JPS6239723A - 水位計及び該水位計を用いた模型船デツキ上の海水打込み計測方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、水槽試験で船のデツキ上に打込む水の速度、
水位、量等を定量的に調べるための水位計及び該水位計
を用いた模型船デツキ上の海水打込み計測方法に関する
ものである。

［従来の技術］ 水槽試験で模型船のデツキ上に打込む水の速度、水位、
量等を定員的に調べることは実際の船舶航行の上で重要
なことである。

斯かる海水の打込みを計測するために、従来は一般的な
容量線式水位計が用いられていたが、該水位Ｓ１は速い
水の動きに対して充分な応答性が得られない欠点があっ
た。

そこで最近、第６図に示すような抵抗線式水位計が用い
られるようになってきている。この抵抗線式水位計は、
ホルダー１から突出するよう近接して平行配置した抵抗
＄！Ｊ２．２の基端に、電源と接続されたＢＮＣコード
３を連結し、打込んだ海水が抵抗線２．２間に接触介在
し通電状態になった時の電気抵抗値を検出して、水位を
８１側するようにしたものであ−る。而して、斯かる抵
抗線式水位計は、全体的に細いが自立でき、水の勤行を
妨げないのが特徴であり、速い水の動きに対しても充分
な応答性が得られ、一般的な容量線式水位計にない利点
がある。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、所かる抵抗線式水位ｈ４の場合、第７図
にその特性を示すように、水位零近傍（範囲Ｘ）では強
い非線型応答となるため、水位零近傍での正確な測定が
困難であった。

本発明は水位零近傍でも正確な測定を行えるようにした
ものである。

［問題点を解決するための手段１ 本発明は、近接して平行配置された２本の抵抗線が水の
接触介在により通電して、その電気抵抗１直を基に水位
を計測するようにした抵抗線式水位計において、前記両
抵抗線の根本部分に、両抵抗腺を通電状態にするための
水タンクを設けた構成としている。

［作　　　用］ 従って、強い非線型応答を示ず水位の部分が水タンクで
受けちたれ、線型応答を示す水位の部分が胴側範囲とな
る。

［実　施　例］ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図において、７は本発明の水位計であり、第６図で
示した水位計において、ホルダー１の上端部、即ち抵抗
線２．２の根本部分に、抵抗線２．２が通電して第７図
における範囲Ｘの強い非線型応答を示す部分を受けもた
Ｕるようにするための水タンク４を設けたものである。

斯かる構成とした水位計７を用いる場合、第２図に示す
ように、水タンク４の上面レベルが模型船５のデツキ６
レベルと一致するようデツキ６に取付ける。このような
取付は状態で、打込まれた海水が抵抗線２，２に接触介
在すると、第７図において範囲Ｘで示す強い非線型応答
部分が既に水タンク４で受けもたれているため、水位零
近傍でも範囲Ｘを超えた線型応答を示す部分で正確に計
測される。

又、斯かる水位計７を用いて、打込む海水の速度や吊を
計測する場合には、第２図に示すように、模型船５のデ
ツキ６上に所定の間隔で縦横に複数（多い程Ｊ、い）取
付けて行う。尚、この場合、各水位計７の抵抗線２，２
の高さは、予想されろ水位よりも高くなるような長さと
しておく。

この状態で、打込まれた海水が任意の水位計７の抵抗線
２，２に接触すると、その水位が前述のＪ：うにして求
められる。又該任意の水位計７にて水位が求められた後
、順次その隣の水位計７にても水位が求められる。而し
て水位が順次求められた時の各水位計７，７間の時間差
を検出することにより、各水位計７，７間の距離が解っ
ているので、海水の打込み速さが求められる。

更に打込み速さが求められれば、水位が解っているので
打込み量が求められる。

以上のようにして、模型船５でのデツキ６上に打込まれ
る海水の速度、水位、量を計測することができ、水槽試
験で好データを１ｑることかできる。

尚、第２図では抵抗＠２．２の長さが等しい水位計７を
同一高さで並べたが、第３図に示すように絶縁体８を用
いて抵抗線２．２の長さが階段状になるように並べても
よい。

第４図及び第５図は本発明の更に他の実施例であり、２
本１組とした水位計７ａ、７ｂを模型船５のデツキ上に
所定間隔で縦横に設置して海水の打込み測定を行ってい
る状態を示すものである。前記の水位計７８は相対水位
計の高さｈのうち、１／２ｈ〜ｈを計測範囲とし、水位
計７ｂは０〜１／２ｈを計測範囲とし、更に水位計７ａ
は０〜１／２ｈが不感部となるよう電気的な絶縁体８で
被覆しである。

今、水位計７８で計測された水位が１／２ｈＸＯ０８で
あったとし、デツキ６に打込んだ氷塊に空気層がなけれ
ば、水位計７ｂでは１００％水没の１／２ｈＸ１の水位
が計測されるはずである。

ところが、水位計７ｂの計測水位が１／２ｈｘ０．６で
あったとすると、０〜１／２ｈのうち、少なくとも４０
％は空気層であったことがわかる。

このように、本来の水位計に絶縁体８で被覆を施したも
のを併用することに、より、氷塊の状況を訂しく調べる
ことが可能になる。更に前記の絶縁体８の長さを階段状
に変えた多くの水位計７８で１組の相対水位計を構成す
れば、より精度よく氷塊の状況を知ることができる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、抵抗線の根本部分
に水タンクを設けたことにより、水位零近傍でも線ｙ！
応答としで計測することができる。又模型船のデツキ上
に複数配置することにより、デツキ上に打込まれる海水
の速さ、水位、量等を定量的に求めることができ、水槽
試験で好データを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の水１１７計の説明図、第２図は本発明
の水位計を用いて模型船にて海水の打込み測定を行って
いる状態を示す説明図、第３図は海水の打込み測定にお
ける水位計の取付状態の例図、第４図は本発明の他の実
施例を示す側面図、第５図は第４図の縦断面図、第６図
は従来の水位計の説明図、第７図は抵抗線式水位計゛の
特性を承り図である。 １はホルダー、２は抵抗線、３はＢＮＣコード、４は水
タンク、５は模型船、６はデツキ、７は水位計を示す。 特　　許　　出　　願　　人 石川島播磨重工業株式会社 特　　許　　出　　願　　人 電子工業株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）２本の抵抗線が水の接触介在により通電して、その
   電気抵抗値を基に水位を計測するようにした抵抗線式水
   位計において、前記両抵抗線の根本部分に、両抵抗線を
   通電状態にするための水タンクを設けたことを特徴とす
   る水位計。 ２）２本の抵抗線が水の接触介在により通電して、その
   電気抵抗値を基に水位を計測し得るよう構成し、且つ前
   記両抵抗線の根本部分に、両抵抗線を通電状態にするた
   めの水タンクを設けて成る水位計を、模型船のデッキ上
   に複数設置し、該各水位計で求めた電気抵抗値を基にデ
   ッキ上に打込まれた海水の速度、水位、量を定量的に計
   測することを特徴とする水位計を用いた模型船デッキ上
   の海水打込み計測方法。