JPS6240129B2 - - Google Patents

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JPS6240129B2
JPS6240129B2 JP13129078A JP13129078A JPS6240129B2 JP S6240129 B2 JPS6240129 B2 JP S6240129B2 JP 13129078 A JP13129078 A JP 13129078A JP 13129078 A JP13129078 A JP 13129078A JP S6240129 B2 JPS6240129 B2 JP S6240129B2
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JP
Japan
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electrode
guide
rotating shaft
cam
amount
Prior art date
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JP13129078A
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JPS5558923A (en
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Toshio Moro
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPS5558923A publication Critical patent/JPS5558923A/ja
Publication of JPS6240129B2 publication Critical patent/JPS6240129B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/26Apparatus for moving or positioning electrode relatively to workpiece; Mounting of electrode
    • B23H7/28Moving electrode in a plane normal to the feed direction, e.g. orbiting

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、被加工物に向つて加工進行する電
極の軸線方向と直交する平面内に電極自体を回転
させずに天体軌道状のの相対的な並進回転運動を
与えるとともに、加工進行量に応じて調整可能な
傾斜面と、この傾斜面上を相対的に移動して回転
角に交換するレバー機構により上記加工進行量に
応じて並進回転運動軌跡を増大あるいは縮少させ
ることができる放電加工装置に関するものであ
る。
一般に、この種放電加工装置は、電極の形状に
相似的な比例大、あるいは比例小の多数の加工穴
を被加工物に形成することができるばかりでな
く、電極自体が相対的な並進回転運動をしている
ため、加工屑の排除が容易となり、加工速度が向
上する等多くのメリツトを有し、近年急速に発達
してきた技術であるが、上述したように、電極に
並進回転運動を与える装置の多くは構成が複雑
で、部品点数が多く、高価であるばかりでなく、
被加工物にテーパ面で、かつ任意の断面形状を加
工する場合には、その加工形状に全く相似的な電
極を製作する必要があり、電極の製作コストが著
しく高価になる等の多くの欠点があつた。
この発明はかかる点に着目してなされたもの
で、加工進行方向に平行にスライド可能な軌道ガ
イドの円錐内筒面にラジアル方向に常にスプリン
グ等で押圧されて内接する同一傾斜面を有する円
錐リングを、上述した加工進行方向に直角な平面
内において任意の方向に移動可能なように案内さ
れる電極取付定盤に回転自在に支持させると共
に、上記円錐内筒面に内接させながら回転運動を
与え、しかも加工進行量に応じて調整可能な傾斜
面と、この傾斜面上を相対的に移動して回転角に
変換するレバー機構によつて上記加工進行移動量
に応じて上記軌道ガイドを上下させることにより
上記カム機構によつて生じる相似的な電極取付定
盤の回転軌跡を増大あるいは縮少させるようにし
た放電加工装置を提供しようとするものである。
すなわち、第1図a,b,cは何れもこの発明
の基礎となつた考え方の例を示すもので、1は放
電加工機のサーボ送りを行なう主軸、2はこの主
軸1の先端に取付けられたフレーム、3はこのフ
レーム2の内部に形成配置された複数本のガイド
バーで、上記主軸1と平行に取付けられている。
4は上記ガイドバー3に嵌合挿入され上下方向に
スライド可能に保持された軌道ガイドで、その中
心部には円錐形状の内筒面5が形成されている。
6は上記フレーム2の内部に設けられた2条のク
ロスローラガイドで、上記主軸1に直角な平面内
の一方向に設けられている。7は上記クロスロー
ラガイド6により案内されるサドル、8はこのサ
ドル7に、上記クロスローラガイド6と直交する
方向に設けられた他のクロスローラガイド、9は
このクロスローラガイド8により案内される揺動
体で、その外周部にはラジアルベアリング10を
介して円錐リング11が回転自在に係合保持され
ている。しかして、この円錐リング11の外周面
には上記円錐内筒面5と同一の傾斜が与えられて
いると共に、この円錐内筒面5に内接するように
構成されている。12は上記揺動体9の中心部に
回転自在で、かつ上下方向にスライド可能に係合
するピンで、その一端はピン14によりリンク1
3に連結され、しかもこのリンク13はピン15
によりフレーム2の中心部に主軸1と平行に回転
自在に支持されている固定回転軸30の回転中心
部に回転自在に結合されている。16はスプリン
グで、このスプリングは上記ピン12を常にラジ
アル方向に押圧するために設けられたものであ
る。17はこのスプリング16の落下防止用のス
プリングガイド、18は上記固定回転軸30の内
部に形成され、上記ピン12、リンク13、スプ
リング16、およびスプリングガイド17等を収
納するための空胴部である。19は固定回転軸3
0を回転自在に保持するラジアルベアリング、2
0は上記固定回転軸30を上下方向に規制するナ
ツト、21は上記固定回転軸30の軸端に設けら
れた大径なベルト車、22は上記フレーム2の側
面に固定された駆動モータ24の回転軸と一体を
なす小径なベルト車で、ベルト23を介してベル
ト車21に連結されている。25はスプリング
で、上記軌道ガイド4を常時下方に押圧するため
に設けられたものである。26は上記揺動体9の
先端に設けられた電極取付定盤で、ボルト27に
より固定される。28は上記電極取付定盤26に
取付けられた電極、29は被加工物、31は上記
フレーム2の側面に上下方向に取付けられたラツ
ク、32は、このラツク31と常時噛合するピニ
オンで、軸33に支持されている。しかして、こ
の軸33は、上記フレーム2の側面に支持され
る。取付板34に回転自在に係合保持されてい
る。35は上記取付板34の凹部に設けられた2
条のクロスローラガイドで、移動体36を主軸1
と平行に案内するために設けられたものである。
37は移動体36の中心部を貫通する調整バー
で、コラム側面に固定された支持金38の先端に
取付けられている。36aはビスで、上記調整バ
ー37に移動体36を固定するためのものであ
る。39は上記移動体36の側面に設けられた軸
部40に嵌合し、ナツト41により固定された傾
斜板で、この傾斜板39にはローラ案内42が形
成されている。43は回転目盛、44は取付板3
4に設けられた指標で、上記回転目盛43を読み
取る基準位置となるものである。45は上記ロー
ラ案内42に隙間なく、しかも移動自在に案内さ
れるローラ、46はこのローラ45を上記レバー
47に回転自在に支持させるためのピンで、上記
レバー47は軸33にキー等により固定されてお
り、これの回転角は、そのままピニオン32の回
転角となるように構成されている。そして、上記
ローラ案内42が垂直で傾斜していない場合に
は、主軸1が下降してもレバー47は回動しない
が、第1図aに示すようにローラ案内42が所定
の角度で傾斜されている場合には、主軸1が下降
すると、必然的にレバー47は回動しピニオン3
2も回転するため軌道ガイド4を上方、あるいは
下方に移させることになる。したがつて、互いに
内接する円錐リング11と、円錐内筒面5とによ
つて円錐リング11の上下方向の移動が規制さ
れ、加工進行方向に直角な平面内の移動ができな
いため、相対的なすべりが生じ、スプリング16
に抗するか、あるいは、このスプリング16の弾
性力によつて、内接部の接線と、回転中心とを結
ぶ線上を円錐リング11が移動することになる。
つまり、第1図aに示すように主軸1と円錐リン
グ11との偏心量eを調整することができるわけ
である。なお、いうまでもなく、リンク13の回
転する平面、およびスプリング16の押圧方向、
および円錐リンク11と円錐内筒面5の接線は、
同一平面内で、しかも固定回転軸30の回転中心
線と平行に交わるように構成されていることはい
うまでもない。
この発明の放電加工装置は上述したように、放
電加工を行なう際、電極が被加工物に対し加工し
ながら進む軸線と直交する平面において、電極と
被加工物間に相対的な並進回転運動を与えるよう
にしたもので、まず、駆動モータ24によつて固
定回転軸30が所定の回転数で回転すると、この
回転により空胴部18内に配置されているピン1
2、リンク13等も一体に回転することになる
が、このピン12、およびリンク13はスプリン
グ16により常にラジアル方向に付勢されている
ため、このピン12に係合している揺動体9も同
様にラジアル方向に押圧されることになり、回転
自在に係合する円錐リング11と、円錐内筒面5
とが互いに接触する。つまり、第1図aに示すよ
うに偏心量eだけ中心がずれた位置でバランスす
ることになる。しかして、この偏心量eは、上述
したように、ピニオン32の回転により調整が可
能であり、上記軌道ガイド4の上下ストロークの
範囲内において、主軸1の昇降移動量に応じて変
化させることができるものである。また、揺動体
9は、フレーム2に対して加工進行方向と直交す
る平面内において任意の位置に直線で移動させる
ことができるため、固定回転軸30の回転にとも
ない、360゜の方向に揺動体9は押し続けられる
ことになり、軌道ガイド4の中心に設けられた円
錐内筒面5を案内として円錐リング11が転動
し、揺動体9は偏心量eを回転半径としてそれ自
体は回転しないで、天体軌道状の円軌跡を描く並
進回転運動を行なうことになる。また、加工の進
行に伴ない、主軸1は下方に移動し、ローラ45
は、ローラ案内42に案内されて下方にスライド
するが、このときレバー47はローラ案内42に
よつて回動することになり、ピニオン33を回転
させる。このようにしてピニオン33が回転する
と、これに噛合するラツク31が上方あるいは下
方に移動して軌道ガイド4の昇降制御を行なう。
この軌道ガイド4の制御量は、主軸1の移動量に
比例的で傾斜板39の傾斜角度によりその変化量
はさらに制御できる。つまり、上述したように、
円錐内筒面5に案内されて円軌跡を描く並進回転
運動を行なつている電極28の回転半径を、主軸
1の下降量に応じて増大あるいは減少させること
が可能となり、第1図aに示すように、単純な形
状の電極28によりテーパ面を加工することが可
能となる。さらに、調整バー37上において、任
意の位置に移動体36を固定するようにすれば、
テーパ加工面の開始点を任意の位置に設定するこ
とができる。また、ローラ案内42を垂直状態に
調整すれば、ストレート穴の加工を行なうことが
できるものである。また、上記偏心量eを「0」
にすることも可能で、この場合は、固定回転軸3
0の回転中心線上にピン12の中心が一致する位
置において、円錐リング11と、円錐内筒面5と
が隙間なく嵌合するように配置すれば、固定回転
軸30の回転は、揺動体9に伝達されず電極取付
定盤26は静止したままとなることはいうまでも
ない。
なお、第2図a,b,cはこの発明の基礎とな
つた考え方の他の例を示すもので、この実施例に
おける固定回転軸30は、主軸1の軸線と距離
「L」だけ離れたフレーム2内にアンギユラベア
リング50、スラストベアリング51により回転
自由に支持されている。そして、この回転軸30
の上端部には、加工進行方向と直交する平面内に
おいて固定回転軸30の回転中心と交わる一方向
にスライド可能にクロスローラガイド53を介し
て偏心回転軸52が移動自在に支持されている。
また、この偏心回転軸52は、スプリング16に
より常にラジアル方向に付勢されていると共に、
その上端部にはナツト54によつて抜け止めされ
た円錐リング11が回転自在に装着されており、
かつ、この円錐リング11は加工進行方向と平行
に配置され、キー55により回転を阻止されて上
下方向にスライド可能に支持されている軌道ガイ
ド4の円錐内筒面5に接触するようになされてい
る。そして、この軌道ガイド4はスプリング25
により常に上方に向つて付勢されており、その弾
性力は調整ボルト56によつて調整することがで
きる。57は上記調整ボルト56の上面に接触す
るローラで、ピン58によりレバー47に回転自
在に支承されており、またこのレバー47は、ピ
ン59により取付金具60に回転自在に支承され
ている。さらに、このレバー47の他端には、傾
斜板39にころがり接触し、かつ上記スプリング
25の弾性力によつてこの傾斜板39に常時押圧
されるローラ45がピン46により回転自在に枢
着されている。61は上記傾斜板39の半円部に
形成された扇形歯車62は上記扇形歯車61に常
時噛合うピニオン、63はこのピニオン62を回
転自在に支承する軸で、取付板34に取付けられ
ている。64は連結棒、65はこの連結棒64と
直交する方向にクロスローラガイド8を介してフ
レーム2に移動自在に支持されると共に、上記連
結棒64をその軸線方向にスライド可能に支持す
るボールガイド、66はボールベアリングで、上
記偏心回転軸52と連結棒64の一端とを回転自
在に連結するためのものである。また、この連結
棒64の他端は、第2図bに示すように、回転不
能に電極取付定盤26に連結されている。67は
上記フレーム2の内部に設けられたベアリングケ
ース、68は両面が円滑なプレートで、上記ベア
リングケース67内においてナツト69により軸
70に取付けられている。71は上記プレート6
8と、ベアリングケース67とにより形成された
空間内に配置された複数のボールで、このボール
71は上記プレート68の平面内において、任意
の位置への移動を隙間なく円滑に行なわせると共
に上下方向の「ガタ」を防止するために設けられ
たものである。72は上記電極取付定盤26を軸
70に取付固定するナツトである。
以上述べたこの発明の基礎となつた考え方の他
の例の動作は、上述した例(第1図)の場合とほ
とんど同様であるが、ボールガイド65に支持さ
れている連結棒64の一端は偏心回転軸52に回
転自在に支持されているため、第1図aに示す回
転半径eを維持しながら回転しても、連結棒64
は加工進行方向を直交する平面内で、平行にかつ
直交する2軸線上を「2e」の振巾で往復運動が行
ない得られるもので、この回転往復運動は、電極
取付定盤26自体を回転させることなく半径eの
天体軌道状の円軌跡を描く並進回転運動に変換さ
せることができるものである。また、このような
構成(第2図)においては、第2図aに示すよう
に、フレーム2の上面と、電極取付定盤26の下
面との距離「I」が上述した一実施例(第1図)
のものと比較して小さく構成することが可能とな
り、相対的に電極と、被加工物の高さに制限を受
けなくなるメリツトがある。
しかしながら、上述したこの発明の他の考え方
の例においては、主軸の下降移動量に応じて回転
半径eを調整する傾斜板39、および取付板34
は、コラム側面に取付けるようになされている
が、実装面において好ましくなく、フレーム2に
取付けるほうが望ましい。かかる点を解決したの
が第3図に示すこの発明の更に他の考え方を示し
た例であつて、この第3図a〜fにおいては上記
第1図と同様に傾斜板39をフレーム2の側面に
主軸1と平行に案内支持し、レバー47を介して
傾斜板39上を転動するローラ45の動きを軌道
ガイド4に伝達するようにしたもので、第3図b
において80は固定回転軸30の軸端に設けられ
た目盛リング、81はこの目盛リング80の回転
を阻止するクランプ装置、82はこのクランプ装
置81に螺挿された上記目盛リング80の周縁部
に圧着される締付ボルト、83は指標で、目盛リ
ング80の目盛を読み取る基準となる。以上のよ
うに構成されたものにおいていま、たとえば駆動
モータ24の回転を止め、所定の角度に目盛リン
グ80を設定し、締付ボルト82により目盛リン
グ80をクランプする。次に、位置決めされた角
度の方向に偏心回転軸52がスプリング16によ
つて押圧されるため、固定回転軸30の中心と、
上記角度の方向とを結ぶ直線上のみ偏心回転軸5
2のスライドが可能となり、軌道ガイド4の上下
運動によりこれが行なわれる。すなわち、第3図
cに示すように固定回転軸30をクランプし、主
軸1の下降移動量に応じて軌道ガイド4を上下方
向に制御するようにすれば、傾斜板39により生
じる角度をもつて電極28をZ軸(加工進行方向
の中心線)方向に送り制御することが可能となる
ものである。これは、電極を被加工物に対して任
意の或る特定の方向にのみ寄せて加工することが
可能であることを意味するものである。
以上述べたこの発明の基礎となつた考え方の一
例(第1図)、および他の例(第2図、第3図)
において、電極と被加工物間の加工進行方向と直
交する平面における相対的な関係は、電極の上記
平面と平行に切断して形成された外周部の任意の
点の運動が上記偏心量eを半径とする完全な円軌
跡を描く運動となる関係である。これは、或る形
状の電極によつて加工する場合は、加工形成され
る被加工物の加工穴が上記電極の加工進行方向と
直交する平面と平行な各切断面における各外周部
の形状に対して必ず相似形となり、比例的に大あ
るいは小となる関係にあることを意味する。すな
わち、電極の形状に対して加工穴はこれと相似形
となる欠点を有するものである。
第4図a,b,cはかかる点を解決したこの発
明の一実施例を示すもので、単一の電極で、この
電極と相似形以外の任意の形状の傾斜面を有する
加工穴を被加工物に形成しようとするものであ
る。
すなわち、第4図a,b,cにおいて、100
は固定回転軸30の軸端に取付けられた楕円形状
のカム、101はこのカム100の外周を転動
し、ピン102により軸103に回転自在に枢着
されたローラで、上記軸103は、フレーム2に
突設されたガイド腕104にスライド自在に支承
され、その先端にピン105によつて回転自在に
取付けられたローラ106は、アーム107と係
合してこれを押圧するようになされている。そし
て上記アーム107の一端は、スプリング25に
より常時上方に向つて押しあげられ、軌道ガイド
4に螺合する傘歯車108の上面に常時係合し、
フレーム2の突起109にピン110によつて揺
動自在に支承されている。したがつて、カム10
0の回転に伴なつて生じる軸103の振巾運動を
正確に軌道ガイド4に伝達することができるもの
である。111は上記傘歯車108の上面に常時
圧接するローラで、ピン112によりアーム10
7の上端部に枢着されている。したがつて、上記
固定回転軸30が一回転する間に、カム100の
形状に応じて軌道ガイド4が上下に変位すると共
に、円錐内筒面5に接触して転動する円錐リング
11は、ラジアル方向にスプリング16で押され
ているため、上記軌道ガイド4の上下変位に追従
しながら回転する。つまり、偏心回転軸52は、
カム100の外周形状と全く相似的な比例小、あ
るいは比例大の軌跡を得ることができるわけであ
る。113は、フレーム2の側面に回転自在に固
定される軸、114は上記傘歯車108に常時噛
合する傘歯車で、上記軸113にキー等を介して
固定されており、レバー47の回転角と、傘歯車
114の回転角とが等しいことはいうまでもな
い。
以上述べたこの発明の一実施例にある第4図に
おいて、あらかじめ傾斜板39を第4図aに示す
ように、角度「θ」に設定しておく。この場
合、第5図に示すように、加工穴120の内面の
傾斜角は「θ」となるものと仮定する。そし
て、駆動モータ24が回転し、主軸1が下降して
電極と被加工物間に放電加工が開始されると、上
述したように、電極28はカム100の形状に比
例した相似的な軌跡を描きながら被加工物を加工
する。しかしながら主軸1が下降するに従いレバ
ー47は、傾斜板39のローラ案内42に沿つて
下降するため軸113を支点として回動する。こ
の回動角は傘歯車114に同期するため傘歯車1
08に伝達され軌道ガイド4を上げることにな
る。このように上方に移動する軌道ガイド4に内
接して転動する偏心回転軸52の回転半径も当然
大きくなる。つまり軌道ガイド4はカム100に
よりアーム107を介して常に上下方向に振動す
るが、この振動の基準位置がレバー47により上
方、あるいは下方への主軸の移動量および傾斜板
39の設定量に比例して連続的にシフトされるこ
とになり、第5図に示すように、φDの円形電極
で傾斜面を有する楕円形状の加工穴を形成するこ
とができるわけである。なお、上述した楕円形以
外の形状であつてもカム100の形状を任意に設
定することによりその形状に応じた傾斜面を有す
る加工穴を形成することができることはいうまで
もない。
以上述べたようにこの発明によれば、放電加工
における電極と被加工物との間において相対並進
回転運動を行なわせながら主軸の移動量に応じて
上記回転運動半径を増大あるいは縮少させる制御
ができるため、単一電極による放電加工可能範囲
が著しく増大する効果がある。また、この発明に
よれば、従来のこの種放電加工装置と比較し部品
点数がきわめて少なくなり構成が簡単になる。ま
た、偏心半径の変化量は傾斜板の角度を変化させ
るのみで任意に調整可能であり、傾斜板と軌道ガ
イドに両端が係合した単純な機構のレバーにより
電極の加工進行移動量に応じて軌道ガイドの上下
位置を調整して偏心量を変化させるから、ガタが
少なく正確な並進回転運動を与えることのできる
効果がある。さらにこの発明によれば、電極取付
定盤を案内支持する部分と、それに並進回転運動
を与え、かつその軌道半径を制御する構成部分と
を分離して構成することができるための装置を薄
く構成でき、これにより電極と被加工物との高さ
に制限を受けることがない効果もある。さらにま
た、この発明によれば、カム機構を用いることに
より電極取付定盤の並進回転軌跡をカム形状に全
く相似的な比例小あるいは比例大の軌跡に制御す
ることができるとともに、主軸の下降量に応じて
回転半径を縮少あるいは増大させることが可能と
なり、任意の傾斜面を有する加工穴を簡単に加工
形成できるばかりでなく、電極の回転をともなわ
ずに任意の方向に寄せ加工ができるなど、数々の
優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜dはこの発明の基礎となつた考え方
の例を示すもので、第1図aは縦断面図、第1図
bは第1図aのイ―イ線における断面図、第1図
cは第1図aのロ―ロ線における断面図、第1図
dは第1図aの要部を矢印Aの方向から見た底面
図である。第2図a〜cはこの発明の他の考え方
の例を示すもので、第2図aは縦断面図、第2図
bは第2図aのハ―ハ線における断面図、第2図
cは第2図aの要部を矢印Bの方向から見た側面
図である。第3図a〜eはこの発明の更に他の考
え方の例を示すもので、第3図aは縦断面図、第
3図bは要部の側面図、第3図cは動作説明図、
第3図dは全体側面図、第3図eは平面図であ
る。第4図a〜cはこの発明の更に他の一実施例
を示すもので、第4図aは縦断面図、第4図bは
第4図aの要部を矢印cの方向から見た底面図、
第4図cは要部の側面図、第5図は電極と被加工
物との相対的関係を示す断面図である。 図面中、1は主軸、2はフレーム、4は軌道ガ
イド、5は円錐内筒面、11は円錐リング、24
は駆動モータ、26は電極取付定盤、28は電
極、30は固定回転軸、39は傾斜板、47はレ
バー、52は偏心回転軸、100はカム、107
はアームである。なお、図中同一符号は同一また
は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 主軸1に設けられたフレーム2にはまり込ん
    でおり、かつ電極28の加工進行方向と同一方向
    に移動可能に支持された軌道ガイド4、この軌道
    ガイドに設けられた円錐内筒面5に常時圧接し、
    この軌道ガイドの軸線と直交する方向に移動して
    偏心量を与える円錐リング11、この円錐リング
    を回転支持する偏心回転軸52、この偏心回転軸
    を移動可能に支承する固定回転軸30及びこの円
    錐リング11に連結された電極取付定盤26、上
    記円錐リング11を上記軌道ガイド4の円錐内筒
    面5に沿つて転動させる駆動モータ24、主軸1
    に設けられて角度変更可能な傾斜板39、および
    この傾斜板と上記軌道ガイド4に両端が係合して
    上記電極の加工進行移動量に応じて上記軌道ガイ
    ドの上下位置を調整することにより上記偏心量を
    変化させるレバー47を備え、更に前記固定回転
    軸30の軸端にカム100を設けて同軸上で回転
    させるとともにこのカム100の外周面と前記軌
    道ガイドに両端が係合して、上記電極28の並進
    回転角度に応じて上記軌道ガイド4の上下位置を
    調整することにより上記偏心量を変化させるアー
    ム107を備え、上記電極取付定盤26に天体軌
    道状の相対的な並進回転運動を与えると共に、こ
    の並進回転運動半径を、加工進行方向の進み量と
    比例的に増大あるいは縮少させるように制御する
    とともに、カム100の回転角度に応じてカム外
    周形状に相似の電極並進回転軌道を付加するよう
    にしたことを特徴とする放電加工装置。
JP13129078A 1978-10-25 1978-10-25 Spark erosion machine Granted JPS5558923A (en)

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