JPS6238191Y2 - - Google Patents

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JPS6238191Y2
JPS6238191Y2 JP1977147643U JP14764377U JPS6238191Y2 JP S6238191 Y2 JPS6238191 Y2 JP S6238191Y2 JP 1977147643 U JP1977147643 U JP 1977147643U JP 14764377 U JP14764377 U JP 14764377U JP S6238191 Y2 JPS6238191 Y2 JP S6238191Y2
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JP
Japan
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cylinder
inner cylinder
combustion chamber
combustion
buff
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JP1977147643U
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JPS5473553U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、給湯・暖房等に使用される温水ボイ
ラーに関するもので、より詳しくは、内筒と外筒
とから成る罐体を形成し、該罐体の内筒と外筒と
の間に水槽を、また内筒の内側下部に燃焼室をそ
れぞれ形成し、この燃焼室の上部には高温燃焼ガ
スと内筒との接触による伝熱を助長するバツフル
体を設け、内筒を介して水槽内の温水を加熱生成
するようにした温水ボイラーに関し、その目的は
バーナーの熱出力の割に燃焼室を広くとれて良好
かつ安定した燃焼状態が得られると共に、バーナ
ー等による騒音を低減し得るようにすることにあ
る。
従来、この種の温水ボイラーにおいては、例え
ばASHRAE GUIDE AND DATA BOOK,
EQUIPMENT編1969年版CHAPTER 26 328頁右
欄に記載され、第5図に示す如く、内筒aと外筒
bとから成る罐体cの前記内筒aに、バツフル体
dの複数枚のバツフルプレートe……を螺旋状に
形成すると共に、前記バツフル体dを前記内筒a
に挿設したものが示されており、また、実開昭50
−93656号公報には、第6図に示す如く、内筒a
と外筒bとから成る罐体cにバツフルプレートg
……を複数枚階段状に配設したものが示されてい
る。
ところが、これら従来例の温水ボイラーによれ
ば、内筒に挿設したバツフル体の占める空間だけ
燃焼室が狭められることになり、換言すれば、罐
体を大型化しない限り、バーナー出力に対する燃
焼室容積を大きくとることが出来ず、不良燃焼、
騒音発生等の問題が生じるのであつた。
即ち、バーナーの熱出力の割に燃焼室が小さい
と未燃焼分と空気との接触が十分に行なわれない
ため燃焼が不良になるばかりでなく、燃焼ガスに
より燃焼室の圧力が不当に高くなるので、給気用
フアンの静圧が高まり、フアン音が増大してバー
ナー騒音の一因となるのである。
本考案の目的は、罐体を大型化しなくとも燃焼
室容積を大きくとれ、バーナーを良好かつ、安定
した状態で燃焼させられ、しかも騒音も低減で
き、その上熱効率のよい温水ボイラーを提供する
点にある。
本考案の構成は、内筒と外筒とから成る罐体を
形成し、該罐体の内筒と外筒との間に水槽を、ま
た内筒の下部に燃焼室をそれぞれ設け、この燃焼
室の上部に、下面を開口し、外径を前記内筒の内
径よりやゝ小さくした蓋付筒体から成るバツフル
体を取付け、該バツフル体の胴部に複数個の通気
孔を設けると共に、前記バツフル体の上方に、該
バツフル体に連続させて筒状の吸音筒を設け、前
記バツフル体及び吸音筒と、前記内筒との間に燃
焼ガスの第1、第2環状通路を形成したのであ
る。
しかして、前記バツフル体が内筒内に占める空
間を燃焼室の一部として有効に利用できるから、
燃焼を安定させられると共に、燃焼音を低減でき
るのであり、その上、前記吸音筒を前記バツフル
体の上方に連続して設けたから、前記吸音筒によ
り燃焼音を一層消音できるのみならず、バツフル
体と内筒との間の第1環状通路に吹き出された燃
焼ガスをそのまゝ第2環状通路における内筒に沿
つて上昇させられ、この結果、前記内筒の伝熱面
積をより有効に活用できるのである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
Aは温水ボイラーの罐体、Bはケーシング、C
は排気筒トツプである。前記罐体Aは、内筒1と
外筒2とから成る二重筒構造を有し、内外筒1,
2間には水槽3がを形されている。4は、水槽3
への給水管接続口を示し、5は湯の取り出し管を
示す。6は罐体Aの下部側面に設けた焚口であ
り、該焚口6には風洞61を介して油等を燃料と
するバーナー7が挿設されている。この風洞61
には、フアンハウジング8が連設され、このフア
ンハウジング8にはシロツコ型の給気用フアンF
が内装され、ハウジング8外にはフアン駆動用モ
ータMが付設されている。
前記ケーシングBは、底フレーム9とその周囲
四辺に立設した側板10ならびに天板11によつ
て形成されている。天板11は側板10の上部外
側に着脱自由に嵌合しており、側板10のうち、
前側板10aは他の側板10部分に対して着脱自
由に取付けられている。前側板10aの左右両縁
部は第2図面に示すようにチヤンネル状に折曲げ
加工されており、前側板10a下端縁と底フレー
ム9前縁との間及び前側板10a上端縁と天板1
1前縁との間にはそれぞれ燃焼用空気の吸込口1
2a,12bが形成されている。13は前記吸込
口12aからの外部風による雨水の吸込み等を防
止する止水板であり、底フレーム9上に取付けら
れている。また、天板11には、前側板10a側
程高くなるような排水勾配をもたせるようにして
いると共に、前側板10aよりもやゝ前方に位置
させた天板11前縁の垂下がり板部11aを天板
11後縁側の垂下がり板部よりも長めに形成して
前記吸入口12bからの雨水の吸込みを防止する
ように構成してある。
又前記罐体Aの内部は次のように構成されてい
る。
即ち、前記内筒1の内側下部には前記バーナー
7の燃焼室14が形成され、該燃焼室14の上部
にはバツフル体15を設けている。更に、このバ
ツフル体15の上方に、該バツフル体15と連続
して筒状の吸音筒16を一体的にしている。ま
た、この吸音筒16は内筒1上部に載架した遮閉
板17に、該遮閉板17に取付けた周方向複数本
の支持板18を介して着脱自由に支持されてお
り、バツフル体15の清掃に当つては遮閉板17
を持上げることによつて吸音筒16及びバツフル
体15を一体的に内筒1から抜取れるように構成
されている。
前記バツフル体15は図示のように下面を開口
した蓋15a付きの円筒状筒体15bから形成さ
れ、バツフル体15の胴部、つまり筒体15bの
側壁部には周方向複数個の通気孔19……が上下
2段に形成されていて、バツフル体15の胴部外
周面と内筒1内周面との間に環状の第1環状通路
20が形成されている。またバツフル体15の下
端には、内筒1の内径よりも数ミリメートル小さ
い外径となる環状の膨出部15cを形成してい
る。前記吸音筒16は、バツフル体15に嵌合さ
せ、かつ、ビス止め、溶接等適当な手段によりバ
ツフル体15に固着した円筒体16aとその外周
に取付けた吸音材16bとからを形成されてい
て、吸音材16b外周面と内筒1内周面との間
に、前記第1環状通路20に連なる環状の第2環
状通路21が形成されている。前記遮閉板17の
中央部には、吸音筒16の内径よりも小径で、か
つ、下部開口を前記吸音筒16の上部開口近くに
位置させた筒体22が貫通状に固着されており、
該筒体22によつて通気路23が形成されてい
る。このように、遮閉板17の通気路23を形成
する筒体22が吸音筒16よりも小径であり、か
つこの筒体22の下部開口部が吸音筒16の上部
開口部近くにまで垂下させた場合、運転停止時に
おける放熱ロスを抑制することができる。即ち、
バーナー7の燃焼を停止すると、水槽3内に貯溜
された湯によつて内筒1に接触する空気が加熱さ
れ、密度差によるドラフト作用が生じて外部の冷
気が罐体A内に流入するが、内筒1に沿つて上昇
した暖かい空気が筒体22外周部に滞留し、その
結果ドラフト作用による放熱ロス(湯温の低下)
が抑制されるのである。図示しないが、筒体22
の下端側を延長して、外周筒体22の下部開口部
を吸音筒16の上部開口部内に位置させれば、上
記の効果が一層顕著である。
また遮閉板17の上部には通気路23の開口面
積よりも広い吸音箱24が取付けられており、吸
音箱24内には通気路23の上部と対向する位置
に吸音板25が設けられている。この吸音板25
は、適当な支持片(図示せず)を介して吸音箱2
4に支持された金属板25aとその下面に取付け
た吸音材25bとから構成されるものであり、吸
音材25bの取付けは、第4図に示すように上端
に金属板25aの上面に対する係合部25cをも
つた針金25dを金属板25a及び吸音材25b
及び押え金25eに貫通し、この状態で該針金d
下端を折り曲げて吸音材25b下面を係止するこ
とによつて行なわれるようになつている。
前記排気筒トツプCは、接続用の排気筒26と
上下に開口した大径排気筒27ならびに該排気筒
27に挿設した風向板28等によつて形成される
もので、前記風向板28は、接続用排気筒26よ
りも大径の円錐状の板と逆円錐状の板とを接合す
ることによつて形成されており、この接合部には
円錐状の板上面を流下する雨水が逆円錐状の板を
伝つて接続用排気筒26内に落下することを防止
するための水初リング29が設けられている。
尚、第1図中、破線矢印は燃焼用空気の流れを
示し、実線矢印は燃焼ガスの流れを示している。
上記の構成によれば、バツフル体15の内部が
燃焼室14の一部として利用されるため罐体Aの
寸法の割りに、バーナー7の出力に対する実質的
な燃焼室14容積が大きく、良好かつ安定しした
燃焼状態が得られ、燃焼室14の圧力上昇も抑制
されるため、給気用フアンFの静圧が不当に増大
せず、バーナー音が低減されるのである。
また、バツフル体15が蓋付筒体15bによつ
て形成されているため、高温燃焼ガスは、バツフ
ル体15胴部の通気孔19を経て内筒1の内周面
に沿つて流れることになり、しかもバツフル体1
5の上部に吸音筒16が位置するため、バツフル
体15外周の第1環状通路20を流れる高温燃焼
ガスは、そのまま吸音筒16外周の第2環状通路
を流通して、内筒1に沿つて上昇することにな
る。
従つて、内筒1の伝熱面積が有効に活用されて
高温燃焼ガスとの接触による伝熱が十分に行なわ
れ、熱貫流率が上昇し、かつバーナー音、燃焼ガ
ス通過音も低減されるのである。
尚、上記の実施例では、バツフル体15におけ
る筒体15bが上下全長に亘つて均一な直径の円
筒状に形成されているが、通気孔19が上下2段
に設けられていると、第1環状通路20における
燃焼ガスの流量は上方に至る程増大し、これに伴
なつて流通抵抗も大きくなるので、燃焼ガスの流
速をほぼ一定になるように通路体15bを上端側
程小径になるように形成することにより流通増に
よる流通抵抗の増大を低減すべく構成して実施し
てもよい。
また、通気孔19は筒体15bの半径方向に開
口したものであつてもよいが、例えば筒体15b
の打抜き加工等により通気孔19を該筒体15b
の接線方向に開口させて通気孔19を出た燃焼ガ
スが筒体15bの周囲で旋回しつつ上昇するよう
に構成すれば、内筒1内面との接触による伝熱が
一層効率よく行なわれるものである。
以上のように、本考案は、燃焼室の上部に、下
面を開口した蓋付筒体から成るバツフル体を取り
付け、該バツフル体の胴部に複数個の通気孔を設
けると共に、前記バツフル体の上方に、該バツフ
ル体に連続する吸音筒を設けたから、バツフル体
の内部が燃焼室の一部として利用でき、かつ、燃
焼ガスがバツフル体に設けた複数個の通気孔を介
して内筒側に吹出されて燃焼ガスと水槽内の水と
の有効な熱交換を行なうことが出来ることにな
り、罐体を大型化しなくても、バーナー出力に対
する燃焼室容積を大きくとれ、この結果、安定し
た燃焼状態が得られ、かつ、燃焼室が実質的に拡
大されるために燃焼室の内圧を低く出来、騒音の
低減も計れるのであり、しかも、熱交換を良好と
することができるのである。その上、前記バツフ
ル体により第1環状通路に吹出された燃焼ガス
が、そのまゝ吸音筒と内筒とにより形成される前
記第2環状通路へと流出するので、前記内筒の伝
熱面積を更に有効に利用できると共に消音でき、
しかも、前記バツフル体と吸音筒とを連続して設
置したからスペース的にも無駄がないのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る温水ボイラーの実施態様を
例示し、第1図縦断側面図、第2図は燃焼用空気
の吸込口を示すケーシングの横断正面図、第3図
は罐体の横断面図、第4図は吸音材の取付断面
図、第5図は従来例を示す一部切欠正面図、第6
図は他の従来例を示す縦断面斜視図である。 1……内筒、2……外筒、3……水槽、14…
…燃焼室、15……バツフル体、16……吸音
筒、19……通気孔、20……第1環状通路、2
1……第2環状通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内筒1と外筒2とから成る罐体を形成し、該罐
    体の内筒1と外筒2との間に水槽3を、また内筒
    1の下部に燃焼室14をそれぞれ設け、この燃焼
    室14の上部に、下面を開口し、外径を前記内筒
    1の内径よりやゝ小さくした蓋付筒体から成るバ
    ツフル体15を取付け、該バツフル体15の胴部
    に複数個の通気孔19を設けると共に、前記バツ
    フル体15の上方に、該バツフル体15に連続さ
    せて筒状の吸音筒16を設け、前記バツフル体1
    5及び吸音筒16と、前記内筒1との間に燃焼ガ
    スの第1、2環状通路20,21を形成したこと
    を特徴とする温水ボイラー。
JP1977147643U 1977-11-02 1977-11-02 Expired JPS6238191Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977147643U JPS6238191Y2 (ja) 1977-11-02 1977-11-02

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JP1977147643U JPS6238191Y2 (ja) 1977-11-02 1977-11-02

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Publication Number Publication Date
JPS5473553U JPS5473553U (ja) 1979-05-25
JPS6238191Y2 true JPS6238191Y2 (ja) 1987-09-30

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ID=29129292

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JP1977147643U Expired JPS6238191Y2 (ja) 1977-11-02 1977-11-02

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