JPS6239336Y2 - - Google Patents

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JPS6239336Y2
JPS6239336Y2 JP1980148512U JP14851280U JPS6239336Y2 JP S6239336 Y2 JPS6239336 Y2 JP S6239336Y2 JP 1980148512 U JP1980148512 U JP 1980148512U JP 14851280 U JP14851280 U JP 14851280U JP S6239336 Y2 JPS6239336 Y2 JP S6239336Y2
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JP
Japan
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fish
transducer
tidal current
amplifier
tidal
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JP1980148512U
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JPS5772180U (ja
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、超音波を利用して潮流の流速と方向
及び魚群などを検出する装置に関するものであ
る。
従来は、潮流に関しては潮流計、そして魚群に
就ては魚群探知機を専用していたが、両者は水中
探査という立場で共通する機能を有する部分があ
る点に着目し、本考案では共通機能を有効に活用
し、若干の附加装置を用いて両者を兼用するよう
にしたものである。
本考案の実施例を説明する前に、簡単に潮流計
の概念にふれる。
船から海底に向つて超音波を送出すると、海底
から反射波が帰来する。そして任意の深度に潮流
があると、この潮流は通常の海水と音響的性質が
異なり、いわゆる音響インピーダンスの値に差が
あるから、潮流の部分が超音波の反射層となり、
そこから超音波が反射する。
この場合、船は或る速さで走航しており、潮流
も或る速さで流れているから、ドツプラー効果に
よつて送信周波数と反射波の周波数との間に偏差
を生ずる。偏差値は流速の函数であるから、ドツ
プラー部分を検出して周波数差を求めれば流速を
算出できる。
そこで、海底からの反射波によつて対地速度を
検出し、潮流層からの反射波で対水速度を検出す
れば、両者の差から潮流の真の速度が得られる。
実際の測定においては、船の左右方向(X軸方
向)と前後方向(Y軸方向)の値を得、そのあと
ベクトル合成して真の速度と方位を求めるので、
第1図に示すように、前後方向に就ては超音波ビ
ームA(又はAとB)を、そして左右方向に就て
は超音波ビームC(又はCとD)を、船Sから垂
直に対して適宜にきめたθなる角度で海底に向つ
て送出し、海底と潮流からの反射波を取り出すよ
うに構成する。
一方魚群探知機は、船から下方又は任意の方向
に超音波を送出し、主として魚群からの反射波を
得て魚群の存在を把握するもので、漁業全般に活
用されていることは周知の通りである。
上に見る通り、潮流計と魚群探知機の両者は、
いづれも水中において超音波を用い、反射体から
の反射波を受信する点で共通している。
本考案は両者の共通点、すなわち超音波の送受
波作用を利用し、魚群の表示に必要な記録器その
他を附設することによつて、潮流計と魚群探知機
を兼用せしめ、漁業において有効に活用せんとす
るもので、以下実施例に基づいて説明する。
第2図は機能が判る程度に簡略化して示した実
施例のブロツクダイヤグラムである。
図で1は発振部、Kは発振部に設けた切換スイ
ツチ、2は複数の送受波器、3は前方又は後方の
対地増巾器、30は左又は右の対地増巾器、そし
て4は前方又は後方の対水増巾器、40は左又は
右の対水増巾器、5は演算及び表示装置であり、
これらは潮流計を構成する。
こゝで対地増巾器は、反響信号レベルの大きい
海底からの反射波だけを取り出し、また対水増巾
器は反響信号レベルの小さい潮流層からの反射波
及び海底からの反射波を取り出すようになつてい
る。
潮流だけを測定したい場合は、スイツチKをイ
側に入れ、図示を省略したパルス発生部から一定
の周期で送られてくる潮流測定用のキーイングパ
ルスPを、発振部1に含まれる送信ドライブ発生
器Gに引加し、送信増巾器Aを通して送受波器2
を駆動し、送受波器2から所定方向に超音波を一
定周期で送出すると、海底と潮流層からの反射波
が帰来して、信号は対地増巾器3と30及び対水
増巾器4と40を通り、そのあと演算及び表示装
置5で流速と方向とが演算処理され、その結果が
表示される。こゝで発振部1と送受波器は超音波
の送受波作用を行い、超音波は船の前後と左右な
ど多方向に送出されるから、これを利用すれば多
方向の魚群探知ができ、鉛直下方の一方向だけを
探知する汎用の魚群探知より探知範囲が拡くな
る。
図で6と7は、通常の魚群探知機に用いる魚探
用の増巾器であり、図では2個を例示したが、潮
流計用の送受波器は複数個用いるから、その数と
見合うように配設すればよい。
8は、それぞれの送受波器に接続された魚探用
の増巾器6,7などを、個別に選択して切り換え
たり、複数を組合わせて同時に接続することがで
きる選択器で、この選択器によつて所望方向の魚
群を探知するわけである。ただし選択の手段は図
には省略してある。次に9は通常広く用いている
ベルト駆動型などの記録器である。
潮流計として使う場合は、何等の制限を受けな
いで任意の時点で探知用の超音波を送出してよい
が、魚群探知の場合は、記録ペンが目盛の0位置
を通るとき送波しなければならないので、発振部
1の切換スイツチKを(0)側に入れ、記録器内
のキーイング回路(図示せず)で発生する魚探用
のキーイングパルスQで発振部1を駆動する。
かくして装置全体としては、潮流計単独で使用
することができ、かつ併せて魚群探知機の機能を
持ち、多方向の魚群を探知できるので極めて効果
的である。
以上は原則的な実施例であるが、対水増巾器は
一般に高利得であるから、これをそのまま魚群探
知用に利用して大雑把に魚群を探知することが出
来る。
第3図にはその際の構成を示すもので、この場
合は第2図における増巾器6と7の代りに、減衰
器10と11を用い、これを対水増巾器の後段に
接続したものである。
対水増巾器は低い反響レベルの信号を取りだす
ように構成されているから高利得になつており、
そのまゝでは反響レベルが大巾に変る魚群の検出
には不適であり、利得を減衰調整するために減衰
器10と11を用いるのであり、第2図の場合と
較べて簡単で費用も少くてよい利点はあるが、魚
群探知においては、魚群が海底に密着していた
り、魚群とプランクトンが一緒になつたり、魚群
の形態が様々であるため、魚群を忠実に検出する
対策が必要で、通常は増巾器自身にそれなりの工
夫をしている。従つて潮流計の対水増巾器をその
まま使つて利得の調整をするだけでは魚群の実体
を忠実に把握する点では不充分といわなければな
らない。
以上見る通り本考案は、潮流計と魚群探知機の
機能を兼ねるので、漁業において利用すると効果
的で実用上極めて好都合である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、超音波潮流計の概念を示す図。第2
図は本考案の実施例のブロツク図。第3図は他の
実施例のブロツク図。 1……発振部、2……送受波器、3,30……
対地増巾器、4,40……対水増巾器、5……演
算及び表示装置、6,7……魚探用増巾器、8…
…選択器、9……記録器、10,11……減衰
器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 水中所定の方向に超音波を送出する送受波
    器、該送受波器を駆動する発振部、反響信号を
    受信する対地増巾器及び対水増幅器、潮流の速
    度と方向を演算処理して表示する演算及び表示
    装置などで構成された潮流計において、前記発
    振部には潮流の測定だけを行う場合と、潮流測
    定と魚群探知を併用するる場合を切換操作する
    切換スイツチが設けられており、潮流の測定に
    当たり該スイツチを操作し、潮流測定用のキー
    イングパルスで発振部を駆動し、前記送受波器
    から一定周期の超音波を送出して潮流を測定す
    るものであり、前記潮流計の送受波器の受信側
    には魚探用増巾器、選択器及び魚群表示用の記
    録器が併設されており、魚群探知に当たつて
    は、前記スイツチの操作により、記録器の記録
    ペンが目盛のO位置を通るとき発生する魚探用
    のキーイングパルスを受けて送波し、前記選択
    器で選択された送受波器による魚群の探知結果
    を表示するようになつていることを特徴とする
    超音波潮流計と魚群探知機を兼用した装置。 (2) 前記魚探用増巾器の代わりに、対水増巾器の
    後段に減衰器を接続した第1項記載の装置。
JP1980148512U 1980-10-20 1980-10-20 Expired JPS6239336Y2 (ja)

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JPS5772180U JPS5772180U (ja) 1982-05-01
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JPS61181987A (ja) * 1985-02-07 1986-08-14 Furuno Electric Co Ltd 探知装置

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