JPS6238780Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6238780Y2 JPS6238780Y2 JP9568980U JP9568980U JPS6238780Y2 JP S6238780 Y2 JPS6238780 Y2 JP S6238780Y2 JP 9568980 U JP9568980 U JP 9568980U JP 9568980 U JP9568980 U JP 9568980U JP S6238780 Y2 JPS6238780 Y2 JP S6238780Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- nylon
- roll
- coater
- coating
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、グラビアロールコーターあるいはリ
バースロールコーター等のロールコーター用のブ
レードに関するものである。 グラビアロールコーター、リバースロールコー
ター等ブレードを必要とすコーターには、従来リ
ン青銅、スウエーデン鋼、不錆鋼等の金属板で作
られたブレードを使用している。 これらの金属製ブレードを使用すると、コータ
ーロールの表面摩耗がはげしく、グラビアロール
ではセルの高さが残くなり、塗工量が少なくな
り、塗工量管理が困難となる。又、リバースロー
ルコーターではメタリングロール表面を傷つけ、
製品外観を悪くするという欠点があつた。 本考案は、上記の欠点を解決すべく、ブレード
の材質を種々検討し、本考案に至つた。すなわ
ち、材質としてナイロン12あるいはナイロン11よ
りなるブレードを使用することにより、コーター
ロールの表面摩耗を少くし、かつ優れた塗工外観
を有する製品を得ることができた。 次に本考案を具体的に説明する。 第３図に金属製ブレード（リン青銅製）及びナ
イロン12製ブレードを用い、第１図に示したよう
なグラビアロールコーター（ロール仕様180メツ
シユ、セル高さ35μ）にて塗工を行つた場合の使
用回転数に対する経時的塗工量の変化を示した。 これより明らかなように、金属製ブレードを用
いた場合には、グラビアロール表面の摩耗度が大
きいため、塗工量の変化が大きく、一定塗工量
（固形分）に管理する為に塗工液濃度を変化させ
る必要があり、かつグラビアロールの寿命も短か
く、再度彫刻する頻度が多くなる。それに比べ、
ナイロン12ブレードではその頻度が非常に小さ
く、作業性、経済性に優れている。 更に詳しく説明すると、ブレードとしては耐溶
剤性があり、適度の耐摩耗性及び適度の弾性力が
必要である。 このような見地から、本考案者等らはナイロン
についても種々検討した結果、表−１に示すよう
な結論を得た。すなわち、ナイロンの中でもナイ
ロン12あるいはナイロン11が、ブレードの材質と
して優れていることを見出し、本考案に到つた。 なお、表−１中、各特性の測定は以下のような
方法で行つた。 耐溶剤性…… 各種溶剤（アルコール類、ケトン
類、エステル類）に浸漬させ、変形
度合を観察した。 【表】
バースロールコーター等のロールコーター用のブ
レードに関するものである。 グラビアロールコーター、リバースロールコー
ター等ブレードを必要とすコーターには、従来リ
ン青銅、スウエーデン鋼、不錆鋼等の金属板で作
られたブレードを使用している。 これらの金属製ブレードを使用すると、コータ
ーロールの表面摩耗がはげしく、グラビアロール
ではセルの高さが残くなり、塗工量が少なくな
り、塗工量管理が困難となる。又、リバースロー
ルコーターではメタリングロール表面を傷つけ、
製品外観を悪くするという欠点があつた。 本考案は、上記の欠点を解決すべく、ブレード
の材質を種々検討し、本考案に至つた。すなわ
ち、材質としてナイロン12あるいはナイロン11よ
りなるブレードを使用することにより、コーター
ロールの表面摩耗を少くし、かつ優れた塗工外観
を有する製品を得ることができた。 次に本考案を具体的に説明する。 第３図に金属製ブレード（リン青銅製）及びナ
イロン12製ブレードを用い、第１図に示したよう
なグラビアロールコーター（ロール仕様180メツ
シユ、セル高さ35μ）にて塗工を行つた場合の使
用回転数に対する経時的塗工量の変化を示した。 これより明らかなように、金属製ブレードを用
いた場合には、グラビアロール表面の摩耗度が大
きいため、塗工量の変化が大きく、一定塗工量
（固形分）に管理する為に塗工液濃度を変化させ
る必要があり、かつグラビアロールの寿命も短か
く、再度彫刻する頻度が多くなる。それに比べ、
ナイロン12ブレードではその頻度が非常に小さ
く、作業性、経済性に優れている。 更に詳しく説明すると、ブレードとしては耐溶
剤性があり、適度の耐摩耗性及び適度の弾性力が
必要である。 このような見地から、本考案者等らはナイロン
についても種々検討した結果、表−１に示すよう
な結論を得た。すなわち、ナイロンの中でもナイ
ロン12あるいはナイロン11が、ブレードの材質と
して優れていることを見出し、本考案に到つた。 なお、表−１中、各特性の測定は以下のような
方法で行つた。 耐溶剤性…… 各種溶剤（アルコール類、ケトン
類、エステル類）に浸漬させ、変形
度合を観察した。 【表】
第１図は本考案のブレードを用いたグラビアコ
ーターの断面図の一例である。第２図はブレード
部の断面図である。第３図は金属製ブレード及び
ナイロン12製ブレードを用いた場合の経時的塗工
量変化を示したものである。 図中の記号は、１：ブレード、２：ブレードホ
ルダー、３：金属ブレードを用いた場合の塗工量
変化、４：ナイロン12ブレードを用いた場合の塗
工量変化、５：被塗工フイルム。
ーターの断面図の一例である。第２図はブレード
部の断面図である。第３図は金属製ブレード及び
ナイロン12製ブレードを用いた場合の経時的塗工
量変化を示したものである。 図中の記号は、１：ブレード、２：ブレードホ
ルダー、３：金属ブレードを用いた場合の塗工量
変化、４：ナイロン12ブレードを用いた場合の塗
工量変化、５：被塗工フイルム。
Claims (1)
- ナイロン12あるいはナイロン11よりなるロール
コーター用ブレード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9568980U JPS6238780Y2 (ja) | 1980-07-07 | 1980-07-07 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9568980U JPS6238780Y2 (ja) | 1980-07-07 | 1980-07-07 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5721067U JPS5721067U (ja) | 1982-02-03 |
| JPS6238780Y2 true JPS6238780Y2 (ja) | 1987-10-02 |
Family
ID=29457554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9568980U Expired JPS6238780Y2 (ja) | 1980-07-07 | 1980-07-07 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6238780Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-07-07 JP JP9568980U patent/JPS6238780Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5721067U (ja) | 1982-02-03 |
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