JPS6237639Y2 - - Google Patents

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JPS6237639Y2
JPS6237639Y2 JP9763883U JP9763883U JPS6237639Y2 JP S6237639 Y2 JPS6237639 Y2 JP S6237639Y2 JP 9763883 U JP9763883 U JP 9763883U JP 9763883 U JP9763883 U JP 9763883U JP S6237639 Y2 JPS6237639 Y2 JP S6237639Y2
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JP
Japan
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belt
sand belt
grinding
pad
sand
Prior art date
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JP9763883U
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JPS6053469U (ja
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  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、家具その他の木工部材の凹凸表面
を有する木材素地の研削加工に使用する新規な構
造のエンドレスサンドベルトに関するものであ
る。
近年、木工機械の進展はめざましく、複雑な曲
面をもつ材料表面の最終的な整滑作業さえも、各
種の機能を有する研削機械によつてなし得られる
ようになり、木工作業の能率も一段と向上してき
ていることは周知の通りである。この研削機械
(ベルトサンダー)による研削整滑(サンデイン
グ)は、この考案の実施例を示した第2図からも
理解できるように、研削機械に備えられた数個の
プーリーaにサンドベルト1を巻回して高速走行
させ、そのベルトの裏面を、予め面型加工された
被研削材bの曲面cに、その雌形曲面dをもつパ
ツド(プラテン)eで押し付け乍ら研削する、所
謂プラテン研削方式が多く採用されている。
ところで、従来のプラテン研削方式による整滑
程度は、被研削材の曲面が複雑であればあるほど
面粗度が荒くかつ不均一なものとなりがちであつ
た。その原因は、研削機械自体というよりもむし
ろ研削工具すなわちサンドベルトの構造にあると
いうべきであつた。従来のサンドベルトは、第4
図に例示したように、表面に硬い砥粒を密着させ
た中硬質の単面無垢の研磨紙布から成るものであ
つて、複雑な曲面に沿うに十分な可撓性を有する
ものという訳にはいかなかつたため、高速走行す
るサンドベルトfがパツドg(またはe)により
局部的にかつ瞬間的に圧縮と引張との複合された
屈曲作用をおこすことが困難で、パツドの曲面形
状になじみにくく、その結果ベルト表面に多数の
皺h,h……が発生し、材料i表面の整滑程度は
著しく劣悪なものとなり、到底研削加工の目的を
達しがたいものであつた。このように、従来にお
ける木材の研削整滑作業は、研削機械の進展によ
り研削加工自体の能力は向上しているものの、肝
心な研削工具であるサンドベルトの開発改良が立
ち遅れ、材料表面を滑らかにかつ均一に仕上げる
べき整滑能力がそれに追従できない状況にあつ
た。
この考案は、そのような従前までの実情に対処
すべく研究改良したものであつて、その構成の詳
細を以下において、この考案の実施例を示す添付
図面と共に説明する。
この考案のエンドレスサンドベルトは、第1図
に示したこの考案の代表的な実施例による全体斜
視図からも理解できるように、サンドベルト1の
全周面2に亘るベルト幅3の巾方向両端部を除く
中間巾位置4に、適宜一定間隔5をおいて断続的
に続く切裂部6,6……を形成したものである。
切裂部6は、サンドベルト1に十分な可撓性を付
与してパツド形状になじみ易くするためのもの
で、サンドベルト1の表裏両面に貫通したもので
なければならない。この切裂部6の方向は、サン
ドベルト1のパツドに対するなじみ易さ、材料表
面に対する研削性(快削性・仕上げ性)、砥粒の
耐消耗性等からして、図面に示す実施例に代表さ
れるような斜め幅方向に形成するようにするのが
最も好都合であり、その角度はサンドベルト1の
回転速度や回転方向、あるいはベルト巾その他被
研削材の材質や曲面形状等各種要素を勘案した上
最適なものが選択されなければならない。また、
切裂部6の間隔5は、被研削材の曲面形状ならび
にその複雑さに応じて適宜間隔のものが選択され
なければならない外、切裂部6の長さは被研削材
曲面あるいはベルト幅3の大きさに応じて適宜に
形成されるのが好ましい。なお、図示にはしてい
ないが、此の切裂部6,6……は、規則的に斜設
するだけではなく、千鳥状に配したり、切裂部6
個々の切裂形状を変えたり、その他各種変更が可
能であることは勿論である。
この考案のエンドレスサンドベルトの代表的な
使用例としては、第2図および第3図に示す通
り、何れもプロフイルサンダーに使用した例とし
て、固定式のパツドeを用いて単一材bの外側曲
面cを研削整滑する場合(第2図参照)や、回転
式のパツドgを用いて枠物iの内側曲面jを研削
整滑する場合(第3図参照)などがある。ここ
で、エンドレスサンドベルトとパツドg,eとの
関係について説明すると、サンドベルト1は、パ
ツドg,eにより被研削材i,b側に突き出され
てベルト方向に引張されるため、パツドとその近
傍におけるサンドベルト1の切裂部6,6……が
切裂口6aを開き、各間隔5間のベルト面が夫々
独立した動きを可能とする状態になる。従つて、
サンドベルト1は、パツドから受ける圧縮と引張
との複合された外力に対し、本来発生すべき皺を
切裂部6の切裂口6aによつて全て吸収し、同じ
ベルトの巾方向両端縁に影響されることなく自由
な屈曲作用をおこすことが可能となる。この結
果、サンドベルト1の周面2は、パツドの曲面形
状にしつくりとなじみつつ、皺のない状態で円滑
に高速走行する研削加工工程を実現する。
叙上の通り、この考案のエンドレスサンドベル
トは、ベルト全周面に亘つて形成した切裂部6,
6……により、当該ベルトが十分な可撓性を有
し、自由な屈曲作用をなし、パツドの複雑な曲面
形状にもしつくりとなじむため、被研削材のもつ
複雑な曲面を滑らかにかつ均一にしかも正確に研
削整滑することができる。しかも、このエンドレ
スサンドベルトの製造は、従前までのサンドベル
トに切裂部形成加工を施すだけの簡単な方法で実
現できるため、経済的にも何等従来品に比較して
高価なものとなる虞れもなく、しかも、その耐久
性の点においても、巾方向両側縁が存在すること
により従来品に対して遜色のないものとなる。
このように、この考案のエンドレスサンドベル
トは、進展する研削機械に相応しいサンドベルト
を提供し、木材研削整滑作業の質的向上ひいては
加工効率に極めて大きく貢献するものといえよ
う。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案によるエンドレスサンドベ
ルトの代表的な実施例を示した全体斜視図、第2
図は、その使用状態を示した説明図、第3図は、
同じく他の使用状態を示した要部拡大斜視図、第
4図は、従来における使用状態を示した前記第3
図に相当する斜視図である。 1……サンドベルト、2……ベルト全周面、3
……ベルト幅、4……ベルト幅の中間巾位置、5
……切裂部6,6間の間隔、6……切裂部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベルト巾方向両端縁を除く中間巾位置に、適宜
    一定間隔おいて断続的に連続する切裂部をベルト
    全周面に亘つて形成して成るエンドレスサンドベ
    ルト。
JP9763883U 1983-06-23 1983-06-23 エンドレスサンドベルト Granted JPS6053469U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9763883U JPS6053469U (ja) 1983-06-23 1983-06-23 エンドレスサンドベルト

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JP9763883U JPS6053469U (ja) 1983-06-23 1983-06-23 エンドレスサンドベルト

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Publication Number Publication Date
JPS6053469U JPS6053469U (ja) 1985-04-15
JPS6237639Y2 true JPS6237639Y2 (ja) 1987-09-25

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ID=30232159

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JP9763883U Granted JPS6053469U (ja) 1983-06-23 1983-06-23 エンドレスサンドベルト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102729160B (zh) * 2011-03-30 2014-12-24 深圳市汉通实业有限公司 一种插片式柔性研磨带

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Publication number Publication date
JPS6053469U (ja) 1985-04-15

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