従来の写真立ての斜面図
である。 １……写真立て、２……上部突設縁、３……下
部突設縁、４……凹所、５……支持板、８……帯
状薄膜部、９……小径部、１１……突出部、１３
……溝部、１４……凹部、１５……円弧形突出
部、１６……切り欠き。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上下に案内溝を具備する背面側に設けられた
   凹所と、該凹所内に収納し得る２つ折り可能、
   かつ、上下端面両端および両側端面にそれぞれ
   突出部が形成されている支持板を備え、前記凹
   所内部の支持板との対向面に複数個の凹部が形
   成されていることを特徴とする写真立て。 (2) 前記下部案内溝を形成する突設縁中央部に任
   意形状の切欠きが設けられていると共に、支持
   板の下端面中央部に任意形状の突設部が設けら
   れている実用新案登録請求の範囲第１項記載の
   写真立て。