JPS6237132B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は、走行する糸条に仮撚を付与すること
を目的とする外接型摩擦仮撚装置に関するもので
あり、特に合成繊維の延伸仮撚において、高速で
の耐久性に優れ、しかも高品質の加工糸を得るた
めの摩擦仮撚装置に関する。 一般に合成繊維に仮撚を付与する手段に関して
は、様々な装置が提案されてきているが、外接型
摩擦仮撚装置は特に半延伸糸を延伸と同時に仮撚
加工する延伸仮撚加工法において、加工速度を高
速化できることから最近著しく使用例が増加して
いる。それ故、かかる外接型摩擦仮撚装置を構成
する摩擦円板の組合せ方、材質にも、たとえば上
下に一枚ずつ金属梨地製の摩擦円板を用いると
か、ソリツドセラミツク、セラミツクコーテイン
グ、もしくはダイアモンドコーテイングなど耐摩
耗性に優れた材質とするなど様々の配慮が加えら
れてきいている。 しかしながら、これらの改良を加えた外接型摩
擦仮撚装置においても、糸条の仮撚加工速度を
400m/min以上の高速とした場合には、それ以下
の加工速度の場合の摩擦円板の構成と同じ構成で
は、十分な撚が付与できず、さらに摩擦円板の材
質がポリウレタンゴムなどの高分子化合物である
場合には、摩擦円板の摩耗により、その耐用期間
が著しく短くなる。一方、摩擦円板がソリツドセ
ラミツクの如き、耐摩耗性に優れた材質で構成さ
れる場合にはポリウレタンゴム製に比べて撚掛効
率が低いこともさることながら糸表面の損傷が大
きく、得られた加工糸の糸質が劣るばかりでな
く、毛羽の発生が多いという欠点を有していた。 また、上記ポリウレタンゴムなどの高分子化合
物を主として摩擦円板の材質として構成する場
合、糸条の走行を安定にし、前記ポリウレタンゴ
ム製摩擦円板の摩耗をおさえるという見地より糸
条入口部より２枚以上の摩擦円板を金属梨地製も
しくは、粗度1S以下のソリツドセラミツク製と
する方法も考えられているが、このような材質に
よる構成を採用したとしても600m/min以上の高
速で仮撚加工をするとたとえ摩擦円板表面を走行
する糸条の糸道が安定している条件をとつてもポ
リウレタンゴム製摩擦円板の摩耗が低速加工時に
比べ著しく早く生じる欠点があつた。 ところで、仮撚加工速度を高速化するに従い、
ある一定の撚レベルを保つためには、摩擦円板の
枚数を増やす必要がでてくる。 さらに、低速加工時と同じ条件設定では摩擦円
板群内での糸条の走行が不安定となり、張力変動
が起こり、未解撚、毛羽の発生、さらには糸切れ
が生じるがこれを解決するためには、摩擦円板群
内での糸条張力を高くすることが必要となる。 一方、糸条入口部でのポリウレタンゴム製摩擦
円板の摩耗は、その摩擦円板上で急激に撚が加え
られることにより摩擦円板上にトルクがかかるこ
とに起因すると考えられ、同じく糸条出口部での
摩擦円板の摩耗はその摩擦円板上の糸離れ点で撚
が解撚され、先のトルクとは逆向きのトルクがそ
の摩擦円板上に加わることに起因すると思われ
る。これらの力は、仮撚加工張力を高くすること
により、一層強く加わるようになることから、仮
撚加工速度を高速化することは、ポリウレタンゴ
ム製摩擦円板の摩耗を一層激しくする結果とな
る。 本発明の目的は、この撚数の減少という問題並
びに糸条の安定走行とポリウレタンゴム製摩擦円
板の摩耗という二律背反する問題を同時に解消し
た外接型摩擦仮撚装置を提供するものである。 すなわち、本発明は複数本の軸をもつ外接型摩
擦仮撚装置において、糸条入口部および糸条出口
部の各々１枚の摩擦円板を金属梨地製、あるいは
粗度1S以下なるソリツドセラミツク製とし、上
記２枚の摩擦円板の間にあるｎ枚の摩擦円板のう
ち糸条入口部に近い方のｍ枚および糸条出口部に
最も近い１枚を粗度2S以上6S以下のソリツドセ
ラミツク製とし、残りのｎ―（ｍ＋１）枚の摩擦
円板を粗度5S以下のポリウレタン製とし、かつ
ｎ、ｍが、ｎ≧６、１≦ｍ≦ｎ／２（ｎ、ｍは整
数）の範囲を満足する摩擦仮撚装置である。 さらに本発明を図面を用いて詳細に説明する。 第１図は、本発明の仮撚装置の一例を示す正面
図である。仮撚装置のブラケツト２０に３つの軸
１，２，３をほぼ正三角形の頂点に位置するよう
に設ける。各軸の下端にはプーリー１４，１５，
１６，１７が各々設けてあり、軸２の下端の駆動
プーリー１９が駆動ベルト１８の動きに応じての
回転をプーリー１５，１６に伝え、その回転がタ
イミングベルトで接続されたプーリー１４，１７
に伝達され、軸１，２，３が同方向に同速度で回
転する。この軸１，２，３には、たとえば第１図
の如く、各々摩擦円板４〜１３が互いに重なり合
い、交差する形で配されている。これら摩擦円板
のうち、糸条入口部の摩擦円板４では糸条Ｙと摩
擦円板の交差角を望ましい角度に規制することが
難しく、この部分に実質的に施撚効果をもつ材質
の摩擦円板をおくことは、毛羽、断糸を多発させ
る原因となる。 また、同じく摩擦円板１３においても施撚効果
をもつ材質の摩擦円板とすると、解撚点が不安定
となることから未解撚を多発させる原因となる。
それ故、摩擦円板４，１３には実質的に施撚効果
を有さない摩擦円板を配することが必要となる。
耐摩耗性および糸離れ性の点から摩擦円板４，１
３は金属梨地製もしくは、粗度1S以下のソリツ
ドセラミツク製とすることが必要である。 次に摩擦円板４と１３の間にあるｎ枚の摩擦円
板（第１図ではｎ＝８）のうち、糸条入口部より
１枚以上ｎ／２枚以下、および糸条出口部に最も
近い１枚、すなわち第１図に例示された摩擦円板
においては、５と１２もしくは５，６と１２、も
しくは５，６，７と１２、もしくは５，６，７，
８と１２の摩擦円板を粗度2S以上6S以下のソリ
ツドセラミツク製とすることにより糸条入口部お
よび糸条出口部で発生するトルクによる摩擦円板
の摩耗を防止出来る。 なお、高い撚掛効率を保ち、走行を安定にし、
かつ良好な糸質の加工糸を得るためには、上記セ
ラミツク製円板の枚数を２枚以上ｎ／３枚以下と
することがより好ましい。 糸条入口部よび出口部に配したこれらｍ＋１枚
のソリツドセラミツク製摩擦円板は、ポリウレタ
ン製の円板の摩耗を防止するという目的だけから
考えると他の耐摩耗性の材質、たとえばダイアモ
ンドコーテイング、セラミツクフレームプレーテ
イングなどにおきかえることも出来るが、これら
の材質の摩擦円板を用いた場合には、白粉、毛羽
の多発、加工糸強伸度の低下をもたらし、本発明
の目的とする良好な糸質を得ることができない。 この糸条入口部におかれたｍ枚のソリツドセラ
ミツク製摩擦円板につづくｎ―（ｍ＋１）枚の摩
擦円板には、施撚効果が大きく糸に与える損傷の
少ない粗度5S以下のポリウレタン製摩擦円板を
用いる。これらの摩擦円板に糸条が導かれる際に
は、それより上部に配したソリツドセラミツク製
円板にて既に走行は安定しており、また撚数も既
にある程度のレベルに達しているため、該円板に
かかるトルクは非常に小さいものとなる。 糸条がポリウレタン製摩擦円板でより高いレベ
ルの撚数を付与した後、該円板より出てゆく際に
もまだ撚は解撚されていないため、これら摩擦円
板上で大きなトルクはかからない。 したがつて、これらのポリウレタン製の円板の
摩耗は仮撚加工張力を高くしてもさほど激しくな
ることはない。 また、これらｎ―（ｍ＋１）枚のポリウレタン
製摩擦円板はより高い撚レベルを保つためには必
要不可欠である。 本発明は、上述の如く構成されており、従来知
られていた糸条入口部と出口部に１枚ずつの金属
製摩擦円板を置き、その間にポリウレタン製摩操
円板を配した仮撚装置に比べると毛羽、糸質はほ
ぼ同等のものが得られた。しかも本発明は加撚張
力の変動や高速仮撚加工時の摩擦円板の摩耗を緩
和することができ、摩擦円板の交換周期を大巾に
延長するとが可能となつた。 また、上記構成の改良型である糸条入口部の数
枚の円板を金属性とするような構成を有する従来
装置に比べると、本発明は摩擦円板の枚数は変ら
ないが、施撚効果を有する摩擦円板の枚数が増加
したことから高い撚数を与え、しかも張力変動も
小さい。 さらに近年特に高速加工における摩擦円板の摩
耗を防止する目的で多く用いられてきている全円
板をソリツドセラミツクの材質で構成する装置と
比べると、本発明は撚効率がはるかに高く、また
毛羽が少なく強伸度や捲縮特性の優れた良好な加
工糸が得られる。 なお、本発明における摩擦円板は円板全体が規
定する材質からなつていてもよいし、糸条が摩擦
接触する部分のみ規定の材質のものを埋込んでも
よく、またコーテイングしてもよい。 また、本発明が適用可能な仮撚装置の軸は２〜
４本が好ましいが、３本の軸を有する場合顕著な
効果を示す。 以上に示したように、本発明による摩擦円板の
構成を用いることにより、従来から用いられてい
る種々の材質の摩擦円板の構成に比べ高速加工時
に於ける安定した操業性と均一な加工糸物性を同
時に満足させることが可能となる。 以下実施例にて説明する。 実施例 １ 全部で10枚の摩擦円板よりなる第１図の如き３
本の軸を有する摩擦仮撚装置を用い、金属梨地製
の摩擦円板、粗度3Sのソリツドセラミツク製の
摩擦円板並びに粗度1.5Sのポリウレタン製摩擦円
板を各々第１表に示すような構成とし、紡糸速度
3500m/minで得られたポリエステル半延伸糸を
供給糸とし、前記摩擦仮撚装置、2m長のヒータ
ーおよび1m長の水冷式冷却板をそなえた通常の
延伸仮撚装置で加工速度600m/minで延伸仮撚加
工し、150デニール48フイラメントの仮撚加工糸
を得、撚数、強度、伸度、毛羽数を調べた。その
結果を第１表に示す。 The present invention relates to a circumscribed friction false twisting device for the purpose of imparting false twist to running threads, and particularly in drawing false twisting of synthetic fibers, it has excellent durability at high speeds and high quality. This invention relates to a friction false twisting device for obtaining textured yarn. In general, various devices have been proposed as a means of imparting false twist to synthetic fibers, but the circumscribed friction false twisting device is particularly effective in the draw false twisting method in which semi-drawn yarn is simultaneously stretched and false twisted. Recently, the number of uses has increased significantly due to the ability to increase processing speed. Therefore, the combination and material of the friction disks constituting such a circumscribed friction false twisting device may be changed, for example, by using two metal satin friction disks at the top and bottom, solid ceramic, ceramic coating, or diamond. Various considerations have been made, such as using materials with excellent wear resistance such as coatings. However, even with these improved circumferential friction false twisting devices, the yarn false twisting speed cannot be increased.
When processing at a high speed of 400 m/min or higher, the same friction disk configuration as used at lower processing speeds will not provide sufficient twist, and the material of the friction disk may be of high quality such as polyurethane rubber. In the case of molecular compounds, wear of the friction discs significantly shortens their service life. On the other hand, if the friction disk is made of a material with excellent wear resistance, such as solid ceramic, the twisting efficiency is lower than that of polyurethane rubber, and the yarn surface is more likely to be damaged. Not only was the quality of the processed yarn inferior, but it also had the disadvantage of being prone to fluff. In addition, when a polymer compound such as the polyurethane rubber mentioned above is mainly used as the material of the friction disk, from the viewpoint of stabilizing the running of the yarn and suppressing the wear of the polyurethane rubber friction disk, two sheets are inserted from the yarn entrance part. It has also been considered to make the friction disks made of satin metal or solid ceramic with a roughness of 1S or less, but even if such materials were used, they would not be able to be false-twisted at high speeds of 600 m/min or more. When processing, even under conditions where the thread path of the yarn running on the surface of the friction disk is stable, there is a drawback that the polyurethane rubber friction disk wears out much faster than during low-speed processing. By the way, as the false twisting speed increases,
In order to maintain a certain level of twist, it becomes necessary to increase the number of friction discs. Furthermore, if the same conditions are set as during low-speed processing, the running of the yarn within the friction disk group becomes unstable, causing tension fluctuations, resulting in untwisting, fuzzing, and even yarn breakage, but this problem can be solved. In order to achieve this, it is necessary to increase the yarn tension within the group of friction disks. On the other hand, the wear of the polyurethane rubber friction disk at the yarn entrance is thought to be due to torque being applied to the friction disk due to sudden twisting on the friction disk. The wear of the friction disk at the exit section is thought to be due to untwisting at the yarn separation point on the friction disk and the application of torque in the opposite direction to the previous torque on the friction disk. These forces will become stronger as the false-twisting tension increases, so increasing the false-twisting speed will result in more severe wear on the polyurethane rubber friction disc. . The object of the present invention is to provide a circumscribed friction false twisting device that solves the problem of reducing the number of twists and the contradictory problems of stable yarn running and wear of polyurethane rubber friction disks. That is, the present invention provides a circumscribed friction false twisting device having a plurality of shafts, in which each of the friction disks at the yarn inlet and yarn outlet is made of satin metal or solid ceramic with a roughness of 1S or less. Of the n friction disks between the above two friction disks, m of the friction disks closest to the yarn entrance and the one closest to the yarn exit are made of solid material with a roughness of 2S or more and 6S or less. It is made of ceramic, and the remaining n-(m+1) friction disks are made of polyurethane with a roughness of 5S or less, and n and m are n≧6, 1≦m≦n/2 (n and m are integers). This is a friction false twisting device that satisfies the following range. Further, the present invention will be explained in detail using the drawings. FIG. 1 is a front view showing an example of a false twisting device of the present invention. Three shafts 1, 2, and 3 are provided on a bracket 20 of a false twisting device so as to be located at approximately the vertices of an equilateral triangle. At the bottom end of each shaft are pulleys 14, 15,
The drive pulley 19 at the lower end of the shaft 2 transmits rotation according to the movement of the drive belt 18 to the pulleys 15 and 16, and the rotation is transmitted to the pulleys 14 and 17 connected by a timing belt.
The shafts 1, 2, and 3 rotate in the same direction and at the same speed. Friction disks 4 to 13 are arranged on the shafts 1, 2, and 3 so as to overlap and cross each other, as shown in FIG. 1, for example. Among these friction disks, it is difficult to regulate the intersecting angle between the yarn Y and the friction disk to a desired angle in the friction disk 4 at the yarn entrance, and this portion is made of a material that has a substantial twisting effect. Placing a friction disk causes frequent fuzzing and yarn breakage. Similarly, if the friction disk 13 is made of a material that has a twisting effect, the untwisting point will be unstable, which will cause untwisted parts to occur frequently.
Therefore, it is necessary to provide the friction disks 4, 13 with friction disks that do not substantially have a twisting effect.
Friction discs 4, 1 from the viewpoint of wear resistance and thread separation properties
3 must be made of metal satin or solid ceramic with a roughness of 1S or less. Next, among the n friction disks (n=8 in Fig. 1) located between the friction disks 4 and 13, one to n/2 disks from the yarn entrance, and one to n/2 from the yarn exit. In the closest one, that is, the friction disk illustrated in FIG.
By making the friction discs 8 and 12 made of solid ceramic with a roughness of 2S or more and 6S or less, it is possible to prevent wear of the friction discs due to the torque generated at the yarn entrance and yarn exit. In addition, maintaining high twisting efficiency and stable running,
In order to obtain a processed yarn with good quality, it is more preferable that the number of ceramic discs be 2 or more and n/3 or less. These (m+1) solid ceramic friction disks arranged at the yarn inlet and outlet sections may be made of other wear-resistant materials, such as diamond coating, from the sole purpose of preventing wear of the polyurethane disks. , ceramic frame plating, etc. can be used instead, but when friction discs made of these materials are used, white powder, fluffing occurs frequently, and the strength and elongation of processed yarn decreases, resulting in poor quality, which is the objective of the present invention. It is not possible to obtain a good thread quality. The n-(m+1) friction disks that follow the m solid ceramic friction disks placed at the yarn entrance have a roughness of 5S or less, which has a large twisting effect and causes little damage to the yarn. A polyurethane friction disc is used. When the yarn is guided by these friction disks, the solid ceramic disk placed above it has already stabilized the yarn, and the number of twists has already reached a certain level. , the torque applied to the disk becomes very small. After the yarn has been given a higher level of twist on the polyurethane friction disks, it has not yet been untwisted when it leaves the disk, so no large torque is applied on these friction disks. . Therefore, the wear of these polyurethane discs does not become too severe even when the false twisting tension is increased. Furthermore, these n-(m+1) polyurethane friction disks are essential in order to maintain a higher twist level. The present invention is constructed as described above, and is a conventional false twisting method in which one metal friction disk is placed at the yarn entrance and the yarn exit, and a polyurethane friction disk is placed between them. Compared to the device, almost the same fluff and thread quality were obtained. Furthermore, the present invention can alleviate fluctuations in the twisting tension and wear of the friction disks during high-speed false twisting, making it possible to significantly extend the replacement cycle of the friction disks. In addition, compared to the conventional device which is an improved version of the above structure and has a structure in which several disks at the yarn entrance are made of metal, the present invention has the same number of friction disks, but the twisting Since the number of effective friction disks has increased, a high number of twists can be achieved, and tension fluctuations are also small. Furthermore, compared to devices in which all disks are made of solid ceramic material, which has been widely used in recent years to prevent wear of friction disks especially during high-speed machining, the twisting efficiency of the present invention is much higher. A good processed yarn with less fuzz and excellent strength and elongation and crimp properties can be obtained. The entire friction disk of the present invention may be made of a specified material, or only the portion where the threads come into frictional contact may be made of a specified material, or may be coated. Furthermore, the axis of the false twisting device to which the present invention is applicable is 2 to 2.
Although four axes are preferred, having three axes provides a significant effect. As shown above, by using the friction disk configuration according to the present invention, stable operability and uniform machining can be achieved during high-speed machining compared to conventional friction disk configurations made of various materials. It becomes possible to satisfy the yarn physical properties at the same time. This will be explained below using examples. Example 1 3 as shown in Figure 1, consisting of a total of 10 friction disks.
Using a friction false-twisting device with a book shaft, friction disks made of satin metal, friction disks made of solid ceramic with a roughness of 3S, and friction disks made of polyurethane with a roughness of 1.5S are shown in Table 1. The configuration is as follows, and the spinning speed is
The polyester semi-drawn yarn obtained at 3500 m/min was used as the feed yarn, and the processing speed was 600 m/min using a normal drawn false twisting device equipped with the friction false twisting device, a 2 m long heater, and a 1 m long water-cooled cooling plate. A 150-denier 48 filament false-twisted yarn was obtained by drawing and false-twisting, and the number of twists, strength, elongation, and number of fuzz were examined. The results are shown in Table 1.

【表】 実験No.１、２、６および７は本発明の効果を明
確にするための比較例である。 これらの結果によれば、実験No.２で示した構成
では、糸質面では一応満足できるものの解撚張力
の変動が大きいことから未解撚撚数のバラツキと
なるし、また実験No.１、２ではポリウレタンゴム
製の摩擦円板の交換周期が短く、生産条件として
は採用できない。 一方、実験No.６、７で示した構成では、撚数、
強度、伸度が低く、毛羽数も多いこてから良好な
仮撚加工糸は得られない。これらの比較例に対し
て本発明の実験No.３、４および５は糸質的に優れ
ているばかりでなく、ポリウレタンゴム製の摩擦
円板の交換周期も従来に比べ、2.5〜３倍程度延
長可能となつた。 実施例 ２ 全部で10枚からなる第１図の如き３本の軸を有
する摩擦仮撚装置において摩擦円板の４，１３を
金属梨地製、７〜１１を粗度1.5Sのポリウレタン
製とした。 そして、摩擦円板５，６，１２に配したソリツ
ドセラミツク製の摩擦円板の粗度を第２表のよう
に種々変更して延伸仮撚加工した。加工速度は、
600m/min。紡速3500m/minで得られたポリエス
テル半延伸糸を供給糸とし、150デニール48フイ
ラメントの仮撚加工糸を得た。その結果を第２表
に示す。[Table] Experiments Nos. 1, 2, 6 and 7 are comparative examples for clarifying the effects of the present invention. According to these results, although the configuration shown in Experiment No. 2 is somewhat satisfactory in terms of yarn quality, the large fluctuations in untwisted tension result in variations in the number of untwisted strands. In , 2, the replacement cycle of the polyurethane rubber friction disk is short and cannot be adopted as a production condition. On the other hand, in the configurations shown in Experiment Nos. 6 and 7, the number of twists,
A good false twisted yarn cannot be obtained from a trowel that has low strength, low elongation, and a large number of fuzz. Compared to these comparative examples, Experiment Nos. 3, 4, and 5 of the present invention not only have superior thread quality, but also have polyurethane rubber friction discs replaced about 2.5 to 3 times as often as before. It became possible to extend it. Example 2 In a friction false twisting device having three shafts as shown in Fig. 1, consisting of 10 sheets in total, friction disks 4 and 13 were made of satin metal, and friction disks 7 to 11 were made of polyurethane with a roughness of 1.5S. . Then, the roughness of the friction disks made of solid ceramic arranged on the friction disks 5, 6, and 12 was varied as shown in Table 2, and stretching and false twisting was performed. The processing speed is
600m/min. A polyester semi-drawn yarn obtained at a spinning speed of 3500 m/min was used as a supplied yarn to obtain a false twisted yarn of 150 denier and 48 filaments. The results are shown in Table 2.

【表】 実験No.８、11は本発明の効果を明確にするため
の比較例である。 第２表での実撚数と毛羽数の結果によれば実験
No.８のように粗度を1Sとすると実撚数が低下
し、逆に実験No.11のように粗度を6S以上とする
と毛羽の発生が多くなり、いずれの場合も良好な
加工糸とはならなかつた。 実験No.９、10は本発明の範囲内であり、良好な
加工糸が得られた。 実施例 ３ 全部で10枚からなる第１図の如き３本の軸を有
する摩擦仮撚装置において円板４，１３を金属梨
地製、７，８，９，１０，１１を粗度1.5Sのポリ
ウレタン製とし、５，６，１２をソリツドセラミ
ツク（粗度3S）、ダイヤモンドコーテイング（粗
度1.8S）セラミツクフレームおよびプレーテイン
グ（粗度5.5S）の３種類に変えた以外は実施例１
と同じ条件で延伸仮撚加工した。 その結果を第３表に示す。[Table] Experiments No. 8 and 11 are comparative examples for clarifying the effects of the present invention. According to the results of the actual number of twists and number of fuzz in Table 2, the experiment
When the roughness is set to 1S as in No. 8, the actual number of twists decreases, and conversely, when the roughness is set to 6S or more as in Experiment No. 11, fluffing increases, and in both cases, the processed yarn is good. It didn't happen. Experiment Nos. 9 and 10 were within the scope of the present invention, and good processed yarns were obtained. Example 3 In a friction false twisting device having three shafts as shown in Fig. 1, which consists of 10 sheets in total, the disks 4 and 13 are made of satin metal, and the disks 7, 8, 9, 10, and 11 are made of metal with a roughness of 1.5S. Example 1 except that it was made of polyurethane and 5, 6, and 12 were changed to three types: solid ceramic (roughness 3S), diamond coating (roughness 1.8S) ceramic frame, and plating (roughness 5.5S).
Stretching and false twisting were carried out under the same conditions as above. The results are shown in Table 3.

【表】 実験No.12、13は本発明の効果を明確にするため
の比較例である。 第３表の結果によれば、５，６，１２の材質を
ダイヤモンドコーテイング、セラミツクフレーム
プレーテイングにした場合、耐摩耗性の点からは
ソリツドセラミツクと大差ないと考えられるが、
強、伸度が低く毛羽が多発し、白粉の発生も多い
ため本発明の目的には適さない。これらに対し本
発明の実施例であるソリツドセラミツクを用いた
場合には、強度、伸度が高く毛羽、白粉が少ない
良好な仮撚加工糸が得られた。[Table] Experiments No. 12 and 13 are comparative examples for clarifying the effects of the present invention. According to the results in Table 3, when materials 5, 6, and 12 are made of diamond coating or ceramic frame plating, it is thought that there is not much difference from solid ceramic in terms of wear resistance.
It is not suitable for the purpose of the present invention because it has low strength and elongation, produces a lot of fuzz, and produces a lot of white powder. On the other hand, when the solid ceramic according to the present invention was used, a good false twisted yarn with high strength and elongation and little fuzz and white powder was obtained.

【図面の簡単な説明】[Brief explanation of the drawing]

第１図は本発明の仮撚装置の一例示す正面図で
ある。 １〜３：軸、４〜１３：摩擦円板、Ｙ：糸条。 FIG. 1 is a front view showing an example of the false twisting device of the present invention. 1 to 3: shaft, 4 to 13: friction disk, Y: thread.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 １ 複数本の軸をもつ外接型摩擦仮撚装置におい
て、糸条入口部および糸条出口部の各１枚の摩擦
円板を金属梨地製、あるいは粗度1S以下なるソ
リツドセラミツク製とし、上記２枚の摩擦円板の
間にあるｎ枚の摩擦円板のうち糸条入口部に近い
方のｍ枚、および糸条出口部に最も近い１枚を、
粗度2S以上、6S以下のソリツドセラミツク製と
し、残りのｎ―（ｍ＋１）枚の摩擦円板を粗度
5S以下のポリウレタンゴム製とし、かつｎ、ｍ
が下記の範囲を満足することを特徴とする摩擦仮
撚装置。 ｎ≧６、１≦ｍ≦ｎ／２ （ｎ、ｍは整数）[Scope of Claims] 1. In a circumscribed friction false twisting device having a plurality of shafts, each of the friction disks at the yarn inlet and yarn outlet are made of satin metal or a sled material with a roughness of 1S or less. Made of Tsudo Ceramic, among the n friction disks located between the two friction disks, the m disks closest to the yarn inlet and the one closest to the yarn outlet,
Made of solid ceramic with a roughness of 2S or more and 6S or less, the remaining n-(m+1) friction disks have a roughness of 2S or more and 6S or less.
Made of polyurethane rubber of 5S or less, and n, m
A friction false twisting device characterized in that satisfies the following range. n≧6, 1≦m≦n/2 (n, m are integers)