JPS6237534A - Vベルト伝動装置 - Google Patents

Vベルト伝動装置

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JPS6237534A
JPS6237534A JP17408985A JP17408985A JPS6237534A JP S6237534 A JPS6237534 A JP S6237534A JP 17408985 A JP17408985 A JP 17408985A JP 17408985 A JP17408985 A JP 17408985A JP S6237534 A JPS6237534 A JP S6237534A
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JP
Japan
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belt
metallic
groove
surface hardness
shaped metal
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Application number
JP17408985A
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English (en)
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JPH0559286B2 (ja
Inventor
Torao Hattori
服部 虎男
Minoru Nishimura
西村 實
Masaki Goto
雅樹 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukui Shintaa Kk
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Fukui Shintaa Kk
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fukui Shintaa Kk, Honda Motor Co Ltd filed Critical Fukui Shintaa Kk
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Publication of JPS6237534A publication Critical patent/JPS6237534A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両用無段変速橢等に使用されるVベルト伝
動装置に関する。
(従来の技術) 本願出願人は、先にこの種装置として、帯板の複数枚を
積層して成る無端状の金属■ベルトに、V形金属部材の
多数個を該V形金属部材に形成した外向ぎに開口する凹
溝に該金属ベルトを挿入した状態で該金属ベルトの長手
方向に連設配置して■ベルトを構成し、これを駆f)J
側と被動側の■プーリ間に張設して動力伝達を行なうよ
うにしたものを提案した。
(発明が解決しようどする問題点) 上記装置では、VプーリへのV形金属部材の圧入反力に
より該金属部材が凹溝の底面において金属ベルトの内面
に圧接し、該ベルトが該金属部材と一体的に■プーリの
回りを回転して動力が伝達されるが、金属ベルトを構成
する各帯板間及び金属ベルトとV形金属部材間には回転
半径差に基く速度差があって、■ベル1−がVプーリの
回りの回転運動域からVプーリ間の直線運!71域に移
行する際、V形金属部材の凹溝側面に各帯板の側面が摺
接し、その摩耗を生じて金属ベルトの耐久性が低下する
問題がある。
即ち、ベルトに要求される引張強度、靭性、疲労強度等
の特性に優れた帯板材料として、析出硬化型マルデン(
ナイト系ステンレス鋼やマルエージング鋼があるが、こ
れら鋼の時効処理後の硬度は前者で480〜540 H
V、後者で480〜700Hv程度であるのに対し、V
形金属部材は浸炭鋼や軸受鋼等の表面硬度が660〜8
00Hv程度と高く得られる材料で形成されるを一般と
づるため、V形金属部材の凹溝側面と各帯板の側面との
1習接により、硬度の低い帯板側面の摩耗を生じてしま
うのである。
本発明は、かかる問題点を解決し、金属ベルトの耐久性
を向上させたVベルト伝動装置を促供することをその目
的とする。
く問題点を解決するための手段) 本発明では、上記目的を達成すべく、帯板の複数枚を積
層して成る無端状の金属ベルトに、V形金局部材の多数
個を該V形金属部材に形成した外向きに開口する凹溝に
該金属ベルトを挿入した状態で該金属ベルトの長手方向
に連設配置してVベルトを構成し、これを駆動側と被動
側の■プーリ間に張設して動力伝達を行く≧うようにし
たものにおいて、該金属ベル1〜をM4成する帯板の側
面硬度と該V形金属部月の該凹溝の表面硬度とを略等し
くしたことを特徴とする。
(実施例) 本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1乃至第3図を参照して、(1)は駆動側のVプーリ
を示し、該ブーリフ1)と図示しない被動側のVプーリ
との間にVベルト〈2)を張設して動力伝達を行なうよ
うにし、ここで該Vベルト(2)は、帯板(3a)の複
数枚を積層して成る無端状の金属ベルト(3)に、該プ
ーリ(1)の■溝(1a)に接触する横方向両側の傾斜
面(4a)(4a)を有するV形金属部材(4)の多数
個を該多金属部材(4)に形成した外向きに間口する凹
溝(5)に該金属ベルト(3)を挿入した状態で該金属
ベルト(3)の長手方向に連設配置し、更に該多金属部
材(4)の相互間に該金属ベルト(3)の内方に位置し
てばね作用を有する中空ローラ(6)を各介挿すると共
に、咳凹溝(5)に該金属ベルト(3)の外面外側に位
置するストッパ部材(7)を設けて、該多金属部材(4
)を内方に失止めして成るものとし、該多金属部材(4
)が該プーリ(1)のV溝(1a)に圧入されて該プー
リ(1)と一体に回転するどき、該多金属部材(4)が
その横側の傾斜面(4a)を介して作用する外向きの圧
入反力により凹溝(5)の底面において該金属ベルト(
3)の内面に強く圧接され、該金属ベルト(3〉が該多
金属部材(4)を介して該プーリ(1)と一体に回転し
、該金属ベルト(3)に引張り力が作用されて被動側の
Vプーリに動力が伝達されるようにした。
ここで本発明によれば、該金属ベルト(3)を構成する
前記帯板(3a)の側面硬度と前記凹溝(5)の表面硬
度とを略等しくするもので、実施例では、帯板(3a)
の材質を析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼を時
効処理したもの、又はマルエージング鋼を時効処理した
ものにすると共に、V形金属部材(4)を鉄系焼結合金
製で且つ凹溝(5)の表面硬度が480〜750Hvに
なるように浸炭焼戻し処理したものに構成した。
これを更に詳述するに、析出硬化型マルテンナイト系ス
テンレス鋼の時効処理後の硬度は、下記第1表に示すよ
うに冷間圧延率に応じ480〜530 Hvの範囲で決
まり、又マルエージング鋼の時効処理後の硬度は下記第
2表に示すように鋼種に応じ480〜700Hvの範囲
で決まる。
又、鉄系焼結合金たるSMF5種(鉄−炭素−銅−ニッ
ケル系)の例えばS M F 5020材を密度7.0
g/criで焼結して浸炭処理した素材を2時間焼戻し
処理したときの焼戻し温度と硬度の関係は下記第3表の
通りであり、焼戻し温度の設定で硬度を大l」に可変調
整できる。
ここで、金属ベルト(3)の時効処理後の帯板(3a)
の硬度は上記の如く材質や圧延率によって決まるから、
それに合わせてV形金属部材(4)の焼戻し温度を設定
すれば、凹溝(5)の表面硬度を帯板(3a)の側面硬
度に近い値にすることができる。
尚、■形金属部材(4)を焼結合金製とすることは、凹
F? (5)や中空ローラ(6)の凹入受面を有する図
示の如き複雑な形状のV形金属部材(4〉も容易に成形
できる点で有利である。
(作 用) 金属ベルト(3)とV形金属部材(4)との相対的な横
方向への動きで金属ベルト(3)を構成する各帯板(3
a)の側面とV形金属部材(4)に形成した凹溝(5〉
の側面とが当接し、Vベルト(2)が■プーリ(1)の
回りの回転運動域から直線運動域に移行する際に、上述
の(発明が解決しようとする問題点)の項で説明したよ
うに回転半径差に基く速度差によって帯板(3a)の側
面と凹溝(5)の側面との間で擦り合いを生ずることが
あるが、本発明では帯板(3a)の側面硬度と凹溝(5
)の表面硬度とが略等しいため帯板(3a)の側面摩耗
は極めて少なくなり、金属ベルト(3)の耐久性が向上
される。
ここで帯板(3a)の材料として上記実施例で用いた析
出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼やマルエージン
グ鋼は、炭素の含有率が極めて小さく、そのため耐摩耗
性の良くない材料であるが、ベルトに要求される靭性等
の特性は優れており、この特性を活かしながら耐摩耗性
を向上ざぜる手段として、上記実施例のようにV形金属
部材(4)の凹溝(5)の表面硬度を帯板(3a)の硬
度に合わせることは極めて有効である。
尚、V形金属部材(4)を従来の如く浸炭鋼や軸受鋼等
の表面硬度の高い材料で形成し、金属ベルト(3)に窒
化処理等の特別の硬化処理を施してその硬度を凹溝(5
)の表面硬度に合わせることも考えられるが、金属ベル
ト(3)は0.1〜O,zs程度の薄肉の帯板(3a)
を複数枚積層した構造であるため、硬化処理が面倒でコ
スト高になる不具合がある。
(発明の効果) 以上の如く本発明によるときは、金属ベルトを構成する
帯板の側面硬度とV形金属部材に形成する凹溝の表面硬
度とを略等しくするもので、帯板側面の凹溝との擦り合
いによる摩耗が減少されて、金属ベルトの耐久性が向上
される効果を有する。
又、実施例の如く、鉄系焼結合金製のV形金属部材を浸
炭焼戻し処理して凹!1I11の表面硬度を帯板の側面
硬度に合わせるようにすれば、耐摩耗性は低いがベルト
に要求される靭性等の特性に優れた材料で帯板を形成し
て、これを単に時硬処理するだけで、この材料の特性を
活かしながら金属ベルトの耐摩耗性を向上でき、金属ベ
ルトの特別な硬化処理が不要となり、コスト的にも有利
である効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一例の部分数断側面図、第2図は
その平面図、第3図は第1図の■−■線截断正面図であ
る。 (1)・・・■プーリ     (2)・・・Vベルト
(3)・・・金属ベルト   (3a)・・・帯板(4
)・・・V形金属部材   (5)・・・凹溝外2る

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、帯板の複数枚を積層して成る無端状の金属ベルトに
    、V形金属部材の多数個を該V形金属部材に形成した外
    向きに開口する凹溝に該金属ベルトを挿入した状態で該
    金属ベルトの長手方向に連設配置してVベルトを構成し
    、これを駆動側と被動側のVプーリ間に張設して動力伝
    達を行なうようにしたものにおいて、該金属ベルトを構
    成する帯板の側面硬度と該V形金属部材の該凹溝の表面
    硬度とを略等しくしたことを特徴とするVベルト伝動装
    置。 2、該帯板の材質を析出硬化型マルテンサイト系ステン
    レス鋼を時効処理したもの、又はマルエージング鋼を時
    効処理したものにすると共に、該V形金属部材を鉄系焼
    結合金製で且つ凹溝の表面硬度が480〜750Hvに
    なるように浸炭焼戻し処理したものに構成することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のVベルト伝動装置
JP17408985A 1985-08-09 1985-08-09 Vベルト伝動装置 Granted JPS6237534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17408985A JPS6237534A (ja) 1985-08-09 1985-08-09 Vベルト伝動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17408985A JPS6237534A (ja) 1985-08-09 1985-08-09 Vベルト伝動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6237534A true JPS6237534A (ja) 1987-02-18
JPH0559286B2 JPH0559286B2 (ja) 1993-08-30

Family

ID=15972455

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JP17408985A Granted JPS6237534A (ja) 1985-08-09 1985-08-09 Vベルト伝動装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102016348A (zh) * 2008-04-28 2011-04-13 罗伯特·博世有限公司 传动带环部件和制造方法及其马氏体时效钢基材

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5765246U (ja) * 1980-10-06 1982-04-19

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5765246U (ja) * 1980-10-06 1982-04-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102016348A (zh) * 2008-04-28 2011-04-13 罗伯特·博世有限公司 传动带环部件和制造方法及其马氏体时效钢基材

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JPH0559286B2 (ja) 1993-08-30

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